ザビ家
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ザビ家(The Zabi Family)とは、『機動戦士ガンダム』においてジオン公国の中枢を担う一家。デギン・ソド・ザビを長とする。
デギンの長男ギレン・ザビがザビ家によるジオン公国独裁を進めたことで、ジオンの遺児であるキャスバル・レム・ダイクン(シャア・アズナブル)の復讐を招くこととなった。一年戦争終結時にはデギン、ギレン、ドズル、キシリア、ガルマら表舞台にいたザビ家の人間は軒並み死亡している。ドズルの娘ミネバが生き残ったことでアクシズ(のちネオ・ジオン)にその名を利用され、第1次ネオ・ジオン抗争を引き起こすこととなった。
『第3次スーパーロボット大戦』では、ビアン博士亡き後のDCの中核となる。
『第4次スーパーロボット大戦』におけるクワトロの演説にて、ジオン・ズム・ダイクン亡き後、彼の後釜として「ビアン博士の右腕」となり、地球統一の強行策を後押ししたことが明らかとなる。
主な人物
- デギン・ソド・ザビ
- ザビ家の当主。62歳。ジオン公国公王。ジオン・ズム・ダイクンの死後、ジオン共和国をジオン公国に改め独裁体制を敷いたが、その後実質的に隠居した状態。末子ガルマを溺愛。
- ギレン・ザビ
- デギンの長男。35歳。ジオン公国総帥。ジオン軍大将。ジオン公国の事実上の最高指導者。弁舌に長ける。
- サスロ・ザビ
- デギンの次男。没年齢不詳。軍には属さずマスコミ工作を得意とする。ジオン・ズム・ダイクンの死後からしばらくして暗殺される。
- 『THE ORIGIN』で初めて人物像が明確となり、普段から気性の荒い激情家である一方、自分の感情に素直で表裏の無い人物として描かれた。
- ドズル・ザビ
- デギンの三男。28歳。ジオン軍中将。ジオン公国軍宇宙攻撃軍司令。政治には疎く、末弟ガルマを溺愛。
- キシリア・ザビ
- デギンの長女。24歳。ジオン軍少将。ジオン公国軍突撃機動軍司令。ギレンとは政治的に、ドズルとは軍事的に対立。
- ガルマ・ザビ
- デギンの四男。20歳。ジオン軍大佐。ジオン公国軍地球方面軍司令だが、実質的には北アメリカ方面軍にしか指揮権が及ばなかった。
- ゼナ・ザビ
- ドズルの妻。ソロモン戦役の時に逃れるものの、心労によるものか程なくして病没する。
- ミネバ・ラオ・ザビ
- ドズルの一人娘。ソロモン戦役の時に逃れ、小惑星アクシズで育つ。ザビ家直系の唯一の生き残りであるため、ネオ・ジオンの君主として祭り上げられる。
- なお、後年の作品において成長した彼女は、ネオ・ジオン残党軍に身を寄せる事となる[1]。
その他の人物
- グレミー・トト
- 本人はデギンの隠し子と信じており、故にハマーン・カーン支配のネオ・ジオンに反旗を翻す。デギンの人工授精児説、ギレンの人工授精児説などがあり、真実は分からない。
- エルピー・プル、プルツー、プルクローン
- 一説ではグレミーの異母兄妹と言われており、それが事実ならば彼女らもザビ家の血を引くことになる。また、キシリア・ザビのクローンとする説もある。
- ニー・ギーレン、ランス・ギーレン
- ギレン・ザビのクローンとする説も存在する。
余談
- 漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では一家の年齢の底上げが行われ、特にギレン・ドズル・キシリアの3人はアニメ版や小説版よりも10歳程歳をとっている。
- もっとも、45歳に年齢が底上げされたギレンでさえも、現実世界に存在する政治家(特に、指導者層)と比較すると充分「若い」部類に入るのだが。
脚注
- ↑ それとは僅かにズレた年代を舞台にした登場作品群の、いずれでもジオン残党と行動を共にしている。
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