アーサー・グッドマン

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アーサー・グッドマン(Arthur Goodman)

アロウズの司令官ホーマー・カタギリの側近であり、組織内ではNo.2。一目で肥満体型と分かる、典型的な中年男性。

その傲慢な態度や組織のNo.2という立ち位置から『機動戦士Ζガンダム』におけるティターンズの強硬派であったバスク・オムとよく比較されるが、度々ジャミトフ・ハイマンの意向を無視して独断専行に走ったバスクとは違い、あくまでホーマー司令ら上層部の命令通りに動く軍人である。ただし、上司の意図をまるで理解していないという点は一致している。

失態を犯した部下に小言を言いはするが、自身に忠実なアーバ・リントにもやや反抗的であったカティ・マネキンと同様に責めるなど意外にも部下に対しては相応に公平な人物でもあった。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
初登場作品。本作三人目(最後)の00敵艦長で、出番が少ないが、原作より長生き。アフリカタワーへのメメントモリ発射の役割をリントに奪われ、最終決戦でのトレミーを追い詰める活躍もカットされている為、原作よりかなり影が薄い。
リボンズが倒され、ホーマーが早々と切腹してしまう為、連邦軍に戻り対ZEXISの決戦に参加する。だが、トレーズ(またはルルーシュ)らの真意に気付くはずもなく、そのまま戦死してしまう。

人間関係

ホーマー・カタギリ
アロウズの司令であり、上司。
アーバ・リント
部下。殲滅戦を好むリントとは、特にウマが合ったようである。
リー・ジェジャン
副官。
カティ・マネキン
部下だが、後に離反される。
バラック・ジニン
部下。
アンドレイ・スミルノフ
部下。
ルイス・ハレヴィ
部下。
リヴァイヴ・リバイバルヒリング・ケア
アロウズの指揮下で対ソレスタルビーイング戦に参戦するイノベイドライセンサーとして好き勝手に振る舞う上に、碌な戦果もあげられずに撃墜されて帰って来る彼らを心中では軽蔑していた。最終的に不必要と見なす。
もっとも、イノベイドの彼等もまた、内心では人間のグッドマンを見下していたのだが。

他作品との人間関係

ガンダム系

トレーズ・クシュリナーダミリアルド・ピースクラフト
第2次Z再世篇終盤につく相手の一部、ミリアルドは黒の騎士団ルートの三代目地球連邦政府代表にして暴君役でもある。トレーズらの真の目的が「敗れる事」である事を知らずに…。

リアル系

ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア
第2次Z再世篇終盤のゼロ離脱ルートではリボンズ戦死後に彼の側に付く。無論、こちらの真意はトレーズとほぼ同じ。

名台詞

「可憐だ…」
2nd第8話より。ティエリア・アーデを見た時の台詞。しかし、それが女装だとは知らないようだ…。
非道な作戦を行うことに意を介さないグッドマンには珍しいコミカルな台詞。
「メメントモリ…。期待以上の戦果を挙げてくれた。この力があれば、反政府勢力を一蹴できる。そう、本当の意味で『世界から戦争が消える』のだ」
2nd第11話冒頭、衛星兵器メメントモリの凄まじい威力を目にして。
「圧倒的な武力によって反政府勢力を撲滅させることが、恒久和平につながる」というグッドマンの考えがわかる台詞。
だが、彼はメメントモリの一撃によって、反政府勢力とは無関係な多くの非戦闘員を犠牲にした事実に気付いていない。
「反乱分子・カタロン。そして、ソレスタルビーイング…。まとめて受けるがいい、神の雷をなぁ」
2nd第16話エピローグより。グッドマンはメメントモリ2号機で、アフリカタワー(軌道エレベーター)を占拠するハーキュリー率いるクーデター派の殲滅を図ろうとしていた。
「刮目せよ! 一世紀以上かけて造り上げた人類の英知が滅びる様をな!」
2nd第17話より。未曾有の大惨事が起きることも省みず、アフリカタワーへのにメメントモリの掃射を決定する。
神気取りの発言をするグッドマンの悪意に満ちた表情が、印象的である。
「何とかせんかあああああぁぁぁぁぁぁ!!」
2nd第22話より。最期の台詞。行動不能になりマネキン艦隊の盾にされた味方艦を見捨て砲撃を指示しようとするが実行されなかった。
そして、刹那に攻撃され、この言葉を叫びつつブリッジから離れようとしていた。リントに劣らぬ無様且つ情けない散り方であった。

余談

  • 「グッドマン」という苗字からファンからは「良男(よしお)」という仇名を付けられていたり、劇中の悪行から、「どこがGoodなのかわからない」とか言われていた。
    • ちなみに、ティエリア役の神谷浩史氏など一部スタッフから、キャラデザインのせいで「パン屋」と呼ばれていた。とあるOVAでは、死後の世界でカタギリ司令やリントと共に本当にパン屋になっている。どうやら天職だったのか、なかなか楽しそうであった。

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