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2019年1月2日 (水) 11:05時点における版

ユノア・アスノ
外国語表記 Yunoa Asuno
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 大亀あすか(アセム編、キオ編第29話)
遠藤綾(キオ編・三世代編)
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プロフィール
種族 地球人
性別
年齢 14歳(アセム編)
25歳(キオ編29話)
38歳(キオ編・三世代編)
所属 民間人
役職 ディーヴァ医療班長(キオ編・三世代編)
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ユノア・アスノは『機動戦士ガンダムAGE』の登場人物。

概要

フリット・アスノとエミリー・アスノの娘で、アセム・アスノの妹。明るく社交的な性格でアセムと後に義理の姉となるロマリーを強く慕っている。

A.G.142年(キオ編)時は医療ボランティアとして各地を飛び回る中、ディーヴァに医療班長として配属され、ウェンディと共に衛生士として活躍。キオの体調を管理した他、心情をフォローするなど心身共に支えた。

小説

立ち位置自体は同じだが、性格がアニメとは別人といってもいいほど大きく異なっている。

第3巻(アセム編)ではフリットから放任主義を受け、兄と比べて期待されていないのではないかと思い悩む姿が描かれていたが、第4巻(キオ編)では兄を異常に贔屓し、甥を殺人兵器のパイロットに仕立て上げ、粛清委員会の手によりヴェイガンと関係のない多くの人間をも破滅へと追いやった者と唾棄する等、父への感情は完全に嫌悪感に転じている。また高校に上がる頃には家を出ており、アスノの名もボランティアの資金収集が楽になるからと利用し、アセムの生存も密かに知り互いに内通し合っていた。それらは全てフリットにかまって欲しかった愛情の裏返しの行為でもあり、誰よりも近くでフリットを見続け人となりを知っていたからこそエピローグにおいてフリットと対面する伏線ともなっている。

このように、小説とアニメとの違いを代表するキャラクターとして有名となっており、故にファンからの賛否両論意見も多く見られている。

登場作品と役柄

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦BX
初登場作品。プロローグから登場し、出番も多い。流石に小説版のような苛烈な性格にはならなかった。

人間関係

フリット・アスノ
父。本編では良好な関係だが、小説版のキオ編では「差別意識と父権主義とエリート主義を擬人化したような男」と評するなど、嫌悪している。
エミリー・アスノ
母。小説版ではフリットの腰巾着として嫌悪している。
キャプテン・アッシュ(アセム・アスノ)
兄。強く慕っている。小説版では「恋焦がれている」と表現されるほど彼への思慕の念は強く、彼の生存を知ると共に密かに内通していた。自分がアスノの姓をいまだに名乗っているのも兄と同じ姓でありたいという願望からである。
キオ・アスノ
甥。彼の体調を管理した他、フリットの心情をフォローするなど度々接している。小説版では自分が憎悪している父フリットを慕っている彼を嫌いにならないでいるのは彼が兄と同じ瞳をしているからと独白している。
ウェンディ・ハーツ
医療班の助手として共に行動する。
シャナルア・マレン
小説版では彼女の素性に気づいていた節がある。
アンディ・ドレイムス
小説版ではディーヴァ出航をさせ、市民を守る為に多勢のヴェイガンを巻き添えに自爆した軍人の鑑と言える彼の最期に対し「救いようのない自己満足」と嘲笑った。

名台詞

TV版

「私は兄さんが生きていると知って、すごく嬉しいわ。それはたぶん父さんも同じ」
「大人になるとね、色々と複雑になるのよ。素直に感情を表せないときもあるの」
アセムが海賊として生きていた事が素直に喜べないフリットの気持ちをキオに代弁した時の台詞。
「どうしたのよ?そんな感情的になるなんて、父さんらしくないわ!」
「本当はキオのことが心配でしょうがないだけなんでしょう?」
「理屈でごまかさないで!みんな父さんの気持ちはわかってる。もっと素直になってよ!」
キオがヴェイガンに捕まり冷静さを失っていたフリットを説得した時の台詞。

小説版

「さて、父さんはどうするのかしらね。アスノ家の血がどうとか言うのに、私をガンダムに乗せるなんて事は全く考えない、あの男権主義者は」
小説版キオ編での初登場時の台詞。その後の両親への嫌悪感を綴った文と共に、アニメでの彼女を知る読者を驚かせた。
「一年と二十二日ぶりね、兄さん」
キオがヴェイガンに拉致された直後のディーヴァとビシディアンの接触の際、アセムと再会しての台詞。過去のガンダムシリーズでのあの人物の名台詞のオマージュである。
(結局……私は父にかまって欲しくて、不良ごっこをやっている……)
小説版五巻より。ミンスリーにてディーヴァを降り、出航するディーヴァを見送りながら呟く。スパイ行為が発覚しても、シャナルアの時と違って、ユノアは立件される事は無かった。その事実が今では重大な事ではなく、フリットにとってユノアがその程度の存在でしかないという事の立証でもあった。ユノアの行動は、憎んでいても本心では完全に捨てきれない父への思慕の裏返しでもあった。独りこれからの事を逡巡するユノアだったが、そんな彼女の前に現れて手を差し出したのは、母と義姉だった。
「親なんて、ただ遺伝子の半分を提供してくれただけ。それが本能とか愛とかをもたらして、突然相互理解できるなんてのは映画の中だけよ。人がわかり合うのに必要なのは対話だもの」
「あきらめずに話してみなさいな。そうすることで、いろいろわかってくるものよ。自分のことも、相手のことも。その上で、あなたは子供なんだから、期待して裏切られたことで、傷ついてもいいのよ」
父・アセムとの再会直後に、複雑な心情を吐露したキオに向けての言葉。キオの心情を汲むと共に、自身の両親への複雑な想いも垣間見せる台詞である。
「愛してるわ」
最終決戦へと赴くアセムに対して発言。しかし、その声は非常に小さく本人に届くことはなかった。意味するところが妹としてなのか、一人の女性としてなのかは読者にも分からない。
「安楽な死を捨てて、屈辱の生を選びましょう。父さん。あなたには、英雄になってもらう。私や兄さんと一緒に」
「そう。この時代に作られた英雄に。世界の人々はアスノの家を憎む。嫉む。さげすむ。そのようなものが不要な社会を望む。そのような英雄に」
最終決戦が終わり、独り自決を図ろうとしたフリットを阻止して。全てを清算するためにも、キオたち未来の若い世代のためにも、一族全員で今度こそ戦乱の原因そのものたる貧困と無知と偏見に立ち向かい、世界を再建していく事を促す。ユノアがようやく父と向き合い、彼女の憎しみが昇華されていくと共に、フリットが今度こそ生きての未来を見出し、父娘が通じ合った瞬間でもあった。

スパロボシリーズの名台詞

「ここは人の生命を救う場所よ。ふざけた事を言わないでもらえるかしら?」
BX』第24話「青き巨神と赤き巨神」クリア後のインターミッションにて、ジルムセン・ランベルに対して発言。
ランベルは、同話で行われたジョルディ・ボーダーとの最後の一騎討ちに敗れ捕虜となったことにより、「最早武人としての自分は終わった」として自身の処刑を望む発言をしている。これを行ったのが人の命を救うべき場所であるディーヴァの医務室内であったため、ユノアに上記の台詞で窘められてしまう。

搭乗機体

ディーヴァ
キオ編から、衛生士として乗り込む。

資料リンク