ジュピトリスは『機動戦士Ζガンダム』の登場メカ。
概要
地球連邦軍の大型輸送艦。木星圏で採取したヘリウム3の運搬を目的として建造された。
地球から木星までの長期間の航行に備えて居住区が設けられ、回転運動により慣性重力を得ている。更にモビルスーツも製造可能な工場ブロックも設けられている(ただし、さすがに機体を多数量産するといったことは出来ず、数機から十数機ほどを製造出来る程度である)。2kmの巨体はヘリウム3のタンク一つがホワイトベースと同程度ということからもそのスケールがうかがえる。
艦長はパプテマス・シロッコ大尉(劇場版では大佐)で、グリプス戦役が勃発した直後に地球圏へ帰還し、ティターンズ側についた。終盤にはシロッコはカミーユに敗れ死亡、本艦も撃沈されている。TV版最終話ではタンクの一部が破損したのみだが、『ΖΖ』第1話で撃沈された事が語られた。劇場版やゲーム『ガンダム無双』シリーズではウェイブライダーの突撃を受けたジ・Oに道連れにされる形で撃沈している。
登場作品と操縦者
- 第2次スーパーロボット大戦(G)
- 初登場作品。シナリオ「激闘!ジュピトリス」にて内部がマップとして登場する。
- スーパーロボット大戦α
- ユニットとしては初参戦。シロッコが乗る。武装は大したことはないが、シロッコの能力もあり確実に当ててくる。Vガンダム系シナリオ、『天使の輪の上で』で撃墜すると熟練度+1されるが、凄まじいHPに関わらず、HP90%以下で撤退するため特殊誕生日の主人公で捨て身を使うか魂を持っているキャラ(筆頭はSRX)を余程重点的に育てていないと撃墜はほぼ不可能。攻撃する直前に脱力をフル動員したいところ。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- HP90%以下での撤退は『α』同様ながら、装甲値が2400から3200と大幅に跳ね上がっている事に加え、SRXの弱体化なども相俟って魂持ちの主人公か、マジンパワー&野生化などのブースト機能を具えた機体のフル改造最強武器でなければ、撃墜が一層困難になってしまった。また、ジュピトリス撃墜を狙うのなら脱力要員の早期からの育成も必須事項となる。強制出撃枠に戦慄持ちのライこそ居るが、戦慄の効果自体微々たるものへと弱体化しているので「無いよりマシ」程度に捉えておこう。
装備・機能
- 対空機銃
- 船体各所に無数に設置されている。どちらかといえば戦闘用というより、デブリの破砕などの自衛目的の装備。
- ミサイルランチャー、メガ粒子砲
- 原作にはないスパロボオリジナル装備。ガンダムシリーズの一部ゲーム作品でも装備されていることがある。
移動タイプ
- 宇
- LL
関連機体
同型艦
- ジュピトリスII(SRW未登場)
- 『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場。第1次ネオ・ジオン抗争終結後にジュドーやルーが乗り込んだ。
- コバヤシ丸(SRW未登場)
- 『機動戦士ガンダムF90』に登場。オールズモビル(火星独立ジオン軍)によって撃沈されている。
後継艦
- ジュピトリス9
- 木星帝国の旗艦として用いられた。
他作品の関連機体
- ツィオルコフスキー(SRW未登場)
- 『機動戦士ガンダムSEED』に登場するジュピトリスそっくりの艦。ジョージ・グレンが設計しており、この内部で「ジョージ・グレンの告白」が行われた。