「ニュートロンジャマー」の版間の差分
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2016年3月26日 (土) 14:35時点における版
ニュートロンジャマー(Neutron Jammer)
『機動戦士ガンダムSEED』に登場する、全ての核分裂を抑制する装置。宇宙世紀のミノフスキー粒子のような、モビルスーツを使った局地戦が主流になるために作られたギミック。
ザフトが開発し、ユニウスセブン(コーディネイターの住む農業コロニー)を核攻撃された報復として、地球に大量に投下され、地球の地下深くに打ち込まれた。これにより地上では核兵器・原子力発電所は使用不可、副作用として通信電波が妨害され戦況はザフトに有利となった(なお、宣戦布告は血のバレンタイン以前に行われているらしい)。
その後ニュートロンジャマーキャンセラーによってエネルギー不足が解消されるまでの二次的・三次的被害で地球の総人口の1割近く(少なくとも数億人)が犠牲となっており、文字通りの「無差別殺戮」という結果を出してしまった故に、地球にいた人々の反プラント・反コーディネイター感情は最高潮にまで達した。
登場作品
αシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 他のガンダムシリーズが多く参戦している為、存在意義が危うくなる事から前もって、寺田プロデューサーから「扱いが変わる」という発表があった。フタを開けてみれば、SEED世界の兵器だけが煽りを喰らい、従来の版権作品は何の影響も受けない……という状態だった。一応核分裂を利用する核ミサイルなどはCE・UC問わずキャンセラーなしでは使えないようである。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦J
- 序盤主人公達が火星に向かうべく地球を出発した直後に打ち込まれたことを知るという設定。なおその中には原子力エンジンで動くコン・バトラーVが混じっているのだが、何ら対策を取っていないにも関わらず、全く問題なく動いている。また山のバーストンの武装「核ミサイル」も正常に作動する。当初のメインライター降板により混乱を極めたJのシナリオ制作状況を鑑みて、どちらも単純に設定をし忘れた可能性が高い。
- スーパーロボット大戦W
- 第二部では世界中で電力不足が起きている描写があるが、日本だけはゲッター線と光子力エネルギーで電力をまかなっている。
単独作品
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- 山のバーストンの核ミサイルがニュートロンジャマーの影響で使用不可となっている描写が存在。
関連用語
- ニュートロンジャマーキャンセラー
- 略称NJC。その名の通りニュートロンジャマーの効果を無効化する。
- ニュートロンスタンピーダー
- NJCの存在により代わってDESTINYで登場。ニュートロンジャマーとは逆に核反応を暴走させて核爆発させる。
メモ
- 抑制するのは「核分裂」であり「核融合」への影響はない。SEED世界では核融合炉の実用化に失敗し、戦艦の推進装置として核融合パルスが使用されているという設定である。
- 高山瑞穂の漫画、機動戦士ガンダムALIVE(SRW未参戦)にも登場しており、こちらでは敵の使用した核を止めるために使用されており、原作とは全く異なった使用目的となり、人の英知が生み出したものなら、人を救ってみせろを体現したと言える。
資料リンク
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