「ガンダムスローネツヴァイ」の版間の差分

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== 概要 ==
 
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[[アレハンドロ・コーナー]]が独自開発したガンダムスローネシリーズの2号機。
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[[ソレスタルビーイング]]の「監視者」の一人である[[アレハンドロ・コーナー]]が、同じ監視者である[[ラグナ・ハーヴェイ]]と結託して独自開発したガンダムスローネシリーズの2号機。[[チームトリニティ]]の次男[[ミハエル・トリニティ]]がパイロットを務め、攻撃的なミハエルの[[性格]]も相まって、荒々しい武力介入を展開していった。
  
射撃戦用の[[ガンダムスローネアイン]]とは逆のコンセプトを持つ格闘戦用機体であり、大型の実体剣「GNバスターソード」と遠隔誘導兵器「GNファング」を主体とした近距離・中距離戦を展開。
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射撃戦用の[[ガンダムスローネアイン]]とは逆のコンセプトを持つ格闘戦用機体で、主武装である大型の実体両手剣「GNバスターソード」からも、高機動性重視の格闘戦を得意とする[[ガンダムエクシア]]と異なり、パワー重視の格闘戦を得意としている。また、GNハンドガンや遠隔誘導兵器「GNファング」によって中距離戦の対応も可能としている。
  
[[チームトリニティ]]の次男[[ミハエル・トリニティ]]がパイロットを務め、ミハエルの[[性格]]も相まって、荒々しい武力介入を展開していった。
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しかし後に、アレハンドロに雇われた[[アリー・アル・サーシェス]]がチームトリニティと接触した際、ミハエルを銃殺して本機を鹵獲。[[リボンズ・アルマーク]][[ヴェーダ]]を介してバイオメトリクスをサーシェスの物と書き換えたことで、彼が新たなパイロットになる。初起動時は[[国連]]軍との戦いの後だったために粒子残量が残り少なく、殆んど戦闘を行える状態ではなかった上、サーシェスは「慣れないと扱いづらい」と発言してもいたが、サーシェスはスローネツヴァイの武装・特性をすぐさま把握。[[ヨハン・トリニティ]]のガンダムスローネアインを難無く撃破した後、[[ネーナ・トリニティ]]の[[ガンダムスローネドライ]]も撃墜しようとしたが、[[刹那・F・セイエイ]]のガンダムエクシアが乱入。それでもパイロットの技量によって圧倒するのだが、[[トランザム|トランザムシステム]]を発動させたエクシアのハイスピードに翻弄され、撤退を余儀なくされた。
  
後にアレハンドロに雇われた[[アリー・アル・サーシェス]]がチームトリニティと接触した際に、ミハエルを銃殺して本機を強奪。[[リボンズ・アルマーク]]が[[ヴェーダ]]を介してバイオメトリクスを書き換えたことで、サーシェスが新たなパイロットになる。初起動時は[[国連]]軍との戦いの後だったために粒子残量が残り少なく、殆んど戦闘を行える状態ではなかった上、サーシェスは「慣れないと扱いづらい」と発言したが、サーシェスはスローネツヴァイの武装・特性をすぐさま把握。[[ヨハン・トリニティ]]の[[ガンダムスローネアイン]]を撃破した後、[[ネーナ・トリニティ]]の[[ガンダムスローネドライ]]も撃墜しようとしたが、[[刹那・F・セイエイ]]の[[ガンダムエクシア]]が乱入。そのエクシアを圧倒するも[[トランザム|トランザムシステム]]を発動させたエクシアのハイスピードに翻弄され、撤退を余儀なくされた。
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その後、合流した国連軍の手で修復され、万全の状態でソレスタルビーイングとの最終決戦を展開。[[ロックオン・ストラトス]]の[[ガンダムデュナメス]]を大破させるも、損壊したGNアーマーの一部を手動操作で用いたロックオンの捨て身の攻撃で撃破された。ただ、機体は破壊されたが、パイロットであるサーシェスは辛うじて生き永らえている。
  
合流した国連軍の手で修復され、[[ソレスタルビーイング]]との最終決戦を展開。[[ロックオン・ストラトス]][[ガンダムデュナメス]]を大破させるも、損壊したGNアーマーを用いたロックオンの捨て身の攻撃で撃破された。
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後に、本機のデータをベースとする形で、イノベイターによってサーシェスの搭乗を前提とした[[ガンダムタイプ]][[モビルスーツ]][[アルケーガンダム]]が開発される事になる。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
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:初登場作品。最初は[[NPC]]だが、後に敵ユニットとして登場する。原作通り[[ミハエル・トリニティ|ミハエル]]が乗り、後に[[アリー・アル・サーシェス|サーシェス]]が乗る。
 
:初登場作品。最初は[[NPC]]だが、後に敵ユニットとして登場する。原作通り[[ミハエル・トリニティ|ミハエル]]が乗り、後に[[アリー・アル・サーシェス|サーシェス]]が乗る。
:ミハエル搭乗時は他の[[チームトリニティ|トリニティ]][[ヨハン・トリニティ|兄]][[ネーナ・トリニティ|妹]]同様さほど大した敵ではない。ところが、サーシェスが搭乗した途端に強敵と化す。彼が[[改造]]を施したのか、[[HP]]も大幅にアップする。サーシェスの[[気力]]状態によっては、下手に攻撃すると[[スーパーロボット]]でも大ダメージを食らい、最悪の場合だと撃墜される危険もあるので要注意。
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:ミハエル搭乗時は他の[[チームトリニティ|トリニティ]][[ヨハン・トリニティ|兄]][[ネーナ・トリニティ|妹]]同様さほど大した敵ではない。ところが、サーシェスが搭乗した途端に強敵と化す。彼が[[改造]]を施したのか、[[HP]]も大幅にアップする。サーシェスの[[気力]]状態によっては、下手に攻撃すると[[スーパーロボット]]でも大ダメージを食らい、最悪の場合だと一撃で撃墜される危険性もあるので要注意である。
 
:上記のとおり、パイロットの変化による強弱の落差が激しいため'''「サーシェスが搭乗してからが本番」'''などと言われている。唯一の弱点は[[ガンダムタイプ]]の機体なので、[[刹那・F・セイエイ|刹那]]が[[エース|エースボーナス]]を習得していれば大幅に倒しやすくなること。
 
:上記のとおり、パイロットの変化による強弱の落差が激しいため'''「サーシェスが搭乗してからが本番」'''などと言われている。唯一の弱点は[[ガンダムタイプ]]の機体なので、[[刹那・F・セイエイ|刹那]]が[[エース|エースボーナス]]を習得していれば大幅に倒しやすくなること。
  

2020年1月3日 (金) 08:41時点における版

ガンダムスローネツヴァイ
外国語表記 Gundam Throne Zwei
登場作品

ガンダムシリーズ

デザイン 鷲尾直広
初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 擬似太陽炉搭載型ガンダム(モビルスーツ
生産形態 ワンオフ機
型式番号 GNW-002
全高 18.6 m
重量 67.1 t
動力・推進機関 GNドライヴ[Τ]
エネルギー GN粒子
装甲材質 Eカーボン
所属組織 ソレスタルビーイング
所属部隊 チームトリニティ
パイロット ミハエル・トリニティアリー・アル・サーシェス
テンプレートを表示

ガンダムスローネツヴァイは『機動戦士ガンダム00』の登場メカ

概要

ソレスタルビーイングの「監視者」の一人であるアレハンドロ・コーナーが、同じ監視者であるラグナ・ハーヴェイと結託して独自開発したガンダムスローネシリーズの2号機。チームトリニティの次男ミハエル・トリニティがパイロットを務め、攻撃的なミハエルの性格も相まって、荒々しい武力介入を展開していった。

射撃戦用のガンダムスローネアインとは逆のコンセプトを持つ格闘戦用機体で、主武装である大型の実体両手剣「GNバスターソード」からも、高機動性重視の格闘戦を得意とするガンダムエクシアと異なり、パワー重視の格闘戦を得意としている。また、GNハンドガンや遠隔誘導兵器「GNファング」によって中距離戦の対応も可能としている。

しかし後に、アレハンドロに雇われたアリー・アル・サーシェスがチームトリニティと接触した際、ミハエルを銃殺して本機を鹵獲。リボンズ・アルマークヴェーダを介してバイオメトリクスをサーシェスの物と書き換えたことで、彼が新たなパイロットになる。初起動時は国連軍との戦いの後だったために粒子残量が残り少なく、殆んど戦闘を行える状態ではなかった上、サーシェスは「慣れないと扱いづらい」と発言してもいたが、サーシェスはスローネツヴァイの武装・特性をすぐさま把握。ヨハン・トリニティのガンダムスローネアインを難無く撃破した後、ネーナ・トリニティガンダムスローネドライも撃墜しようとしたが、刹那・F・セイエイのガンダムエクシアが乱入。それでもパイロットの技量によって圧倒するのだが、トランザムシステムを発動させたエクシアのハイスピードに翻弄され、撤退を余儀なくされた。

その後、合流した国連軍の手で修復され、万全の状態でソレスタルビーイングとの最終決戦を展開。ロックオン・ストラトスガンダムデュナメスを大破させるも、損壊したGNアーマーの一部を手動操作で用いたロックオンの捨て身の攻撃で撃破された。ただ、機体は破壊されたが、パイロットであるサーシェスは辛うじて生き永らえている。

後に、本機のデータをベースとする形で、イノベイターによってサーシェスの搭乗を前提としたガンダムタイプモビルスーツアルケーガンダムが開発される事になる。

登場作品と操縦者

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
初登場作品。最初はNPCだが、後に敵ユニットとして登場する。原作通りミハエルが乗り、後にサーシェスが乗る。
ミハエル搭乗時は他のトリニティ同様さほど大した敵ではない。ところが、サーシェスが搭乗した途端に強敵と化す。彼が改造を施したのか、HPも大幅にアップする。サーシェスの気力状態によっては、下手に攻撃するとスーパーロボットでも大ダメージを食らい、最悪の場合だと一撃で撃墜される危険性もあるので要注意である。
上記のとおり、パイロットの変化による強弱の落差が激しいため「サーシェスが搭乗してからが本番」などと言われている。唯一の弱点はガンダムタイプの機体なので、刹那エースボーナスを習得していれば大幅に倒しやすくなること。

単独作品

スーパーロボット大戦Card Chronicle
スーパーロボット大戦X-Ω
既にサーシェスの手に渡っている状態で敵ユニットとして登場する。
なお、リニューアル前の解説によると、本作におけるガンダムスローネツヴァイはソレスタルビーイングによって建造され、国連軍の味方になった5機目のガンダムという設定。

装備・機能

武装・必殺武器

GNハンドガン
左腕下部に装備されたビーム砲。ガンダムスローネアインのGNメガランチャー/GNハイメガランチャー使用の際のエネルギー供給コードとしても用いられる。
GNビームサーベル
両肩に各1本装備しているGN粒子で形成されたビームサーベル
GNバスターソード
スローネツヴァイの特徴的な武装の一つである巨大な実体剣。刀身からGN粒子を放出することで、GNビームサーベルのように扱う事もできる。
GNファング
遠隔操作が可能な誘導式ビーム砲。先端部にビーム刃を発生させ「ファング」の名の通り敵機を貫くこともできる。両腰バインダーに8基を搭載(通常は6基使用し、残りの2基は緊急用)。
その外見や使用方法は宇宙世紀シリーズのサイコミュ誘導兵器「ファンネル」を連想させるが、GN粒子の効果によりファンネルと違って大気圏内での使用も可能。

特殊能力

剣装備
切り払いを発動。
EN回復(小)
GNドライヴ[Τ]の恩恵により回復する。

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

M

対決・名場面

スローネツヴァイ登場
1st第16話より。人革連に捕らえられたアレルヤキュリオスを救うべく参戦した、ミハエル・トリニティとガンダムスローネツヴァイは、ティエレンピーリスティエレンタオツーをGNファングで蹴散らす。
オーバーフラッグ
1st第17話より。エイフマン教授謀殺を終えて撤収しようとするチームトリニティだったが、ミハエルは自分の出番が無かった鬱憤を晴らすかのように、グラハム率いるオーバーフラッグスと交戦。
技量の差からオーバーフラッグスが優位に立っていたが、接近戦を挑んできたハワードのオーバーフラッグをフェイントからのGNファングで撃破した。
ガンダムスローネアインガンダムスローネドライ
1st第22話より。ミハエルを銃殺し、スローネツヴァイを強奪したサーシェスは、初めての搭乗と機体自体が消耗している状態にも関わらず、持ち前の高い技量によって、スローネアインとスローネドライを圧倒する。そして、スローネアインはスローネツヴァイからの集中攻撃を受けて大破。ヨハンは戦死する。
なお、スローネドライは乱入してきた刹那によって助けられ、戦場を離脱した。
ガンダムエクシア
当初は技量の勝るサーシェスが刹那を押していく。ついに、エクシアにトドメを刺そうとした、その瞬間、エクシアのトランザムシステムが発動。たちまちのうちに形勢が逆転し、武器を失ったサーシェスは撤退を余儀なくされた。
ガンダムデュナメス
1st第23話より。初めはスローネツヴァイとデュナメスの両機は互角の戦いをしていたが、戦闘の途中でサーシェスはロックオンの弱点(右眼の負傷)を見抜き、デュナメスを戦闘不能に追い込んだ。
だが、ロックオンはなおも諦めず、GNアームズの残骸を利用してスローネツヴァイへの狙撃を目論む。その結果、両者相討ちに終わり、ロックオンは戦死。サーシェスもまた、スローネツヴァイと共に宇宙の塵と化したと思われたが…。

関連機体

ガンダムスローネアイン
スローネシリーズ1号機。長距離専用の機体。
ガンダムスローネドライ
スローネシリーズ3号機。支援型の機体。
ガンダムスローネフィーア
舞台『機動戦士ガンダム00 -破壊による再生-Re:Build』(SRW未参戦)に登場するスローネシリーズ4号機。
スローネヴァラヌス
公式外伝『機動戦士ガンダム00V』(SRW未参戦)に登場するスローネシリーズの流れを汲むモビルスーツ。この機体を元にして下記のGN-Xが開発された。
GN-X
ガンダムスローネシリーズのデータを反映した国連軍量産型モビルスーツ。
アルケーガンダム
ガンダムスローネツヴァイのデータを元にイノベイターによって開発されたアリー・アル・サーシェス専用機。
スローネツヴァイと比較して武装が強化されており、4つの眼と長い腕を持つ禍々しい外見になっている。

余談

  • 機体名の一部である「ツヴァイ」はドイツ語で「2」を意味する。機体名の由来はアインドライと同じく、天使「座天使"Thrones"」と思われる。

商品情報

資料リンク