「叢雲劾」の版間の差分

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:1部からスポット参戦するが、仲間になるのは2部後半。高い[[能力]]と[[コーディネイター]]補正のため使い勝手が良く、[[パイロット養成]]無しの状態で比較すれば、[[合体攻撃]]についてもロウより火力が高い。とにかく本作の『SEED』のif展開において、縦横無尽の活躍を見せており、キラを救ったロウに対抗するかの如く、[[ナタル・バジルール|ナタル]]を始め、[[トール・ケーニヒ|トール]]、[[ニコル・アマルフィ|ニコル]]とSEEDの戦死キャラを悉く救い、終盤には[[ムルタ・アズラエル|アズラエル]]を追い詰める熱い一幕があるが、このイベントはとにかく熱いイベント目白押しの[[宇宙の騎士テッカマンブレード|テッカマンルート]]と二択なのが痛いところ。ファイルを二つ作って両方見るのも一興。<br />余談だが、下記にもある本作における劾の名台詞の一部は『機動戦士ガンダム EXTREME VS(家庭機版)』においても彼の戦闘中の台詞として採用されており、同作では井上和彦氏のボイスでそれらの台詞を聞く事が出来る。
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== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==

2014年5月17日 (土) 14:06時点における版

叢雲劾(Gai Murakumo)

機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』のノベライズ版及び、ジオラマストーリー版(ASTRAY B)の主人公傭兵部隊サーペントテールのリーダー。オレンジのレンズのサングラスがトレードマーク。

ミッションの行きがかり上アストレイブルーフレームを入手し、以降愛機にする。ロウ・ギュールとはこれ以来の腐れ縁となる。

劇中のある事件に際してサーペントテールの関係者達には、自身が元は連合の戦闘用コーディネイターの試作体で、マインドコントロールが不完全だったために脱走したことを明かす。トレードマークのサングラスも、自身の網膜に判別用のコードが打ち込まれているため、分かる人が見れば素性が分かってしまうトラブルを避けるためにかけている。

プロの傭兵として高い能力を持つが、それは戦闘用コーディネイターとしてだけではなく、戦いの中で生きてきた(なお、脱走後の経緯はストーリー上明らかにされていない)ことによる実戦で身に付けていったものである。ストーリー中の愛機であるアストレイブルーフレームは、全くの偶然から手に入れ、たまたま相性がよかったために使用している。それ以前は現地で機体を調達しては自身のクセや任務の内容に合わせてカスタムし、終了時に乗り捨てるといったことを繰り返していた。

基本的にリアリストでクールな性格。「勝てる戦いしかしない」と発言するように苦戦していても冷静に勝機を見極め、運命などの概念的なものは一切信じないタチである。ただロウとの遭遇以来、無意識に感慨にふけるような呟きを零すことも増えた。なお戸田版アストレイでは以上の性格は踏まえてはいるものの、作風に完全に染まった妙なキャラ付けになっている。

傭兵として「敵は倒せる時に倒す」という信条を持っており、基本的に相手の命を取らない戦い方をするロウとは好対照的である。ロウが見逃したギナに対してわざわざトドメを刺した事もある(もっとも、この直前、ギナはロウを不意打ちしようとしているため、ギナに同情の余地はないが)。「確実に倒す」ためか、トドメを刺す際はアーマーシュナイダーでコックピットを抉る事が多い。この点はブルーフレームの武器のトドメ演出でもしっかり再現された。また、「脅しをしない」というやり方を基本としている。これは「実行しないからこそ効果のある」脅迫はせず、殺すと言ったら絶対に殺す、というように事実しか言わず、その通りに行動するということである。

ゲームなどでは井上和彦氏が演じているが、ロンド・ギナ・サハクを演じているのが飛田展男氏なのも含めて、原画担当・ときた洸一氏が希望したキャスティングである。これは形こそまったく違うけれども『ジェリド・メサ(井上氏)がカミーユ・ビダン(飛田氏)に勝った』瞬間を作り上げようという声優ネタだとされる。


登場作品と役柄

スーパーロボット大戦W
1部からスポット参戦するが、仲間になるのは2部後半。高い能力コーディネイター補正のため使い勝手が良く、パイロット養成無しの状態で比較すれば、合体攻撃についてもロウより火力が高い。とにかく本作の『SEED』のif展開において、縦横無尽の活躍を見せており、キラを救ったロウに対抗するかの如く、ナタルを始め、トールニコルとSEEDの戦死キャラを悉く救い、終盤にはアズラエルを追い詰める熱い一幕があるが、このイベントはとにかく熱いイベント目白押しのテッカマンルートと二択なのが痛いところ。ファイルを二つ作って両方見るのも一興。
余談だが、下記にもある本作における劾の名台詞の一部は『機動戦士ガンダム EXTREME VS(家庭機版)』においても彼の戦闘中の台詞として採用されており、同作では井上和彦氏のボイスでそれらの台詞を聞く事が出来る。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

精神コマンド

W
集中ひらめき直撃熱血必中

特殊技能(特殊スキル)

W
斬り払い撃ち落としコーディネイターヒット&アウェイ指揮L2マルチコンボL2

人間関係

イライジャ・キール
同僚。劾とは様々な意味で対照的な人物だが、実は彼をサーペントテールにスカウトしたのは劾本人。劾がもっとも信頼を置く人物の一人。
風花・アジャー
同僚の娘。
ロレッタ・アジャー
同僚。
リード・ウェラー
同僚。
ロウ・ギュール
腐れ縁的な知人。面白そうという理由で劾の機体を改修する。
シーゲル・クライン
依頼人。作中、彼からの依頼を劾は何度か引き受けている。特に最後の依頼はシーゲルの死後に遂行する事になった。時が流れた「DESTINY ASTRAY」においてもその要請を実行し続けている。
カナード・パルス
SEED DESTINY』の時代には彼と行動を共にする事も。
ロンド・ギナ・サハク
ロウに不意打ちしようとした彼にトドメを刺す。後に『VS ASTRAY』にてライブラリアンの手によって彼のカーボンヒューマンが登場。ギナご本人の殺された記憶までしっかり複製されており、復讐を果たす為に再び劾と対峙する。
ロンド・ミナ・サハク
流石の劾も頭が上がらない相手。生身での戦闘力は実は劾より上。
ソキウス
作中唯一劾がモビルスーツ戦で敗北した相手。再戦では勝利。
トロヤ・ノワレ
『FRAME ASTRAYS』(SRW未参戦)の主人公(SRW未登場)で東アジアのゲリラ。「アストレイ・グリーンフレーム」のパイロットとして仲間と共に連合、ザフトの双方と戦った。最初は劾と敵対していたが、後に共通の敵を倒すために共闘する事になる。
ルカス・オドネル
『FRAME ASTRAYS』に登場したコーディネイターの連合兵(SRW未登場)。東アジアに派遣されていたが一兵士として戦う事を拒み、仲間を集め離反した。しかし、ゲリラと地球連合、ザフトの連合軍によって追い詰められ、最期は劾との一騎討ちに敗れ、戦死する。
ダンテ・ゴルディジャーニ
『DESTINY ASTRAY B』に登場した連合に雇われているコーディネーターの傭兵(SRW未登場)。連合の戦闘用コーディネイター開発に関っており、事実上劾の生みの親(ダンテ本人に言わせると『作品』の1つ)であり、あらゆる戦闘技術を教わった師匠とも言える存在。その『最高傑作の作品』である劾の命を狙う。

他作品との人間関係

機動戦士ガンダムSEEDシリーズ

キラ・ヤマト
原作でもキラのことは知っており「スーパーコーディネーターの彼と自分が戦ったらどちらが強いだろう」と考える描写がある。Wにて彼がラクスからフリーダムを受け取った後、地球に降下する際にザフトに襲撃されたところを援護し、彼を救出した。
ニコル・アマルフィトール・ケーニヒ
Wではほぼ原作通りの展開の後重傷を負ったまま戦場に倒れていた彼らを救出し、マルキオの許で療養させた。劾は命の恩人ともいえる。
ナタル・バジルール
Wの終盤に原作通り彼女がアズラエルに撃たれ、原作通りに死にそうになったところで劾がアズラエルを阻止して彼女を救い、共にドミニオンから脱出している。また、アズラエルの暴走を阻止したという点ではムウ・ラ・フラガも救っているという事になる。
ラクス・クライン
依頼主の娘。
ムルタ・アズラエル
元々劾は過去の経緯からブルーコスモスを敵視している設定があるため、その延長上でWにて宿敵とされた。その執念はSEED本編を容易く喰ってしまうほど。
ラウ・ル・クルーゼ
共に他者の歪んだ目的の為に生み出された者同士。Wでは彼に理解を示しつつも、その生き方や行動に関しては「無意味」「命の無駄使い」と真正面からはっきりと否定し、最後まで彼の反論を許さなかった。
ジェラード・ガルシア
アルテミスで彼にイライジャを人質に取られ、進退きわまった状態でロウ達と戦う事になった。その後、逆に連合に雇われてガルシアを救助しているが、しばらくしてからガルシアから特務部隊X脱走の罪をなすりつけられそうになり、返り討ちにする。そのしぶとさからファンから「不死身」とネタにされてたガルシアだが、劾に返り討ちにされてしまい、恐怖に怯える場面を最後に登場していない

その他ガンダムシリーズ

張五飛
Wではサハク家を出奔した彼と一時的に行動を共にした。

リアル系

アカツキ・ナガレ
Wでは一時期彼に雇われていた。
テンカワ・アキト
Wではガイを失い戦意を失っていた彼の窮地を救い、彼の発奮に一役買った。
ダイゴウジ・ガイ
Wでは名前繋がりから、劾の名前に彼が反応する場面も。

スーパー系

Dボゥイ
Wではデッドに敗退した彼を救出した。
ダイ・バザール大帝王ゾア
Wでは数百年以上戦い続けているまさに歴戦の勇士中の勇士である彼らも、劾の戦闘能力を高く評価していた。

バンプレストオリジナル

カズマ・アーディガン
Wでは一時期「カイト」の名でサーペントテールに所属しており、彼の面倒を色々と見ていた。カズマの正体を見抜いていた節もある。彼からは尊敬されており、彼にとって劾は心を熱くさせてくれる人間の一人である。彼に対して本音を打ち明ける場面も。最終決戦の際にはたった4文字で彼の古傷を抉った。

名台詞

「任務完了」
決め台詞。と違って、読み方は「ミッション・コンプリート」。
「敵は倒せる時に倒す…それが傭兵のやり方だ」
この台詞と共に、ギナを抉り殺した。ちなみにこの時、直前に戦っていたロウは既に離脱していたが、Wではこの流れがロウの目の前で起きた。
「俺の名は叢雲劾。傭兵だ」
「この村は狙われている」
ノベライズ版1巻「密林の対決」より。なんと公式でやってしまった声優ネタ。元ネタの台詞よりも、むしろ64でのの台詞を彷彿させる台詞である。
「……お前、サーペントテールに来る気はないか?」
2巻における過去話にて、任務に失敗して自責の念にかられるイライジャに対して。なぜこんなことを言い出したのかは「イライジャが傭兵のなんたるかを理解しているから」と本人は語るが、後書にて「自身が完璧であるがゆえに、欠点だらけのイライジャを必要とした」と記されている。
「そこまでして俺に殺されたいか?」
「いいだろう。何度でも葬ってやる!」
『VS ASTRAY』より。ライブラリアンの手によって復活したギナと再び対峙して。ギナの複製とはいえ、かつて劾に殺された事も記憶していて復讐に燃える彼に向かいこの一言で一蹴。ギナを激怒させる。

迷台詞

戸田版はどのキャラも色々な意味でぶっ飛んでいるが、劾も例外ではなく、ときた版でのクールさは宇宙の彼方にふっ飛んでしまっている。

「俺は傭兵部隊サーペント・テール…叢雲劾!!」
戸田版での最も有名な名(迷)台詞がこれ。セリフじたいはおかしくはないものの、シチュエーションが背を向けていた状態から何故か回転しながら(クルックルウゥ~)自己紹介し、「叢雲劾!!」と名乗るところで相手に向かって腕を振り下ろす(シュピン!)、というもの。
俗に「クルクルシュピン」と言われている。
「…それは『無理』だな。なぜならお目当ての予備パーツはさっき見つけて、すべて破壊してしまったからだ~~~~~~!!!」
アストレイRの最終話、リジェネレイトの予備パーツを全て破壊してアッシュに対して言い放った全くクールじゃない台詞。これも戸田版の劾を象徴する代表的な迷台詞の一つ。
なぜか「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス」でも使われているが、こちらはときた版風のクールな演技なので非常にカッコいい台詞となっている。

スパロボシリーズでの名台詞

「タカがトンビを生んだ…か…」
Wにて、ミッションで再び組むことにになったカイト(カズマ)の正体について他の仲間で議論した際に漏らした一言。勿論元ネタは「トンビがタカを産む」なので、この場合は偉大な父親を持ったカイト(カズマ)に対する人物評なのだろう。
「このブルーフレーム・セカンドは俺に合わせて改修された世界でたった一つの機体だ」
「この機体に乗っている限り、俺に敗北はない……!」
Wのオーブ攻防戦での戦闘前台詞。実際、セカンドに乗り換えてからの劾はモビルスーツ戦では無敗だったりする。この時の形態はセカンドLだが、この後のスポット参戦時は常にセカンドLであり、自身が考案したセカンドGでは一度も出て来ない……。
「俺を雇ったのは俺自身だ。俺は世界の前に俺の命を狙った者を許しはしない……!」
Wのギナとの戦闘前会話。世界がどうこう以前に、ギナの行いでもっとも許せなかったのは自身の命を狙った事。思想や主義主張では戦わず、現実の事象によって戦う「傭兵」の姿がそこにはあった。
「一握りの人間の歪んだ思想が戦いを呼ぶか…」
「後ろめたさを隠すための美辞麗句か。そんな人間に世界は渡せんな…!」
Wにて、火星の後継者との決戦にて草壁に対して。彼が声高に叫ぶ正義を独善的な「美辞麗句」とバッサリと斬り捨てる。
「だが、そのクルーゼという男の気持ち…わからんでもない」
Wの終盤、ムウがクルーゼの出生、そしてその出自故に世界を呪い、滅ぼさんと画策する彼の憎悪を語り、一同がクルーゼの世界への憎悪を否定する中、劾は自らの出自故、クルーゼの憎悪に同情を見せる。当然、この時点では劾の出生の秘密を知らないロウやカガリは劾のこの一言に驚き、反発するが…。
「…お前達が戦う敵の中に俺のターゲットがいるからだ」
「そうだ。そして、俺のミッションはもうすぐ始まる…」
上記の場面の後、カズマに自らの出生の秘密を打ち明け、彼に一介の傭兵でありながらノイ・ヴェルターに協力する理由を問われての返答。劾が追い続けていた「ターゲット」をようやく追いつめる瞬間が、刻一刻と迫る。
「消えるのはお前の方だ…」
Wの終盤にて、ナタルの制止に逆上して彼女を銃撃したアズラエル。今まさにナタルがトドメを刺されそうになった瞬間、この台詞と共にアズラエルの銃を狙撃。
「ブルーコスモス盟主、ムルタ・アズラエル…。お前に名乗る名はない」
上記の台詞の後、アズラエルの前に姿を現して。同じ声の某兄さんを彷彿とさせる台詞だが、ご丁寧にも直前にアズラエルが「何者だ、お前は!」と反応する。
「…標的はお前個人ではないし、俺自身に恨みがあるわけでもない」
「だが、お前を生かしておけばカナードやプレアやソキウス、あの薬漬けの兵士のような存在を生む」
「それは許すわけにはいかない」
上記の台詞の後に語られる劾がアズラエルを付け狙う理由。薬漬けの兵士は生体CPU三人組の事である。
「黙れ」
上記の台詞の後、アズラエルに正体を問われ、サングラスを外して自らの正体を仄めかし、彼が正体に勘付いた際に怒りに満ちた眼差しを向けるのと同時に威嚇射撃して言い放った台詞。原作でも滅多にない怒りに満ちた台詞である。
「どうやら、お前は俺が引き金を引く価値のない男だったようだ」
上記の台詞の直後、劾の威嚇射撃と怒りに満ちた眼差しに、恐怖のあまり怯み上がってしまうアズラエル。その無様な姿に、劾は彼をこう断じた。
「軍人も人だ。戦うための兵器ではない」
「後はお前一人でやれ」
上記の台詞を言った直後、劾はドミニオンの乗員に脱出を促す。自分を見捨てて逃げていくドミニオンの乗員に激怒するアズラエルにこの二言。散々他人を利用して好き勝手やってたアズラエルに対する強烈なカウンターになったと言える。
「ああ…。だが、奴も所詮は氷山の一角だ」
「少なくとも俺の戦いは今日で終わったわけではない」
アズラエルを討ち果たした後、カズマに「お前のミッションも完了ってわけか?」と聞かれて、この二言。世界を私欲の為に歪める者がいる限り、劾は傭兵として、一人の戦士として戦い続ける事だろう…。
「お前が闇に包んでいるのは世界ではない。お前自身だ」
「生命は誰にとっても限りあるものだ。その価値は長さではない」
Wの第51話における対クルーゼ戦での台詞。あまりにも鋭い言葉で、クルーゼの憎悪を正面から否定する。
「俺は傭兵だ。生命はこの一瞬に散るかも知れない。だからこそ俺は生命の意味を知っている。お前のように生命を無駄にはしない」
上記の台詞の後にクルーゼに「お前に私の何がわかる!」と言い返され、この台詞を返す。クルーゼの反論を一切許さない勢いで、彼を完全否定する。
「あの男は残り少ない生命に嘆き、世界を呪った…」
「残り少ない生命を理由にするのはあの男と同じだぞ」
Wの第51話ラストにキラがクルーゼを道連れにジェネシスの光に飲み込まれた後、余命いくばくもない自分の役目だったと後悔していたプレアに対して。
「自分達だけが戦いの中で生きているとは思わない事だな」
Wの終盤のソール11遊星主イバリューダーとの決戦にて、ゾアに対して。
「無意味な戦いをするために残り少ない生命を使うか…」
「そうだ。お前が望んでも世界は終わらない。俺達がいる限りな」
Wでザ・データベースに与したクルーゼと再び対峙して。自分のこれまで憎悪に費やしてきた全てをたった一言、「無意味」と切り捨てられたクルーゼはただ「無意味な戦いだと!?」と言い返す事しか出来なかった…
「していた」
Wの最終決戦にて、インファレンスの妙に気取った話し方をそのモデルとなったカズマが否定した際の発言。たった4文字で古傷を抉る、ある意味W最大の名言。
「それで俺達の全てをわかったと思ったら大間違いだ。お前の知らない人間の力というのを俺が教えてやる…!」
Wの最終決戦の前半、インファレンスに対して。
「重要なのは勝ち負けではない」
「それは金のためであったり、理想のためであったり、人それぞれだ。だから、信じるもののためにいつでも戦いに生命を懸ける…。そして、勝ってみせる…!」
Wの最終決戦の後半、インファレンスに対して。途中にイライジャの「自分の信じるものの為に戦っている」という言葉を挟み、人間が生涯戦い続ける意味を、彼に身を以って叩き込む。また、ラスボスがクリティックの場合、彼に対して自分達の力の源となる想いを理解していない彼の記録を欠陥品と断ずる。

話題まとめ

劾を演じた井上和彦氏は、かつて『機動戦士Ζガンダム』でライバルのジェリド・メサを演じており、同じくトドメを刺したロンド・ギナ・サハクを演じた飛田展男氏も同作で主人公のカミーユ・ビダンを演じている。互いに憎み合う関係という点は共通しており、『Ζ』ではカミーユの勝利に終わったが、『ASTRAY』では劾が勝利している。中の人2人が同じである点や、キャラクター同士の関係を見るとまさに「江戸の敵を長崎で討つ」とはこの事である。

資料リンク