ストライクルージュ

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MBF-02 ストライクルージュ(Strike Rouge)

オーブ軍所属のモビルスーツ。GAT-X105 ストライクイージスとの戦闘で大破した際、修理時に製造された大量の予備パーツから組み上げられたコピー機である。機体性能やストライカーパックの運用など、基本的にはストライクとほぼ同等の性能を有するが、モルゲンレーテ社が独自に改良を加えている。オリジナル機との最大の相違点は強化型バッテリーユニット「パワーエクステンダー」を搭載した事で、これにより、エネルギー変換効率が向上し、稼働時間は飛躍的に向上した。また、それに伴い、PS装甲への供給電力も増加し、さらに防御力が向上している。加えて、カラーリングも赤主体に変化しており、「ルージュ(フランス語で赤)」の名称の由来となっている。ちなみに、後にザフトが開発したヴァリアブルフェイズシフト装甲は、この技術を発展させた物。この他にも、制御系にオーブ独自開発の操縦支援AIシステムが追加搭載されている。

機動戦士ガンダムSEEDでは、オーブ解放作戦時にはパーツ自体は完成していて、クサナギが宇宙へ脱出する際に運び出され、組み立てに約1ヶ月を要した。パイロットはカガリ・ユラ・アスハ。第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦で本機に搭乗して出撃し、ルーキーであるにもかかわらず、高い戦果を挙げた。なお、当初は「強そうだから」と言うカガリの希望でI.W.S.P.が装備される予定だったが、エースパイロットですら扱うのが難しい本装備をルーキーの彼女が扱えるわけもなく、OSの補助もままならなかった為、結局はエールストライカーでの運用が決まった。その為、エールストライカーのパーツ入手の必要が生じ、実戦投入が予定よりも遅れてしまった。

機動戦士ガンダムSEED DESTINY』では、引き続きカガリ・ユラ・アスハ専用機として登場。左肩には彼女のパーソナルマークが施されていた。しかし、C.E.73においては、装甲以外の性能はほぼ平凡な機体となっており、パワー等はザクウォーリアに劣るものとされる。なお、オープニングではI.W.S.P.を装備した姿で登場しているが、劇中では改良され、滞空時間が向上したエールストライカーを装備していた。基本的に戦うことはなく、オーブ軍の説得やデストロイの攻撃から人々を護るために使用されていた。39話では、エターナル救援のためにキラ・ヤマトが本機に搭乗した際、OSの設定を全てストライクと同じに調整した為、わずかな間だが「ストライクとほぼ同じ外見のストライクルージュ」が登場している。この調整によって運動性能は向上したが、装甲の強度は低下している。その後、大気圏離脱の際に専用ブースターユニット『ストライクブースター』を装備して宇宙へ打ち上げられた(小説版ではシャトル用のブースターを急遽、ストライク用に調整したとなっている)。大気圏を離脱した後、すぐさま戦闘に介入。ザクウォーリアやグフイグナイテッドを数機退けるなど善戦したが、数、性能共に上回る敵軍に劣勢を強いられ、最後は四肢を破壊されつつもストライクフリーダムを受け取る為にエターナルに強制着艦し、収容された。その後は本編には登場しないため、どうなったかは不明。

ゲームにおいては、性能もほぼストライクガンダムと同じで、ストライカーパックも流用できるが、この機体用に追加配備されるのはエールとI.W.S.P.だけなので注意。なお、こちらは最初から誰でも乗ることが可能。

元々はフレイ・アルスターが搭乗するはずで、色はその時の名残。

登場作品と操縦者

ストライクとの差としては、強化バッテリー等の設定から、ビームライフルの弾数とENが多いくらい。ただし作品によっては換装できるパックに違いがある。

αシリーズ

第3次スーパーロボット大戦α
初登場作品。後半にカガリと共に使用可能。I.W.S.P.も条件次第で入手できるが、隠し機体の中でも特に難しい条件を満たして入手する割には……な性能。また、エールとI.W.S.P.以外のストライカーパックは本作では換装出来ない。ストライクよりENや弾数が微妙に多い。初登場時、M1アストレイ小隊を組んでいるばっかりに空を飛ぶ事が出来なくなっている事に注意(エール状態のルージュは陸B)。

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
DESTINY出典。セツコルートで1シーンだけ登場し、その後、共通ルートでキラがエターナルに向かう際に乗って1回登場するのみ。本作では、ルージュの出番はイベント時にMAP上でユニットアイコンが見られるだけ。カガリ共々、不遇な機体。一切戦闘は行っていないのでそっくりそのままエターナルに積んであるはずである。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦J
原作よりも早くに入手し、オーブ沖での戦いで彼女の乗るルージュでアスランの乗るイージスを撃墜することも可能。本作でエール・I.W.S.P.以外にもランチャーとソードに換装できるようになった。逆にストライクもI.W.S.P.を換装可能になったので、登場が遅れるルージュには多少、不利かもしれない。ただ、カガリはM1アストレイ3人娘を召還出来る。
スーパーロボット大戦W
Jの時と同じだが、参戦が遅いので微妙。しかも、M1召還がムウにも使えるようになっている。ライトニングパック装備が拝める唯一の作品。
スーパーロボット大戦K
DESTINY出典。今回は(何故か)修理装置が搭載され、強化パーツのスロットが4つに増えているが、代わりに装備がエール固定で換装不可となっており、アストレイ・フォーメーションもないと最大火力や射程が弱体化している。「換装なくして何がストライクだ」とか「折角DESTINYのOPでI.W.S.P.がいたのだから出せばいいのに…」とか思った人も多いと思われる。武器によって次々と換装するインパルスが羨ましい。おとなしく回復役に徹するべき。ちなみに、カガリ以外が乗るとエールストライクガンダムになる(原作設定ではシールドとカメラアイの色までは変わらないのだが、今回は完全に初代ストライクになる)。サポート役としてみるとABCシールド+PS装甲があるので援護防御で能力を発揮し、空も飛べて修理装置があるのでスーパー系と組ませると便利。また、ライフルやサーベルの威力は実はMSでは高い部類に入り、パーツショップが開放される2周目以降は、MS最大のスロット数を活かして射程を延長することでコンボアタッカーとして無類の使い勝手を発揮する。
スーパーロボット大戦L
DESTINY出典。Kとほぼ同じ仕様であるが、コンボの弱体化と強化パーツの廃止の影響を大きく受けて大幅に弱体化。さらに加入も終盤であるため戦力としては使いようがない機体。一方機体ボーナスは優秀であるため、スーパー系のボスキラーと組ませて使うといい。カガリ自身を活躍させたければアカツキ、アカツキを他パイロットに回すならこちらと言ったところか。

Scramble Commanderシリーズ

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
カガリの乗機。機体自体の性能はイマイチだが、必殺技の使用条件が緩いこととカガリが「激励」を習得する点に価値がある。ステージ開始直後に「激励」を使い、ENが尽きるまで必殺技を撃ちまくってから後続と交代させるのが最も有効な活用法だろう。

装備・機能

武装・必殺武器

75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
頭部に2門装備された近接防御機関砲。敵機への威嚇や牽制、ミサイル迎撃などに使われる。
コンバットナイフ「アーマーシュナイダー」
両腰部に格納された折りたたみ式のナイフ。内蔵された電源と超振動モーターによって高周波振動させた刀身で PS装甲以外のほとんどの物体を切断できる。
57mm高エネルギービームライフル
携行式のビーム砲。ローラシア級の外装を一撃で貫通するほどの威力がある。ただし、機体のジェネレーターからエネルギーを供給する方式の為、使用した回数に応じて機体の稼働時間に制約を受ける。
バズーカ
第8艦隊からの補給時に渡された対MS用の武装。デュエルが装備する予定だったタイプとは別の物。弾倉を4つまで装着可能。

特殊能力

剣装備、盾装備、銃装備
切り払いシールド防御撃ち落としを発動。
対ビームシールド
対ビームコーティング処理が施された実体型シールド。デュエル等と同規格の大型タイプで、有効防御面が広い。
PS装甲
通電させる事で相転移する特殊な装甲で、物理攻撃を無効化する。通常はグレー一色だが、通電させると色が変化する。大気圏突入なども可能になるが、エネルギーを大量に消費する上、高出力のビーム兵器などには弱いという欠点もある。本機はパワーエクステンダーを搭載したおかげで稼働時間の延長に成功しており、エネルギー変換効率も上昇している。
分離
ストライカーパック装備時に分離が可能。
換装
各種ストライカーパックに換装する。
修理装置
K、Lでのみ実装。

移動タイプ

エールストライカーを標準装備しているK、Lでは飛行可能。

サイズ

M

対決

ソードインパルスガンダム
『SEED DESTINY』にて。対、といってもオーブ艦を攻撃しているインパルスを止めるため接近しようとしたところをビームライフルで追い払われただけだが。この時カガリを守るため1機のムラサメが犠牲になっている。これが唯一の新旧換装タイプのG同士の顔合わせであった。

名場面

天空のキラ
『SEED DESTINY』原作39話で孤立無援の状態のエターナルに今や旧式となったストライクルージュをかつての愛機であるストライクと同じ仕様にセッティングして単身駆けつけるキラ。奮戦するも戦力差も機体の性能差でも不利な状況で機体は大破してしまったがストライクフリーダムガンダムへの繋ぎの役目は果たした。この戦闘シーンはSEEDには珍しく殆ど新規作画で、扱いが良い。

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