セリック・アビス

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セリック・アビス
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 竹本英史
デザイン 長野拓造(原案)
千葉道徳(アニメ版)
初登場SRW スーパーロボット大戦BX
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
異名 戦場のホームズ
種族 地球人
性別
年齢 32歳
所属組織 地球連邦軍
所属部隊 アビス隊
役職 隊長
軍階級 少佐
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セリック・アビスは『機動戦士ガンダムAGE』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

キオ編から登場するMS部隊「アビス隊」の隊長。

冷静な判断力と推理力を持ち、収集した様々な情報から戦局を判断する事から「戦場のホームズ」という異名を持つ。

クランシェカスタムに搭乗し、シャナルア・マレンオブライト・ローレインなどの部下たちを率いながら数々の戦場で活躍する。ディーヴァの艦長に就任したナトーラ・エイナスの事を気遣っており、彼女へ労いの言葉をかけるシーンが何度もある。

最終決戦のラ・グラミス攻防戦では「ファントム3」のゴドム・タイナムと交戦し、彼が乗るグルドリンの弱点を見抜いて撃破するが、その爆発に吹き飛ばされて背後に迫っていた敵艦に叩きつけられ、乗機が大破し脱出も不可能となる。

最後は自身の運命を受け入れ、ナトーラへディーヴァの「フォトンブラスターキャノン」を撃つように通信を送り、砲撃の光に飲まれ散る。

本編劇中では言及されないが、小説版第4巻やブルーレイ第10巻のオーディオコメンタリーでは、子持ちの既婚者である事が語られる。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦BX
初参戦作品。声優の竹本英史氏は今作でスパロボ初参加。乗機のクランシェカスタムのボーナスもあり、サブユニットで足として動く他、技能の高さによってメインを張ることができる。正義を覚えるが、乗機の燃費が良いため使う機会はあまり無い。
隠し要素の条件を満たしていないと終盤で原作通り死亡し、永久離脱してしまうため注意。ちなみに本作では原作でのオブライトの最期と混ぜる形で一連のイベントが再現されており、「フラムと相討ちになってディーヴァの砲撃に消える」という流れ。
「戦場のホームズ」の異名通り洞察力が高く、シナリオでは原作以上にその洞察力を生かして活躍する
上記の通り本来は既婚者のはずなのだが、本作では周りからはナトーラと特別な関係だと思われていたり、セリック本人は関係を曖昧にはぐらかすだけで既婚者であるというニュアンスの発言は一切無かったりと、独身と思われる描写が見受けられる

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

能力[編集 | ソースを編集]

いたって平凡な能力だが、原作の設定を生かしてか指揮スキルをもつ。『BX』は悪質な経験値泥棒が多発する環境なのにセリックの生存条件にはノルマの高い撃墜数を要求される。そのため素早く敵陣に強行したいが、搭乗機が強行に向かない、そういう精神もスキルも無いと無い無い尽くしなので、せめてヒット&アウェイは用意したいところ。

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

BX
ひらめき集中正義激励熱血

特殊スキル[編集 | ソースを編集]

BX
底力L7、援護攻撃L2、援護防御L2、全体攻撃L2、指揮L1

人間関係[編集 | ソースを編集]

地球連邦[編集 | ソースを編集]

ナトーラ・エイナス
ディーヴァの艦長。彼女を心配して陰ながら補佐し、労っている。
キオ・アスノ
MSパイロットとしても大人としても彼を導く。
不殺主義に関しては否定的だったが、漫画『クライマックスヒーロー』では逆に不殺主義を貫くキオを肯定している。
フリット・アスノ
ディーヴァの行動方針や作戦を決める相談役。
オブライト・ローレイン
アビス隊の隊員。階級自体はセリックの方が上だが、彼の方が年齢も経験も上なので、敬語で話す事が多い。
シャナルア・マレン
アビス隊唯一の女性隊員。
デレク・ジャックロウ(SRW未登場)、ジョナサン・ギスターブ(SRW未登場)
アビス隊の隊員達。彼らから慕われており、事実セリックの死後の士気はかなり高かった。
フレデリック・アルグレアス
小説版では彼を「小心者」と軽蔑している。

ヴェイガン[編集 | ソースを編集]

ゴドム・タイナム
ガンダムを狙うヴェイガンの精鋭部隊「ファントム3」の隊長。最終的にセリックを道連れにする。

名台詞[編集 | ソースを編集]

「この恐竜野郎が!」
第30話より。ダナジンと戦闘した時の台詞。ただ、翼の生えた異形の姿は恐竜というよりドラゴンである。
「どんな姿であれ、子供が生きていて喜ばない親はいませんよ。息子のキオにとっても同じじゃないですかね?」
第35話にてエミリーアセムの生存を知らせるか悩むフリットに対して進言を送る。
「あれはMSなのか!?」
同話にてザムドラーグと対峙した際の台詞。こちらの数倍の大きさの機体が攻撃を全て弾きながら突撃してきたらこう思うのも無理はないだろう。
「大丈夫、君はちゃんと艦長をやれている」
第36話。フリットからの無茶な命令を即座に実行しなかった事で気を病むナトーラに対して「言う通りにしなかったのはその指示に疑問を持ったからだ」と励ます。
「それでいい……はもう立派な艦長だ…」
「長い休暇が取れそうだ……」
第47話より。最期の台詞。この直後に、フォトンブラスターキャノンの光茫に飲まれ、乗機と運命を共にする。
BX』ではDVE。なお、生存フラグを満たした場合はDVEは見られない。
(痛くもない腹? 一度は合法性の欠片もないクーデターで政権を掌握し、政敵のことごとくをギロチンに送ったあなたの腹が痛くない?)
小説版にて、シャナルアヴェイガンと内通するスパイだと発覚した際、「痛くも無い腹を探られたくない」と結論付けたフリットに対し、衝動的に彼に聞いて見たいと思った疑問。
実際、「地球連邦首相でありながらヴェイガンに内通していた」フロイ・オルフェノアの行いはその地位を追われるに相応しいものではあったが、フリットは議会や司法組織への告発等の手続きを取らずに自ら兵を率いて拘束している。
作中における軍の扱いが現実世界に準ずる物であるならば、大義名分はともかく合法性という観点においては、セリックの評価は正しいと言える。
ギロチンについては言うまでもない
(そのうえ敵パイロットまでかばうとは、キオには強さと優しさ、その両方がある!!)
コミカライズ『クライマックスヒーロー』の第3話。ガンダムAGE-FXを駆り、ヴェイガン機のコクピットを切除しながらそれを身を挺して庇い、安全圏に移送するキオの不殺主義を見て。同作のセリックはTVアニメ本編と違い、キオの信念に肯定的になっている。
「キオ、この戦いが終わったら、みんなでどこかへ遊びに行こう」
「どこだっていいさ。戦争のないところなら、どこだってな」
『クライマックスヒーロー』第4話。決戦時にキオ個人に入れた通信。明らかに死亡フラグそのものであり、その後は実際ザナルド・ベイハートに圧倒され戦死…と思いきや、約束を胸に刻み込んだキオの救援が間一髪で間に合い、同作ではそのまま生存した。

迷台詞[編集 | ソースを編集]

「甘いシロップ――、すなわち砂糖は脳の活動に必要不可欠だ。ミルクに含まれるCaカルシウムはイライラ防止に効くという。つまりは冷静な判断ができるようにって――、親心さ」
コミカライズ『クライマックスヒーロー』の第1話。シャナルアに大量のホットケーキを食べさせられているキオを見て、部下達との会話中。ホットケーキと一緒に出された調味料や飲み物からシャナルアの内心を察しているが、大量すぎる方が問題で、次のページでキオはダウンしかかっている。同作が掲載誌に合わせて明朗快活なノリになっているのに合わせた、「戦場のホームズ」のシュールな発揮場面である。
「さすがだ、キオ。それでこそオレたちの希望だ」
キオ「はい、セリック隊長!」
オブライト「カオだけマジでも説得力ないぞ!」
『クライマックスヒーロー』第4話。決戦に向けてエネルギー補給、とお題目を掲げ仲間内で大食い大会に興じ、優勝したことを指しての台詞であり、2行目までのコマではキメ顔だったが、首から下は二人してまるまる太っていた…。

スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]

「地上人の召還…。なるほど、ここ半年で起こっていた行方不明事件はそれが原因か」
『BX』第10話「皇の浮上」より。
アルト「…そういや、セリック少佐はナトーラ艦長からそういった話、聞いた事ありませんか?」
「どうして俺に聞くんだ?」
由木「それを私達の口から言わせるつもりですか?」
「誤解しないでもらいたいな。彼女とは何でもないよ。…とはいえ、相談を受けた事があるのは事実だ。プライバシーに関わるから明かさないけどね」
『BX』第41話「君の中の英雄」のインターミッションより。
内容としては急に力を与えられ、使命を背負わされた事に関しての話題だが、見ての通り周りはナトーラと恋仲だと思っており、セリックもそれを理解した上で返答している。それでも既婚者発言がないため、本作の設定では独身を疑われる要因となっている。

搭乗機体[編集 | ソースを編集]

クランシェカスタム
セリックの乗機で、クランシェ指揮官仕様機。

資料リンク[編集 | ソースを編集]