アイラ・ユルキアイネン

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アイラ・ユルキアイネン
外国語表記 Aila Jyrkiainen
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 早見沙織
デザイン 大貫健一
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人
性別
年齢 不詳(推定10代)
出身 フィンランド
所属 チームネメシス
役職 ファイター
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アイラ・ユルキアイネンは『ガンダムビルドファイターズ』のヒロインの一人。

概要

フィンランドのガンプラチーム「ネメシス」に所属するファイター。バトルの際は独特のスーツに身を包み、顔を隠している。前年の世界チャンピオン・カイザーを倒し、世界大会へ出場する。

幼い頃は両親がおらず、ストリートチルドレンとして過ごしていた[1]が、プラフスキー粒子の流れを見る事が出来る特殊能力を持っており、その能力に目を付けたネメシスが出資する研究機関「フラナ機関」にスカウトされた。フラナ機関における研究の末「エンボディシステム」が完成され、その被験者となる。高い身体能力も有しており、吹き抜けの3階から飛び降りてエスカレーターや柱を利用しながら無事に着地してみせている。

ネメシスやフラナ機関の事は毛嫌いしているが、彼らの援助がなければ生きていけない事も自覚しており、ガンプラバトルはあくまで生きるための手段と捉えている。

その経歴ゆえ、機関の人間といる時は寡黙で物静かだが、実は大食漢で感情豊かな性格をしている。世界大会の宿泊先を抜け出しては買い食いをしており、その最中にレイジと出会う。当初は肉まんを巡って険悪になったが、その後も何度も会う内に打ち解けていった。彼がチンピラから身を挺して護ってくれて以降、徐々に想いを寄せるようになる。一方で、レイジが敵のファイターである事も知り、自分の正体を知られないためにアイナという偽名を名乗る。

レイジとの出会いから戦いに迷いが生じ、戦闘中に上の空になってしまい苦戦したため、エンボディシステムの出力を上げられ暴走してしまうが、レイジとの対戦でチナから渡されたアリスタが他のアリスタと共鳴してプラフスキー粒子が増大し、粒子の空間の中でレイジと会話した結果、迷いを振り切った。 レイジとの激闘の末に敗北した後はフラナ機関から離脱し、レイジに誘われてイオリ模型店で居候となり、交友を築いたチナと共に自らオリジナルガンプラである「ミスサザビー」を作り上げた。

その後は観客としてレイジとセイの戦いを応援していたが、決勝戦の直後に起こった巨大アリスタの暴走を食い止めるためミスサザビーで出撃。 奮戦するものの、巨大アリスタの影響フィールドとして実体化したア・バオア・クー内部の巨大な粒子ビーム砲から発せられる粒子の流れを察知し、チナと共に身を挺してレイジ達を庇ったことでビームの直撃を受け、機体が大破して戦線離脱となった。

巨大アリスタはレイジとセイの活躍で砕かれ、アリスタが消失したレイジはアリアンへと戻ることになるが、アイラもチナから渡されたアリスタが消失する際に「祈った」事で自身もアリアンへと転移する。 その後はアリアンで生活することとなり、レイジと結ばれ、彼との間に娘を授かった様子である。

登場作品と役柄

単独作品

スーパーロボット大戦X-Ω
初登場作品。カットイン立ち絵は肉まんを持っている姿となっている。

パイロットステータスの傾向

精神コマンド

X-Ω
感応閃き自信

人間関係

アイラの関係者

アリーア・フォン・レイジ・アスナ
最初こそケンカになったが、徐々に惹かれていき、その想いは次元の壁すら突破する事となった。が、当のレイジは全く気付いていなかった。後に結婚。
イオリ・セイ
レイジの相棒。レイジのアドバイスで彼の家に厄介になろうとした。
コウサカ・チナ
彼女が渡したアリスタのお陰で迷いを吹っ切る。その後、共にミスサザビーを組み上げた。
イオリ・リン子
セイの母親。アイラの身の上を知った彼女の世話になる。
イオリ・タケシ
セイの父親。彼によってガンプラ作りの楽しさを知る。
少女
『ガンダムビルドファイターズトライ アイランド・ウォーズ』(SRW未参戦)の事件の鍵を握る少女。作中では幽霊と認識されていたが、実はレイジとの間に生まれた娘であった。
ちなみに『ビルドファイターズトライ』の時系列と彼女の背格好を考える限りアイラはおそらく『ビルドファイターズ』最終回後間もなく妊娠している。…いくらなんでも手が早すぎるのではないだろうか。

チームネメシス

ナイン・バルト
アイラを拾ったフラナ機関の研究員。会長に比べれば、大事な道具であるアイラを気遣う様子を見せる。
ネメシス会長
孫馬鹿の彼の道楽に辟易している。
ルーカス・ネメシス
ネメシス会長の孫。チームネメシスは彼のガンプラバトルに勝ちたいという望みを聞いたネメシス会長の道楽で結成された。
アイラからバトルに勝ちたいなら自分の手で勝てと叱咤された彼は、続編のトライで大きな成長を遂げ、アイラにも敬意を抱く。
ガウェイン・オークリー
ネメシスのガンプラファイターだったがガンプラバトルでアイラに負け失脚。その後「ガンプラマフィア」の一員に。

その他

リカルド・フェリーニ
決勝トーナメント準々決勝の対戦相手。エンボディシステムの出力を上げられて暴走した結果、彼のガンプラを執拗に破壊した。

名台詞

「白いガンプラが勝ちます」
レイジ達の地区予選決勝戦の映像を見ながらの一言。言うまでもなくララァのパロディであるが、アイラ役の早見氏はその後『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』アニメ版で実際にララァを演じた。
これ以外にもニュータイプ強化人間のパロディを随所に行う。
「アイツが白いガンプラのファイター……レイジ……アイツ、何が楽しくてガンプラバトルなんかやってんだろ。……わたしとあたったら負けちゃうのに」
一人、部屋で勝ち残っているファイター達のデータからレイジのデータを見ながら。
「……楽しくなんかないわよ……苦しいだけよ…」
レイジからガンプラバトルが楽しいと聞かされ、去りながら呟く。
「オジサンに教えて貰って、ちょっと手を加えただけなのに、こんなにも出来栄えが変わるなんて」
レイジと共にイオリ・タケシからガンプラ作りを教えて貰った際の言葉。これ以降、徐々にガンプラとガンプラバトルに対する気持ちが変化していく。
「レイ…ジ…」
システムの出力を上げられ、バトルには勝ったものの倒れてしまう。その際にヘルメットが壊れ、ついにレイジに正体がバレてしまう。
「わたしには家族も肉親もいないもの…戦わないと生きていけない…勝たないと、居場所がなくなっちゃう!」
粒子の空間で繋がったレイジに漏らした本音。
「そうだね…馬鹿が付くくらいに、そうだったね…」
居場所がないならセイの家に来いというレイジが本気で言っているという事を聞き、これまでの思い出が駆け巡り、迷いを振り切る。
「だって…あんなにガンプラバトル楽しそうにしてるのに…戦ったら、わたし勝っちゃうし…そしたらもう、今までみたいに…」
迷いを振り切ったことでレイジへの気持ちも自覚する。アイラが恐れたのは居場所がなくなる事とレイジと会えなくなる事だった。が、この後のレイジの返答が前代未聞の波乱を起こす事に。
「うるさいジジイ! そこの子供も! ガンプラバトルに勝ちたかったら、自分でやんなさい!」
ネメシス会長とルーカスに対する暴言。視聴者は実にスカっとした展開だが、この言葉が後に世界屈指のファイターを生み出す事になる。
「これが本当のガンプラバトル……なんだ、わたし。特別でも何でもないじゃない」
システムの補助なしで挑んだレイジとの最後の攻防に敗北するも、その表情は晴れ晴れとしたものであった。

アイランド・ウォーズ

少女「楽しいね!ガンプラ!」
アイラ「そうね…ママもガンプラのおかげでパパと知り合えたのよ?」
「アイランド・ウォーズ」ラストにて、異世界から帰還した娘がガンプラバトルをしてたことを聞いての返答。見目麗しい美女へと成長を遂げた彼女は己の馴れ初めを娘に語る。こうしてガンプラが繋いだ絆は未来永劫続いていくのだろう。彼女のこの台詞によって「ビルドファイターズ」の物語は終わりを迎える。

迷台詞

「だ、誰がバカですってぇぇぇ!?」
「バカはアンタでしょ!」
「バーカバーカ! へなちょこパンチー!」
レイジのあんまりな返答に、世界中の大観衆が見ている前で痴話げんかを始める。あまりの事にラルさんですら呆然としていた。
「それ、ジャパニーズベントーですか!?」
セイとレイジの部屋に弁当を持ってきたリン子とチナに。ネメシスに居場所がなくなった彼女はセイ達の部屋に泊まろうとしたのだが、この時バスタオル一枚だったため、あらぬ誤解を生むことに…。

搭乗機体・関連機体

キュベレイパピヨン
ネメシスが制作した専用機。
ミスサザビー
新たに制作した専用のガンプラ。ベース機はサザビーだが、運用コンセプトはシナンジュに近い。
コマンドガンダム
初めて自分の手で作ったガンプラ。
ジェガン
ネメシスのファイターとなるための腕試しとして搭乗。この機体でデビルガンダムを撃破してみせた。

余談

ガンダムシリーズ定番の強化人間ヒロインとも言えるが、北欧代表、外部から操られてバーサーカ―と化すなど、総じてアレンビーの要素が濃い。
演者の早見沙織氏は、以前の作品では、機動戦士ガンダムAGEにおいて、ユリン・ルシェルを演じており、アイラもユリンも悲壮感のある超能力少女であることは同じだが、性格と結末は対照的である。
彼女の出身地のフィンランドでは「〜ネン」が付く苗字が数多くあるのだが、作中で見せた大食いぶりからか「アイラ・ハラヘッテルネン」などネタにされることも多い。

商品情報

脚注

  1. 口調も当初は少年のような男勝りなものだったが、ナインにより口調を改めるようにと訂正されている。

資料リンク