フィル・アッカマンは『∀ガンダム』の登場人物。
概要
ディアナ・カウンター大尉(後に少佐に昇進)。頭部のちょんまげがトレードマーク。
地球側との交渉の席で上官であるアジ大佐が暗殺された為、以降は地球に降下したディアナ・カウンターの指揮を執る。地球人を蛮族とみなしており、武力による制圧を主張し、あくまで平和的な手段を訴えるディアナ・ソレルに対して退陣を要求するまでに至る。
普段は軍司令としての威厳を見せるようにふるまうが、上司と部下以上の関係であるポゥ・エイジの前では不器用な優しさを見せる。ミランやポゥ同様に最終的にはディアナに再度の忠誠を誓い、地球側と協力してギンガナムの部隊と戦った。
なお、クーデター後は大佐に昇進しているが、ディアナ帰還後はクーデターの懲罰人事か少佐に戻っている。
登場作品と役柄
- スーパーロボット大戦α外伝
- 初登場作品。担当声優の小山剛志氏も本作がスパロボシリーズ初参加。最初は敵として登場し、ウォドムやアルマイヤーに乗る。指揮官技能を持つ。後半は仲間になるが、非戦闘要員になる。
- スーパーロボット大戦Z
- 『α外伝』同様、最初は敵として登場。ソレイユやアルマイヤーに乗り、特殊技能に底力や指揮官を持つ。後半は仲間になるが、やはり非戦闘要員。ギンガナム艦隊無き後の月を守っているらしい。
- 条件を満たしているとアキの人間爆弾爆発を阻止するために、ポゥを通して冷凍睡眠装置を提供するという意外な計らいをしてロランたちを驚かせる。
パイロットステータス設定の傾向
- α外伝
- 努力、ド根性、気合、鉄壁、熱血、信頼
- Z
- 不屈、鉄壁、努力、ド根性、必中
- α外伝
- 指揮官L4、援護L2
- Z
- 底力L8、闘争心、指揮官L3
- 命中率+20%
- 『Z』で採用。
人間関係
- ディアナ・ソレル
- 主君。クーデターを起こしたあともその心の底にはディアナへの忠誠が残っていた。
- ポゥ・エイジ
- 部下以上の関係。しかしEDでは…。
- ミラン・レックス
- 共にディアナに反目するが、終盤は結局ディアナに忠誠を誓った。
- テテス・ハレ
- 小説「月に繭 地には果実」では愛人関係。
- アジ
- SRW未登場。上官で前任のディアナ・カウンター総司令。穏健派の筆頭だった彼が暗殺されたことで激怒、地球側への態度を硬化させた。
- イルの長老
- SRW未登場。グエンの臣下で地球側代表の一人。ディアナ・カウンターのノックス攻撃で妻と甥を亡くしており、最初の交渉会見の席でアジを暗殺した。
- ディアナ・カウンター側に非があったといえ、政治の最低限のマナーを無視した彼の行為が地球と月の関係を悪化させる結果となった。
他作品との人間関係
- 神ファミリー
- 『Z』ではスカルムーン連合に襲われたところを彼らに救われており、後にその恩を返すためにポゥを通じて彼らに冷凍睡眠装置を提供している。
名台詞
- 「野蛮人め、血であがなえ。これがイングレッサの総意か!?」
グエン「あがなえと言うなら私を殺れ。しかし、交渉は続けたまえ」
「代償が先だ!!」
- 第4話より。イングレッサとの交渉でアジがイルの長老に殺害された時の会話。
- 3行目の台詞の直後にイルの長老を射殺した。なお、その場にいたハリーも「アジ大佐の命の代償を老躯で支払ったと思うなよ」とグエンに激怒していた。
- 「そのようなお言葉を陛下から、ご命令としていただきたかったのであります、陛下」
- ディアナ帰還後、再び忠誠を誓った際の言葉。彼の念願がかなった瞬間である。
搭乗機体
- ウォドム
- 原作で搭乗した唯一のモビルスーツ。
- ソレイユ
- 艦長はディアナに思えるが、最終決戦で実際に戦闘指揮を執っていたのはフィルである。
- アルマイヤー
- 原作では乗っていない。