「スーパーロボットスピリッツ」の版間の差分
(→あらすじ ) |
|||
89行目: | 89行目: | ||
:検査室の奥にある、警備兵つきの隔壁が気になるリュウセイ。その中にアヤがいるのではないかとライに話すと、二人で様子を見に行くことになる。リュウセイが開けと念じると隔壁が開き始め、彼自身も驚く。狼狽える警備兵を説き伏せ、中にあるエレベーターで地下に向かう二人。地下にはR-3が懸架されており、その腹部装甲は剥き出しにされ、カプセル内にコードで接続された裸体のアヤが眠っていた。現れたケンゾウに問い質すも答えは得られなかった。 | :検査室の奥にある、警備兵つきの隔壁が気になるリュウセイ。その中にアヤがいるのではないかとライに話すと、二人で様子を見に行くことになる。リュウセイが開けと念じると隔壁が開き始め、彼自身も驚く。狼狽える警備兵を説き伏せ、中にあるエレベーターで地下に向かう二人。地下にはR-3が懸架されており、その腹部装甲は剥き出しにされ、カプセル内にコードで接続された裸体のアヤが眠っていた。現れたケンゾウに問い質すも答えは得られなかった。 | ||
;:5 邂逅 | ;:5 邂逅 | ||
− | :夢の中でリュウセイはアヤと出会う。「THE R-MACHINE LEADS US TO ENEMY…Rマシンは私たちを敵へ導く修羅の機体」と言い、T- | + | :夢の中でリュウセイはアヤと出会う。「THE R-MACHINE LEADS US TO ENEMY…Rマシンは私たちを敵へ導く修羅の機体」と言い、T-LINKシステムを恐るべき装置と呼ぶアヤ。隔壁を開いたのはアヤだったのかと考えるリュウセイ。リュウセイは[[ロバート・H・オオミヤ|ロバート=H=オオミヤ]]に連れられ、R-1を初めて見た日、アヤと出会った時の事を思い出す。アヤは今のリュウセイが念動力者を超え、神に最も近い人間、サイコドライバーに成長しつつあると告げる。ケンゾウはそれらの力は、人間が進化の過程で失われたものだと考え、TーLINKシステムによって回帰させようと考えている。SRXはその力を引き出す媒体に過ぎず、敵を引き寄せ、極限状態に陥らせることで潜在能力を発揮させる機体だった。R-1に乗せたことを許して欲しいとアヤは訴える。 |
:夢から目覚めたリュウセイは机の上の時計に対し、砕けろと念じるが、何も起こらず安心し再度の眠りにつく。しかし朝になるとその時計は跡形もなく消えていた。 | :夢から目覚めたリュウセイは机の上の時計に対し、砕けろと念じるが、何も起こらず安心し再度の眠りにつく。しかし朝になるとその時計は跡形もなく消えていた。 | ||
;:6 オペレーションSRW | ;:6 オペレーションSRW | ||
101行目: | 101行目: | ||
:要塞内部のメギロートを排除するため、ガウン・ジェノサイダーを放つSRX。念動兵器の使用はアヤに激しい頭痛をもたらし、吐血する。ライはT-LINK接続をR-1へ回そうとするが、リュウセイの負担になりたくないアヤに止められる。 | :要塞内部のメギロートを排除するため、ガウン・ジェノサイダーを放つSRX。念動兵器の使用はアヤに激しい頭痛をもたらし、吐血する。ライはT-LINK接続をR-1へ回そうとするが、リュウセイの負担になりたくないアヤに止められる。 | ||
;:10 この星の明日のために | ;:10 この星の明日のために | ||
− | : | + | :傷だらけになりながらSRXは要塞の中枢に到達する。そこは何本もの柱が中心部の白く光る球体に向かっている、胎内のように鼓動する赤黒い巨大な空間であった。アヤが限界を迎え気絶し、T-LINKコネクターと接続したリュウセイに激しい頭痛と呼吸困難が襲う。「う…SRXと一体化するとでも…いうのか…」何者かがリュウセイの頭に侵入して来るのを感じる。戦場、研究室、何かを見上げる人々、幼少時のアヤ、様々な映像がフラッシュバックする。「!!…こ、このぉ…SRX、俺のいうことを聞け…」「…俺はもう…あいつらが泣くのを見たくない…誰も泣かせたくない…お前はそのために造られたんだ…」「お前は…地球を守る…スーパーロボットなんだぞ!!」 |
:リュウセイの中で何かが弾けるとともに頭痛が消え、SRXの目が赤く輝く。ZOソードを掴み、中心へ突進するSRX。液体金属の刃を球体に突き刺し、離脱する。リュウセイが念を放出すると刃はトゲ状に飛び出し、大爆発が起きる。 | :リュウセイの中で何かが弾けるとともに頭痛が消え、SRXの目が赤く輝く。ZOソードを掴み、中心へ突進するSRX。液体金属の刃を球体に突き刺し、離脱する。リュウセイが念を放出すると刃はトゲ状に飛び出し、大爆発が起きる。 | ||
:[[エルザム・V・ブランシュタイン|エルザム=V=ブランシュタイン]]少佐は、要塞から伸びる無数の光の柱と、メギロートの停止を確認する。 | :[[エルザム・V・ブランシュタイン|エルザム=V=ブランシュタイン]]少佐は、要塞から伸びる無数の光の柱と、メギロートの停止を確認する。 |
2023年5月7日 (日) 02:05時点における版
スーパーロボットスピリッツ | |
---|---|
開発元 | VertexEG |
発売元 | バンプレスト |
対応機種 | NINTENDO64 |
プロデューサー | 寺田貴信 |
シナリオ | 寺田貴信 |
キャラクターデザイン | 河野さち子 |
メカニックデザイン |
カトキハジメ バーテックスデザイン部 |
発売日 | 1998年7月17日 |
価格 | 7800円 |
『スーパーロボットスピリッツ』はバンプレストが発売したコンピュータゲーム。
概要
NINTENDO64で発売された、スーパーロボットによる3D対戦格闘ゲーム。
特色は地上と空中の2ラインを自由に行き来できる点。他の2ライン格闘ゲーム同様に戦略性を増しているほか、空中戦が得意なダンバイン、長時間の飛行ができないウォーカーギャリアといったように各機体の特徴の演出にも一役買っている。
機体のサイズは同じくらいに統一されており、本来のサイズ差で考えれば殴り合いなどありえない組み合わせも多い。もっとも、この時代の作品では珍しい事ではなく、こと格闘ゲームの本作では仕方なかったとも言える。
本作以前に発売された『新スーパーロボット大戦』で描かれたバルマー帝国との戦闘が「バルマー戦役」として設定に組み込まれているが、同作品の続編ではない。
本作オリジナルメカのジュデッカ、オリジナルキャラクターのレビ=トーラーは、後に『スーパーロボット大戦α』に登場する。
登場作品(登場メカ)
- 機動武闘伝Gガンダム(シャイニングガンダム / ボスとして登場:マスターガンダム、デビルガンダム (最終形態))
- 聖戦士ダンバイン(ダンバイン)
- 戦闘メカ ザブングル(ウォーカー・ギャリア) - 本ソフト発売時は「スーパーロボット大戦シリーズ」未参戦。後に『α外伝』にて初参戦を果たした。
- 無敵鋼人ダイターン3(ダイターン3)
- 超電磁マシーン ボルテスV(ボルテスV)
- 超獣機神ダンクーガ(ダンクーガ)
- 超機大戦SRX(R-1)
バンプレストオリジナル
登場人物
- リュウセイ=ダテ
- R-1のパイロットととして戦う。
- ライディース=F=ブランシュタイン
- エンディングにのみ登場。
- アヤ=コバヤシ
- 会話シーンにのみ登場。
- レビ=トーラー
- ジュデッカの女性パイロット。
- ジュデッカ=ゴッツォ
- エンディングにのみ登場。
登場メカ
前日譚小説
「電撃 NINTENDO64」では本作の前日譚小説『オペレーションSRW』が連載されており、攻略本「スーパーロボットスピリッツ完全攻略ガイド」(1998年8月発売) にも掲載されている。前述の通り本作は『新』の設定を踏まえて制作されており、『超機大戦SRX』のキャラクターもこれに倣っての登場となっている。
この小説にはSRX計画の主要スタッフであるカーク・ハミルやロバート・H・オオミヤなどが、軍人としてカイ・キタムラやレイカー・ランドルフなど、また文章のみであるものの、軍の主力量産機としてヒュッケバインMk-IIとグルンガスト弐式が初登場しており、『スーパーロボット大戦α ORIGINAL STORY』と共に、その後展開される「スーパーロボット大戦OGシリーズ」の基となった作品である。
あらすじ
- スーパーロボットスピリッツ プレストーリー『オペレーションSRW』
-
- 監修:寺田貴信 / STORY:バンプレスト / ILLUSTRATION:河野さち子
- 『新スーパーロボット大戦』でのバルマー戦役後、SRXは存在を危険視されRマシンは解体、リュウセイは機密保持のために独房へ監禁されていた。11ヶ月後、ラグランジュポイント5に突如として巨大要塞ネビーイームが出現。エアロゲイターと呼称されたその敵勢力は無人兵器メギロートを率いて地球圏へ侵攻を開始した。地球防衛軍はリュウセイの拘禁を解き、軍曹へと降格させたうえで戦線へ復帰させた。
- 1 黄昏の故郷
- 2 月の男
- 3 再開
- 4 赤い修羅
- 5 邂逅
- 6 オペレーションSRW
- 7 R-コンビネイション
- 8 悲しい記憶は刃となる
- 9 ヴァリアブル・フォーメーション
- 10 この星の明日のために
- 11 絶望の宴はもうすぐ始まる
- 12 黒い十字架
商品情報
ゲーム本体 | 攻略本 | サウンドトラック |
---|---|---|
話題まとめ
- この作品のCMソングとして作られた「鋼の魂」は、『スーパーロボット大戦α』以降、バンプレストオリジナルロボット「SRX」のテーマソングとなっている。
|