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2012年8月19日 (日) 16:47時点における版
チームトリニティ(Team Trinity)
『機動戦士ガンダム00』にて登場する組織『ソレスタルビーイング』のセカンドチーム。 メンバーは全員がデザインベイビーによる兄妹であり、プトレマイオスチームとは独立して行動する。そして疑似太陽炉「GNドライヴ[Τ]」を動力とするガンダム、「ガンダムスローネ」シリーズのマイスターでもある。
プトレマイオスチーム同様、目的は「武力による戦争根絶」だが、プトレマイオスチームのやり方を生ぬるいと評価し、こちらは軍事基地や工場もろとも民間人をも巻き込む程の過激な武力介入を行った。挙句、最早「武力介入」ですらない個人感情による「虐殺」同然の行動も引き起こし、その結果、プトレマイオスチームからは紛争の幇助者とみなされ決別されている。
しかし、メンバーすら知らないトリニティに与えられた真の役割は「ガンダムに対する世界の敵意を煽り、世界の統一を促す」というものであり、監視者であるアレハンドロ・コーナーの捨て駒に過ぎなかった。最終的に国連軍の結成により役目を終えたと判断され、刺客として放たれたアリー・アル・サーシェスの襲撃により、ネーナ一人だけを残して壊滅した。そのうちに、ミハエルのガンダムスローネツヴァイもサーシェスに奪取され国連軍の戦力に組み込まれた。そしてチームトリニティが行った過激な武力介入への憎悪はプトレマイオスチームへと向けられていき、彼らは窮地に陥ることになる。
捨て駒に過ぎないせいか各人のパイロット能力はそれほど高くなく、機体性能に依存している部分が多い。原作では、当初は圧倒的な機体性能を見せつけてガンダムに比べて性能的に劣る敵を一方的に蹂躙していたものの、各国家軍にガンダムと同等の性能を持つGN-Xが提供されると、瞬く間に追い詰められた。生身での戦闘能力もあまり高い訳では無いようで、サーシェスが不意打ちを仕掛けた際には何も出来ずにミハエルが銃殺され、ヨハンも負傷した。その間、ネーナは(ガンダムに乗っていたにもかかわらず)何も出来なかった(好意的に解釈するなら、ヨハンを巻き添えにする攻撃が出来なかったため、とも受け取れるが)。
上記のような点や、機体性能に胡座をかいて意気がる行動・発言が多く(特にミハエルとネーナ)、そのくせ不測の事態にはほとんど対応できずかつ実力で勝る敵に相対するとあっさり敗北を喫する点などから「かませ犬」「虎の威を借る狐」「弱い者いじめ専門」という風に見られている節も少なからずある(彼らの活躍があまり描写されていないことも一因だろうが)。
登場作品
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 初登場作品。共通ルートでは顔見せ程度でしか登場せず、直接戦えるのはCBと同行するルートに入ったときのみ。1回しか戦えない。原作のように瞬殺出来るほど弱くはないが、さして強いわけでもなく、加えて出番も多くないのでかませ犬っぽさは原作以上。世界中が新帝国インペリウムや様々な外敵の脅威に晒されている状況下でも武力介入を続ける様は、排除対象であるテロリストはおろか、小学生からも「状況が理解できていない」、「空気が読めていない」などと評されるほどであった。なお、今作では原作とは違いGN-Xと一度も戦うことなく退場した(ちなみに、他作品のキャラクター達とも戦っていない)。
人物
- ヨハン・トリニティ
- 長兄。冷静沈着なチームのまとめ役。ガンダムスローネアインのマイスター。サーシェスにモビルスーツ戦を挑むも、抵抗空しく撃墜された。
- ミハエル・トリニティ
- 次兄。短気かつ攻撃的で残忍。ガンダムスローネツヴァイのマイスター。原作ではサーシェスに瞬殺されたので断末魔も一切無し。Zでは死亡したことを分かり易くプレイヤーに伝えるためか、一応死亡時に台詞が追加された。
- ネーナ・トリニティ
- 長女(末っ子)。無邪気な子供ようにわがままで、そして残忍。ガンダムスローネドライのマイスター。チームトリニティでは唯一サーシェスからの殺害を免れた。2ndではサーシェスに復讐しようとするも、自身の手で狂わされたルイスに殺害されてしまう。
- アレハンドロ・コーナー
- 直属の上司的存在だったが、最終的にトリニティを用済みとみなし、刺客としてサーシェスを差し向ける。
- アリー・アル・サーシェス
- 用済みになったトリニティをネーナを残して始末し、ツヴァイを強奪した。
- ラグナ・ハーヴェイ
- アレハンドロと結託し、命令をトリニティに伝えていたが、最終的に用済みとみなされサーシェスに抹殺される。
関連する他作品の人物
- エイーダ・ロッサ
- キラ・ヤマト、アスラン・ザラ、シン・アスカ、ルナマリア・ホーク
- 直接的な関係はないが、彼等が第2次Zの世界に転移した時に、自身達がOZの輸送機を攻撃した後、追ってきたOZの部隊が彼等をソレスタルビーイングの一員と勘違いをしてしまう。
関連する用語
資料リンク
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