「ボール」の版間の差分

提供: スーパーロボット大戦Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
 
(2人の利用者による、間の2版が非表示)
3行目: 3行目:
 
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
*{{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダム}}
 
*{{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダム}}
 +
| デザイン = {{メカニックデザイン|富野由悠季}}(ラブデザイン)<br />{{メカニックデザイン|大河原邦男}}(クリンナップ)
 
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|第4次スーパーロボット大戦}}
 
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|第4次スーパーロボット大戦}}
 
| SRWでの分類 = [[機体]]
 
| SRWでの分類 = [[機体]]
65行目: 66行目:
 
====オプション装備====
 
====オプション装備====
 
;2連装機関砲
 
;2連装機関砲
:低反動キャノン砲と換装可能な2門装備の武装。近接戦用で連射性能が高い。通称15(フィフティーン)キャリバー。2連装キャノン砲と表記している資料もある。繰り返すが、接近されたらダメな気がするが…。
+
:低反動キャノン砲と換装可能な2門装備の武装。近接戦用で連射性能が高い。通称15(フィフティーン)キャリバー。2連装キャノン砲と表記している資料もある。繰り返すが、接近されたらダメな気がするが…。とはいえ『IGLOO』では低反動キャノン砲装備と混成を組んでいたので、編隊を組めば接近された場合の保険として有効なのかもしれない。
 
:元々は『第08MS小隊』でシローが乗っていたK型の武装で、『IGLOO』作中でもこちらに換装した通常機はジオンから「RB-79K」として扱われていた。しかしながら前者はMSを撃墜できる威力があるのに対して、後者は命中しても戦闘ポッドすら撃墜できなかった。
 
:元々は『第08MS小隊』でシローが乗っていたK型の武装で、『IGLOO』作中でもこちらに換装した通常機はジオンから「RB-79K」として扱われていた。しかしながら前者はMSを撃墜できる威力があるのに対して、後者は命中しても戦闘ポッドすら撃墜できなかった。
  
93行目: 94行目:
 
===強化型・バリエーション機===
 
===強化型・バリエーション機===
 
;[[GUNDAM:ボールK型|ボールK型]](SRW未登場)
 
;[[GUNDAM:ボールK型|ボールK型]](SRW未登場)
:『[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊]]』に登場。マニピュレーターの数を2本から4本に増やしている(Y字になっている)他、ウィンチギミックを装備している。なお4本のマニピュレーターは本機を含めたカトキハジメがデザインしたボールに共通する特徴である。
+
:『[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊]]』に登場。マニピュレーターの数を2本から4本に増やしている(Y字になっている)他、ウィンチギミックを装備している。
:劇中では[[宇宙用高機動試験型ザク]]と対峙し、ワイヤーで相手の動きをとめて連装機関砲で相打ちに持ち込んだ。
 
 
:SRW未登場。なお、『[[スーパーロボット大戦GC|GC]]([[スーパーロボット大戦XO|XO]])』では通常のボールでシナリオの再現が行われている。
 
:SRW未登場。なお、『[[スーパーロボット大戦GC|GC]]([[スーパーロボット大戦XO|XO]])』では通常のボールでシナリオの再現が行われている。
 
;[[GUNDAM:Bガンダム|Bガンダム]](SRW未登場)
 
;[[GUNDAM:Bガンダム|Bガンダム]](SRW未登場)

2024年11月17日 (日) 22:07時点における最新版

ボール
外国語表記 Ball[1]
登場作品

ガンダムシリーズ

デザイン 富野由悠季(ラブデザイン)
大河原邦男(クリンナップ)
初登場SRW 第4次スーパーロボット大戦
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 簡易型モビルスーツ[1][2]
生産形態 量産機
型式番号 RB-79
全高 12.8 m
本体重量 17.2 t
全備重量 49.0 t
動力 燃料電池
ジェネレーター出力 400 kw
スラスター推力 24,000 kg
装甲材質 チタン合金[3]
開発 地球連邦軍
所属 地球連邦軍
テンプレートを表示

ボールは『機動戦士ガンダム』の登場メカ

概要[編集 | ソースを編集]

地球連邦軍の開発した宇宙用機体。

いくら資源や物量で勝る連邦と言えど、戦争の長期化やそれによる疲弊により、製造・保有できるMSの数には限度があった事から、ジムを支援するための廉価機体として開発されたという経緯を持つ。

当時、宇宙空間作業用として普及していたスペースポッド「SP-W03」をベースに開発されている。メインスラスターや装甲、マニピュレーター等以外はほぼそのままスペースポッドから流用されており、その製造コストはジムの4分の1以下にまで抑えられている。動力源も核融合炉ではなく、スペースポッドの燃料電池を流用しており、出力の低さからビーム兵器は使用できない。

武装は、ガンタンクのものを流用した低反動キャノン砲を1門搭載しており、弾数こそ少ないが攻撃力自体は高い。この優れた攻撃力を活かし、先述したジムの火力支援の他、本機のみで構成された人海戦術、マゼラン級やサラミス級に搭載されてパトロール艦隊を形成する等した。マニピュレーターも装備しているが、MS用の携行兵装の保持はできず、AMBACによる姿勢制御としても使う事はできない。近接戦闘能力も皆無であり、敵MSに肉薄されると為す術がなく、作中ではザクIIに蹴飛ばされる描写さえ存在する。

2連装キャノン砲を搭載するK型、浮遊機雷を散布するM型等といったいくつかのバリエーションがあるが、その生産数はいずれも少ない。また、1stガンダム以降の他作品にも何機かのバリエーション機体が登場しているが、MSの普及以降は流石に第一線から引いており、主に後方での防衛任務や作業用として用いられている。一部には武装を撤去して民間に払い下げられた個体もあったという。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

旧シリーズ[編集 | ソースを編集]

第4次スーパーロボット大戦S
初登場作品。シナリオ「エゥーゴとの接触」で増援として登場するエゥーゴ兵(NPC)が乗り込む。なお、増援登場前にクリアしてもマップ終了前に登場してくれるため、ロボット大図鑑には登録される。
スーパーロボット大戦F完結編
シナリオ「ガラスの王国」で連邦軍兵(NPC)の機体として3機登場。また、条件成立で1機入手することが可能となっている。宇宙Bで機体性能も武器性能も劣悪なので驚くほど弱い。
というかボール入手後、ミノフスキークラフト無しかつ確定で使えるシナリオは2つしか存在せず、さらに下取りイベントの対象機体でもあるので、入手したところで使われることはないだろう。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦GC
序盤のイベントでシローが乗り込み、加入時にホワイトベースに持ち込まれる。Sサイズのため部位攻撃要員に使えるが、宇宙専用なのでミノフスキークラフトをつけても地上(と月面)では出撃できない。しかも加入してすぐに舞台が地上に移る。
なお、本作に登場するのは「K型」ではなく、1stガンダムに登場した普通のタイプである。
スーパーロボット大戦XO
適性がBになったため、地上でも出撃できるようになった。『GC』同様Sサイズのため部位攻撃要員として使えるだけでなく、宇宙Sのおかげで宇宙では意外と避ける。使い勝手の面から見れば歴代最強のボールであろう。

関連作品[編集 | ソースを編集]

バトルドッジボールII
ジム0083(ジム改)の必殺技「第7中隊出撃」で呼び出される。ボール違いです。もしかすると『0083』のボール改修型の方かもしれないが、小さなドット絵なので判別は付かない。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

武装[編集 | ソースを編集]

マニピュレーター
側面に2基装備。基本的には作業用の装備だが、緊急時には打突武装としても使用可能。普通、そこまで接近されたらダメな気がするが…。
低反動キャノン砲
本体の上部に1門装備されている武装。ザクを粉砕させるだけの威力を持っており、『機動戦士ガンダム MS IGLOO 1年戦争秘録』(SRW未参戦)では相手が宇宙用ではろくに行動できないJ型という圧倒的な地の利を生かしてつるべ撃ちにしていた。なお、口径は120mmだったり180mmだったりと、設定資料の刊行・執筆時期によって異なっている[4]
SRWでは本機唯一の武装。射程だけは一人前、といった性能だが、『GC』では改造で十分な火力も得られる。なお、『F完結編』では射程5-8と妙な設定になっていた[5]

オプション装備[編集 | ソースを編集]

2連装機関砲
低反動キャノン砲と換装可能な2門装備の武装。近接戦用で連射性能が高い。通称15(フィフティーン)キャリバー。2連装キャノン砲と表記している資料もある。繰り返すが、接近されたらダメな気がするが…。とはいえ『IGLOO』では低反動キャノン砲装備と混成を組んでいたので、編隊を組めば接近された場合の保険として有効なのかもしれない。
元々は『第08MS小隊』でシローが乗っていたK型の武装で、『IGLOO』作中でもこちらに換装した通常機はジオンから「RB-79K」として扱われていた。しかしながら前者はMSを撃墜できる威力があるのに対して、後者は命中しても戦闘ポッドすら撃墜できなかった。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

宇宙 /
本来は宇宙専用。『XO』のみ飛行可能。

サイズ[編集 | ソースを編集]

M / S
旧シリーズ」ではMサイズ。
実際は13m近い球形、つまり幅も同じくらいあるので、18mのMSと並べると意外に大きく映る。

機体BGM[編集 | ソースを編集]

「颯爽たるシャア」
第4次』より。
「ホワイトベース」
GCXO)』より。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

VSザク
『1st』より。ア・バオア・クーの戦いにて、不用意にザクに近づきすぎたボールの一機がサッカーボールさながらに蹴り飛ばされ後方にいたジムに衝突、両機とも爆散してしまった。
ちなみに、カプセルトイ「機動戦士ガンダム MSモビルスタンド03」にて、このシーンのジムとボールが立体化されている。

主な関連機体[編集 | ソースを編集]

一覧に無い機体はガンダムWikiを参照。

強化型・バリエーション機[編集 | ソースを編集]

ボールK型(SRW未登場)
機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場。マニピュレーターの数を2本から4本に増やしている(Y字になっている)他、ウィンチギミックを装備している。
SRW未登場。なお、『GCXO)』では通常のボールでシナリオの再現が行われている。
Bガンダム(SRW未登場)
機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート』収録のエピソード「バカがボオルでやってくる!」に登場。一年戦争時のソロモン攻略戦でのウモンの乗機(現地改修機)で、端的に言えば巨大なガンダムの顔がついたボール。「ガンダム顔」の効果は絶大であり、結果としてリック・ドム6機の撃墜に成功している。
SRW未登場だが、『第2次α』では彼の武勇伝にアラドが「相手を驚かせて隙を突いただけじゃないッスか?」と、本機を匂わせるような返しがされている[6]

関連機[編集 | ソースを編集]

ガンタンク
本機のキャノン砲はガンタンクから流用されている、という設定だが、前述の通り本機のキャノン砲の設定も度々変更されているため当てはまらない場合もある。「流用したものも試作された」など、一般機は流用ではないとも解釈できる資料もある[7]
ジム
戦場ではセットで行動し、支援をするのが基本。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 劇中で「ザクにサッカーボールの如く蹴飛ばされてジムにぶつけられる」等のシーンからも分かる通り小型機のように作劇されているが、設定上は全高12.8mと他MSと並べれば胸部辺りまである。
  • 小説版では「ミスター・ボール」という名称が付けられている。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 1.0 1.1 MS、機動戦士ガンダム公式web、サンライズ、2022年1月8日閲覧。
  2. 「戦闘用ポッド」「モビルアーマー」「モビルポッド」などと解説されることもある。
  3. 一部資料では「ルナ・チタニウム合金」記述も有るがジムのコスト抑制の設定などと矛盾するので異説の類と思われる。
  4. プラモデル 「MG RB-79K ボール 第08MS小隊版」では「180mm砲搭載型が最も多く量産されたが、調達の問題から120mm砲を搭載した機体もあった」といった解説がされている。
  5. なお、同じ「120ミリキャノン」を装備しているガンタンクも同じ設定である。
  6. ちなみに、「バカがボオルでやってくる!」の発表は2002年9月26日(ガンダムエース2002年11月号)、『第2次α』の発売は2003年3月27日である。
  7. プラモデル 「MG RB-79K ボール 第08MS小隊版」などでは「試作機のRX-76にはガンタンクのものを流用した120mmキャノンが搭載されていた」などと解説されている。

商品情報[編集 | ソースを編集]

資料リンク[編集 | ソースを編集]