「フェルト・グレイス」の版間の差分

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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*フェルトを演じた高垣氏は、後年『機動戦士ガンダムAGE』(SRW未参戦)にてデシル・ガレット(第1部)役でも出演している。<!-- こちらは、フェルトとは異なる悪役であるが。 -->
 
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==

2014年6月2日 (月) 13:03時点における版

フェルト・グレイス(Feldt Grace)

プトレマイオスの戦況オペレーター。両親は外伝作品『機動戦士ガンダム00P』(未参戦)に登場した第2世代ガンダムマイスターであるルイード・レゾナンスとマレーネ・ブラディであり、彼らの死後は組織によって育てられている。両親とその死に関する詳細は秘匿されフェルトには知らされておらず、フェルトの名前自体組織で育ったがゆえにつけられたコードネーム。劇中本名が明かされることも、両親について知る描写もない(語れる人物自体非常に少ない)。

当初は口数が少ない物静かな性格で他者とのコミュニケーションも苦手としていたが、クリスティナ・シエラから買い物に連れ出すなど妹のように見られていくうちに、柔らかい物腰になっていった。
地球育ちでないことにコンプレックスを持っており、髪の色をピンクに染めている(地の色は不明、ちなみに父親は赤毛、母親はプラチナブロンド)。ロックオンの相棒であるハロと仲が良い。

2ndシーズンでも引き続き戦況オペレーターを務める。身も心も成長し、女性的な言動も増えている。ミレイナ・ヴァスティにはかつてのクリスの様に姉的立場で接することが多く、髪型も一本結びに変えている。仲間達の死を乗り越えてはいるものの、流石に想いを寄せていたロックオンの弟ライルや、敵対していたソーマ・ピーリスとの対面には戸惑いを隠せなかった。次第に彼らを仲間として受け入れていくと共に、刹那に淡い想いを寄せるようになる。

劇場版では、より大きくなっていった刹那への想いと、それゆえにイノベイターとして孤立気味の彼を案ずる様子を見せる。刹那が意識不明となった後は回復を信じて寄り添った。そして、ダブルオークアンタを駆ってELSとの対話に臨む彼を温かく見送るのであった。
終盤ではプトレマイオス2改がELSの侵食を受けたため、スメラギからは退艦を促されるが、あえて拒絶する。フェルトの強い意志はソレスタルビーイングメンバーにも影響を与え、今度こそ全員が生き残ることに成功したのであった。

登場作品と役柄

スパロボでは全体的に原作で目立っていたエピソードや場面がカットされてしまう傾向がある。

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
初登場作品。声優の高垣氏はスパロボ初参加。クリスと共にプトレマイオス攻撃時のカットインにも姿を見せる。トレミーの祝福担当。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
『2nd』の設定込みで参戦。ポジションは前作と同様だが原作で目立った場面が多少カットされてしまっており、ピーリスとの確執と和解も描かれていない。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦UX
初の劇場版設定で登場。今作では刹那に対する想いからかレベル51でを習得するのだが、戦術指揮のボーナス無しだとSPの関係上レベルが72にならないと使えないのが痛いところである。……刹那への「届かない愛」という暗示だろうか。
劇場版における彼女の立ち位置を反映してか、デフォルトの顔グラフィックはやけに寂しそうな表情のものになっている。

パイロットステータス設定の傾向

精神コマンド

作品ごとにコマンド構成が変化しているが、不屈祝福は必ず覚える。

第2次Z破界篇
集中不屈祝福激励
第2次Z再世篇
偵察不屈祝福激励
UX
集中努力不屈祝福


人間関係

刹那・F・セイエイ
チームメイト。当初は同年代のメンバーとしてしか親交はなかったが、時が経つにつれて、彼への想いは変化していき…。
ロックオン・ストラトス
チームメイト。お互いに心境を語るなど優しく接していき、やがて淡い思いを抱くようになるが…。
ロックオン・ストラトス (2代目)
死亡した初代ロックオンの弟。
ハロ
ロックオンの相棒のハロはフェルトのお気に入りである。
ティエリア・アーデ
チームメイト。偶然見掛けたロックオンと彼の会話から、ティエリアの正体の一端に迫る言葉を呟く。なお、ロックオンにティエリアが慰められた時は無自覚ではあるが、ティエリアに嫉妬している。
スメラギ・李・ノリエガ
トレミーの実質的な艦長。フェルトを妹のように見守っている。
クリスティナ・シエラ
チームメイト。彼女から面倒を見られており、影響を与えられた。一方で、弱気になった彼女を叱責する場面もある。天涯孤独のフェルトにとっては『姉』と言える人物でもあった。
ミレイナ・ヴァスティ
チームメイト。似たような境遇を持ち、かつてのクリスのように接している。
マリー・パーファシー
元国連軍としてCBと戦っていた彼女に対して、アレルヤが保護した当初は直接手を下したわけではないとわかっていてなお、「クリス達の仇」と恨み言をぶつけてしまう。TV版では程なくして和解するが、スペシャルエディションでは尺の都合かカットされてしまった。第2次Z再世篇でも、このエピソードは未再現。
マリナ・イスマイール
直接的な絡みは少ないが、刹那への想いを自覚して以降は彼女の存在をかなり気にしている。一応刹那から直接「そんな関係じゃない」と弁解されているが…。
ルイード・レゾナンス、マレーネ・ブラディ
外伝作品に登場する、死に別れた両親。彼らの死の原因となった事故は秘匿とされているため、死の詳細を知らない。破界篇ではすでに故人である為登場はしないが、フェルトは両親の死を知っている。

他作品との人間関係

ガンダムシリーズ

カミーユ・ビダンキラ・ヤマト
第2次Z破界篇では彼らの協力を得て、CB所属のガンダムタイプのOS改造作業に着手する。

スーパー系

シモン
第2次Z 破界篇終盤では彼からの誠意を汲み取り、ロックオンを失った悲しみから立ち直る事を誓う。

バンプレストオリジナル

クロウ・ブルースト
が「あれだけの借金があっても前向きなのは評価してもいい」と発言した際、クリスは反論し、フェルトもそれに同調していた。

名台詞

1stシーズン

「生き残る!」
戦闘に怯えるクリスを一喝した台詞。フェルトが不屈を覚えるのはこの場面からであろう。なお、この戦闘の直前に出撃前のロックオンが「絶対に生き残る」と言っており、この言葉はそれの影響だと思われる。
ちなみに、この台詞は破界篇キャラクター事典でも聴くことができる。
「優しいんだ…誰にでも」
ロックオンがティエリアを慰めていたのを見かけた際の言葉。これは以前ロックオンに慰められた時に「女性限定で優しい」と言われた事から。
なお、小説版ではロックオンが誰にでも優しい事を嬉しく思いつつ、ティエリアに嫉妬してしまっている。
「っ……クリスティナ・シエラァァァァ!!」
『姉』であったクリスの死の際の絶叫。フェルト役の高垣氏はこの場面や前回のロックオンの死の場面ではフェルトへの感情移入のあまり、収録中に本当に泣いてしまったらしい
なお、第2次Zでは『1st』結末の進行順は原作と違うため、クリスの死亡シーンやこの台詞は破界篇では再現されず、再世篇プロローグに再現が持ち越しになった。

2ndシーズン

劇場版

「大きいから」
「あの人のは大きすぎるから…」
「私はあの人を想っているからいいの」
物語終盤、刹那への想いを語った台詞。フェルトは彼の心情等を思い遣り、あえて身を引くのであった…。
「イヤです!」
「クリスの時のように、またのけ者にするつもりですか!」
「そんなのイヤです! 今度こそ、全員で生き残るんです!」
スメラギからELSに侵食されたプトレマイオス2改の退艦命令を出された時の反論。こうしたフェルトや他のクルーの意見を聞いたスメラギは仲間達を信じ、あえて全員で艦に留まることを決断した。
UXでは第48話の時間制限残り1ターンを迎えた際にこのやり取りが発生する。

スパロボシリーズの名台詞

「だらしない男の人って苦手…」
第2次Z破界篇より。上記のクロウ評に対するクリスの反論に同調して言った言葉。クロウはこれを聞いてガックリし、ロックオンたちにからかわれる。
(ロックオン…。私達はあなたの想いを受け継ぐ)
第2次Z破界篇第49話のインターミッションより。戦死したロックオンの遺志は、確かにフェルト達にも受け継がれていた。
「ああっ!? ニセデモンベインがあんなに…!」
UXのシナリオ「I´ROBOT」にてデモンペインが大量発生した際の反応。この台詞の直前、ウェストが機体のことをデモンペインと呼んでいるにも関わらず、「ニセデモンベイン」と呼んでいた。
…そのまま呼んでしまうのがよっぽど癪だったのだろうか。まぁ、ソレスタルビーイングの面々はこのシナリオで初めてデモンベインと共闘するので、デモンペイン呼びするとややこしかったのかもしれない。

搭乗機体・関連機体

プトレマイオスプトレマイオス2プトレマイオス2改
戦況オペレーターを担当。
ガンダムプルトーネ
ガンダムヴァーチェの元となった第2世代ガンダム。この機体にまつわる事故(実際はイノベイドのビサイド・ペインにより仕組まれたもの)「プルトーネの惨劇」によりフェルトの両親は死亡。彼らの同僚シャル・アクスティカも心身ともに大きな傷を負った。

余談

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