フィクス・ブラッドマン

提供: スーパーロボット大戦Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動

フィクス・ブラッドマン(Fixx Bloodman)

政府再建委員会のトップ。劇中ではブラッドマン卿と呼ばれ、新連邦政府樹立宣言を執り行い、総司令官の座に収まる。ニュータイプに対しては旧連邦と同様に道具としか見ていない。

宇宙革命軍への対応では主戦派だったが、議会を開戦に向けて取りまとめる事が出来なかった。しかし戦争回避を望まないフロスト兄弟の暗躍により慎重派が一掃されると、宇宙革命軍との開戦に踏み切る。最期はフロスト兄弟に裏切られ、サテライトランチャーの直撃を受けて消滅した。

登場作品と役柄

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
初登場作品。シロッコデューイによるクーデター「オペレーション・クルセイダー」により、ジョゼフ・コープランドの後任として新地球連邦大統領に就任する。が、完全にシロッコやデューイの傀儡的存在になっており、事実上連邦から追放状態になっていたジブリールからすらも「小物」と断言されていた。
最期については原作どおりであり、その後彼の後任としてウィリアム・ウォーレス・フィッツジェラルドが大統領に就任している。

人間関係

ザイデル・ラッソ
敵対関係。D.O.M.E.で醜い論争を繰り返す。Zでは、ザイデルの元にいるスペースノイドで、ランスロー以外にニュータイプがいない事を突き止めていた。
ティファ・アディール
ザイデルの後に彼女と出会うのだが、そのザイデルと同じ人間と断罪される。
フロスト兄弟シャギア・フロストオルバ・フロスト
部下。数々の暗躍と味方殺しを繰り返してきた兄弟にとって、ブラッドマンも例外ではなかった。

他作品との人間関係

ベルトーチカ・イルマ
大統領就任の演説に対し、「インテリジェンスの欠片も無い」と批評される。
ロジャー・スミス
アウトサイダー側のZEUTHを勝手に連邦軍の戦力として発表した事で、「俗物が服を着て歩いてるような男」と揶揄される。
破嵐万丈
Zにて、ザイデルとの醜い言い争いを「ブルドックと土佐犬の吠え合い」と揶喩される。
風見博士
Zにて、同じくザイデルとの争いを揶揄する。
ジョゼフ・コープランド
Zでは彼の後任として大統領に就任する。
ロード・ジブリール
彼からははっきりと「小物」と呼ばれ、大統領就任に怒りを見せていた。
ウィリアム・ウォーレス・フィッツジェラルド
Zではブラッドマンの死後に大統領に就任している。

名台詞

「私は、現状に不満を抱いている。革命軍と和平を締結するなど、私の求めた答えではない。コロニーはもともと、地球に隷属すべき存在なのだ」
「ニュータイプ…か。私はニュータイプを人の革新だとは認めておらん。いや、認めるわけにはいかんのだ。それを認めてしまえば、自分を含めた全ての者が『旧人類』の烙印を押されてしまうからだ」
「やっと、私の番が回ってきたのだ…世界を動かす世代となったのだ。それを特別な力があるという理由だけでニュータイプなどに奪われてなるものか。奴らの力は、我々の為にあるのだ」
ブラッドマンがフロスト兄弟に語った自身の野望とニュータイプ観。彼にとってニュータイプとは野望を達成するための道具でしかなく、同時に恐れを抱いている。
「政府首脳を乗せた特別機が墜落?」
「!!き、貴様たち、まさか…!?」
「…そうか、革命軍の仕業か。やはり討たねばなるまいな、邪悪なるニュータイプ主義者たちを…!」
フロスト兄弟から「(開戦を望まない)新連邦高官たちを乗せた輸送機が革命軍のスパイによるテロで墜落、乗員は全員死亡した」との報告を受けて。事の真相を察したブラッドマンはこれ幸いにと開戦の準備を指示する。

スパロボシリーズの名台詞

「…ただ今、紹介にあずかりましたフィクス・ブラッドマンです。連邦議会の一員として今回の一件ははなはだ遺憾であり、改めて賢人会議の責任を追及するつもりです。先日のチラム侵攻も賢人会議の独断であり、この件については新政府はチラムに対して謝罪し、変わらぬ友好を誓う所存です。事実、反賢人会議派である我々はチラム侵攻に対して、独自に組織した特殊部隊を派遣しました。これがその時の映像です」
Z第37話「粛清の嵐」より、コープランドから譲られる形で臨時大統領に就任した際の演説冒頭。この時にZEUTHをさも自分達反賢人会議派の戦力であるかのように扱っていた。
ZEUTHめ。やっと異星人を追い払ったか」
「周辺の部隊の到着はまだか! 今なら労せずに奴らを倒す事が出来るというのに…!」
Zの第42話より。ZEUTHが連邦を襲撃した異星人を撃退した後、ZEUTHに助けられたにもかかわらず、漁夫の利を得る形で彼らを討とうと考えていたが、ZEUTH以外の部隊がいない事もあり、結局実行できずに終わってしまう。そばにいたフィッツジェラルドからは当然呆れられてしまう。