「ガンダムエクシア」の版間の差分

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*[[動力]]:[[GNドライヴ]]  
 
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*エネルギー:[[GN粒子]]
 
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*装甲材質:Eカーボン
 
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*バックアップシステム:[[ヴェーダ]]→独自のバックアップシステム
 
*バックアップシステム:[[ヴェーダ]]→独自のバックアップシステム
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*メカニックデザイン:海老川兼武
 
*メカニックデザイン:海老川兼武
  
ソレスタルビーイングが開発したGNドライヴ搭載型[[モビルスーツ]]。近接戦闘に特化したガンダムであり、全身に計7本もの剣・'''セブンソード'''を装備し、さまざまな剣を扱うため柔軟な運動性能を有する。開発コードネームは「ガンダム・セブンソード」。第2世代機であるガンダムアストレア(SRW未登場)の直系機であるが、特性は異なっている。GNドライヴの恩恵により圧倒的なまでの機動性を発揮し、それが格闘能力の高さにもつながっている。最初の(公然とした)武力介入に用いられた機体であり、ガンダムの存在と力を世界に知らしめるためのプロパガンダ機としての側面を持つ。
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ソレスタルビーイングが開発した[[GNドライヴ]]搭載型[[モビルスーツ]]。近接戦闘に特化したガンダムであり、全身に計7本もの剣・'''セブンソード'''を装備し、さまざまな剣を扱うため柔軟な運動性能を有する。開発コードネームは「ガンダム・セブンソード」。第2世代機であるガンダムアストレア(SRW未登場)の直系機であるが、特性は異なっている。GNドライヴの恩恵により圧倒的なまでの機動性を発揮し、それが格闘能力の高さにもつながっている。最初の(公然とした)武力介入に用いられた機体であり、ガンダムの存在と力を世界に知らしめるためのプロパガンダ機としての側面を持つ。
 
エクシアは格闘兵装に特化した装備のため、基本フレームは他のガンダムより複雑かつ柔軟な作りになっており、極めて人間に近い内部機構となっている。
 
エクシアは格闘兵装に特化した装備のため、基本フレームは他のガンダムより複雑かつ柔軟な作りになっており、極めて人間に近い内部機構となっている。
  
第1話でAEUの新型MS公開演習に介入。[[パトリック・コーラサワー]]の乗る[[AEUイナクト]]を切り刻み、圧倒的性能を見せ付けた。その後各地に介入するが、セルゲイ、グラハム、サーシェスといった[[エース]]には苦戦を強いられる場面もあり、「機体の性能差で勝負が決まるわけではない」という事を示している。
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第1話でAEUの新型MS公開演習に介入。[[パトリック・コーラサワー]]の乗る[[AEUイナクト]]を切り刻み、圧倒的性能を見せ付けた。その後各地に介入するが、[[セルゲイ・スミルノフ|セルゲイ]]、[[グラハム・エーカー|グラハム]]、[[アリー・アル・サーシェス|サーシェス]]といった[[エース|エースパイロット]]には苦戦を強いられる場面もあり、「[[シャア・アズナブル|機体の性能差で勝負が決まるわけではない]]」という事を示している。
  
 
国連軍との戦いでは同性能の[[GN-X]]部隊相手に善戦する。しかし[[アルヴァトーレ]]、[[アルヴァアロン]]、[[グラハム専用ユニオンフラッグカスタムII|GNフラッグ]]との連戦で機体は中破。負傷した刹那を乗せたまま機体はどこかへと漂っていった。
 
国連軍との戦いでは同性能の[[GN-X]]部隊相手に善戦する。しかし[[アルヴァトーレ]]、[[アルヴァアロン]]、[[グラハム専用ユニオンフラッグカスタムII|GNフラッグ]]との連戦で機体は中破。負傷した刹那を乗せたまま機体はどこかへと漂っていった。
  
後にこの機体は刹那自身の手で、ティエレンなどのパーツを流用して応急処置を施され、[[ガンダムエクシアリペア|何とか戦闘が可能なコンディション]]まで回復。どこにも所属しない謎のモビルスーツとして、ただ1機で武力介入を続けることになる。
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後にこの機体は刹那自身の手で、[[ティエレン宇宙型|ティエレン]]などのパーツを流用して応急処置を施され、[[ガンダムエクシアリペア|何とか戦闘が可能なコンディション]]まで回復。どこにも所属しない謎のモビルスーツとして、ただ1機で武力介入を続けることになる。
  
2nd序盤でセラヴィーに救出された後、太陽炉は[[ダブルオーガンダム]]に移植された。それに伴いこの機体はお蔵入りとなったが、万一の事態に備えて強化改修が施される。そして、最終局面における対リボンズ戦にて、それは「ガンダムエクシアリペアII」として結実。激闘に幕を下ろす力となった。
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2nd序盤で[[セラヴィーガンダム|セラヴィー]]に救出された後、太陽炉は[[ダブルオーガンダム]]に移植された。それに伴いこの機体はお蔵入りとなったが、万一の事態に備えて強化改修が施される。そして、最終局面における対[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]戦にて、それは「ガンダムエクシアリペアII」として結実。激闘に幕を下ろす力となった。
  
 
名前の由来はキリスト教の[[天使]]「能天使"Powers"(ギリシャ語ではエクスシアイ、単数形でエクスシア)」と思われる。第6位の天使たちの総称で、対悪魔の最前線という天使の使命の中で最も過酷な上に、それに伴い[[悪魔]]との接触回数も他の天使たちの比ではなく、堕天使の殆どが能天使の出身だという。
 
名前の由来はキリスト教の[[天使]]「能天使"Powers"(ギリシャ語ではエクスシアイ、単数形でエクスシア)」と思われる。第6位の天使たちの総称で、対悪魔の最前線という天使の使命の中で最も過酷な上に、それに伴い[[悪魔]]との接触回数も他の天使たちの比ではなく、堕天使の殆どが能天使の出身だという。
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=== Zシリーズ ===
 
=== Zシリーズ ===
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
:初登場作品。6話開始時に「セブンソード・コンビネーション」(「[[バリア貫通]]」付き)、36話のイベントにて「トランザム発動」、37話開始時に合体攻撃「GNアームズ」がそれぞれ追加される。万能型格闘機で射程に穴がないのが強み。48話では単機による一騎打ちが組まれているので、可能な限り改造したい。
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:初登場作品。6話開始時に「セブンソード・コンビネーション」(「[[バリア貫通]]」付き)、36話のイベントにて「[[トランザム|トランザム発動]]」、37話開始時に合体攻撃「GNアームズ」がそれぞれ追加される。万能型格闘機で射程に穴がないのが強み。48話では単機による一騎打ちが組まれているので、可能な限り改造したい。
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
:プロローグ「ガンダム殲滅指令」でのみ使用可能。さすがに破界篇ほど強くないので無理は禁物。本編に再登場した時にはリペアに代わっている。トランザム発動は「サイズ差補正無視」付き。
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:プロローグ「ガンダム殲滅指令」でのみ使用可能。さすがに破界篇ほど強くないので無理は禁物。本編に再登場した時には[[ガンダムエクシアリペア|リペア]]に代わっている。トランザム発動は「[[サイズ差補正無視]]」付き。
  
 
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==== 格闘兵装(セブンソード) ====
 
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ちなみにセブンソードは全てが別の剣というわけではなく、ビームサーベルとビームダガーは各2本ずつ装備しているのをカウントしている。初期案では7つの形態に変形する剣というアイデアだった。
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ちなみにセブンソードは全てが別の剣というわけではなく、ビームサーベルとビームダガーは各2本ずつ装備しているのをカウントしている。初期案では「7つの形態に変形する剣」というアイデアだった。
 
;GNソード
 
;GNソード
:右腕に装着された実体剣。GN粒子を刀身から放出・定着させることで驚異的な切断力を発揮する。大型のためリーチもあるが、固定式で重量もあるため取り回しに難がある。ガンダムの持つ実体剣には[[GNフィールド]]を貫通する能力があり、本機が太陽炉を有する組織内の裏切者を駆逐する役割を担っている事を示している(この設定から第2次Zでは[[バリア貫通]]効果が付いている)。本機のGNソードはGNコンデンサーを内蔵したバックラーとショートレンジ用GNビームライフルを組み合わせた複合武器となっている。
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:右腕に装着された実体剣。[[GN粒子]]を刀身から放出・定着させることで驚異的な切断力を発揮する。大型のためリーチもあるが、固定式で重量もあるため取り回しに難がある。ガンダムの持つ実体剣には[[GNフィールド]]を貫通する能力があり、本機が太陽炉を有する組織内の裏切者を駆逐する役割を担っている事を示している(この設定から第2次Zでは[[バリア貫通]]効果が付いている)。本機のGNソードはGNコンデンサーを内蔵したバックラーとショートレンジ用GNビームライフルを組み合わせた複合武器となっている。
 
;GNロングブレイド/ショートブレイド
 
;GNロングブレイド/ショートブレイド
:両腰に装着された実体剣。GN粒子を付着させることで切れ味が増す。開発が遅れたため、最初は装備していなかった。初参戦作品の第2次Zでは「厚さ3ミリのEカーボン」を切り裂けると説明されるが、これは誤字であり正しくは'''3メートル'''。実体剣のため、GNフィールドにも有効。
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:両腰に装着された実体剣。GN粒子を付着させることで切れ味が増す。開発が遅れたため、最初は装備していなかった。初参戦作品の第2次Zでは「厚さ3ミリのEカーボン」を切り裂けると説明されるが、これは[[誤字 #第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|誤字]]であり正しくは'''3メートル'''。実体剣のため、[[GNフィールド]]にも有効。
 
;GNビームサーベル
 
;GNビームサーベル
 
:両肩に2基装備されたビームサーベル。[[OE]]では「[[ヒット&アウェイ]]」特性付き。
 
:両肩に2基装備されたビームサーベル。[[OE]]では「[[ヒット&アウェイ]]」特性付き。
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:一時的に能力を3倍にする。第2次Zでは武器扱い。
 
:一時的に能力を3倍にする。第2次Zでは武器扱い。
 
;オーバーブースト
 
;オーバーブースト
:GNドライヴのリミッターを解除し、出力を全開にする。トランザムとは違い、エクシア独自の機能。
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:[[GNドライヴ]]のリミッターを解除し、出力を全開にする。トランザムとは違い、エクシア独自の機能。
  
 
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*1stシーズンの第一期OPでは'''擬人化されている'''。刹那に光の玉を渡すマリナそっくりの女性がそれである。
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*1stシーズンの第一期OPでは'''擬人化されている'''。[[刹那・F・セイエイ|刹那]]に光の玉を渡す[[マリナ・イスマイール|マリナ]]そっくりの女性がそれである。
 
*最初の武力介入でエクシアがイナクトの右腕を切り落としたシーンがあるが、劇中でこれを撮影した写真がその年の報道写真大賞に選ばれている。だが、撮影したのが会場内の定点カメラであったばかりにジャーナリストの多くが現役を退いたうえ、客観的事実の報道か感情的分析の報道かという論戦にまで発展している。
 
*最初の武力介入でエクシアがイナクトの右腕を切り落としたシーンがあるが、劇中でこれを撮影した写真がその年の報道写真大賞に選ばれている。だが、撮影したのが会場内の定点カメラであったばかりにジャーナリストの多くが現役を退いたうえ、客観的事実の報道か感情的分析の報道かという論戦にまで発展している。
*小説版では本機について、「刹那が信念を貫くための強力で強靭な機体」「ソレスタルビーイングの理念と武力介入を世界中に宣告したはじまりの機体」「'''刹那のためだけのガンダム'''」と評されていた。
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*小説版では本機について、「刹那が信念を貫くための強力で強靭な機体」「[[ソレスタルビーイング]]の理念と武力介入を世界中に宣告したはじまりの機体」'''「刹那のためだけのガンダム」'''と評されていた。
 
*直接関係ないが、[[エルガイム]]や[[ムラサメライガー]]と共通点が多い。
 
*直接関係ないが、[[エルガイム]]や[[ムラサメライガー]]と共通点が多い。
 
**エルガイム・・・最終決戦で後継機が破壊され、主人公が再度乗り換えた1号ロボット
 
**エルガイム・・・最終決戦で後継機が破壊され、主人公が再度乗り換えた1号ロボット
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:前世代機。エクシアのような近接特化型ではなく、万能型となっている。SRW未登場。
 
:前世代機。エクシアのような近接特化型ではなく、万能型となっている。SRW未登場。
 
;GNアームズTYPE-E
 
;GNアームズTYPE-E
:[[プトレマイオス]]の武装コンテナに収容されている追加装備。前述の通り、SRWでは合体攻撃扱いのマップ兵器として登場。
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:[[プトレマイオス]]の武装コンテナに収容されている追加装備。前述の通り、SRWでは合体攻撃扱いの[[マップ兵器]]として登場。
 
;ガンダムアヴァランチエクシア / ガンダムアヴァランチエクシアダッシュ
 
;ガンダムアヴァランチエクシア / ガンダムアヴァランチエクシアダッシュ
 
:外伝作品『00V』に登場。エクシアは[[ユニオンフラッグ|フラッグ]]等の飛行MSに対して最大速力の数値が劣っているため、これを強化する目的で高機動ユニット「アヴァランチ」を装着した姿。『00V戦記』ではワクチンを運ぶ際に使用された。宇宙では「ダッシュユニット」を脚部に追加装着し、名を「ガンダムアヴァランチエクシアダッシュ」に改める。SRW未登場。
 
:外伝作品『00V』に登場。エクシアは[[ユニオンフラッグ|フラッグ]]等の飛行MSに対して最大速力の数値が劣っているため、これを強化する目的で高機動ユニット「アヴァランチ」を装着した姿。『00V戦記』ではワクチンを運ぶ際に使用された。宇宙では「ダッシュユニット」を脚部に追加装着し、名を「ガンダムアヴァランチエクシアダッシュ」に改める。SRW未登場。
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:『2nd』シーズン第1話にて登場。中破したエクシアを[[ティエレン宇宙型]]のパーツを使用して修復した機体。
 
:『2nd』シーズン第1話にて登場。中破したエクシアを[[ティエレン宇宙型]]のパーツを使用して修復した機体。
 
;[[ダブルオーガンダム]] / [[ダブルオーライザー]]
 
;[[ダブルオーガンダム]] / [[ダブルオーライザー]]
:次世代機。エクシアのGNドライヴと0ガンダムのGNドライヴを搭載している。
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:次世代機。エクシアの[[GNドライヴ]]と0ガンダムのGNドライヴを搭載している。
 
;ガンダムエクシアリペアII
 
;ガンダムエクシアリペアII
 
:改修機。『2nd』最終話に登場。SRW未登場。
 
:改修機。『2nd』最終話に登場。SRW未登場。
 
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;ガンダムエクシアリペアIII
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:再改修機。『00V戦記』に登場。『2ndエピローグ』と『[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|劇場版]]』の間に刹那が乗っていた。SRW未登場。
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
 
=== プラモデル ===
 
=== プラモデル ===

2013年9月24日 (火) 16:21時点における版

GN-001 ガンダムエクシア(Gundam Exia)

ソレスタルビーイングが開発したGNドライヴ搭載型モビルスーツ。近接戦闘に特化したガンダムであり、全身に計7本もの剣・セブンソードを装備し、さまざまな剣を扱うため柔軟な運動性能を有する。開発コードネームは「ガンダム・セブンソード」。第2世代機であるガンダムアストレア(SRW未登場)の直系機であるが、特性は異なっている。GNドライヴの恩恵により圧倒的なまでの機動性を発揮し、それが格闘能力の高さにもつながっている。最初の(公然とした)武力介入に用いられた機体であり、ガンダムの存在と力を世界に知らしめるためのプロパガンダ機としての側面を持つ。 エクシアは格闘兵装に特化した装備のため、基本フレームは他のガンダムより複雑かつ柔軟な作りになっており、極めて人間に近い内部機構となっている。

第1話でAEUの新型MS公開演習に介入。パトリック・コーラサワーの乗るAEUイナクトを切り刻み、圧倒的性能を見せ付けた。その後各地に介入するが、セルゲイグラハムサーシェスといったエースパイロットには苦戦を強いられる場面もあり、「機体の性能差で勝負が決まるわけではない」という事を示している。

国連軍との戦いでは同性能のGN-X部隊相手に善戦する。しかしアルヴァトーレアルヴァアロンGNフラッグとの連戦で機体は中破。負傷した刹那を乗せたまま機体はどこかへと漂っていった。

後にこの機体は刹那自身の手で、ティエレンなどのパーツを流用して応急処置を施され、何とか戦闘が可能なコンディションまで回復。どこにも所属しない謎のモビルスーツとして、ただ1機で武力介入を続けることになる。

2nd序盤でセラヴィーに救出された後、太陽炉はダブルオーガンダムに移植された。それに伴いこの機体はお蔵入りとなったが、万一の事態に備えて強化改修が施される。そして、最終局面における対リボンズ戦にて、それは「ガンダムエクシアリペアII」として結実。激闘に幕を下ろす力となった。

名前の由来はキリスト教の天使「能天使"Powers"(ギリシャ語ではエクスシアイ、単数形でエクスシア)」と思われる。第6位の天使たちの総称で、対悪魔の最前線という天使の使命の中で最も過酷な上に、それに伴い悪魔との接触回数も他の天使たちの比ではなく、堕天使の殆どが能天使の出身だという。

登場作品と操縦者

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
初登場作品。6話開始時に「セブンソード・コンビネーション」(「バリア貫通」付き)、36話のイベントにて「トランザム発動」、37話開始時に合体攻撃「GNアームズ」がそれぞれ追加される。万能型格闘機で射程に穴がないのが強み。48話では単機による一騎打ちが組まれているので、可能な限り改造したい。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
プロローグ「ガンダム殲滅指令」でのみ使用可能。さすがに破界篇ほど強くないので無理は禁物。本編に再登場した時にはリペアに代わっている。トランザム発動は「サイズ差補正無視」付き。

単独作品

スーパーロボット大戦Operation Extend
本作では最初からトランザム可能。GNソードには「押出」特性がついており、Ver.1.03パッチで「貫通」特性も追加される。

装備・機能

武装・必殺武器

格闘兵装(セブンソード)

ちなみにセブンソードは全てが別の剣というわけではなく、ビームサーベルとビームダガーは各2本ずつ装備しているのをカウントしている。初期案では「7つの形態に変形する剣」というアイデアだった。

GNソード
右腕に装着された実体剣。GN粒子を刀身から放出・定着させることで驚異的な切断力を発揮する。大型のためリーチもあるが、固定式で重量もあるため取り回しに難がある。ガンダムの持つ実体剣にはGNフィールドを貫通する能力があり、本機が太陽炉を有する組織内の裏切者を駆逐する役割を担っている事を示している(この設定から第2次Zではバリア貫通効果が付いている)。本機のGNソードはGNコンデンサーを内蔵したバックラーとショートレンジ用GNビームライフルを組み合わせた複合武器となっている。
GNロングブレイド/ショートブレイド
両腰に装着された実体剣。GN粒子を付着させることで切れ味が増す。開発が遅れたため、最初は装備していなかった。初参戦作品の第2次Zでは「厚さ3ミリのEカーボン」を切り裂けると説明されるが、これは誤字であり正しくは3メートル。実体剣のため、GNフィールドにも有効。
GNビームサーベル
両肩に2基装備されたビームサーベル。OEでは「ヒット&アウェイ」特性付き。
GNビームダガー
腰部に2基装備されたビームダガー。主に投擲して使用する。ビーム刃が短いため拡散(威力が低下)しにくい。なお、ビーム刃を長くすればビームサーベルとしても使える。1stシーズンの刹那は射撃が苦手な一方で投擲は得意で、投擲でファングを撃ち落とした事がある。

射撃兵装

GNバルカン
両腕に内蔵している小型ビームバルカン。やや非力であるが、戦闘機や旧世代MSであれば十分に破壊できる。OEでは「対空」特性付き。
GNソード(ライフルモード)
GNソードに装着されたショートレンジ用ライフル。ソードとライフルの兼用は不可だが、ライフルは格納することが可能なため、GNソードを装備したまま他の武装を使用することも可能となっている。速射性は高いが、他機のものより射程が短い。

必殺技

セブンソード・コンビネーション
7本の剣を全て使う、スパロボオリジナルの連続攻撃。攻撃途中に1st前期OPシーンの再現があるほか、トドメ演出も存在する。
トランザム発動
トランザムで圧倒的な連撃を浴びせる。演出は対サーシェス戦と対アレハンドロ戦を組み合わせたもの。本来はトランザムは途中停止が出来ない。なお、次々とセブンソードを突き刺して最後にGNソードでもろとも一刀両断する都合上、原作ではこの後GNソード一本で戦闘する事になる(エクシアリペアがGNソードしか使わなかった理由でもある)。
OEでは通常攻撃版の他、突破攻撃版が存在する。通常版は「ヒット&アウェイ」と「エスケープ」特性付き、突破攻撃版は「連続突破」となっている。

防御兵装

GNシールド
Eカーボン製の実体盾で、左腕のハードポイントに接続して装備する。GN粒子を放出・定着させることで極めて強靭な防御力を得る。本機のシールド先端には鋭利な突起があり、打突武器として使用することもできる。しかし大型で取り回しに難があるのか、TV本編でもスパロボでもよく投げ捨てられている。

特殊機能

TRANS-AM(トランザム発動)
一時的に能力を3倍にする。第2次Zでは武器扱い。
オーバーブースト
GNドライヴのリミッターを解除し、出力を全開にする。トランザムとは違い、エクシア独自の機能。

合体攻撃

GNアームズ
プトレマイオスとの合体攻撃。珍しいP属性MAP兵器。

特殊能力

剣装備、盾装備
切り払いシールド防御を発動。
EN回復(小)
GNドライヴの特性を再現している。
OE
シールド防御EN回復

移動タイプ

宇宙
飛行可能。

サイズ

M
Mまたは3
OE

カスタムボーナス

全ての格闘武器の攻撃力+400
バルカンとライフル以外全ての武器に適用される、優秀なボーナス。主力にするなら是非取得しよう。

機体BGM

「DAYBREAK BELL」
1stシーズンOPテーマ。
「FIGHT」
劇中BGM。Zシリーズではトランザム使用時での固定BGM。OEでは通常の戦闘BGM。

対決・名場面など

AEUイナクト
第1話でパトリック・コーラサワーが乗るイナクトのデモに乱入し、見事に圧勝した。
聖者の帰還
第13話で宗教指導者マスード・ラフマディを王宮へ送り届けるため、非武装で現れる。アザディスタン軍に攻撃されるも無抵抗を貫き、対話による内戦収束への道筋を開いた。
グラハム専用ユニオンフラッグカスタムII
国連軍との最終決戦後、突如現れたグラハムと交戦。激闘の中、相打ちになる。

余談

  • 1stシーズンの第一期OPでは擬人化されている刹那に光の玉を渡すマリナそっくりの女性がそれである。
  • 最初の武力介入でエクシアがイナクトの右腕を切り落としたシーンがあるが、劇中でこれを撮影した写真がその年の報道写真大賞に選ばれている。だが、撮影したのが会場内の定点カメラであったばかりにジャーナリストの多くが現役を退いたうえ、客観的事実の報道か感情的分析の報道かという論戦にまで発展している。
  • 小説版では本機について、「刹那が信念を貫くための強力で強靭な機体」「ソレスタルビーイングの理念と武力介入を世界中に宣告したはじまりの機体」「刹那のためだけのガンダム」と評されていた。
  • 直接関係ないが、エルガイムムラサメライガーと共通点が多い。
    • エルガイム・・・最終決戦で後継機が破壊され、主人公が再度乗り換えた1号ロボット
    • ムラサメライガー・・・主人公機、青のカラーリング、剣を扱う戦闘スタイルなどが共通している。
  • ちなみにこれらの機体とはOEで同時参戦している。

関連機体

ガンダムデュナメスガンダムキュリオスガンダムヴァーチェ
同じ第3世代ガンダム。
ガンダムアストレア
前世代機。エクシアのような近接特化型ではなく、万能型となっている。SRW未登場。
GNアームズTYPE-E
プトレマイオスの武装コンテナに収容されている追加装備。前述の通り、SRWでは合体攻撃扱いのマップ兵器として登場。
ガンダムアヴァランチエクシア / ガンダムアヴァランチエクシアダッシュ
外伝作品『00V』に登場。エクシアはフラッグ等の飛行MSに対して最大速力の数値が劣っているため、これを強化する目的で高機動ユニット「アヴァランチ」を装着した姿。『00V戦記』ではワクチンを運ぶ際に使用された。宇宙では「ダッシュユニット」を脚部に追加装着し、名を「ガンダムアヴァランチエクシアダッシュ」に改める。SRW未登場。
ガンダムエクシアリペア
『2nd』シーズン第1話にて登場。中破したエクシアをティエレン宇宙型のパーツを使用して修復した機体。
ダブルオーガンダム / ダブルオーライザー
次世代機。エクシアのGNドライヴと0ガンダムのGNドライヴを搭載している。
ガンダムエクシアリペアII
改修機。『2nd』最終話に登場。SRW未登場。
ガンダムエクシアリペアIII
再改修機。『00V戦記』に登場。『2ndエピローグ』と『劇場版』の間に刹那が乗っていた。SRW未登場。

商品情報

プラモデル

  • 1/144

  • 1/100

  • その他

フィギュア