「ロンド・ミナ・サハク」の版間の差分
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2016年2月25日 (木) 11:20時点における版
ロンド・ミナ・サハク(Rondo Mina Sahaku)
- 登場作品:機動戦士ガンダムSEED ASTRAY
- 声優:勝生真沙子
- 種族:地球人(コーディネイター)
- 性別:女
- 所属:オーブ連合首長国
代々オーブにおいて軍事部門を影で担ってきた、オーブ五大氏族の一つサハク家の後継者。
ロンド・ギナ・サハクの双子の姉で、同じく世界統治の思想を抱いた。ギナの死後も世界統治を目指していたが、その後、宇宙ステーション「アメノミハシラ」(同名の軌道エレベーターが建設されていたが、宇宙ステーションの部分を残して建設中止されている)の施設の借用を願い出てきたロウ・ギュールと邂逅。その際、オーブでの戦火から逃れたオーブ国民が懸命に働く人々を見たロウが発した一言から、「国とは民のことであり、場所のことではない」ということに気付かされ、世界統治の考えを改めるに至った。それに関連して、オーブ再興の時期が来るまで「アメノミハシラ」に匿っていた国民を各地に潜伏させることを決めた。
そうした考えはより明確なものとなり、後に「天空の宣言」と呼ばれる計画を全世界に発信。これは「他人の理想を妨げない限り、人は信念に従って生きるべきであり、国や組織はそれを支援するべきだ」というもので、従来の国家とは正反対の思想であった。以後、「自らの民」達と共にいずれ訪れるであろう新生オーブ再建の機を見極めるべく地上の動静を天空から静かに見据えている。
モビルスーツパイロットとしては一流の腕を持つが、同時に白兵戦も得意としており、戦闘用コーディネイターであり実績を持つ傭兵の叢雲劾を無傷で制圧するほど強い。
戸田版でもギナ死亡後の終盤に少しだけ登場するのだが、ギナが死亡する一連の場面がカットされた上に別人であるという説明が全くないため、戸田版だけしか追っていない読者にはギナにしか見えなかったりする。
ロンド・ミナ・サハクのミドルネームは日本神話の神・イザナミに由来している。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦W
- 敵方のNPCとして何度か顔見世するが、パイロットとしては第54話のスポット参戦のみ。原作(小説版)のラスボス的立ち位置にあるためか非常に能力が高い。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
射撃と命中で若干譲る以外、全てにおいて劾を上回る。技量に至っては全パイロット中4位と非常に高い。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
人間関係
- ロンド・ギナ・サハク
- 双子の弟であり、互いを「もう一人の私」と呼び合っている。 後にカーボンヒューマンとして復活した彼と再会したが、ギナは未だに世界統治に野望を抱いていたため、対決する道を選んだ。
- ウズミ・ナラ・アスハ
- 彼の信念を公然と批判していた。
- ロウ・ギュール
- 彼から「国とは人の集まりであり、場所は問題では無い」と説かれる。なお、彼は「ロンド・サハク」が二人いる事を知らず、双方と面識がありながら同一人物だと思っている。
- 叢雲劾
- 弟を殺した相手であるが、その能力を極めて高く評価しており、『DESTINY ASTRAY B』(SRW未参戦)ではサーペントテールへの依頼を行っている。ASTRAYシリーズではミナ同等レベルのMSでの戦闘技能を持つ数少ないキャラでもある。生身での戦闘力は彼より遥かに上。
- ギルバート・デュランダル
- 彼に「オーブの影の軍神」と評された。
- アッシュ・グレイ
- 戸田版ではギナ死亡後に修復したアストレイゴールドフレーム天に乗っていたところ、彼のリジェネレイトガンダムに轢き逃げされた。アストレイゴールドフレーム天ミナはこの時破損した脚部を修復したものである。
他作品との人間関係
- ヒイロ・ユイ
- Wでの客分で彼の言葉が自身の考えを変えるきっかけとなった。
- リリーナ・ドーリアン
- Wでの客分。
名台詞
- 「国とは、民のことだ。民があってはじめて国が成り立つ。支配者一人だけでは、国とは言えない」
- 「私はロンド・ミナ・サハク。現在はどこの国家にも属してはいない。私はこれからある計画を全世界に向け発信する。それについてどう判断しどう行動するかは個人の自由だ」
「先日のユニウスセブンの落下。両陣営共に相手を強く非難している。その矛先はジャンク屋組合(ギルド)にまで向けられた。だが果たして本当にその非難は正しいものなのか?」
「世に闇が広がっている。人々は何も見えぬ中で怯え、そして他者の悲鳴を頼りに逃げ惑うばかりだ。人々は闇の奏でる悲鳴を伴奏に踊らされている。だがその闇を指揮している者がいるのだとしたら?」
「これが今日の政治であり国家だ。闇を敵を作ることで市民をコントロールする。だが聞いてほしい。私はこれからまったく新しい世界の可能性を提示する」
「ある人物が私に『国家は人』だと説いた。自らの曲を奏でる者たちがいる。彼らは自分の信念を真実を持つ。故に、闇の中でも世界を見とおし他者に踊らされることはない。ただ自分の曲で踊る」
「彼らと同様に世界中の人間が自分のリズムをメロディを持てたのなら、もう今のような国家としての枠組みは必要ない。政治もその役割を大きく変えるだろう。もちろん彼らは一部の特殊な存在だとも言えるだろう。私もそう思っていた。だが、そうではないことを私は知った」
「ジェス・リブル。このジャーナリストを知る者は少ないだろう。彼は平凡だ。しかし彼は、いくつもの大きな流れの転換に影響を与えている。なぜ平凡な男がそんなことを成しえたか? 彼もまた自分の曲で踊るものだからだ。自分自身の持つ信念というメロディで真実というリズムで踊る者だからだ」
「そう、特別な存在でなくても誰もがそのように生きてさえいれば、世界は変わるのだ」 - 「天空の宣言」の全文。
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