「機動戦士ガンダムF90」の版間の差分
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『F91』はそれまでのガンダムシリーズとは大きく離れた時代を舞台にしたこともあり既存作との繋がりをほとんど描かなかったが、『F90』は敵勢力がジオン残党で過去の戦争について語る人物が登場するなど、既存作から連なる一面が語られている。 | 『F91』はそれまでのガンダムシリーズとは大きく離れた時代を舞台にしたこともあり既存作との繋がりをほとんど描かなかったが、『F90』は敵勢力がジオン残党で過去の戦争について語る人物が登場するなど、既存作から連なる一面が語られている。 | ||
− | 『F91』公開前後の1990年から1991年にかけて展開されていた企画だが、2019年からは新たな企画「F90 A to Z PROJECT」がスタートし、宇宙世紀0112年から0116年を舞台にF90のミッションパックの試験運用を描いた前史漫画『機動戦士ガンダムF90 ファステストフォーミュラ』が『月刊ガンダムエース』で連載された。こちらは『クロスボーン』『[[機動戦士Vガンダム]] | + | 『F91』公開前後の1990年から1991年にかけて展開されていた企画だが、2019年からは新たな企画「F90 A to Z PROJECT」がスタートし、宇宙世紀0112年から0116年を舞台にF90のミッションパックの試験運用を描いた前史漫画『機動戦士ガンダムF90 ファステストフォーミュラ』が『月刊ガンダムエース』で連載された。こちらは『クロスボーン』『[[機動戦士Vガンダム]]』の人物が登場するなど『F91』よりさらに後の時代へ連なる要素も描かれている。2024年には後継作品として『機動戦士ガンダムF90クラスター』が同雑誌にて連載開始し、ジオン側など裏側の話も描かれている。 |
== ストーリー == | == ストーリー == |
2024年10月23日 (水) 00:30時点における最新版
機動戦士ガンダムF90 | |
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シリーズ |
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漫画版 | 全1巻 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦α |
『機動戦士ガンダムF90』は『機動戦士ガンダムF91』に関連する漫画やコンピュータゲームなどの作品。
概要[編集 | ソースを編集]
『機動戦士ガンダムF91』の外伝作品[1]の1つであり、『F91』の前史に当たる作品である。狭義と広義の2種類の意味がある。
狭義の『F90』は『機動戦士ガンダムF90』というタイトルの漫画作品のみを表す。『F91』の公開に先駆けて発表されたもので、舞台は『F91』の3年前・宇宙世紀0120年に起こった第1次オールズモビル戦役での出来事を描いている。
広義の『F90』はそこから2年後の宇宙世紀0122年に起こった第2次オールズモビル戦役での出来事を描いたスーパーファミコンソフト『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』までを含めた、『F90』シリーズともいうべき作品群を表す[2]。
SRWでは広義の意味で使われている[3]ので、本ページでも広義の意味で扱う。
『ガンダム・センチネル』『機動戦士クロスボーン・ガンダム』シリーズと同様、ゲームでのみ映像化されている。
『F91』はそれまでのガンダムシリーズとは大きく離れた時代を舞台にしたこともあり既存作との繋がりをほとんど描かなかったが、『F90』は敵勢力がジオン残党で過去の戦争について語る人物が登場するなど、既存作から連なる一面が語られている。
『F91』公開前後の1990年から1991年にかけて展開されていた企画だが、2019年からは新たな企画「F90 A to Z PROJECT」がスタートし、宇宙世紀0112年から0116年を舞台にF90のミッションパックの試験運用を描いた前史漫画『機動戦士ガンダムF90 ファステストフォーミュラ』が『月刊ガンダムエース』で連載された。こちらは『クロスボーン』『機動戦士Vガンダム』の人物が登場するなど『F91』よりさらに後の時代へ連なる要素も描かれている。2024年には後継作品として『機動戦士ガンダムF90クラスター』が同雑誌にて連載開始し、ジオン側など裏側の話も描かれている。
ストーリー[編集 | ソースを編集]
宇宙世紀0120年。一年戦争や第2次ネオ・ジオン抗争などといったかつての戦争は過去の歴史となり、人々は平和を享受していた。
地球連邦軍第13実験戦団は、次期主力モビルスーツとして開発されたサナリィ製の新たなるガンダム「ガンダムF90」2機のテストを行っていた。そのテストの最中に、オールズモビル(火星独立ジオン軍)と呼ばれる組織の、旧ジオンそのままの形をしたMS集団が現れ、F90の2号機を強奪。第13実験戦団は本来の第13独立機動艦隊として、F90の2号機を強奪した組織の本拠とされる火星へと赴く。
最終的にオールズモビルは、自らが使用した秘密兵器の反動に自らの基地が耐えられなかった為に撤収という、自滅に近い形で幕を閉じ、第13独立機動艦隊は大損害を被るもF90は2機とも帰還する。(以上、『F90』)
それから2年後の宇宙世紀0122年。火星で壊滅したはずのオールズモビルが短期間で再編成され、地球圏を脅かし始めた。第13反地球連邦組織討伐部隊はオールズモビル討伐そしてそのスポンサーの調査を行う。謎のスポンサーの正体はクロスボーン・バンガードであった。(以上、『フォーミュラー戦記0122』)
登場人物[編集 | ソースを編集]
現状、本作は機体のみの参戦なので主要人物のみ抜粋。
漫画版[編集 | ソースを編集]
- デフ・スタリオン(SRW未登場)
- 主人公。サナリィ所属のテストパイロット。軍人嫌いの青年。
- シド・アンバー(SRW未登場)
- サナリィ所属のテストパイロット。モビルスーツマニア。
- ナヴィ
- ヒロイン。デフたちとチームを組む。
- ボッシュ・ウェラー(SRW未登場)
- 連邦軍大尉。かつてロンド・ベルの一員として第2次ネオ・ジオン抗争に参加していた。
『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』[編集 | ソースを編集]
登場メカ[編集 | ソースを編集]
スパロボごとの登場メカ一覧については以下を参照。狭義の意味ではメカも登場していないことになる(後述)。
- ガンダムF90(SRW未登場)
- 「フォーミュラー計画」の最初のMS。2機存在し、2号機はオールズモビルに強奪されるが、後に奪還する。『ファステストフォーミュラ』では強奪前の2号機の試験運用を主役にしているほか、3号機も登場する。
- ガンダムF90V
- ガンダムF90の26種類のミッションパックの1つ「Vタイプ」(新型火器ヴェスバー(V.S.B.R)試験用装備)を装着させたもの。
- ジェガン
- 宇宙世紀90年代で活躍した連邦軍のMSだが、この時代では旧式と化している。本作の漫画作中では2機登場し、作中人物もシャアの反乱の際に搭乗していた事が語られている。
- ギラ・ドーガ
- ネオ・ジオンのMSだが、こちらもこの時代では旧式と化している。本作の漫画作中ではジェガンのパーツを使用した連邦仕様が登場。『ファステストフォーミュラ』で教導団が仮想敵として使用するためにブッホ・ジャンク社が回収した機体を改修して新規開発したという設定が追加された。
- ガンダムF91
- 『フォーミュラー戦記0122』にて登場。F90のデータを基に作られたMS。当時はまだサナリィでの調整が行われていない未完成機。『ファステストフォーミュラ』ではエピローグに登場。F90-3号機のコンピューターを移植したとされる。
- ヘビーガン
- 『ファステストフォーミュラ』にて登場。
- リゼル
- 『ファステストフォーミュラ』にて登場。ジェガンとギラ・ドーガと同様、この時代では旧式と化している。
用語[編集 | ソースを編集]
- 第0次オールズモビル戦役
- 宇宙世紀0116年に起こった隕石迎撃用衛星を巡る戦い。『機動戦士ガンダムF90 ファステストフォーミュラ』の終盤で描かれている。この戦いは隠蔽され、なかったことにされた。隠蔽を抜きにしても、フォーミュラ計画の後ろ盾をしていた人物こそがこの戦いを引き起こした黒幕でありマッチポンプだったことに誰も気づかなかった模様。
- 第1次オールズモビル戦役
- 宇宙世紀0120年に起こった戦争。単に『F90』と言うとこの時期を描いた中原れい作画によるサイバーコミックス連載漫画作品を指すことが多い。
- 第2次オールズモビル戦役
- 宇宙世紀0122年に起こった戦争。ゲーム『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』で扱われているのはこの時期。
- オールズモビル
- 火星へと逃げ延びたジオン公国軍の残党が結成した組織で、彼らが使用するMSがジオンのものを模していたことからこう呼ばれるようになった。彼ら自身は自分たちを「火星独立ジオン軍」と呼んでいる。メンバーのほとんどはかなりの高齢であり、息子や孫にあたる人物も参加させていた。『ファステストフォーミュラ』では火星独立ジオン軍だけでなく複数のジオン残党のまとまりのような描写もされている。
登場作と扱われ方[編集 | ソースを編集]
αシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦α
- ガンダムF90Vが隠しユニットとしてゲスト参戦。
- なおF90Vは狭義の『機動戦士ガンダムF90』ではなく『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』に登場する機体である。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- F90Vに合体攻撃が追加された。
脚注[編集 | ソースを編集]
商品情報[編集 | ソースを編集]
資料リンク[編集 | ソースを編集]
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