「セレーネ・マクグリフ」の版間の差分

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== セレーネ・マクグリフ(Selene Mcgriff) ==
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{{登場人物概要
*[[登場作品]]:[[機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER]]
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| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
*[[声優]]:大原さやか
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*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER}}
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*キャラクターデザイン:大貫健一
 
  
[[機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER]]』の[[主人公]][[ヒロイン]][[D.S.S.D]]の技術開発センターに所属しており、「スターゲイザー計画」の中心人物でもある。<br />
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{{登場人物概要
決めた目標は最後までやり遂げようとする[[性格]]だが、そのためには手段を選ばないという側面がある。…とされているが、作中取り立てて非道な行動を採ったりしているわけではなく、本来作業用MSである[[スターゲイザーガンダム|スターゲイザー]]で戦闘に参加するなど“それが必要な行為ならば、ためらわない”と言ったところか。エドモンド・デュクロとのやりとりや漫画版のエピローグなどから、その意志力の強さが印象深いだろう。<br />なお、[[ナチュラル]][[コーディネイター]]の争いには全く関心がない。
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'''セレーネ・マクグリフ'''は『[[機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER]]』の[[主人公]][[ヒロイン]]
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== 概要 ==
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[[D.S.S.D]]の技術開発センターに所属しており、「スターゲイザー計画」の中心人物でもある。
  
地上でスターゲイザー本体の開発をしており、シャトルでスターゲイザーと共に[[宇宙]]に向かった。その後、[[トロヤステーション]]にてスターゲイザーとヴォワチュール・ユニットの研究を続けていたが、[[ファントムペイン]]のホアキン隊の襲撃を受けたため、[[ソル・リューネ・ランジュ|ソル]]と共にスターゲイザーで出撃。[[スウェン・カル・バヤン|スウェン]]の[[ストライクノワールガンダム]]と交戦し、ヴォワチュール・リュミエールを使って自分ごとストライクノワールを[[地球]]と[[金星]]の間の宙域まで飛ばした。それから669時間後にスウェンと共にスターゲイザーで地球圏に帰還したが、コクピットの酸素が保つのは約27日間(648時間)であった。
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決めた目標は最後までやり遂げようとする[[性格]]だが、そのためには手段を選ばないという側面がある。…とされているが、作中取り立てて非道な行動を採ったりしている訳ではなく、本来作業用MSである[[スターゲイザーガンダム|スターゲイザー]]で戦闘に参加するなど“'''それが必要な行為ならば、ためらわない'''”と言ったところか。エドモンド・デュクロとのやりとりや漫画版のエピローグなどから、その意志力の強さが印象深いだろう。
  
アニメ版はその後、どうなったかは不明のまま終了するのだが、漫画版では生還している場面が描かれている。サンライズ公式設定でも生還したとされている。
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なお、[[ナチュラル]]と[[コーディネイター]]の争いには全く関心がない。
  
短編を除けば、映像作品としては'''[[ガンダムシリーズ]]初の女性[[主人公]]'''。……なのだが、明確にスポットが当てられるのが最終話のみな感があり、機体が元々は非戦闘機、本人も基本は非戦闘員なのが災いしてか、戦闘シーンが多い「[[スウェン・カル・バヤン|スウェン]]が主人公」と思ってしまう人も多い不憫なキャラでもある。また、ガンダムシリーズの主人公で[[年齢]]が20代後半というのは、珍しいケースである(あとは『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』時代の[[アムロ・レイ]]ぐらいか)。
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地上でスターゲイザー本体の開発をしており、シャトルでスターゲイザーと共に[[宇宙]]に向かった。その後、[[トロヤステーション]]にてスターゲイザーとヴォワチュール・ユニットの研究を続けていたが、[[ファントムペイン]]のホアキン隊の襲撃を受けたため、[[ソル・リューネ・ランジュ|ソル]]と共にスターゲイザーで出撃。[[スウェン・カル・バヤン|スウェン]]の[[ストライクノワールガンダム]]と交戦し、ヴォワチュール・リュミエールを使って自分ごとストライクノワールを[[地球]]と[[金星]]の間の宙域まで飛ばした。それから669時間後にスウェンと共にスターゲイザーで地球圏に帰還したが、コクピットの酸素が保つのは約27日間(648時間)であった。
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アニメ版はその後どうなったかは不明のまま終了するが、漫画版では生還している場面が描かれ、サンライズ公式設定でも生還したとされている。
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短編を除けば、映像作品としては[[ガンダムシリーズ]]初の女性[[主人公]]……なのだが、明確にスポットが当てられるのが最終話のみな感があり、機体が元々は非戦闘機、本人も基本は非戦闘員なのが災いしてか、戦闘シーンが多い[[スウェン・カル・バヤン|スウェン]]に割を喰っている<ref>後に『機動戦士ガンダム 水星の魔女』にて正真正銘の女性主人公が採用されたため、「'''(『水星』が)シリーズ初の女性主人公'''」として[https://magmix.jp/post/84841 紹介する記事も見られている。]</ref>。
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また、ガンダムシリーズ(他のロボットアニメでもそうだが)の主人公で[[年齢]]が20代後半というのは珍しいケースである(他には『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』時代の[[アムロ・レイ]]ぐらいか)。
  
 
なお、セレーネのファーストネームのつづりはSeleneと書き、ギリシア語で「[[月]]」を意味する。また、[[ギリシア神話]]の女神セレーネーのことも指す。
 
なお、セレーネのファーストネームのつづりはSeleneと書き、ギリシア語で「[[月]]」を意味する。また、[[ギリシア神話]]の女神セレーネーのことも指す。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
;[[スーパーロボット大戦K]]
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=== 携帯機シリーズ ===
:序盤から登場する。その後、19話前半で[[スポット参戦]]し、22話クリア後に正式に参戦する。特殊技能で[[コーディネイター]]持ち、[[サブパイロット]]として[[ソル・リューネ・ランジュ|ソル]]も同行しているため、使いやすい。搭乗機の[[スターゲイザーガンダム|スターゲイザー]]は火力は薄いがC武器オンリーなので育て方次第ではコンボ要員になることも出来る。セレーネ自身は防御以外の能力が低めでコーディネイター補正込みでそこそこというレベルなので、[[スキルパーツ]]で補強してやると扱いやすくなる。<br />やや弱めの[[ウッソ・エヴィン|ウッソ]]&[[ハロ]]と考えれば分かり易い。
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦K}}
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:初登場作品。序盤から登場する。その後、19話前半で[[スポット参戦]]し、22話クリア後に正式に参戦する。特殊技能で[[コーディネイター]]持ち、[[サブパイロット]]として[[ソル・リューネ・ランジュ|ソル]]も同行しているため、使いやすい。搭乗機の[[スターゲイザーガンダム|スターゲイザー]]は火力は薄いがC武器オンリーなので育て方次第ではコンボ要員になることも出来る。セレーネ自身は防御以外の能力が低めでコーディネイター補正込みでそこそこというレベルなので、[[スキルパーツ]]で補強してやると扱いやすくなる。
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:やや弱めの[[ウッソ・エヴィン|ウッソ]]&[[ハロ]]と考えれば分かり易い。
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== パイロットステータス ==
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=== [[精神コマンド]] ===
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;[[スーパーロボット大戦K|K]]
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:'''[[偵察]]、[[ひらめき]]、[[鉄壁]]、[[必中]]、[[信頼]]、[[絆]]'''
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=== [[特殊スキル]] ===
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;[[スーパーロボット大戦K|K]]
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:'''[[撃ち落とし]]、[[シールド防御]]、[[コーディネイター]]、[[援護攻撃|援護攻撃L2]]、[[援護防御|援護防御L2]]、[[コンボ|アタックコンボL2]]'''
  
 
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;[[スウェン・カル・バヤン]]
 
;[[スウェン・カル・バヤン]]
:ファントムペインの[[MS]]パイロット。共に[[地球]]に帰還した後、彼をD.S.S.Dに誘う。
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:ファントムペインの[[モビルスーツ|MS]]パイロット。共に[[地球]]に帰還した後、彼をD.S.S.Dに誘う。
 
;[[ソル・リューネ・ランジュ]]
 
;[[ソル・リューネ・ランジュ]]
 
:同僚。弟分でもある。
 
:同僚。弟分でもある。
 
;エドモンド・デュクロ
 
;エドモンド・デュクロ
:スパロボ未登場。同僚。元[[地球連合軍]]で、現在はD.S.S.Dの保安部に務める。実は内心、セレーネに恋慕していた。
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:D.S.S.Dの保安部に務める上司。実は内心、セレーネに恋慕していた。
 
;[[ロウ・ギュール]]
 
;[[ロウ・ギュール]]
 
:技術者として、彼にライバル視されている。
 
:技術者として、彼にライバル視されている。
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== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
 
;[[葵霧子]]
 
;[[葵霧子]]
:Kでは、彼女と親友同士である。
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:『K』では、彼女と親友同士である。
 
;[[サコン・シロウ]]
 
;[[サコン・シロウ]]
:Kでは、最終話にて対[[ル=コボル]]戦の切り札を共に開発することに。
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:『K』では、最終話にて対[[ル=コボル]]戦の切り札を共に開発することに。
  
 
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
;「淋しかったから……かな。こんな遠くに一人で居るのが。誰でもいいから、寝るまで声をかけられる相手が欲しかった」
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=== アニメ本編 ===
:トロヤステーション戦で[[スターゲイザーガンダム|スターゲイザー]][[ストライクノワールガンダム|ストライクノワール]]を戦域から排除され、[[宇宙]]空間をどことも知れず漂流する中、ストライクノワールから助け出した[[スウェン・カル・バヤン|スウェン]]にその理由を尋ねられた際に返した台詞。彼女には珍しい弱気の吐露。
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;「知ってる?アルバイトする時は、前以って申請してないと駄目なのよ」
;「Nジャマーキャンセラーが効いてるわ。パワーセルしか使えないわよ。」
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:避難地区を襲撃した[[ジン (SEED)|ジン]]を足止めし、セレーネをD.S.S.D研究所へと先行させるべく残留の意思を示すエドモンドを指して。
:'''[[ニュートロンジャマーキャンセラー|Nジャマーキャンセラー]]が効いていれば核動力が使える'''はずなので、どう考えても間違いの迷台詞。漫画版やスパロボKでも[[修正]]されていない。
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;「ごめんなさい、貴方に人殺しをさせてしまうわ……この子にも」
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:トロヤステーションが制圧されつつある状況下、操縦を担当するソルと非戦闘用[[MS]]であった[[スターゲイザーガンダム|スターゲイザー]]に不本意な出撃を謝罪しつつ、[[ファントムペイン]]の迎撃に向かう。
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;「淋しいから…一人で死ぬのが淋しかったから。誰でもいいから、眠るまで声を掛けられる相手が欲しかった…」<br />「暴れてもいいわよ。私が死ぬまで『一人じゃない』って感じさせてくれればいいんだから」
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:トロヤステーション戦でスターゲイザーと[[ストライクノワールガンダム|ストライクノワール]]を戦域から排除され、[[宇宙]]空間をどことも知れず漂流する中、ストライクノワールから助け出した[[スウェン・カル・バヤン|スウェン]]にその理由を尋ねられた際に返した台詞。彼女には珍しい弱気の吐露。
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=== 漫画版 ===
 
;「…御託はいいわ。あなたが何をやりたいのか、私はそれだけを聞いてるの」<br />「私達だって敵のパイロットを何人も殺したわ。忘れられるわけがない。嫌な夢で夜中に何度も眼が覚める事もある」<br />「でも私のやりたい事を邪魔しに来る奴がいればまた戦ってやるわ。相手が[[ナチュラル]]だろうが[[コーディネイター]]だろうが関係なくね!」
 
;「…御託はいいわ。あなたが何をやりたいのか、私はそれだけを聞いてるの」<br />「私達だって敵のパイロットを何人も殺したわ。忘れられるわけがない。嫌な夢で夜中に何度も眼が覚める事もある」<br />「でも私のやりたい事を邪魔しに来る奴がいればまた戦ってやるわ。相手が[[ナチュラル]]だろうが[[コーディネイター]]だろうが関係なくね!」
 
:漫画版エピローグより。スウェンをD.S.S.Dにスカウトするが、彼は自分の過去の行いから拒もうとする。罪にさいなまれる彼の言葉を一通り聴いた後、ビール瓶を飲み干したセレーネは、この台詞で彼を[[説得]]した。彼女のメンタリティを最もストレートに表した台詞だろう。
 
:漫画版エピローグより。スウェンをD.S.S.Dにスカウトするが、彼は自分の過去の行いから拒もうとする。罪にさいなまれる彼の言葉を一通り聴いた後、ビール瓶を飲み干したセレーネは、この台詞で彼を[[説得]]した。彼女のメンタリティを最もストレートに表した台詞だろう。
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;「…できるわ! みんなが上を見て進んでいけば!」
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:ラストの台詞。スウェンの「俺は…星を目指したい!」という言葉を受けて、スウェンを迎え入れる。
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== 迷台詞 ==
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;「Nジャマーキャンセラーが効いてるわ。パワーセルしか使えないわよ」
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:出撃時の台詞。'''[[ニュートロンジャマーキャンセラー|Nジャマーキャンセラー]]が効いていれば核動力が使える'''はずなので、どう考えても間違いの迷台詞。漫画版やスパロボKでも[[修正]]されていない。状況を鑑みると「ニュートロンジャマ―が効いてるわ」が正しいと思われる。
  
 
== スパロボシリーズの迷台詞 ==
 
== スパロボシリーズの迷台詞 ==
;「'''邪魔するやつはスターゲイザーでぶっ飛ばすわ!'''」
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;「邪魔するやつはスターゲイザーでぶっ飛ばすわ!」
:Kにての大迷言。[[鋼鉄ジーグ|ジーグ]]あたりに毒されたのか。
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:『K』に於ける大迷言。前述の漫画版の名台詞を意識していると思われる…が「不本意な出撃」だった原作を鑑みれば先ず、有り得ない台詞なのだが…[[鋼鉄ジーグ|ジーグ]]あたりに毒されたのか。
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== 搭乗機体 ==
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;[[スターゲイザーガンダム]]
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== 資料リンク ==
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*[[GUNDAM:セレーネ・マクグリフ‎]]
  
== 余談 ==
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==脚注==
*セレーネ・マクグリフ役の声優の大原さやか氏は[[ソル・リューネ・ランジュ]]役の福山潤氏とはよく共演しており、しかも「大原氏の演じる役は、福山氏の演じる役から見て目上の人物である」パターンが多く、演じた本人達が盛大にネタにしている。大原氏はこういう事になると毎度毎度喜びの声をあげては、福山氏が辟易するという場面が半ばお約束になっている。
+
<references />
**一例として『[[コードギアス 反逆のルルーシュ]]』および続編の『[[コードギアス 反逆のルルーシュR2]]』における、大原氏の[[ミレイ・アッシュフォード]](生徒会会長)と福山氏の[[ルルーシュ・ランペルージ]](生徒会副会長)の人物関係も挙げられるが、別のアニメで逆の立場になったことがある。
 
  
 
{{ガンダムシリーズ}}
 
{{ガンダムシリーズ}}
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{{DEFAULTSORT:せれえね まくくりふ}}
 
[[Category:登場人物さ行]]
 
[[Category:登場人物さ行]]
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[[Category:ガンダムシリーズの登場人物]]
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[[Category:機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER]]

2023年12月24日 (日) 11:13時点における最新版

セレーネ・マクグリフ
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 大原さやか
デザイン 大貫健一
初登場SRW スーパーロボット大戦K
SRWでの分類 パイロット
テンプレートを表示
プロフィール
種族 地球人コーディネイター
性別
年齢 28歳
所属 D.S.S.D
テンプレートを表示

セレーネ・マクグリフは『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』の主人公ヒロイン

概要[編集 | ソースを編集]

D.S.S.Dの技術開発センターに所属しており、「スターゲイザー計画」の中心人物でもある。

決めた目標は最後までやり遂げようとする性格だが、そのためには手段を選ばないという側面がある。…とされているが、作中取り立てて非道な行動を採ったりしている訳ではなく、本来作業用MSであるスターゲイザーで戦闘に参加するなど“それが必要な行為ならば、ためらわない”と言ったところか。エドモンド・デュクロとのやりとりや漫画版のエピローグなどから、その意志力の強さが印象深いだろう。

なお、ナチュラルコーディネイターの争いには全く関心がない。

地上でスターゲイザー本体の開発をしており、シャトルでスターゲイザーと共に宇宙に向かった。その後、トロヤステーションにてスターゲイザーとヴォワチュール・ユニットの研究を続けていたが、ファントムペインのホアキン隊の襲撃を受けたため、ソルと共にスターゲイザーで出撃。スウェンストライクノワールガンダムと交戦し、ヴォワチュール・リュミエールを使って自分ごとストライクノワールを地球金星の間の宙域まで飛ばした。それから669時間後にスウェンと共にスターゲイザーで地球圏に帰還したが、コクピットの酸素が保つのは約27日間(648時間)であった。

アニメ版はその後どうなったかは不明のまま終了するが、漫画版では生還している場面が描かれ、サンライズ公式設定でも生還したとされている。

短編を除けば、映像作品としてはガンダムシリーズ初の女性主人公……なのだが、明確にスポットが当てられるのが最終話のみな感があり、機体が元々は非戦闘機、本人も基本は非戦闘員なのが災いしてか、戦闘シーンが多いスウェンに割を喰っている[1]

また、ガンダムシリーズ(他のロボットアニメでもそうだが)の主人公で年齢が20代後半というのは珍しいケースである(他には『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』時代のアムロ・レイぐらいか)。

なお、セレーネのファーストネームのつづりはSeleneと書き、ギリシア語で「」を意味する。また、ギリシア神話の女神セレーネーのことも指す。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦K
初登場作品。序盤から登場する。その後、19話前半でスポット参戦し、22話クリア後に正式に参戦する。特殊技能でコーディネイター持ち、サブパイロットとしてソルも同行しているため、使いやすい。搭乗機のスターゲイザーは火力は薄いがC武器オンリーなので育て方次第ではコンボ要員になることも出来る。セレーネ自身は防御以外の能力が低めでコーディネイター補正込みでそこそこというレベルなので、スキルパーツで補強してやると扱いやすくなる。
やや弱めのウッソハロと考えれば分かり易い。

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

K
偵察ひらめき鉄壁必中信頼

特殊スキル[編集 | ソースを編集]

K
撃ち落としシールド防御コーディネイター援護攻撃L2援護防御L2アタックコンボL2

人間関係[編集 | ソースを編集]

スウェン・カル・バヤン
ファントムペインのMSパイロット。共に地球に帰還した後、彼をD.S.S.Dに誘う。
ソル・リューネ・ランジュ
同僚。弟分でもある。
エドモンド・デュクロ
D.S.S.Dの保安部に務める上司。実は内心、セレーネに恋慕していた。
ロウ・ギュール
技術者として、彼にライバル視されている。

他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

葵霧子
『K』では、彼女と親友同士である。
サコン・シロウ
『K』では、最終話にて対ル=コボル戦の切り札を共に開発することに。

名台詞[編集 | ソースを編集]

アニメ本編[編集 | ソースを編集]

「知ってる?アルバイトする時は、前以って申請してないと駄目なのよ」
避難地区を襲撃したジンを足止めし、セレーネをD.S.S.D研究所へと先行させるべく残留の意思を示すエドモンドを指して。
「ごめんなさい、貴方に人殺しをさせてしまうわ……この子にも」
トロヤステーションが制圧されつつある状況下、操縦を担当するソルと非戦闘用MSであったスターゲイザーに不本意な出撃を謝罪しつつ、ファントムペインの迎撃に向かう。
「淋しいから…一人で死ぬのが淋しかったから。誰でもいいから、眠るまで声を掛けられる相手が欲しかった…」
「暴れてもいいわよ。私が死ぬまで『一人じゃない』って感じさせてくれればいいんだから」
トロヤステーション戦でスターゲイザーとストライクノワールを戦域から排除され、宇宙空間をどことも知れず漂流する中、ストライクノワールから助け出したスウェンにその理由を尋ねられた際に返した台詞。彼女には珍しい弱気の吐露。

漫画版[編集 | ソースを編集]

「…御託はいいわ。あなたが何をやりたいのか、私はそれだけを聞いてるの」
「私達だって敵のパイロットを何人も殺したわ。忘れられるわけがない。嫌な夢で夜中に何度も眼が覚める事もある」
「でも私のやりたい事を邪魔しに来る奴がいればまた戦ってやるわ。相手がナチュラルだろうがコーディネイターだろうが関係なくね!」
漫画版エピローグより。スウェンをD.S.S.Dにスカウトするが、彼は自分の過去の行いから拒もうとする。罪にさいなまれる彼の言葉を一通り聴いた後、ビール瓶を飲み干したセレーネは、この台詞で彼を説得した。彼女のメンタリティを最もストレートに表した台詞だろう。
「…できるわ! みんなが上を見て進んでいけば!」
ラストの台詞。スウェンの「俺は…星を目指したい!」という言葉を受けて、スウェンを迎え入れる。

迷台詞[編集 | ソースを編集]

「Nジャマーキャンセラーが効いてるわ。パワーセルしか使えないわよ」
出撃時の台詞。Nジャマーキャンセラーが効いていれば核動力が使えるはずなので、どう考えても間違いの迷台詞。漫画版やスパロボKでも修正されていない。状況を鑑みると「ニュートロンジャマ―が効いてるわ」が正しいと思われる。

スパロボシリーズの迷台詞[編集 | ソースを編集]

「邪魔するやつはスターゲイザーでぶっ飛ばすわ!」
『K』に於ける大迷言。前述の漫画版の名台詞を意識していると思われる…が「不本意な出撃」だった原作を鑑みれば先ず、有り得ない台詞なのだが…ジーグあたりに毒されたのか。

搭乗機体[編集 | ソースを編集]

スターゲイザーガンダム

資料リンク[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 後に『機動戦士ガンダム 水星の魔女』にて正真正銘の女性主人公が採用されたため、「(『水星』が)シリーズ初の女性主人公」として紹介する記事も見られている。