紅龍は『機動戦士ガンダム00』の登場人物。
概要
王留美の護衛兼執事を務める青年。
ソレスタルビーイングのエージェントの一人。武術の達人であり、数名の暴漢をものともしない程の腕前を持つ。
実は留美の(腹違いの)兄であり、本来ならば紅龍は王家の当主となる立場であった。しかし、紅龍に当主としての器が無かった[2]せいで先代からは見限られ、代わりに妹の留美がその立場を背負わされて現在に至った。紅龍本人もその事を負い目に感じており、罪滅ぼしとして留美の護衛役を志願して執事的な仕事を行っていた。
2ndシーズン終盤でネーナが留美の命を狙った際に留美を庇って銃弾を数発撃たれて命を落とした。
登場作品と役柄
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 初登場作品。原作通りNPCとして登場。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- ゼロレクイエムルートでは原作通りネーナに襲撃されて自身は命を落とすが、留美は後に皇帝となったルルーシュに助けられていた事が判明する。
- 黒の騎士団ルートではネーナによる襲撃の時点で留美と2人揃って命を落とした。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- SRサポートユニット。
ステータス
サポートアビリティ
- 当主のボディーガード
- SR。HP1/2以上で回避率大アップ。
人間関係
- 王留美
- 妹(小説版では腹違い)にして主。自身の腑甲斐無さによって妹の人生を歪ませてしまった負い目から、目的のために暴走する彼女へ諫言する事もできなかった。それが、やがて兄妹の破滅に繋がっていく。
- 先代
- 文字通り、先代の王家の当主であり、紅龍と留美の人生が一変した最大の要因を作った張本人と言える人物。
- 後継ぎに対しては王家の財産と権威を守る為の道具としか見ておらず、当主としての器が無かった紅龍を見限り、彼の代わりとして留美を完全な管理下に置き、自身の後継ぎとして反抗を許さない人生を送らせた。
- 本編開始前に先代が鬼籍に入った今でも留美の記憶にはこの事が残っているようで、小説版にて、その時の回想が語られている。
- ロックオン・ストラトス
- ソレスタルビーイングのガンダムマイスター。1st第13話において、アザディスタン王国の宗教指導者マスード・ラフマディをテロリストの手から救出する際に共闘した。
- ちなみに同上話では、紅龍が得意の武術でテロリストのメンバーを複数名倒している。紅龍にとって面目躍如の場面であろう。
- ネーナ・トリニティ
- 1st第20話で彼女と初めて会った際には「ちょっといい男じゃん」と評されている。2ndシーズンでは紅龍と共に留美に仕えていたが、留美を裏切り紅龍を射殺している。
- なお、この時ネーナは抵抗する術を持たない紅龍に数発の銃弾を撃ち込むという残忍さを見せているが、彼女自身も程なく似たような末路をたどった。
名台詞
- 「留美! りゅ、留美…! 生きて…! ここはっ…!」
- 2nd第21話より。ネーナが無慈悲に放つ数発の銃弾を身体に浴びせられながらも、留美を庇った末に紅龍は絶命した。
- これまで受け身だった紅龍が妹・王留美の事を「お嬢様」ではなく、自らの意思で「留美」と呼んだ、劇中最初で最後の場面である。
余談
- 『機動戦士ガンダム00』のキャラクターデザインを担当した高河ゆん氏によると「紅龍にはボディガード兼執事という設定が有ったので、自分の好みに合わせて格好良く描かせてもらいました」との事。
脚注
- ↑ Character、機動戦士ガンダム00[ダブルオー]、2022年1月29日閲覧。
- ↑ 小説版『機動戦士ガンダム00』では人物像が掘り下げられており、紅龍が気弱で常に他人の顔色を窺うような性格だった事が原因で王家の先代から見限られた事が明かされている。
資料リンク