スモーは『∀ガンダム』の登場メカ。
概要
ディアナ・ソレル親衛隊が使用するモビルスーツ。
機体名であるスモーとは「Strike Unit for Maneuver Operation(機動戦闘ユニット)」の略である。
駆動形式はIFBD、胸部にHPHGCP(螺旋位相型超振動ゲージ場縮退炉)ジェネレーターを備えている。ムーンレィスが開発したモビルスーツの中でも最新鋭にあたる機体であり、その性能は非常に高い。
ハリー・オードが搭乗する金色の隊長機(ゴールドスモー)と、銀色の一般機(シルバースモー)の二種類が存在する。隊長機は頭部パーツと装甲が一般機と異なっており、より高性能な機体となっている[1]。
登場作品と操縦者
- スーパーロボット大戦α外伝
- 初登場作品。「スモー」表記でハリー機と一般機の両方が登場。格闘武器での接近戦を得意とする機体で、ハリー機は武器性能が優れている。機体としては悪くないものの、格闘戦を得意とするMSパイロットが少ないのが難点だろうか。
- なお、敵として登場するのは両機ともルート限定で、ハリー機のみ味方時と異なる性能になっている。
- スーパーロボット大戦Z
- 序盤から敵として登場し、その後、何度かスポット参戦。第46話から正式参戦する。ランドルート第8話および第9話でも参戦するが、こちらは第46話で参戦するものとは別ユニット扱いされていて、改造してもただの無駄遣いになるので注意。
- 移動後攻撃可能なトライチャージ武器が強力な他、IFバンカーは援護攻撃や再攻撃との相性が良い。
- 一般機はゴールドスモーより弱体化している。やはりポゥが乗ってくる。一応、3段階改造が施されているので、小隊員としてはそれなり。
- 第2次スーパーロボット大戦Z(破界篇 / 再世篇)
- 『Z』を踏襲したスペックだが、技が4つから3つに減ったあおりで最大射程が4。最も派手だった「ハンド・ビーム・ガン(連射)」がなくなっているので味気なく、ハリーを使いたい場合でも乗り換えられがち。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- ゴールドスモーのみ、NPCでマップアイコンのみの登場。最終話で地球を守る軍勢にその姿を確認できる。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2019年4月のイベント「交わる水平線、その先に」にてハリー機が実装。大器型SSRディフェンダー。
装備・機能
武装
- ハンドビームガン
- 中~遠距離用のビームガン。
- 『Z』では通常版と移動後使用可能なトライチャージ版がある。
- ヒートファン
- 相撲の行司が持っている軍配に似た形をした格闘武器。ザクのヒートホークのような使い方が基本だが、中央の突起側にエネルギーを集束させることでビームサーベルのような形状にすることも可能である。この点はサザビーのビームトマホークに良く似ている。
- 『X-Ω』では通常攻撃に採用。
- IFバンカー
- 腕部に装着された「Iフィールドジェネレーター」から、IFBDに使うような高密度のIフィールドを放出し、そのまま質量兵器として相手にぶつける。
- なお、Iフィールドジェネレーターはバンカーとしての用途以外に、敵がIFBD機の場合は敵機のIフィールドに干渉させて制御を奪う、などの使い方もできる。
- 『α外伝』ではフィールド放出後、バンカーの名前通りビームの杭で相手を串刺しにする演出もあった。『Z』ではこの演出は無くなったがバリア貫通が追加。
- 『X-Ω』では必殺スキルに採用。
オプション装備
- スカート
- スモー用の空中機動ユニット。腰部左右それぞれに主機1、補機6の計7発からなるジェット・ロケットハイブリッドエンジンから構成される。
- 重力下における長時間の飛行用に用意された装備だが、その大きさからMS戦闘には不向き。
必殺技
- ハンドビームガン(連射)
- 『Z』で採用された技で全体攻撃。技名に反して、スモーの全武装を使ったコンビネーションとなっている。
- 2丁のハンドビームガンを連射しながら突撃→回し蹴りで吹き飛ばし、更にハンドビームガン→一か所にまとまった敵小隊をIFバンカーで薙ぎ払う。
- 剣装備
- 切り払いを発動する。
- Iフィールド
- EN回復(小)
移動タイプ
- 空・陸・ホバー
- 飛行可能。『α外伝』ではホバーも持つが、飛行可能なので影が薄い。
- M
カスタムボーナス
- 特殊能力『EN回復(小)』が『EN回復(中)』に変更
- 『第2次Z破界篇』で採用。
- 『IFバンカー』の攻撃力+400、射程+1、CRT+20
- 『第2次Z再世篇』で採用。
余談
- 当機の発音は「相撲」のそれ(「スモー」ではなく「スモウ」)と同じ。
- ∀ガンダムの没デザイン案が元になっている。ゴールドタイプのみが頭部前面装甲の奥に備える「スカーフェイス」のデザインにその面影が残っている。
- 「スカーフェイス」はスキャニングターレット以外の機能も追加されたために備えられたものとされているが、詳細は不明である[2]。
- 本機の装甲に使用されている「MFEガンディウムFGI複合材」は開発時に想定された機能を発揮できていないが、仮に想定通りの性能を発揮できていれば致命的な損傷とならなかった攻撃は二度と通用しないという装甲を得られていた[2]。
- 隊長機と一般機の仕様や機体色の違いはこの素材の影響によって生じているといった説もある[2]。
商品情報
脚注
資料リンク