地球連邦軍 (00)

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地球連邦平和維持軍(Earth Federation Force)

機動戦士ガンダム00』世界における地球連邦軍。正式な名称は「地球連邦平和維持軍」と言う。1stシーズンエピローグから登場。

世界統一と平和維持を目的として、西暦2312年に地球連邦政府によって結成された。国連軍が母体となっているため、所属兵もユニオン人類革新連盟AEUといった旧三大国家群の出身者が多い。

2ndシーズンでは独立治安維持部隊アロウズの台頭により、「連邦軍」「正規軍」などと呼ばれることとなる。しかし、アロウズ指揮下で動く事が多く、権限も彼らよりも下の扱いであった。中盤では不満を持つパング・ハーキュリー率いる一部の連邦軍がクーデターを起こすが失敗し、ブレイクピラー事件以後は完全にアロウズの指揮下に入る事となり、事実上アロウズに吸収された形となる。その後、アロウズを離脱したカティ・マネキン率いる新生クーデター派がソレスタルビーイングカタロンに共闘し、アロウズの主力軍を壊滅させる。こうして、アロウズは解体し、新政権が樹立されることとなった。

劇場版では、新政権の宥和路線のもとで軍縮が進められている。だが、その為に、対ELS戦では限られた戦力しか使えず苦戦を強いられた(もっとも仮に軍拡が進められていたとしても、ELS相手では焼け石に水だったかもしれないが)。なお、ELS防衛作戦において地球連邦軍は、防衛艦隊の70%を喪失するという大損害を被る結果になった。また、本作戦の前線司令部となった外宇宙航行艦ソレスタルビーイング号は、ELSの侵食を受けて、陥落寸前にまで追いつめられている。

登場作品

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
初登場作品。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦UX
劇場版が初参戦。

単独作品

スーパーロボット大戦Card Chronicle
第5章「理性なき戦争」エピローグ(通常エピソード第28話から第30話までの間の時期)にて、地球連合軍への参加国(三大国家も含む)328カ国の賛同を得て各国の軍隊を解体および一元化。新たに、地球連邦平和維持軍として発足することが宣言される。
また、地球連邦政府が先で地球連邦軍が後に出来た原作と異なり、本作品では地球連邦軍が先で地球連邦政府が後に出来ている。

人物

セルゲイ・スミルノフ
人類革新連盟出身の正規軍大佐。良識派の軍人故に、アロウズから警戒されていた。
パング・ハーキュリー
旧人類革新連盟出身の正規軍大佐で、セルゲイの旧友。アロウズの暴挙に憤った同志と共にクーデターを起こす。
キム
正規軍の中将で、旧人類革新連盟時代からのセルゲイの上司。自己保身の為に、アロウズへの鞍替えを図る。劇場版では、自らの希望で、危険な最前線へと赴いた。
カティ・マネキン
AEU出身。アロウズに所属していたが、ブレイク・ピラー事件を機に離反し、クーデター派に合流する。アロウズ打倒後は、正規軍に復帰し、准将に昇進した。劇場版では、対ELS防衛軍の作戦指揮官となる。
パトリック・コーラサワー
AEU出身。始終カティと行動を共にし、正規軍への復帰後は彼女と結婚した。劇場版時には、本人曰く「結婚生活が幸せすぎて、働かなかった」為に准尉に降格されている。とはいえ、隊長用のGN-X IVを支給されているあたり、彼の実力は本物である。
グラハム・エーカー
ユニオン出身。アロウズに所属していたが、劇場版では正規軍の少佐になる。また、ソルブレイヴス隊の隊長も務めている。
アンドレイ・スミルノフ
旧人類革新連盟出身で、セルゲイの息子。アロウズに所属していた為、一時的に中東の復興支援任務に回されていたが、功績を立てたことによって大尉に昇進。劇場版時にはGN-X IV小隊を率いている。
アッシュ
ハーキュリーの副官。ハーキュリーの没後、カティにつき従った。
デカルト・シャーマン
劇場版に登場。元アロウズ所属の軍人。アロウズ解体後、純粋種のイノベイターに覚醒したことが原因で、軍の研究対象にされてしまう。後にカティの働きかけによって、地球連邦軍の大尉として待遇を改善されるが……