「クロスボーン・ガンダムX2」の版間の差分

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== XM-X2(F97) クロスボーン・ガンダムX2(Cross Bone Gundam X2) ==
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{{登場メカ概要
*登場作品:[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]
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| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
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'''クロスボーン・ガンダムX2'''は『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』の登場メカ。
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この項目ではマントを装着した形態についても説明する。
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== 概要 ==
 
[[サナリィ]]が開発した宇宙海賊[[クロスボーン・バンガード]]の所有する試作型[[モビルスーツ]]。
 
[[サナリィ]]が開発した宇宙海賊[[クロスボーン・バンガード]]の所有する試作型[[モビルスーツ]]。
  
[[クロスボーン・ガンダム]]の2号機である。頭部の形状やカラーリング、主兵装としてショット・ランサーやバスターランチャーを装備していることが[[クロスボーン・ガンダムX1|1号機]]と異なるが、それ以外は同一である。
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[[クロスボーン・ガンダム]]の2号機である。頭部の形状や黒系統で塗装されたカラーリング、主兵装としてショット・ランサーやバスターランチャーを装備していることが[[クロスボーン・ガンダムX1|1号機]]と異なるが、それ以外は同一である。
  
パイロットはクロスボーン・バンガードのもう一人のエース、[[ザビーネ・シャル]]。1号機共々、クロスボーン・バンガードの主戦力として運用されていたが、後に[[木星帝国]]にパイロットごと離反する。その後、木星帝国に捕まった[[トビア・アロナクス]]を処刑するために[[ローズマリー・ラズベリー]]が乗り込んだが、逆にトビアが本機を奪取。ガンダム本体は敵の目を逸らすための囮とするために放棄され、トビアはX2のコア・ファイターで脱出した。放棄された本体は木星軍に回収された後、[[クロスボーン・ガンダムX2改]]に改造されている。また、地球圏での戦闘では[[ベラ・ロナ]]がこのコア・ファイターに搭乗し、キンケドゥの援護に向かっている。
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パイロットはクロスボーン・バンガードのもう一人のエース、[[ザビーネ・シャル]]。1号機共々、クロスボーン・バンガードの主戦力として運用されていたが、後に[[木星帝国]]へとパイロットごと離反する。その後、木星帝国に捕まった[[トビア・アロナクス]]を処刑するために[[ローズマリー・ラズベリー]]が乗り込んだが、逆にトビアが本機を奪取。ガンダム本体は敵の目を逸らすための囮とするために放棄され、トビアはX2のコア・ファイターで脱出した。放棄された本体は木星軍に回収された後、[[クロスボーン・ガンダムX2改]]に改造されている。また、地球圏での戦闘では[[ベラ・ロナ]]がこのコア・ファイターに搭乗し、キンケドゥの援護に向かっている。その後トビア、ベルナデットと共に地球に脱出ポッドで降下しているがその後は一切出てこない。
  
なお、本機のデータは後に木星軍が開発したモビルスーツ群に活かされており、アマクサやコルニグスが開発されることになる。
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なお、本機のデータは後に木星軍が開発したモビルスーツ群に活かされており、[[アマクサ]]やコルニグスが開発されることになる。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
;[[第2次スーパーロボット大戦α]]
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;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦α}}
:最初は味方だが、ザビーネが寝返るので敵になる。
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:初登場作品。最初は味方だが、ザビーネが寝返るので敵になる。しかし、アラドルートでは無条件で、ゼンガー及びアイビスルートでは[[隠し要素/第2次α|隠し要素]]の条件次第で機体のみ再入手可能。手さえ加えれば最後まで使用可能。X3入手までのトビアを乗せておくのも良いが、最強武器は射撃武装のバスターランチャーなので、ハリソンにF91から移ってもらうのもあり。アンナマリーやドレルを乗せても良い。バスターランチャーが[[全体攻撃]]のため雑魚掃討に向いている。
:しかし、アラドルートでは無条件で、ゼンガー及びアイビスルートでは[[隠し要素/第2次α|隠し要素]]の条件次第で機体のみ再入手可能。手さえ加えれば最後まで使用可能。X3入手までのトビアを乗せておくのも良いが、最強武器は射撃武装のバスターランチャーなので、ハリソンにF91から移ってもらうのもあり。また、アンナマリーやドレルを乗せても良い。マントは換装パーツとなっており、X2の場合は必殺技の追加がない。X1とは逆にマントを装備するとビームザンバーの射程が1になるが、ザンバスターが移動後使用可になるので、移動後攻撃の射程を取るか攻撃力を取るかはお好みで。ヒートダガーなど下位武装の射程に変化は無い。全体攻撃を持つため、雑魚を片付けるのに向いている。<br />なお、本作では3機のクロスボーン・ガンダムは[[アナハイム・エレクトロニクス|アナハイム]]が製作したことになっている。またX2を再入手してもザビーネは同一機であるはずのX2改で登場するが、この辺りの事情は特に言及されない。
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:マントは換装パーツとなっており、X2の場合は元々必殺技がないのでX1とは違い最大火力には関わらない。装備すると武装が移動後攻撃に特化。装甲やビーム耐性強化の他、命中やクリティカル率も微妙に上がり、単純な性能面は装備していた方が高い。しかし射程2以上の武装がザンバスター(弾数8)とバスターランチャー(弾数3)のみとなり、ザンバスターは[[小隊攻撃]]でも消費するため、射程1攻撃しかできない弾切れリスクを背負うのがネック。
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:本作では3機のクロスボーン・ガンダムは[[アナハイム・エレクトロニクス]]が製作したことになっている。なお、X2を再入手したかどうかに関わらず、ザビーネは同一機であるはずのX2改で登場するが、この辺りの事情は特に言及されない。
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:ちなみにトビアの公開処刑のシナリオでは、[[デュオ・マックスウェル|デュオ]]が仕掛けておいた細工で装甲は400、運動性は30、全武器の命中率は-70、攻撃力大幅低下、全地形適応Bと、物凄く弱体化する。
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=== 単独作品 ===
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
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:2018年9月のイベント「ぶっちぎり魂が繋いだ宇宙の絆」より実装。大器型SSRシューター。
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:2019年10月のイベント「悩乱・お姉ちゃん忍法帖!」にて大器型SSRアタッカーが追加。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
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:頭部に2門内蔵。
 
:頭部に2門内蔵。
 
;シザー・アンカー
 
;シザー・アンカー
:前部スカートが変形することで使用可能になる装備。本体とチェーンで繋がっている。敵機を捕獲したりするときに使うほか、投げた武器をこれで掴んで攻撃するといった使い方もされている。
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:前部スカートが変形することで使用可能になる装備。本体とチェーンで繋がっている。敵機を捕獲したりするときに使うほか、投げた武器をこれで掴んで攻撃するといった使い方もされている。SRW未実装。
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;マニピュレーター部ランチャー
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:指の付け根に装備した多目的発射機。バルーンダミーやトリモチを発射可能。SRW未実装。
 
;ヒートダガー
 
;ヒートダガー
 
:脚部内に収納され、脚部スラスターの余剰熱で瞬時に加熱する。脛から取り出し手に持つことも可能だが、足の裏から刃だけを出した状態で蹴りつけたり、ダガーそのものを足の裏から射出する使い方も多い。
 
:脚部内に収納され、脚部スラスターの余剰熱で瞬時に加熱する。脛から取り出し手に持つことも可能だが、足の裏から刃だけを出した状態で蹴りつけたり、ダガーそのものを足の裏から射出する使い方も多い。
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:『第2次α』では戦闘アニメーションがX1と異なっており、キックの後X1はそのまま蹴り抜けるのに対し、本機はキックの反動で離脱するものとなっている。
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;ブランド・マーカー
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:両手の前腕部に装備された、先端にビームを収束させる武器。拳にスライドさせてパンチを放つことで、敵MSの顔面にX字の烙印(ブランド)を押す。ジャマダハル状に持って振り回したり、肘打ちで使うこともある。
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:ビーム発生基部の取り外しが可能で、外してもしばらくは内蔵バッテリーでビームを展開できる。
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:;[[ビームシールド]]
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::ビームを展開して防壁を発生させ、攻撃を無力化。本機のものはビームを中心部に集束させて広範囲に広げる。F91同様にビーム発生基部の取り外しが可能で、外してもしばらくは内蔵バッテリーでビームを展開できる。
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:
 
;ビームサーベル
 
;ビームサーベル
 
:両肩に装備された武器。装備状態のまま、ビームバルカンおよびビームガンとして使うこともできる。
 
:両肩に装備された武器。装備状態のまま、ビームバルカンおよびビームガンとして使うこともできる。
 
:;ビームバルカン
 
:;ビームバルカン
::両肩にマウントされた状態のビームサーベルから発射される。また、ビームガンとして撃ち分けが可能。バルカン砲と一斉射して使われる事が多い。
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::両肩にマウントされた状態のビームサーベルから発射される。また、ビームガンとして撃ち分けが可能。バルカン砲と一斉射して使われる事が多い。SRW未実装。
::SRW未実装。
 
 
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;ビームザンバー
 
;ビームザンバー
 
:左腰にマウントされる粒子加速式のビームサーベル。敵のビームシールドごと切り裂く威力を持つ。名前の由来は「斬馬刀」から。
 
:左腰にマウントされる粒子加速式のビームサーベル。敵のビームシールドごと切り裂く威力を持つ。名前の由来は「斬馬刀」から。
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:バスターガンと結合させる事でザンバスターとなる。
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:;ビーム・ザンバー(乱舞)
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::『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』での必殺スキル。
 
;バスターガン
 
;バスターガン
:右腰にマウントされるビームピストル。威力はあまり高くない。  
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:右腰にマウントされるビームピストル。威力はあまり高くない。
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:ビームザンバーと結合させる事でザンバスターとなる。SRW未実装。
 
;ショットランサー
 
;ショットランサー
 
:旧クロスボーン・バンガードのMSで採用されていた武装。元々のパイロットがこの武装の扱いに長けるザビーネなためか、本機にも装備されている。
 
:旧クロスボーン・バンガードのMSで採用されていた武装。元々のパイロットがこの武装の扱いに長けるザビーネなためか、本機にも装備されている。
 
:なお、ゲーム作品ではランサーを射出している事が多いが、実は原作においてX2がランサーを射出した事はない。
 
:なお、ゲーム作品ではランサーを射出している事が多いが、実は原作においてX2がランサーを射出した事はない。
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:;マシンガン
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::基部に4門内蔵。
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;バスターランチャー
 
;バスターランチャー
:詳細は不明。形状が[[ガンダムF90]]のミッションパックの1つである「Lタイプ」に装備されていたロングレンジライフルと同じである。
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:詳細は不明。トビアとキンケドゥを[[木星帝国]]に[[スパイ]]として侵入させる際、乗っていた[[バタラ]]を狙撃している。形状が[[ガンダムF90]]のミッションパックの1つである「Lタイプ」に装備されていたロングレンジライフルと同じである。
;ブランド・マーカー
 
:先端にビームを収束させた武器。[[ビームシールド]]としても使用可能。ビーム発生基部の取り外しが可能で、外してもしばらくは内蔵バッテリーでビームを展開できる。
 
 
:SRWでは弾数制で3発。全体攻撃。
 
:SRWでは弾数制で3発。全体攻撃。
:;[[ビームシールド]]
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;ABCマント
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:名称は「[[対ビームコーティング|アンチ・ビーム・コーティング]]・マント」の略。蒸発することでエネルギーを打ち消す、言わば対ビーム用のリアクティブアーマーである。通常のビーム砲なら平均5発、[[ヴェスバー]]も1発だけなら何とか防げる。
  
 
==== 合体武器 ====
 
==== 合体武器 ====
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;剣装備、盾装備
 
;剣装備、盾装備
 
:[[切り払い]]、[[シールド防御]]を発動。
 
:[[切り払い]]、[[シールド防御]]を発動。
;[[ビームコート]]
 
:射撃ビームを軽減させる。
 
 
;ABCマント
 
;ABCマント
:名称は「[[対ビームコーティング|アンチ・ビーム・コーティング]]・マント」の略。蒸発することでエネルギーを打ち消す、言わば対ビーム用のリアクティブアーマーである。通常のビーム砲なら平均5発、[[ヴェスバー]]も1発だけなら何とか防げる。原作では[[ゾンド・ゲー]]や[[バタラ]]も装備できるが、スラスターが干渉するため防御範囲に制限がある。作者の作画の負担を減らすためのアイデアでもある。
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:なお、近年のフィギュアやゲームではマントからX字のスラスターが突きだしているが、クロスボーン・ガンダムはスラスターを折りたためるためにABCマントを全身に装備出来るという設定なので、これは設定を無視した見栄え優先の演出である(実際にやると作画の負担も増える)。
 
 
;[[換装]]
 
;[[換装]]
 
:[[インターミッション]]で通常状態とABCマント状態へと変更できる。
 
:[[インターミッション]]で通常状態とABCマント状態へと変更できる。
:…とは言うが、'''なんでマント一枚を戦闘中に脱ぐ事ができないのか'''というのは疑問である。コスト的な問題なのだろうか?
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:…とは言うが、'''なぜマント一枚を戦闘中に[[分離|脱ぐ]]事ができないのか'''。また、ABCマントはゲーム中では何度ビームを受けても平気なのだが(原作では使い捨て)、仕様が原作と違うのはスパロボではいつものことである。
  
 
=== 移動タイプ ===
 
=== 移動タイプ ===
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== 機体[[BGM]] ==
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;「クロスボーン・ガンダム」
 
;「クロスボーン・ガンダム」
 
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;[[ガンダムF90]]
 
;[[ガンダムF90]]
 
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;アマクサ
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;[[アマクサ]]
:スカルハートに登場する木星帝国の試作型モビルスーツ。鹵獲したX2を元にクロスボーンガンダムを再現するために開発されたが、木星帝国の技術では完全に再現しきれず、全長18 mと当時の機体サイズとしては大型になってしまっている。しかし、大型化したとはいえ、クロスボーンガンダム以上のスペックを誇る。頭部の外見こそガンダムだが、モノアイの上からツインアイ風のゴーグルを被せた形となっている。性能の高さから[[アムロ・レイ|ある人物]]の戦闘データを組み込んだバイオ脳を搭載した無人機として使用された。鋼鉄の7人では量産タイプの有人機が登場している。名前の元ネタは言うまでもなく天草四郎時貞。SRW未登場。
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:鹵獲したX2を元に、木星の技術で再現を試みた試作MS。
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
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*[http://gashapon.jp/products/detail.html?jan_code=4543112970756000 機動戦士ガンダム ガシャポン戦士DASH02]
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*[http://search.p-bandai.jp/?lang=ja&page=1&q=%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A0X2 ホビーオンラインショップ 「クロスボーン・ガンダムX2」で検索]
  
 
== 資料リンク ==
 
== 資料リンク ==

2023年7月23日 (日) 03:04時点における最新版

クロスボーン・ガンダムX2
登場作品

ガンダムシリーズ

初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦α
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 外惑星対応型モビルスーツ
生産形態 試作機
型式番号 XM-X2(F97
頭頂高 15.9 m
本体重量 9.5t
全備重量 24.8t
動力 核融合炉
ジェネレーター出力 5280 kw
スラスター推力 25 t×4(最大30 t×4)
アポジモーター 34
装甲材質 ガンダリウム合金ハイセラミック複合材
開発 サナリィ
所属 新生クロスボーン・バンガード木星帝国
主なパイロット ザビーネ・シャル
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クロスボーン・ガンダムX2は『機動戦士クロスボーン・ガンダム』の登場メカ。

この項目ではマントを装着した形態についても説明する。

概要[編集 | ソースを編集]

サナリィが開発した宇宙海賊クロスボーン・バンガードの所有する試作型モビルスーツ

クロスボーン・ガンダムの2号機である。頭部の形状や黒系統で塗装されたカラーリング、主兵装としてショット・ランサーやバスターランチャーを装備していることが1号機と異なるが、それ以外は同一である。

パイロットはクロスボーン・バンガードのもう一人のエース、ザビーネ・シャル。1号機共々、クロスボーン・バンガードの主戦力として運用されていたが、後に木星帝国へとパイロットごと離反する。その後、木星帝国に捕まったトビア・アロナクスを処刑するためにローズマリー・ラズベリーが乗り込んだが、逆にトビアが本機を奪取。ガンダム本体は敵の目を逸らすための囮とするために放棄され、トビアはX2のコア・ファイターで脱出した。放棄された本体は木星軍に回収された後、クロスボーン・ガンダムX2改に改造されている。また、地球圏での戦闘ではベラ・ロナがこのコア・ファイターに搭乗し、キンケドゥの援護に向かっている。その後トビア、ベルナデットと共に地球に脱出ポッドで降下しているがその後は一切出てこない。

なお、本機のデータは後に木星軍が開発したモビルスーツ群に活かされており、アマクサやコルニグスが開発されることになる。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

第2次スーパーロボット大戦α
初登場作品。最初は味方だが、ザビーネが寝返るので敵になる。しかし、アラドルートでは無条件で、ゼンガー及びアイビスルートでは隠し要素の条件次第で機体のみ再入手可能。手さえ加えれば最後まで使用可能。X3入手までのトビアを乗せておくのも良いが、最強武器は射撃武装のバスターランチャーなので、ハリソンにF91から移ってもらうのもあり。アンナマリーやドレルを乗せても良い。バスターランチャーが全体攻撃のため雑魚掃討に向いている。
マントは換装パーツとなっており、X2の場合は元々必殺技がないのでX1とは違い最大火力には関わらない。装備すると武装が移動後攻撃に特化。装甲やビーム耐性強化の他、命中やクリティカル率も微妙に上がり、単純な性能面は装備していた方が高い。しかし射程2以上の武装がザンバスター(弾数8)とバスターランチャー(弾数3)のみとなり、ザンバスターは小隊攻撃でも消費するため、射程1攻撃しかできない弾切れリスクを背負うのがネック。
本作では3機のクロスボーン・ガンダムはアナハイム・エレクトロニクスが製作したことになっている。なお、X2を再入手したかどうかに関わらず、ザビーネは同一機であるはずのX2改で登場するが、この辺りの事情は特に言及されない。
ちなみにトビアの公開処刑のシナリオでは、デュオが仕掛けておいた細工で装甲は400、運動性は30、全武器の命中率は-70、攻撃力大幅低下、全地形適応Bと、物凄く弱体化する。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦X-Ω
2018年9月のイベント「ぶっちぎり魂が繋いだ宇宙の絆」より実装。大器型SSRシューター。
2019年10月のイベント「悩乱・お姉ちゃん忍法帖!」にて大器型SSRアタッカーが追加。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

武装[編集 | ソースを編集]

バルカン砲
頭部に2門内蔵。
シザー・アンカー
前部スカートが変形することで使用可能になる装備。本体とチェーンで繋がっている。敵機を捕獲したりするときに使うほか、投げた武器をこれで掴んで攻撃するといった使い方もされている。SRW未実装。
マニピュレーター部ランチャー
指の付け根に装備した多目的発射機。バルーンダミーやトリモチを発射可能。SRW未実装。
ヒートダガー
脚部内に収納され、脚部スラスターの余剰熱で瞬時に加熱する。脛から取り出し手に持つことも可能だが、足の裏から刃だけを出した状態で蹴りつけたり、ダガーそのものを足の裏から射出する使い方も多い。
『第2次α』では戦闘アニメーションがX1と異なっており、キックの後X1はそのまま蹴り抜けるのに対し、本機はキックの反動で離脱するものとなっている。
ブランド・マーカー
両手の前腕部に装備された、先端にビームを収束させる武器。拳にスライドさせてパンチを放つことで、敵MSの顔面にX字の烙印(ブランド)を押す。ジャマダハル状に持って振り回したり、肘打ちで使うこともある。
ビーム発生基部の取り外しが可能で、外してもしばらくは内蔵バッテリーでビームを展開できる。
ビームシールド
ビームを展開して防壁を発生させ、攻撃を無力化。本機のものはビームを中心部に集束させて広範囲に広げる。F91同様にビーム発生基部の取り外しが可能で、外してもしばらくは内蔵バッテリーでビームを展開できる。
ビームサーベル
両肩に装備された武器。装備状態のまま、ビームバルカンおよびビームガンとして使うこともできる。
ビームバルカン
両肩にマウントされた状態のビームサーベルから発射される。また、ビームガンとして撃ち分けが可能。バルカン砲と一斉射して使われる事が多い。SRW未実装。
ビームザンバー
左腰にマウントされる粒子加速式のビームサーベル。敵のビームシールドごと切り裂く威力を持つ。名前の由来は「斬馬刀」から。
バスターガンと結合させる事でザンバスターとなる。
ビーム・ザンバー(乱舞)
X-Ω』での必殺スキル。
バスターガン
右腰にマウントされるビームピストル。威力はあまり高くない。
ビームザンバーと結合させる事でザンバスターとなる。SRW未実装。
ショットランサー
旧クロスボーン・バンガードのMSで採用されていた武装。元々のパイロットがこの武装の扱いに長けるザビーネなためか、本機にも装備されている。
なお、ゲーム作品ではランサーを射出している事が多いが、実は原作においてX2がランサーを射出した事はない。
マシンガン
基部に4門内蔵。
バスターランチャー
詳細は不明。トビアとキンケドゥを木星帝国スパイとして侵入させる際、乗っていたバタラを狙撃している。形状がガンダムF90のミッションパックの1つである「Lタイプ」に装備されていたロングレンジライフルと同じである。
SRWでは弾数制で3発。全体攻撃。
ABCマント
名称は「アンチ・ビーム・コーティング・マント」の略。蒸発することでエネルギーを打ち消す、言わば対ビーム用のリアクティブアーマーである。通常のビーム砲なら平均5発、ヴェスバーも1発だけなら何とか防げる。

合体武器[編集 | ソースを編集]

ザンバスター
ビームザンバーとバスターガンを結合させたビームライフル。先込め単発式のグレネードランチャーとしての機能もあり、小型核弾頭を含む各種弾頭の発射も可能。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

剣装備、盾装備
切り払いシールド防御を発動。
ABCマント
換装
インターミッションで通常状態とABCマント状態へと変更できる。
…とは言うが、なぜマント一枚を戦闘中に脱ぐ事ができないのか。また、ABCマントはゲーム中では何度ビームを受けても平気なのだが(原作では使い捨て)、仕様が原作と違うのはスパロボではいつものことである。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

飛行可能。

サイズ[編集 | ソースを編集]

M

機体BGM[編集 | ソースを編集]

「クロスボーン・ガンダム」

関連機体[編集 | ソースを編集]

クロスボーン・ガンダムX2改
クロスボーン・ガンダムX1
クロスボーン・ガンダムX3
ガンダムF91
ガンダムF90
アマクサ
鹵獲したX2を元に、木星の技術で再現を試みた試作MS。

商品情報[編集 | ソースを編集]

資料リンク[編集 | ソースを編集]