ビューナスA

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ビューナスA
外国語表記 Venus A
登場作品

マジンガーシリーズ

デザイン 柳瀬敬之(INFINITY)
初登場SRW スーパーロボット大戦
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 女性型サポートロボット
全高 20 m
翼長 20 m
本体重量 23 t
全備重量 24 t
エネルギー 光子力エネルギー
出力 35万馬力
飛行速度 マッハ3
装甲材質 超合金ニューZ
内蔵機体 クインスター
開発者 兜剣造
所属 科学要塞研究所
主なパイロット 炎ジュン
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ビューナスAは『グレートマジンガー』の登場メカ。

概要[編集 | ソースを編集]

グレートマジンガーを支援する女性型サポートロボット。

小型戦闘機・クインスターが「クインスターイン」する事で操縦席となり、滝にカモフラージュされた格納庫より出撃する。

サポート用とはいえ、当初から戦闘用に開発された為、光子力ビームや胸の大型ミサイル、更にはグレートのサンダーブレークを誘導して放つ特殊能力も備え、他のサポートロボットより武装が強化されている。設定上では、最初期(ジェットスクランダーやアイアンカッターなどでパワーアップを果たす以前)のマジンガーZに匹敵するスペックを持つとされ、本編でも苦戦はするものの何体かの戦闘獣を仕留めており、最終決戦では七大将軍の1人・魔魚将軍アンゴラスを撃破するという大殊勲を挙げている。

OVA版では先に漫画版デザインのビューナスAも登場していたが、後から作られた新型としてこの機体が登場する。ただしビューナススクランダーが登場しないため、飛行できない。ろくな活躍もないまま悪霊将軍ハーディアスによってズタズタに切り裂かれ、破壊されてしまった。

『INFINITY』では統合軍の戦うアイドルユニット・マジンガールズたちが乗る機体として量産されている。ミサイルの連射でマジンガーの戦いを支援したが、ジュン機は彼女が妊娠中だったため出撃の機会は無かった。

強化形態[編集 | ソースを編集]

ビューナスA(ビューナススクランダー装備)
中盤で登場。専用の飛行用装備「ビューナススクランダー」を装備した形態。カタパルト形態をとる科学要塞研究所の吊り橋から射出される翼と合体する事により、空中戦も可能になった。合体時の掛け声は「スクランブルアタック」。
真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍』には「ビューナスA Mk-II」名義のこの形態のみ登場……とはいっても戦闘獣相手には非力だったのか、捕まった兜シローの救出を行う場面、怪鳥将軍バーダラーとの死闘を終えたグレートマジンガーの回収作業、最終決戦でもアルテミスAと共に力尽きている姿に留まり、戦闘描写にはまったく恵まれなかった。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

初出の『第3次』を除き修理装置を持った機体として登場する。

OVA版を除けば最初からビューナススクランダーを装備しており、ダイアナンAの弱点である飛行不可能を補う事ができるため、サポート系の乗り換え用となる作品もある。マジンガー等には流石に劣るが、ダイアナンAよりも総合的な戦闘力は高く、そこそこの耐久力も加えて援護も生かすことが出来る。

旧作版設定[編集 | ソースを編集]

旧シリーズ[編集 | ソースを編集]

第3次スーパーロボット大戦
シナリオ「ジャブローの嵐」の5ターン目にグレートマジンガーと共に増援として登場する。飛行可能だが、ダイアナンAと違って修理装置が無く、今作では完全に戦闘用ユニットの立ち位置。
武装面は攻撃力こそ低めだが、命中補正160という馬鹿げた数値のフィンガーミサイルが非常に優秀。どんな相手にも簡単に命中させられるので、マジンガー系パイロットのレベル上げに活用できる。グレートマジンガーのネーブルミサイルは射程4だが、こちらの光子力ミサイルは同威力で射程5なのも地味ながら長所。とは言え性能の物足りなさと修理装置の欠如は如何ともし難く、終盤手前あたりでお役御免となるだろう。
スーパーロボット大戦EX
グレートマジンガーと共に飛ばされてきたが、破壊されてしまった為、ユニットとしては登場しない。
第4次スーパーロボット大戦
今回から修理装置が搭載された為、貴重な修理ユニットの一つとして運用できるが、マジンガー系は2回行動可能Lvが軒並み厳しいのが難点。
第4次スーパーロボット大戦S
空の地形適応がBからAとなり、装甲値も40ポイントアップしたが、やはり戦力としての使用は厳しい。
スーパーロボット大戦F完結編
シナリオ「絆」よりグレートマジンガーと共に登場。グレートのついでではあるが、発進デモが用意された。
敵ユニットの性能インフレが激しい本作ではどうやっても戦闘での活躍は望めないので、ダイアナンA同様修理役として使う事になる。空が飛べるとは言え移動力5と足が速くないので、ブースター等を取り付けておきたい。根気よく時間をかけてレベリングしない限りは最後まで2回行動もできないので、メタスの様に縦横無尽にとは行かない。激励役が十分揃っているならば、いっそ加速が使える甲児鉄也を乗せてしまうのも良いかもしれない。
スーパーロボット大戦コンプリートボックス
『第3次』に登場。フィンガーミサイルの高命中はそのままだがダメージ計算式が変更された本作では火力面の非力さが目立ち、修理装置も無いままでレベル上げ用機体としての価値は大暴落。SFC版よりも出番の減少は避けられそうにない。

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦α
空が飛べて修理機能もあるのだが、入手する頃には十分な数の修理ユニットが揃っているため出番は少ない。マジンガー系にしては珍しく最強武器が射撃属性。
クインスターに分離できる。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
PS版と役回りは変わらず。無理やり戦闘に使うなら射撃値の高い鉄也を乗せてやるべき。戦闘アニメでは何と、ビューナススクランダー無しで飛行を行なっているという衝撃のビジュアルが…。
スーパーロボット大戦α外伝
未来編ではグレートマジンガーとともに現代組で最初から使えるユニット。
強制出撃が多いので、未来編序盤では修理はもとより戦闘面でも出番があり、今作で登場する援護も活用できるが、後半は修理・補給の両方が出来るブルーガーホワイトアークに出番を取られる。
クインスターに分離できる。
第2次スーパーロボット大戦α
空を飛べる修理ユニットのため、小隊員としてはダイアナンAより有用。フィンガーミサイルがP属性・全体攻撃のため、改造が進めばザコ掃討役としてもなかなか使える。また光子力ビームがサポート系ユニットでは数少ない格闘属性小隊攻撃で、ゼンガーの小隊員に最適。(本作で他に格闘小隊攻撃を持っているのはマジンガーZガオガイガーなど小隊長向けユニットがほとんど)。
第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
『第2次α』とほぼ同じ。格闘小隊攻撃に関してはデスサイズサンドロックなど候補が増えた。

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Z
基本性能は従来通り。射程は短くなったが全体攻撃のフィンガーミサイルも健在。なお、ダイアナン同様ミサイルだろうが武器は全て格闘属性だが、さやかとは違いジュンの格闘値は低くないのが救い。
スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク

COMPACTシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦COMPACTfor WSC
シーン2のシナリオ「スクランブル・ダッシュ」よりグレートマジンガーと共に登場。リメイク前は武装の射程が全て1止まりだったが、『WSC』では『COMPACT2』に倣った武器性能になった。装甲やHPを改造して、光子力ビームによる援護の引き出し役にも使える。
スーパーロボット大戦COMPACT2 第1部:地上激動篇
シーン1から登場。選択次第でシーン1ラストで宇宙に上がる。前作に比べると光子力ビームが有射程武器かつ移動後攻撃可能となり、火力は足りないもののかなり便利になった。空を飛べるので地上メインの第1部では、アフロダイAを残すよりビューナスAを残した方が良いかもしれない。
スーパーロボット大戦COMPACT2 第2部:宇宙激震篇
第1部の選択次第で、シーン2より登場。パイロットはジュンでも問題ないが、乗機のないマリアを乗せるのもあり。
スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇
シーン1から登場するが、正規参戦はシーン4からと遅め。性能は1部・2部と変わらないが、出撃制限の関係で一軍落ちの可能性が高い。
スーパーロボット大戦IMPACT
空を飛べるが格闘は空B。耐久力を強化しておかないと前線修理は辛い。有射程P武器の光子力ビームを持つためレディースロボットの中では最も戦わせやすいか。
スーパーロボット大戦COMPACT3

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦AA PORTABLE
ダイアナンAとの合体攻撃・デュアルミサイルが初導入。加入はグレートマジンガーと同時期。
スーパーロボット大戦R
『A』とほぼ同様。
スーパーロボット大戦D

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦
初登場作品。マジンガー・チームを選択すると味方ユニットとして使用可能。チーム内で唯一パーツでの武装強化がない機体だが、初めから空を飛べ、武装も豊富で初期状態ならマジンガーZやグレートマジンガーより高火力と、なかなか頼りになる。
スーパーロボット大戦リンクバトラー
スーパーロボット大戦64
スーパーロボット大戦MXMX PORTABLE
修理装置補給装置の両方を所持している上に、移動力運動性+Sサイズによる生存能力の高さで勝るTFOがあるため、修理装置しか無い本機を選ぶメリットは少ない。装甲の厚さと飛行可能という点でダイアナンAよりは優れている。また、空陸ユニットなので援護攻撃援護防御にも向いている。攻撃力が低いので援護攻撃は有用性が低いが……。
スーパーロボット大戦NEO
中盤よりの参戦。ダイアナンA同様顔つきが愛らしくデフォルメされている。
スーパーロボット大戦X-Ω
全レアリティでシューターとして登場。戦闘力は低めだがアビリティ修理」と精神スキル「信頼」の存在により優秀なサポート役となる。
Ver.2.0よりブラスター版が追加。レアリティ覚醒ユニットとしても入手可能なため、確実かつ容易に入手できるブラスターユニットとしても重宝されるようになった。
スーパーロボット大戦30
EDにて、エルネスティ・エチェバルリアが女性ロボットの代表として名前を挙げている。

OVA版設定[編集 | ソースを編集]

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦J
初のOVA版設定での登場。さやかのビューナスAから改造値が受け継がれる。そこそこの戦力を持つが、サポートとしては同時期に加入するミリオンαの方が優秀。ミサイルが物凄く揺れる。TV版と混同したのか飛べないのに空A。
スーパーロボット大戦W
今度はさやかのビューナスAとも共存するようになった。
スーパーロボット大戦L
アフロダイAよりは強い程度。フル改造時の追加機体ボーナスは優秀なので、使うなら愛は惜しまずに。飛べず、移動後は1マスしか攻撃できない、しかも空中の相手には攻撃できない、とボーナス以外非常に使いにくいが。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スパロボ学園
スーパーロボット大戦DD
『マジンカイザー』単品での参戦のため本来は登場しないのだが、第1章Part3にて存在していることが語られている。自軍部隊が平行世界へと行っている間、グレートマジンガーと共に戦っていたが、ダメージの蓄積で現在は戦えない状態にある。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

格闘
パンチやキックなどでの格闘攻撃。

武装[編集 | ソースを編集]

光子力ビーム
両目から発射する光線。設定ではマジンガーZのものと同威力を誇る。
『X-Ω』では必殺スキルに採用。
フィンガーミサイル
指先をミサイルとして発射する。OVA版だと装備していない。
第2次α』『第3次α』『Z』では全体攻撃。『NEO』ではヒット&アウェイ特性付き。『X-Ω』では「ビューナスミサイル」名義で通常攻撃に採用。
光子力ミサイル
所謂「おっぱいミサイル」。
『NEO』では曲射特性付き。
スクランダーカッター
ビューナススクランダーの翼はカッターとしても使用可能。

合体攻撃[編集 | ソースを編集]

デュアルミサイル
ダイアナンAとの合体攻撃。『NEO』ではダブルミサイルと表記。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

修理装置
小隊制の作品等ではHP回復と同じ効果も持つ。
分離
分離しクインスターになる。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

グレート版。飛行可能。
OVA版。

サイズ[編集 | ソースを編集]

M
3(『NEO』)

カスタムボーナス[編集 | ソースを編集]

修理の回復量2倍
A PORTABLE』で採用。

機体ボーナス[編集 | ソースを編集]

L
  • 初期:経験値+10%、照準値+5
  • 5段階:経験値+20%、照準値+15、射程+1
  • 10段階:経験値+30%、照準値+25、射程+2、バリア2000

機体BGM[編集 | ソースを編集]

「おれはグレートマジンガー」

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

VSダイヤカス
第8話より。デビュー戦となるズガール戦以降パッとしない戦績の続いていたビューナスだったが、この回でも大ダメージこそ受けているものの、グレートマジンガーを追い詰めた戦闘獣ダイヤカス(SRW未実装)の動きを封じ、ボスボロットと協力して光子力ビームで見事初白星を飾っている。
VSビーコング
第13話より。翼で本体をガードする事に因りグレートブーメランやブレストバーンすら弾き返し、電磁波攻撃でグレートを機能不全に追い込んだ強敵ビーコング(SRW未登場)だが、飛行中のため無防備に本体を晒していたところを戦場へ駆け付けてきたビューナスの光子力ミサイルで容易く粉砕されてしまった。

関連機体[編集 | ソースを編集]

グレートマジンガー
マジンガーZ
最初期と同等のスペックを有するとされ、それまでのパートナーロボとは一線を画する戦闘力を有している。
ダイアナンA
グレートマジンガー』最終話や劇場版『決戦!大海獣』では、飛行能力の無いダイアナンAを空輸する役目も担う。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 本機を謳ったイメージソング「ビューナスAの歌」は、後にNET(現:テレビ朝日)系で放送された刑事ドラマ『大非常線』の挿入歌「別れを告げて旅に出る」に改題され、歌詞を全面変更した上で堀江美都子氏による再レコーディングが行なわれた。また、本曲のアレンジ版BGMもOPテーマに流用されている。