「ジン・ジャハナム」の版間の差分
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− | ジン・ジャハナムとは[[リガ・ミリティア]]の盟主たちを総称する[[偽名|呼び名]]で、「地獄の魔人」といった類の意味。ただし、'''一般的にジン・ジャハナムと呼ばれるのは、「[[偽物 | + | ジン・ジャハナムとは[[リガ・ミリティア]]の盟主たちを総称する[[偽名|呼び名]]で、「地獄の魔人」といった類の意味。ただし、'''一般的にジン・ジャハナムと呼ばれるのは、「[[偽物]]のジン・ジャハナム扱いされる中年男性」'''である。以下、この頁ではその彼について紹介する。 |
− | + | ジン・ジャハナムと呼ばれるこの中年男性は、横暴ないばり屋で「置物のタヌキ」と揶揄されるほど役に立たない存在である。また、本名は明かされておらず他に呼び名も無いので、「本物のジン・ジャハナム」等と呼ばれる[[ハンゲルグ・エヴィン]]登場後も単に「ジン・ジャハナム」と呼ばれる。 | |
− | + | はっきり言って口先だけの小物なのだが、時には職業軍人らしい厳しさを見せる他、最期の[[特攻]]シーンの印象が強い。このため、ハンゲルグよりもある意味人気がある。彼が最期に言い残したとおり、ファンの間でもジン・ジャハナムの名は彼のものとなって記憶に残った。 | |
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
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− | + | :『[[新スーパーロボット大戦|新]]』の[[キャラクター事典|キャラクターデータ]]では3行目の台詞が紹介されている。 | |
− | + | ;「そんな…! 本物の白兵戦なんか…やだこれ!」 | |
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− | :[[ロベルト・ゴメス|ゴメス艦長]]から拳銃を手渡された際の反応。小心者だった頃の彼を象徴する場面である。そもそもリーンホースとスクイードは密着しているため、撃破したら諸共吹き飛ばされてしまう状態である。 | ||
;「冗談ではないぞ! ここまでやっておいて今さら休戦だと!? [[リガ・ミリティア]]のリーダーであるジン・ジャハナムはそんな物は認めないぞ!! そうだろう、ゴメス艦長!?」 | ;「冗談ではないぞ! ここまでやっておいて今さら休戦だと!? [[リガ・ミリティア]]のリーダーであるジン・ジャハナムはそんな物は認めないぞ!! そうだろう、ゴメス艦長!?」 | ||
:シリーズ屈指の鬱ストーリー「母よ、大地へ帰れ」より。暴虐の限りを尽くしたモトラッド艦隊との戦闘中にザンスカール政府と連邦政府が突如、休戦を表明した事に怒りを露にする。 | :シリーズ屈指の鬱ストーリー「母よ、大地へ帰れ」より。暴虐の限りを尽くしたモトラッド艦隊との戦闘中にザンスカール政府と連邦政府が突如、休戦を表明した事に怒りを露にする。 | ||
− | : | + | :ザンスカール帝国の時間稼ぎに月の地球連邦中央政府が地球の駐屯部隊に一切相談することなく停戦を受け入れたため、旗艦アドラステアは被弾、リシテア一隻を失い優勢だったにも関わらず、モドラッド艦隊と停戦する羽目になった。 |
− | : | + | :ただし、モトラッド艦隊側も寝耳に水であり、クロノクルも「本国の連中は何を考えているのかッ!」と怒気を露わにしている。 |
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:[[ザンネック]]の静止軌道上からの超長距離ビーム射撃から逃げ回りながら、彼とゴメスはこのようなコント染みたやり取りが多い。 | :[[ザンネック]]の静止軌道上からの超長距離ビーム射撃から逃げ回りながら、彼とゴメスはこのようなコント染みたやり取りが多い。 | ||
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:第50話より。[[リグ・コンティオ]]の攻撃で[[リーンホースJr.]]が大破したことで、モトラッド艦隊への[[特攻]]を決意する。 | :第50話より。[[リグ・コンティオ]]の攻撃で[[リーンホースJr.]]が大破したことで、モトラッド艦隊への[[特攻]]を決意する。 | ||
− | ;「当たり前だ! ここまで来て我々の働き場所が無いでは、ジン・ジャハナムの名前が泣くわ!」<br />「若い者が生き延びれば、この名前は私の物として語り継がれるってものさ…! | + | ;「当たり前だ! ここまで来て我々の働き場所が無いでは、ジン・ジャハナムの名前が泣くわ!」<br />「若い者が生き延びれば、この名前は私の物として語り継がれるってものさ…! 行っていいぞ、ゴメス艦長!!」 |
− | : | + | :同上。ゴメスに特攻の指示をした際の台詞。額から汗を垂らしているものの、その表情は晴れがましくあった。そして「置物のタヌキ」としてではなく、若者に未来を託す立派な指導者として死んでいった。 |
+ | :もっとも、ジン・ジャハナムの役割は戦後にも多数ある訳で、'''するべき役割を放棄して、「若者のために特攻する」と言う役割に酔ったまま死んでいった'''とも言えるのだが……。このあたりの事情は[[リーンホースJr.]]の記事も参照。 | ||
+ | :「30」では緊急出撃ミッション「天使たちの昇天」もしくは「天使の輪の上で」ではこの台詞が再現されるが、「シャクティを救うためにエンジェル・ハイロゥに再々突入するウッソの援護のためにリーンホースを盾にする」という原作とは意味合いが異なる物になっている。 | ||
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*『コミックボンボン』で連載されたコミカライズ版では「ジャ'''ナハ'''ム」と表記。 | *『コミックボンボン』で連載されたコミカライズ版では「ジャ'''ナハ'''ム」と表記。 | ||
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2024年3月31日 (日) 15:04時点における最新版
ジン・ジャハナム | |
---|---|
外国語表記 | Gin Gehennam[1] |
登場作品 | |
声優 | 松尾銀三 |
デザイン | 逢坂浩司 |
初登場SRW | 新スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | サブパイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
所属 | リガ・ミリティア |
ジン・ジャハナムは『機動戦士Vガンダム』の登場人物。
概要[編集 | ソースを編集]
ジン・ジャハナムとはリガ・ミリティアの盟主たちを総称する呼び名で、「地獄の魔人」といった類の意味。ただし、一般的にジン・ジャハナムと呼ばれるのは、「偽物のジン・ジャハナム扱いされる中年男性」である。以下、この頁ではその彼について紹介する。
ジン・ジャハナムと呼ばれるこの中年男性は、横暴ないばり屋で「置物のタヌキ」と揶揄されるほど役に立たない存在である。また、本名は明かされておらず他に呼び名も無いので、「本物のジン・ジャハナム」等と呼ばれるハンゲルグ・エヴィン登場後も単に「ジン・ジャハナム」と呼ばれる。
はっきり言って口先だけの小物なのだが、時には職業軍人らしい厳しさを見せる他、最期の特攻シーンの印象が強い。このため、ハンゲルグよりもある意味人気がある。彼が最期に言い残したとおり、ファンの間でもジン・ジャハナムの名は彼のものとなって記憶に残った。
ジン・ジャハナムは複数存在するという設定だが[1]、作中では視聴者が混乱する事を避けてか説明されず、このジン・ジャハナムとハンゲルグの二人しかいないような印象になっている。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
偽物のジン・ジャハナムが登場しない作品でも、原作の設定を生かして、他作品のキャラクターが同様にジン・ジャハナムを名乗っているケースも存在する。
旧シリーズ[編集 | ソースを編集]
- 第2次スーパーロボット大戦G
- ビアン・ゾルダークがジン・ジャハナムという設定になっている。
- ウッソは「ホワイトベースに乗っていれば父さんに会える気がする」と発言するが、ハンゲルグ・エヴィンは名前すら登場しない。
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦D
- このジン・ジャハナムは登場しないが、『真ゲッターロボ 世界最後の日』の神隼人がジン・ジャハナムの一人という設定。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- 新スーパーロボット大戦
- 初登場作品。出番こそ少ないが、宇宙編の最終話ではロンド・ベル隊にバルマー艦隊の艦船の情報を提供する。
- スーパーロボット大戦30
- 最速登場は宇宙ルート「リガ・ミリティア」。今回はリーンホースJr.のサブパイロットに登録されている(ボイスはなし)。
- また、ミネバもジン・ジャハナムの一人であり、秘密裏にリガ・ミリティアを組織したという設定。
パイロットステータス[編集 | ソースを編集]
精神コマンド[編集 | ソースを編集]
人間関係[編集 | ソースを編集]
- ハンゲルグ・エヴィン
- リガ・ミリティアの構成員の一人で、本物のジン・ジャハナムとみなされている人物。
- もっとも、ファンの間では前述のとおり偽物の方が「ジン・ジャハナム」だと認識されている。
- ロベルト・ゴメス
- 時には対立する事もあったが、中々の名コンビぶりを発揮。最期は一緒にモトラッド艦隊へ特攻する。
- ウッソ・エヴィン
- 初対面の際、ジン・ジャハナムが自分の父ハンゲルグかもしれないと思っていた彼をがっかりさせる。
他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]
ガンダムシリーズ[編集 | ソースを編集]
スーパー系[編集 | ソースを編集]
バンプレストオリジナル[編集 | ソースを編集]
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「看護兵は何をしとるんだーっ! 直撃にあったときぶつけてしまったんだ! 骨折しているかもしれんのだ! 迂闊に触るなっ!」
「遅ーい!」
「お前達は私を殺す気かぁ~っ!?」
「もっとも、他人には病人の痛みなどはわからんだろうがぁーっ!」
「血が止まってないはずだ! 早く止血してくれぇ~!」 - 第18話の初登場時の台詞の数々。戦闘終了後にケガをしたのか、部下や看護兵に大きな声で威張りちらしたり、情けない声を出したりと小物感丸出しの姿を見せる。この姿にジン・ジャハナムは父かも知れないと思っていたウッソを失望させ、後にマーベットに聞かれた際は「趣味じゃないんです」とまで吐き捨てられた。
- 『新』のキャラクターデータでは3行目の台詞が紹介されている。
- 「そんな…! 本物の白兵戦なんか…やだこれ!」
- 第21話より。ゴメス艦長から拳銃を手渡された際の反応。小心者だった頃の彼を象徴する場面である。そもそもリーンホースとスクイードは密着しているため、撃破したら諸共吹き飛ばされてしまう状態である。
- 「冗談ではないぞ! ここまでやっておいて今さら休戦だと!? リガ・ミリティアのリーダーであるジン・ジャハナムはそんな物は認めないぞ!! そうだろう、ゴメス艦長!?」
- シリーズ屈指の鬱ストーリー「母よ、大地へ帰れ」より。暴虐の限りを尽くしたモトラッド艦隊との戦闘中にザンスカール政府と連邦政府が突如、休戦を表明した事に怒りを露にする。
- ザンスカール帝国の時間稼ぎに月の地球連邦中央政府が地球の駐屯部隊に一切相談することなく停戦を受け入れたため、旗艦アドラステアは被弾、リシテア一隻を失い優勢だったにも関わらず、モドラッド艦隊と停戦する羽目になった。
- ただし、モトラッド艦隊側も寝耳に水であり、クロノクルも「本国の連中は何を考えているのかッ!」と怒気を露わにしている。
- 「我が艦を狙っているんじゃないのか!?」
ゴメス「だから逃げ回ってんでしょ」 - ザンネックの静止軌道上からの超長距離ビーム射撃から逃げ回りながら、彼とゴメスはこのようなコント染みたやり取りが多い。
- 「う、うーん。そろそろ、覚悟をする時かな!? 艦長!」
- 第50話より。リグ・コンティオの攻撃でリーンホースJr.が大破したことで、モトラッド艦隊への特攻を決意する。
- 「当たり前だ! ここまで来て我々の働き場所が無いでは、ジン・ジャハナムの名前が泣くわ!」
「若い者が生き延びれば、この名前は私の物として語り継がれるってものさ…! 行っていいぞ、ゴメス艦長!!」 - 同上。ゴメスに特攻の指示をした際の台詞。額から汗を垂らしているものの、その表情は晴れがましくあった。そして「置物のタヌキ」としてではなく、若者に未来を託す立派な指導者として死んでいった。
- もっとも、ジン・ジャハナムの役割は戦後にも多数ある訳で、するべき役割を放棄して、「若者のために特攻する」と言う役割に酔ったまま死んでいったとも言えるのだが……。このあたりの事情はリーンホースJr.の記事も参照。
- 「30」では緊急出撃ミッション「天使たちの昇天」もしくは「天使の輪の上で」ではこの台詞が再現されるが、「シャクティを救うためにエンジェル・ハイロゥに再々突入するウッソの援護のためにリーンホースを盾にする」という原作とは意味合いが異なる物になっている。
搭乗機体[編集 | ソースを編集]
余談[編集 | ソースを編集]
- 担当声優である松尾銀三氏の没後に発売されたゲーム作品では辻親八氏が後任として起用されている。
- 宇宙世紀の遥か未来を描いた『ガンダム Gのレコンギスタ』には「ジャハナム」という名のMSが登場する。この機体名の由来がジン・ジャハナムなのかは定かでないが、もしそうであるなら「ジン・ジャハナム」の望んだ通りその名前が遠い未来まで語り継がれた結果なのかも知れない。
- 『コミックボンボン』で連載されたコミカライズ版では「ジャナハム」と表記。
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ 1.0 1.1 CHARACTER|機動戦士Vガンダム 2023年1月6日閲覧。
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