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2018年1月17日 (水) 08:28時点における版

アヘッド
外国語表記 Ahead
登場作品

ガンダムシリーズ

デザイン 寺岡賢司
分類 擬似太陽炉搭載型モビルスーツ
生産形態 量産機
型式番号 GNX-704T
全高 20.6 m
重量 71.1 t
動力・推進機関 GNドライヴ[Τ]
エネルギー GN粒子
装甲材質 Eカーボン
開発 アロウズ
所属 アロウズ
主なパイロット バラック・ジニン
アンドレイ・スミルノフ
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概要

GN-X IIIの発展型の機体。

アロウズ指揮官クラスにのみ配備される上級機で、性能はソレスタルビーイングの第3世代ガンダムを軽く超える。また、オートマトンを格納するコンテナや長距離移動の際に用いられるブースター等を取り付ける事が可能。

設計は旧人革連技術者達によって行われており、外観や内部構造等にティエレンとの類似点が見られるが、それ以上にソレスタルビーイングのガンダムとの類似点が多い。これは、鹵獲したガンダムキュリオスの設計も参考にされている為である。

しかし、世論がソレスタルビーイングに対して否定的である事情を考慮してか、ガンダムを連想させる特徴は背中のコーンスラスターを除いて装甲によって覆い隠されている。ティエレンを髣髴とさせるシルエットもその為であろう。

2nd最終話エピローグにおいてアロウズの実態が晒された後は、その象徴ともいえる当機がマイナスイメージの煽りを食らって、次世代機を含む直系機が製造中止に追い込まれた。しかし、その機体データはGN-X IIIの後継機であるGN-X IVに受け継がれている。

登場作品と操縦者

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
初登場作品。基本的にはGN-X IIIより少し強い程度。ネームド機もそれなりに強い。

装備・機能

武装・必殺武器

基本装備

GNクロー
GNバルカンと同じくGN-Xから受け継がれた武装。指先にGNフィールドを展開して敵を攻撃する。
GNバルカン
頭部に設置された小型ビーム連射砲。主に牽制用。
GNビームサーベル
両肩に2基装備。
GNビームライフル
本機の主兵装。威力と射程がGN-X系の物より高い。側面にはGNコンデンサーが取り付けられている。大腿部にマウント可能。
GNサブマシンガン
GNビームライフルからバレルとGNコンデンサーを取り外した武装。威力と射程を低下させる代わりに連射性が向上する。
GNシールド
左腕に装備したEカーボン製の実体盾。表面にはGN粒子を定着させており、ビーム・実弾を問わず防御可能となっている。

オプション装備

GNミサイルランチャー
オプション火器。小型と大型の2種類が存在。
NGNバズーカ
GN粒子が撹乱された状況での戦闘を視野に入れた武器で、カートリッジ交換により実体弾と粒子ビームの両方を撃つ事ができる。ちなみに、先頭の「N」とは「NON」を意味する。

特殊能力

剣装備
切り払いを発動。
EN回復(小)
GNドライヴ[Τ]の恩恵によりENが回復する。

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

M

対決・名場面

ガンダムエクシアリペア
2nd第1話「天使再臨」より。アヘッドのパイロットであるバラックは、二振りのGNビームサーベルによって5年前に世界を震撼させたガンダムのGNソード、右腕、右脚を切断し戦闘不能状態にさせた。
「(機体が万全な状態ではなかったとはいえ)1stシーズンの主役機が最新鋭の量産機にいとも簡単に敗れる」という場面は、当時の視聴者にとって衝撃的に映った事だろう。作中において、アヘッドが最も輝いた瞬間であったと言える。
GN-X III
2nd第22話「未来のために」より。アロウズ艦隊の背後に出現した(アロウズに対して反旗を翻した)カティの輸送艦撃沈の為に艦隊直衛のアヘッドが迎撃に向かうも、敵MS部隊の先陣を切って突進してきたGN-X IIIに一瞬で懐に飛び込まれてしまう。そして、ビームを発射する直前にGNランスで体勢を崩され、次の瞬間に蜂の巣にされてしまった。
「旧式機に新鋭機がまるで相手にならずに瞬殺」という2nd第1話の逆転とも言える場面だが、敵が不死身の男では相手が悪過ぎた。

関連機体

強化型・バリエーション機

アヘッド・スマルトロン
脳量子波による制御システムを搭載した機体。その為、超兵であるソーマ・ピーリスが搭乗した。なお、彼女がアロウズを去った後は、ルイス・ハレヴィが受領する。
アヘッド・サキガケ
近接戦闘に特化したミスター・ブシドー専用機。
アヘッド強行偵察型(アヘッドロングテール)
公式外伝『機動戦士ガンダム00V』に登場する発展機。宇宙での長期活動に特化しており、無補給で一週間活動可能。
ちなみに、本機体の背部に付いている長距離移動用ブースターは、アヘッド等の他の機体にも流用が可能である。
ノーヘッド
公式外伝『機動戦士ガンダム00V』に登場する次世代機。スマトロンとサキガケのデータを反映して開発された機体。敢えて機体全体にセンサー系を分散させる事によって、これまでの機体に多かった「頭を潰されるとセンサーの大半が死ぬ」という弱点を払拭している。
その影響か頭部に相当するパーツが存在せず、見た目はアンフ(人革連ティエレンより前の主力MS「ファントン」の輸出仕様(SRW未登場))に似た雰囲気が有る。
アロウズを象徴するアヘッド系だった事が災いして正式量産される事は無かったが、異質な見た目はともかくその合理的な機体構造は高評価に値する機体だった。

関連機

GN-X III
元となった機体。
ガンダムキュリオス
鹵獲した当機を分析して開発された。
GN-X IV
GN-X IIIの後継機。アヘッドのデータが反映されている。

余談

  • 機動戦士ガンダム00』の1stシーズンのストーリーを完全再現したプレイステーション2ソフト『機動戦士ガンダム00 ガンダムマイスターズ』では、アヘッドが隠し機体として登場する。
    • ちなみに、その機体の搭乗者は「仮面の男」である。また、使用する武器がアヘッド・サキガケと同じく日本刀状のGNビームサーベルになっている。
  • 劇場版『機動戦士ガンダム00』では、劇中劇にアヘッドがカメオ出演している。
    • ちなみに劇中劇でのアヘッドの背部には翼の様な形状のパーツが存在するが、最大の違いは「背部パーツを連結させると大型ブーメランとして使用可能」という事だろう。何か、グレンブーメランに見えなくもない。

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