「地球連邦政府」の版間の差分

提供: スーパーロボット大戦Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
(余談の追記補足等。)
6行目: 6行目:
 
[[宇宙世紀]]を舞台とした『[[ガンダムシリーズ]]』における[[地球]]上の諸国家・地域を統合する政府。
 
[[宇宙世紀]]を舞台とした『[[ガンダムシリーズ]]』における[[地球]]上の諸国家・地域を統合する政府。
  
地球上の人口が爆発的に増加した事による解決策としての「宇宙移民計画」を推進して地球政府としての影響力を高めた。<br />
+
詳細な設定はされていないが、分かる範囲では議会制を敷いており、「連邦最高行政会議」が連邦政府における最高の意思決定機関で、30人の委員長(議長、4人の総務議員、大臣に相当する25人)から構成されている。
詳細な設定はされていないが、分かる範囲では議会制を敷いており、「連邦最高行政会議」が連邦政府における最高の意思決定機関で、30人の委員長(議長、4人の総務議員、大臣に相当する25人)から構成されている。<br />
+
 
しかし、U.C.0050年以降に「宇宙移民計画」はストップし、結果的には地上に残った連邦政府高官などの特権意識が芽生え、[[宇宙]]に住む[[スペースノイド]]との対立が始まることになる。<br />
+
地球連邦政府は、地球上の人口が爆発的に増加した事による解決策としての「宇宙移民計画」を推進して地球政府としての影響力を高めた。しかし、U.C.0050年以降に「宇宙移民計画」がストップし、結果的には地上に残った連邦政府高官などの特権意識が芽生え、地球に住む[[アースノイド]]と[[宇宙]]に住む[[スペースノイド]]との対立の結果、[[一年戦争]]が勃発することになる。
U.C.0087年の[[グリプス戦役]]後は強硬姿勢は鳴りを潜めるものの、寛容さを通り越した日和見主義と弱腰さが蔓延する事になり、[[ネオ・ジオン]]の進出を招いてしまっている。<br />
+
 
 +
[[地球連邦軍]]内の強硬派である軍事組織[[ティターンズ]]が崩壊したU.C.0087年の[[グリプス戦役]]後、強硬姿勢は鳴りを潜めるものの、寛容さを通り越した日和見主義と弱腰さが蔓延する事になり、[[ネオ・ジオン]]の進出を招いてしまっている。
 +
 
 
さらにU.C.0100年以降になるとその傾向はさらに悪化、[[スペースコロニー|コロニー]]の自治すらなし崩し的に実質許容する有様となり、[[クロスボーン・バンガード]]や[[ザンスカール帝国]]への外交的な譲歩は却って地球圏の混乱を煽り、自治を得たコロニー同士が争う「宇宙戦国時代」を招く結果となっている。
 
さらにU.C.0100年以降になるとその傾向はさらに悪化、[[スペースコロニー|コロニー]]の自治すらなし崩し的に実質許容する有様となり、[[クロスボーン・バンガード]]や[[ザンスカール帝国]]への外交的な譲歩は却って地球圏の混乱を煽り、自治を得たコロニー同士が争う「宇宙戦国時代」を招く結果となっている。
  
宇宙世紀の時代においては地球連邦政府にその後も改善の兆しが見られなかったらしく、U.C.218年にはコロニーへの武力制圧を行った事による全面戦争の末に崩壊。地球連邦政府はセツルメント国家議会へと再編されたことが『G-SAVIOUR』の設定で語られている。
+
宇宙世紀の時代においては地球連邦政府にその後も改善の兆しが見られなかったらしく、U.C.0218年にはコロニーへの武力制圧を行った事による全面戦争の末に崩壊。地球連邦政府はセツルメント国家議会へと再編されたことが『G-SAVIOUR』(SRW未参戦)の設定で語られている。
  
 
SRWシリーズでは宇宙世紀を舞台としたガンダムシリーズが参戦している場合は、地球連邦政府が地球上の諸国家・地域を統治していることが多い。
 
SRWシリーズでは宇宙世紀を舞台としたガンダムシリーズが参戦している場合は、地球連邦政府が地球上の諸国家・地域を統治していることが多い。
18行目: 20行目:
 
=== 議会所在地 ===
 
=== 議会所在地 ===
 
;[[ダカール]]⇒[[ラサ]]⇒[[ダカール]]⇒[[アデレード]]⇒[[月]]
 
;[[ダカール]]⇒[[ラサ]]⇒[[ダカール]]⇒[[アデレード]]⇒[[月]]
:『[[機動戦士Ζガンダム]]』の時代ではダカール。『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』ではラサだが、[[シャア・アズナブル|シャア]]による[[フィフス・ルナ]]落下で消滅。そして『[[機動戦士ガンダムUC]]』ではダカールへと再移動。次に『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』ではアデレード。暫くはここに構えるが、U.C.0135年の『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム|機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人]]』以降は月へと拠点を変えた。
+
:『[[機動戦士Ζガンダム]]』の時代ではダカールに連邦議会を置いていた。ここで行われた[[クワトロ・バジーナ]]こと[[シャア・アズナブル]]による[[ダカール演説]]が特に有名。
 +
:『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』の時代ではラサに連邦議会を置いていたが、シャアによる[[フィフス・ルナ]]落下で消滅してしまう。
 +
:『[[機動戦士ガンダムUC]]』の時代ではダカールへと再移動し、次に『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』(SRW未参戦)ではアデレードへと移転する。
 +
:しばらくはアデレードに構えるが、U.C.0135年の『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム|機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人]]』以降は月へと拠点を変えた。
  
 
== 人物 ==
 
== 人物 ==
31行目: 36行目:
 
;[[地球連邦軍]]
 
;[[地球連邦軍]]
 
:地球連邦政府の軍事部門。
 
:地球連邦政府の軍事部門。
<!-- == 話題まとめ == -->
+
 
 +
== 余談 ==
 +
*かつて、「地球連邦政府は[[西暦]]1999年に成立した」という説も存在していたが、'''現在では公式において地球連邦政府の具体的な成立年に関する明言がなされていない。'''
 +
**その理由の一つとして、「現実世界と(宇宙世紀)[[ガンダムシリーズ]]の[[世界観]]設定との間に生じるギャップのすり合わせ作業が大変になった」という事情がある。
 +
***なお、西暦から[[宇宙世紀]]へ変更した年および[[地球連邦軍]]の成立年についても、同様の事が言える。
 
<!-- == 資料リンク == -->
 
<!-- == 資料リンク == -->
 
{{ガンダムシリーズ}}
 
{{ガンダムシリーズ}}

2015年6月17日 (水) 21:16時点における版

地球連邦政府(Earth Federation Government)

※『機動戦士ガンダム00』についての地球連邦政府は地球連邦政府 (00)を参照。
※『OGシリーズ』についての地球連邦政府は地球連邦政府 (OG)を参照。

宇宙世紀を舞台とした『ガンダムシリーズ』における地球上の諸国家・地域を統合する政府。

詳細な設定はされていないが、分かる範囲では議会制を敷いており、「連邦最高行政会議」が連邦政府における最高の意思決定機関で、30人の委員長(議長、4人の総務議員、大臣に相当する25人)から構成されている。

地球連邦政府は、地球上の人口が爆発的に増加した事による解決策としての「宇宙移民計画」を推進して地球政府としての影響力を高めた。しかし、U.C.0050年以降に「宇宙移民計画」がストップし、結果的には地上に残った連邦政府高官などの特権意識が芽生え、地球に住むアースノイド宇宙に住むスペースノイドとの対立の結果、一年戦争が勃発することになる。

地球連邦軍内の強硬派である軍事組織ティターンズが崩壊したU.C.0087年のグリプス戦役後、強硬姿勢は鳴りを潜めるものの、寛容さを通り越した日和見主義と弱腰さが蔓延する事になり、ネオ・ジオンの進出を招いてしまっている。

さらにU.C.0100年以降になるとその傾向はさらに悪化、コロニーの自治すらなし崩し的に実質許容する有様となり、クロスボーン・バンガードザンスカール帝国への外交的な譲歩は却って地球圏の混乱を煽り、自治を得たコロニー同士が争う「宇宙戦国時代」を招く結果となっている。

宇宙世紀の時代においては地球連邦政府にその後も改善の兆しが見られなかったらしく、U.C.0218年にはコロニーへの武力制圧を行った事による全面戦争の末に崩壊。地球連邦政府はセツルメント国家議会へと再編されたことが『G-SAVIOUR』(SRW未参戦)の設定で語られている。

SRWシリーズでは宇宙世紀を舞台としたガンダムシリーズが参戦している場合は、地球連邦政府が地球上の諸国家・地域を統治していることが多い。

議会所在地

ダカールラサダカールアデレード
機動戦士Ζガンダム』の時代ではダカールに連邦議会を置いていた。ここで行われたクワトロ・バジーナことシャア・アズナブルによるダカール演説が特に有名。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の時代ではラサに連邦議会を置いていたが、シャアによるフィフス・ルナ落下で消滅してしまう。
機動戦士ガンダムUC』の時代ではダカールへと再移動し、次に『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』(SRW未参戦)ではアデレードへと移転する。
しばらくはアデレードに構えるが、U.C.0135年の『機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人』以降は月へと拠点を変えた。

人物

ブレックス・フォーラ
連邦政府議員から、軍人へと転進した珍しい例。
アデナウアー・パラヤ
連邦政府の参謀次官。
ジョン・バウアー
連邦政府の高官。ロンド・ベルの創設に関わっている。

関連する用語

地球連邦軍
地球連邦政府の軍事部門。

余談

  • かつて、「地球連邦政府は西暦1999年に成立した」という説も存在していたが、現在では公式において地球連邦政府の具体的な成立年に関する明言がなされていない。
    • その理由の一つとして、「現実世界と(宇宙世紀)ガンダムシリーズ世界観設定との間に生じるギャップのすり合わせ作業が大変になった」という事情がある。