マユ・アスカは『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の登場人物。
概要
シン・アスカの亡くなった妹。オーブ解放作戦において、避難の途中にフリーダムとカラミティによる戦闘の流れ弾に巻き込まれ、両親と共に死亡した。シンは彼女の形見となったピンク色の携帯電話を大切に保管している。
アスカ家を襲った流れ弾は、オリジナル版第01話開始時ではフリーダムが上空から放ったように描写されていたが、その後の「シン視点での」総集編の回想(20話)やその映像を元にしたスペシャルエディションではそのシーンが削除されている(反面HDリマスター版DESITNY第01話ではオリジナル版第01話の流れが踏襲され、フリーダムが描写されている)(フリーダムの戦闘が原因で死亡したことには変わりないので、物語としてはほとんど差はないと言える)。漫画版ではステラと共にシンを遠くから見つめている、幻影のような一コマがある。またHDリマスター版の『SEED』で一瞬だけ登場し、家族と共に避難する様子が描かれている(映像は『DESITNY』の流用)。
登場作品と役柄
彼女の死はシンがプラントに渡りザフトに入る最大の動機なので、必然的に故人扱いの登場となる。
- スーパーロボット大戦Z
- 初登場作品。回想シーンで登場。
- 第2次スーパーロボット大戦Z
- 名前のみの登場。
- 第3次スーパーロボット大戦Z
- 名前は出ず、存在が語られるのみ。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦K
- シンの回想で登場する他、デスティニーのフルウェポン・コンビネーションのトドメ演出でも登場する。
- スーパーロボット大戦L
- デスティニーのフルウェポン・コンビネーションのトドメ演出で登場する。
単独作品
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 名前は出ないものの、妹繋がりでクワサン関連のイベント中にシンの妹が戦争の犠牲になってることが語られる。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- デスティニーのユニットクエストでは、シンの回想場面に登場している。
- 基本的には故人だが、イベント『それは、小さなキセキ』では両親ともに健在である事が語られている。初の生存しているifが描かれた作品となった。
人間関係
- シン・アスカ
- 兄。仲が良かった故に、彼女の死はシンにとって苦悩の一因となっている。特にシンの心理描写や回想シーンなどで兄妹の関係を超えた関係を示唆する描写がいくつかあり、シンの心の傷の深さを物語っている。
- キラ・ヤマト、オルガ・サブナック
- 彼らの戦闘に巻き込まれて落命する。
- 両親
- 彼らと共に命を落とす。
名台詞
- 「マユでーす。でもごめんなさい、マユは今電話に出られません」
- 携帯電話に残された留守電メッセージ。シンにとっては亡き妹の肉声を聞くことができる唯一の手段であるため、この携帯電話を形見として大事に残している。ちなみに小説版ではマユはこの携帯電話を非常に気に入っていたらしく、前大戦でザフト軍が地球上にニュートロンジャマーを大量散布した「エイプリルフールクライシス」で使用不能に陥っていたが、それでも持ち歩いていたとのこと。
資料リンク