ザクレロ
ザクレロ | |
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外国語表記 | Zakrello[1] |
登場作品 | |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 | 宇宙戦用モビルアーマー |
生産形態 | 試作機 |
型式番号 | MA-04X |
全長 | 25 m |
重量 | 185 t |
動力 | 熱核融合炉 |
装甲材質 | 超高張力鋼 |
開発 | MIP社 |
所属 | ジオン公国軍 |
主なパイロット | デミトリー |
概要
巨大な目と口を持つその外見が特徴である。主に高い機動性を活かした一撃離脱戦を主眼に置いて開発されているが、運動性に難があり、途中で開発の放棄が決定。地上で拡散メガ粒子砲のテストに使われた後、宇宙での廃棄が予定されていた。
劇中では、本機のテストパイロットであったデミトリーが上官のトクワンの仇討ちのために独断で出撃。ハヤト・コバヤシのガンタンクと交戦して追い詰めたが、その後、アムロ・レイのガンダム(MAモード)によって撃破された。
TV版のみに登場しており、劇場版では登場しない。また『機動戦士Ζガンダム』では、メッサーラ登場の際の機体識別の際コンピューターに一瞬ザクレロっぽい姿が映っている。
長谷川裕一の短編漫画「バカがボオルでやってくる!」(『機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート』に収録)では、デミトリーの友人であるディックが、死に際に本機の特徴であるその外見が戦闘で有効であると再評価するシーンがあった。
ザクレロで考える『ガンダム』
この様な奇矯な外見の機体が出てくること自体が、放送当時の『機動戦士ガンダム』がかつての所謂スーパーロボットものの作風や世界観になお縛られていたことを証明するものとも考えられる。ロボットものの進化論で言うならば、初代ガンダムがリアルロボット物の「元祖」というよりは、「始祖鳥」に近い作品であることを、この機体は(作中の扱いを考えると二重の意味で)示しているといえる。ただ、『機動戦士ガンダム』で水陸両用モビルスーツが登場するあたりの時期にメ~テレのプロデューサーに「このロボットアニメの視聴率が伸びないのは敵の新メカが毎週、登場しないからだ」と発言された事で「毎週、新しいヤラレメカが登場する形式に方針転換した」とメカニックデザインの大河原氏が証言している。なお富野氏が書いた小説版ガンダムではジオンのモビルスーツ、モビルアーマーはザク、ドム、エルメス、ビグ・ザム程度しか登場しない。
登場作品と操縦者
旧シリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦
- 初登場作品。地上で登場。敵としては珍しく修理装置を持つ。第2次Gでは登場しない。
- PSリメイク版では修理装置が没収されてしまい、単なる雑魚と化した……にも拘わらず、ソロモンなどにわざわざ増援でやって来る。攻略本では「(そのマップのボスである)ヤザンも困ったろう」と敵に同情していた。
- 第3次スーパーロボット大戦
- 原作通り中盤にデミトリーが搭乗するが、中盤の敵としてはかなり弱い。射程も1しかなく、MAにしてはHPや装甲も低い。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- なんとルー・ルカがこれに乗って加入する(木星開拓船団の自衛戦力としてジュピトリスIIに搭載されていたらしい)。改造可能段階が非常に高いため、資金を潤沢に投入すれば無双状態まで持っていくことも可能。格闘武装が最強装備であるので、仲間にいるのならノリス・パッカードを乗せるのが得策。
- 難点は加入が非常に遅い事で、ルート次第ではたったの4話しか使うことができない。現時点で自軍で使用できるのは本作とリメイク版のPORTABLEのみ。
- スーパーロボット大戦A PORTABLE
- 連続ターゲット補正が導入されたので無双し続けるのはやや難しくなったが、相変わらず改造可能段階が高く、フル改造すると十分な働きをしてくれる。
単独作品
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 直接登場はしないが、ケロロ軍曹が「ガンタンクとザクレロが戦う姿を見たかったが、時期的に望み薄」と無念の言葉を漏らす。
関連作品
- ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス
- ザコ敵。ザクレロ改という上位種も登場する。
- リアルロボット戦線
- デミトリー専用機。完全な敵。拡散メガ粒子砲はマップ兵器扱い。地上にも登場する。
- ビグロともども、画集『MS ERA 0001〜0080 ガンダム戦場写真集』でのアレンジされた姿で出演しており、カラーリングは白一色である。
装備・機能
武装・必殺武器
- ヒートナタ
- 両腕に装備されている接近戦用の武装。ヒートホークの技術を応用している。一応ガンダムにかすり傷を与えることはできた。
- 名称はナタ(鉈)となっているが、形状的にはむしろ「鎌」であるため、一部ゲーム作品では実際に鎌と呼ばれているものもある。
- 拡散ビーム砲
- 口吻部に1門内蔵。命中率は高いが射程が短い。連射も可能。
- 4連装ミサイルランチャー
- 両側面に1基ずつ装備。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- M
カスタムボーナス
- 移動タイプ「空」を得る、機体の地形適応「空」をAにする
- 『A PORTABLE』で採用。ミノフスキークラフトを装備せずとも地上マップでも出撃可能になる…が、参戦タイミングの都合上活用できるのは小バームとアクシズのそれぞれ内部マップに限定される。
関連機体・キャラクター
- ブラレロ(SRW未登場)
- ザクレロをベースに開発されたサイコミュ搭載機体。
- レロ・ズール
- ギラ・ズールの下半身にザクレロがくっついたという外見。アンジェロ・ザウパー専用機として扱われた。元々はエイプリルフールで公式Twitterが呟いた嘘ネタ。
- ビルケナウ(SRW未登場)
- ザンスカール帝国のモビルアーマー。ザクレロをベースに開発されたという記録がある。
- ガブレロ(SRW未登場)
- 漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST』(SRW未参戦)にて登場した機体。MS形態がガブスレイ、MA形態がザクレロに変形する。
他作品の関連機体
- 闇の皇帝ジークジオン
- 『SDガンダム外伝』に登場したザクレロをモチーフとしたキャラクターその1。
- まさかのラスボスとして抜擢であるが、某怪獣王のイメージも混ぜられているためパッと見ではザクレロと気付かない。
- ザクレロキャット
- 『SDガンダム外伝』に登場したザクレロをモチーフとしたキャラクターその2。
- 絶滅寸前の弱小モンスターで、他者に虐げられた憎しみをジークジオンに利用され憑依される。
余談
- その見た目からスパロボプレイヤーに機械獣と呼ばれる事も多々あり、マニア人気もそれなりに高い。SDガンダムシリーズではハロと並びマスコット的な扱いも多く、当機をモチーフにした主役級ガンダムやラスボスも存在する。
- 近年ではこの2体を合体させた「ザクレロハロ」なるプラモまで発売された。
- ギャグ漫画『トニーたけざきのガンダム漫画』では、当機を見たシャア・アズナブルが設計者を馬鹿にする発言をしたため、設計者の名によるシャア専用機も登場している(パイロットはなぜかデミトリー)。さらにセイラ・マスは本機を「ジオンのびっくりどっきりメカ」と評した。
- ゲーム『SDガンダム Gジェネレーション』シリーズではより兵器らしいデザインにリファインされた本機が登場することがあるが、これはこれで非常に凶悪な面構えである。
- 漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』ではビグロの代わりに量産され、ソロモンに大量配備されている姿が描かれている。またオデッサ作戦にてマ・クベの命を受けて出撃した、2発の核を搭載した爆撃機のデザインがザクレロに酷似している。
- 左肩に矢が刺さったハートマークが描かれているが、実はデミトリーのパーソナルマークらしく、事実ならファーストで登場した唯一のパーソナルマークとなる。
商品情報
脚注
資料リンク
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