概要
ロウ・ギュールの相棒。
ロウが漂流していた宇宙船から回収した人工知能であり、名前の由来はネームプレートから唯一読み取れた「8」から来ている。スーツケースほどの大きさに収まっている。その素性は判然としていないが、非常に高性能(稀に記憶喪失的な挙動を見せたりする程)にもかかわらず、コズミック・イラの世界における一般的な量子コンピュータではない[1]ようである。8の正体に関する考察は、本頁の余談の欄を参照。
モビルスーツのサポートAIの機能を持ち、簡単なモビルスーツの操縦や操縦のサポートを行える。ナチュラル用OSが確立される前でもロウがレッドフレームを巧みに操縦できていたのは8のサポートの賜物。意思疎通はディスプレイ画面に文字等を表示することで行い、ビープ音を鳴らすことはあっても言葉は発しない[2]。また、AIにもかかわらず技術者としての一面もあり、アウトフレーム用の追加装備多数を開発・設計した。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦W
- 初登場作品。ロウの専属サブパイロット。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
パイロットステータスの傾向
- W
- 偵察、加速、必中、狙撃、直撃、脱力
- ロウの手の届かない加速や必中を修得してくれる。
人間関係
- ロウ・ギュール
- 相棒。
- 山吹樹里
- ジャンク屋仲間。
- リーアム・ガーフィールド
- ジャンク屋仲間。
- プロフェッサー
- ジャンク屋仲間。ホームの主。
- ジョージ・グレン(キャプテンG.G.)
- 伝説のファースト・コーディネイター。紆余曲折あってリ・ホームの艦長となる。
- ジェス・リブル
- 『DESTINY ASTRAY』(SRW未参戦)の主人公。一時行動を共にしていた。
- ヴァレリオ・ヴァレリ
- 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY R』(SRW未参戦)に登場するアクタイオン・インダストリー社所属の技術主任。
- 機動兵器搭載用の人工知能の開発・量産を目論んでおり、その実例である8を狙っている。
- 後にの入手に成功するが、「ロウの元に返却する事」を条件に機動兵器搭載用の人工知能である「80」を8に開発させることに成功する。
名(迷)台詞
- 「ビームサーベルを使え!」
- ホームを守る為に飛び出したロウに、このアドバイス。
- 「根性」
- 宇宙基地にて劾と訳合って戦っていたロウ。アストレイレッドフレームのビームライフルは跳ばされ、エネルギーは不足気味でバルカンも弾切れに。そんなの時にロウから「逆転の策は?」と聞かれた8の返答(おまけにメラメラとしたエフェクト入り)である。当然、ロウから「お前は機械か?」と突っ込まれた。
- 余談だが、『W』におけるロウは、精神コマンド「ド根性」を持っている。SRW的には間違いない…とは言えないか。
- 「結論! 新必殺技!」
- ガーベラストレートを「対艦刀」と間違えてエネルギーを送った際に偶然できた(ほとんど事故で下手すれば機体が爆発していた)「光雷球」を解析していたが、上記の一言で片付けた。
搭乗機体
- アストレイレッドフレーム
-
- アストレイレッドフレームF
- アストレイレッドフレームP
- アストレイレッドフレーム・パワードレッド
余談
- ときた版での描写で読めなかったネームプレート「8」の文字が「RX-78」である可能性が示唆されており、8の正体は「ア・バオア・クー脱出の際に放棄されたコアファイターではないか」とも言われている。『∀』で黒歴史の設定が示された後の作品ならではのお遊びだろう。
- ところが、『機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート』収録の『最終兵士』で「同コアファイターが終戦後に回収・保管されていたことになった」ため、上記の説の信憑性は薄くなっている。ただし、(富野由悠季監督の監修を外れている)『スカルハート』以降のクロスボーンガンダムシリーズは、公式とは言い切れない部分もある。
脚注
- ↑ 実際、劇中において量子コンピュータ用ウイルスの影響を全く受けていない。
- ↑ ただし、店頭プロモーション用アニメでは、展開上の都合から台詞を発している。