赤い彗星

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赤い彗星とは、ジオン公国軍エースパイロットであるシャア・アズナブル異名

シャアが常に赤いカラーリングを施したモビルスーツに乗っていたことからつけられた異名で、後に彼がエゥーゴのパイロット「クワトロ・バジーナ」としてリック・ディアスに搭乗した時も赤いカラーリングであり、シャアの最後の愛機であるサザビーも同様である[1]

シャアが操縦するモビルスーツの驚異的なスピードから「赤い彗星=(通常の機体の)3倍の速度」という認識がほぼ出来上がっているのは、有名な話である。

U.C.0093年に起きた「アクシズ・ショック」によってネオ・ジオンの指導者であるシャアは生死不明となるが、それから3年後の『機動戦士ガンダムUC』では、「赤い彗星の再来」と呼ばれる謎の仮面の男フル・フロンタル」が登場した。その正体は烏合の衆と化していたネオ・ジオン残党(通称「袖付き」)をまとめる為に、ある人物がシャアに代わるカリスマとして意図的に用意した存在であった。

SRWの世界においても非常に有名な異名の一つで、基本的に地球人のキャラクターならばほとんどの者が知っている程である。また、SRWでは「本当に通常の機体の3倍の速度で動いている」ことになっているが、原作では「追われる機体との相対速度(通常比1.3倍前後)の認識による錯覚」である(逆に、こんな逸話が信憑性を持つ程にシャアが恐れられていたということでもある)。

関連人物[編集 | ソースを編集]

シャア・アズナブル
いわずと知れた本人。一年戦争時の凄まじい活躍ぶりからこの名がつけられた。
フル・フロンタル
ラプラス戦争で姿を現した謎の仮面の男。搭乗機シナンジュのカラーリングと高速機動、何よりその物腰や外見から「赤い彗星の再来」と呼ばれている。
マンフレート・フォン・リヒトホーフェン
実在のエースパイロットで別名「赤い男爵」。『プラモ狂四郎』では赤い彗星の元ネタと書かれている。リディ・マーセナスがお気に入りの模型も彼の乗機である「フォッカーDr.I」。

関連用語[編集 | ソースを編集]

白い流星
こちらはアムロ・レイ通称。対外的(ジオン公国軍側)には「連邦の白い悪魔」と呼ばれることが多い。
トランザム
機動戦士ガンダム00』に登場するシステム。発動すると、搭乗機体の色が赤くなって機体性能が通常の3倍にはね上がる

余談[編集 | ソースを編集]

  • その知名度から、パロディ等で「赤色」といえば「シャア専用」あるいは「3倍」等の認知がされている。SRWでも、赤くて角が付いていれば3倍~と、シャアが登場しない作品でもネタにされるほど有名な通称である。
  • OVA版『機動戦士ガンダムUC』第2巻のとある場面において「RED COMET」という看板が登場する。これは、おそらく制作側のお遊びであろう。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 余談だが、シャアの初登場作品となる『機動戦士ガンダム』では、彼の愛機は赤というよりもむしろピンクの色味が強い色調だったが、これは「アニメの製作現場でインクが余っていたから」という事情が有ったためである。…と、ネットではまことしやかにささかれていたが、ことぶきつかさ氏が「初代ガンダムの制作が決まった際、『なんでもいいから一色買っていいよ』と言われ、選んだのがシャア専用ザクに使われた塗料と安彦良和氏から聞いた、とTwitterでつぶやいていた

資料リンク[編集 | ソースを編集]