マザー・バンガード

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マザー・バンガード
登場作品

ガンダムシリーズ

メカニックデザイン カトキハジメ[1]
初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦α
SRWでの分類 機体
母艦
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スペック
旧名称 バビロニア・バンガード
分類 宇宙戦艦
全長 900m[2]
動力 核融合炉
開発 クロスボーン・バンガード
所属 クロスボーン・バンガード
艦長 ベラ・ロナ
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マザー・バンガードは『機動戦士クロスボーン・ガンダム』の登場メカ

概要[編集 | ソースを編集]

宇宙海賊クロスボーン・バンガード母艦。元々は「バビロニア・バンガード」として建造されていた。

あまたの戦艦や輸送艦、その他もろもろの宇宙船が生まれてきた宇宙世紀の艦としては非常に珍しい、地球の大航海時代に海を駆けた帆船のような概観が特徴。また、船体全てを包み込むビームシールドを装備しているが、稼働時間はエンジン臨界までの20数分間に限られている。

帆の部分にはミノフスキードライブを搭載しており、通常の宇宙航行船よりも遥に高性能である。これにより、惑星間レベルの長期航海を従来の宇宙艦とは比べ物にならないくらい短期間・無補給で行えるが、これは同型艦にすら搭載されていない極秘中の極秘のシステムであり、通常は従来型の宇宙艦と同様に熱核ロケットエンジンで航行を行っている[3]。ただし、ミノフスキードライブ自体は艦船での使用が前提の造りなため、艦の全長はラー・カイラム級の2倍近いという巨大さになってしまった。

劇中での様相[編集 | ソースを編集]

クロスボーン・バンガード軍の艦隊総旗艦として建造されていたが、完成したのはコスモ・バビロニア建国が失敗した後であった。

終戦後、セシリーシーブックらを乗せて処女航海へ向かったが、謎の爆発事故(木星帝国が仕組んだもの)で撃沈し、乗員は全て死亡したと思われていた。しかし実際には健在であり、新生クロスボーン・バンガードによって「マザー・バンガード」として運用されていた。

木星戦役木星帝国に対抗するために運用されたが、地球侵攻を阻止することはできず、また地球連邦軍からも攻撃を受けたため、乗組員の脱出の目眩ましとして自爆、撃沈した。なお、元々はコスモ・バビロニアの地球侵攻の母艦として建造されていたため、多数の大気圏突入ポッドを内蔵しており、クルーはそれを用いて地球へと逃れた。

その後『鋼鉄の7人』において、帆の部分はアナハイム・エレクトロニクスが回収し、実験機スピードキング(サナリィ側のコードネームは「イカロス」。SRW未登場)として運用された。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

第2次スーパーロボット大戦α
初登場作品。αナンバーズ母艦の一つとなる。
アイビス編の1話にのみバビロニア・バンガードが登場。残党軍のクロスボーン兵が搭乗してくる。シナリオの展開上最後まで撃墜しないことが勝利条件となっているが、第1話ということもあり難度は低い。シナリオ終了後は新生クロスボーン・バンガードに奪取されマザー・バンガードとして運用される。
本艦の艦長を務めるベラニュータイプであり、集中を使えば母艦としては意外と当てて避け、援護攻撃突撃の性能と見事に噛み合っている。マザー・バンガード自体の高性能ゆえに作中屈指の使い勝手のよさを誇るため、「母艦じゃなくてベラ専用モビルアーマー」とまで評されることも。ベラが鉄壁とSP回復に獲得資金+20%も持つため、まさに突撃要員と言える。欠点としては、ミサイルランチャー以外が陸Bであることと、突撃の燃費が悪いこと。
特殊能力「盾装備」が存在しているが、ベラはデフォルトでは「シールド防御」を持たない。その点が気になるプレイヤーには、パイロット養成でベラに「シールド防御」を付けることをオススメする。
原作と違って最後まで撃沈しなかったため、EDでは岡長官の計らいにより、表向きは存在しない艦となりベルナデットをまとめ役として、船を降りたキンケドゥとベラ以外のメンバーと共にクロスボーン・バンガードの船として宇宙へと上がった。

単独作品 [編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦X-Ω
2019年7月のイベント「綯い交じる、今」にて実装。『第2次α』以来の参戦となる。[Ω]SSR戦艦ユニット。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

武装[編集 | ソースを編集]

メイン・メガ粒子砲
艦体側面に多数装備されたビーム砲。
『第2次α』では全体攻撃
マスト・メガ粒子砲
帆に当たる部分に装備されたビーム砲。
第2次α』では単体武器かつ有射程武器なので、援護攻撃でも使用しやすい点がポイント。
ミサイル・ランチャー
同じく帆に装備されている。
対空機銃
SRW未実装。
ビームシールド
前述の通り船体全部を覆うことも可能なシールド。

必殺技[編集 | ソースを編集]

突撃
原作劇中で木星帝国の基地に突入した時の攻撃のアレンジ。ビームシールドを全面に展開して体当たりし、密着状態からメイン・メガ粒子砲を斉射する。
余談だが、原作でこの突撃の指揮を執ったのは、ベラではなくマザー・バンガードの副長(SRW未登場)である。基地の兵員に多数の死傷者が出るこの攻撃方法は、ベラでは指示できなかっただろうと描かれている。『第2次α』でもこの場面が再現されているが、こちらではSRW未登場の副長に代わりレディ・アンが突撃の指示を取っている。
『X-Ω』では戦艦アクションに採用。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

盾装備
シールド防御を発動。
搭載

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

飛行可能。

サイズ[編集 | ソースを編集]

LL

機体BGM[編集 | ソースを編集]

「クロスボーン・バンガード」

関連機体[編集 | ソースを編集]

エオス・ニュクス(SRW未登場)
マザー・バンガード級の2番艦。シェリンドン・ロナの座乗艦で、武装やミノフスキードライブは全て外されている[4]。その後コスモ・クルス教団の経済難により手放され、『クロスボーンガンダム DUST』の時代には讃美歌の国が所有している。
林檎の花(マンサーナ・フロール)(SRW未登場)
『クロスボーンガンダム ゴースト』に登場する、木星製のミノフスキードライブ搭載艦。
神の雷事件でサナリィのミノフスキードライブ研究が頓挫した後、開発を継続したい研究者達をユビテル財団が雇用した経緯があり、実質的な後継艦である。
全長も小さく武装も少ないが、ビームシールドと衝角だけは原型艦に匹敵する活躍を見せた。
ケルベロス(SRW未登場)
『クロスボーンガンダム DUST』に登場する、マザー・バンガード級の3番艦。
建造中に放棄されていたが、讃美歌の国が母艦として買い取り、ミノフスキードライブ搭載艦としての改装を行った。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 角川書店『機動戦士クロスボーン・ガンダム メカニック設定集』152頁。
  2. 「機動戦士クロスボーン・ガンダム メカニック設定集」の解説文による。
  3. しかしながら、マザー・バンガードはミノフスキードライブが使用できない状態であっても、地球木星の間の距離を2か月半で移動する事が可能である。なお、ミノフスキードライブが使える場合でのマザー・バンガードの移動時間は明確にされていないが、マザー・バンガードのミノフスキードライブを流用した実験機スピードキングは、地球から木星までの距離を1週間で移動できた
  4. 運用データ等は残されているため、後述のケルベロスの改装に用いられている。

資料リンク[編集 | ソースを編集]