「タリア・グラディス」の版間の差分
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− | 最高評議会議長の[[ギルバート・デュランダル]] | + | 最高評議会議長の[[ギルバート・デュランダル]]とは恋人関係にあったが、子供ができないという理由から別れた。しかし、ミネルバに[[アスラン・ザラ|アスラン]]が合流して自身も[[FAITH]]に任命されると、この頃から彼女はデュランダルの意図を理解しかね、疑問視する傾向になり始める。その後も、彼への疑念は深まっていった。 |
最終局面でミネルバが[[アークエンジェル]]の攻撃で航行不能になると、クルー全員に退艦命令を出し、[[アーサー・トライン|アーサー]]に後の事を全て任せると、タリアは一人、デュランダルの元へ向う。しかし、デュランダルは[[レイ・ザ・バレル|レイ]]に撃たれてしまう。そして、その場にいた[[キラ・ヤマト|キラ]]に「子供がいる。いつか、会ってやってほしい」という[[マリュー・ラミアス|マリュー]]への伝言を残し、彼女はデュランダルとレイと共に自分が欲しかった「家族」の一員として轟沈する[[メサイア]]と運命を共にした。 | 最終局面でミネルバが[[アークエンジェル]]の攻撃で航行不能になると、クルー全員に退艦命令を出し、[[アーサー・トライン|アーサー]]に後の事を全て任せると、タリアは一人、デュランダルの元へ向う。しかし、デュランダルは[[レイ・ザ・バレル|レイ]]に撃たれてしまう。そして、その場にいた[[キラ・ヤマト|キラ]]に「子供がいる。いつか、会ってやってほしい」という[[マリュー・ラミアス|マリュー]]への伝言を残し、彼女はデュランダルとレイと共に自分が欲しかった「家族」の一員として轟沈する[[メサイア]]と運命を共にした。 | ||
− | + | なお、彼女の子供の性別は男の子。デュランダルと別れた理由は「子供が欲しかった」からである。しかし、息子が生まれてからもデュランダルとの肉体関係は続いている事が見受けられる描写があり、諦めようとする為の言い訳に過ぎない可能性が高い。終盤における上記の行動は、かつての自分の選択がデュランダルの道を誤らせた事による責任や、色々な複雑な事情があったと思われる。<br /> | |
− | + | また、結果的に「幼い実子を残したまま死ぬという行動は、母親としてはどうなのか?」という事で議論を呼んだ。タリア役の[[声優]]である小山茉美氏もまた、それについて同じ趣旨のコメントをされている。もっとも、小説版ではタリア自身が「身勝手な女」である事を自覚していたことが記されている。 | |
== スパロボシリーズにおいて == | == スパロボシリーズにおいて == | ||
− | [[キラ・ヤマト|キラ]]達[[アークエンジェル]] | + | [[キラ・ヤマト|キラ]]達[[アークエンジェル]]側が視点の作品では敵として登場するため、味方としての運用はできず原作同様に死亡する。逆に[[シン・アスカ|シン]]達[[ミネルバ]]視点のZ・Lでは、自軍部隊の[[まとめ役]]の一人として序盤から終盤まで活躍する。また、Zでは条件次第で死亡回避が可能であり、Lでは無条件で最後まで生存する。 |
== 登場作品 == | == 登場作品 == | ||
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− | : | + | :序盤から登場。味方だが、終盤に自軍を抜けて敵となる。ただし、Ifルートに行くと、条件次第でレイと共に戻ってくる。とりあえず、1周目はどちらのルートに行くか分からないので、あまりミネルバを[[改造]]しない方がいい。2周目では彼女がIfか原作ルートに行くかを決める選択肢を持っている。Ifルートに行った場合、非常に男前な彼女を拝むことが出来る。原作では特に巨乳キャラ扱いはされていないが、タンホイザー使用時の[[カットイン]]で何故か[[乳揺れ]]描写あり。 |
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+ | :早くからデュランダルの意図に懸念を抱く様子が見られ、離脱することはないため無条件で生存する。ミネルバも旗艦の一つとなるため前作と比べるまでもなく活躍の機会に恵まれている。 | ||
== パイロットステータスの傾向 == | == パイロットステータスの傾向 == | ||
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:部下。兵士としての能力は優秀な反面、精神的に未熟である為に勝手な行動を取られる事も多く、タリアの悩みの種の一つになっている。<br />もっとも彼への指導をアスランに一任していたのもあるが、彼の問題行動を咎めたのは[[ステラ・ルーシェ|ステラ]]を返還した一件のみであり、大きく絡むことは少ない。 | :部下。兵士としての能力は優秀な反面、精神的に未熟である為に勝手な行動を取られる事も多く、タリアの悩みの種の一つになっている。<br />もっとも彼への指導をアスランに一任していたのもあるが、彼の問題行動を咎めたのは[[ステラ・ルーシェ|ステラ]]を返還した一件のみであり、大きく絡むことは少ない。 | ||
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:Zでは序盤から共に自軍部隊の首脳となり、活躍する。 | :Zでは序盤から共に自軍部隊の首脳となり、活躍する。 | ||
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− | :[[Z]] | + | :[[Z]]では、彼がシンの親友と同時に抑え役としての務めも果たしているので、頼もしい部下といった存在。直接ではないが、彼の実力も認めている。 |
+ | :[[メイリン・ホーク|メイリン]]の口伝に「ザフトのアカデミーを卒業したら、間違いなく赤を着られた」とタリアの言葉に同意しながら賞賛していた。 | ||
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== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
− | ;「おかしいのはあなたよ!! いい加減にして!! これは命令なのよ! | + | ;「おかしいのはあなたよ!! いい加減にして!! これは命令なのよ! 見たくなければ、部屋に篭もっていなさい!」 |
− | :エンジェルダウン作戦の際に作戦の中止を要請する[[アスラン・ザラ|アスラン]] | + | :エンジェルダウン作戦の際に作戦の中止を要請する[[アスラン・ザラ|アスラン]]に対して。たとえ、作戦内容に疑問を抱くことがあっても、トップである[[ギルバート・デュランダル|デュランダル]]の決定である以上、命令されたタリアに中止が出来るはずも無いのだが、殆ど周りが見えていないアスランは食って掛かってくるので、さすがのタリアも我慢の限界を迎えてしまった様である。 |
:もっともアスランにしてみれば、この作戦はいずれは本物の[[ラクス・クライン|ラクス]]に協力してほしいと言っていたデュランダルを信じる根拠を根底から覆すものなので、冷静ではいられるはずもないが(この時点でアスランは「いまだにラクスが[[アークエンジェル]]に乗っている」と思っていた)。 | :もっともアスランにしてみれば、この作戦はいずれは本物の[[ラクス・クライン|ラクス]]に協力してほしいと言っていたデュランダルを信じる根拠を根底から覆すものなので、冷静ではいられるはずもないが(この時点でアスランは「いまだにラクスが[[アークエンジェル]]に乗っている」と思っていた)。 | ||
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:Lの第33話にて、レイと戦闘した時の台詞。[[スペースコロニー|コロニー]]にいるであろう息子のために、ギルバートとレイに敵対するのであった。 | :Lの第33話にて、レイと戦闘した時の台詞。[[スペースコロニー|コロニー]]にいるであろう息子のために、ギルバートとレイに敵対するのであった。 | ||
;「ギルバート…もう終わりにしましょう」<br />「未来は私達のような大人ではなく、彼らの様な若い子達が作るべきよ」<br />「大人はその手助けをするだけ…。道を決めるべきではないわ。未来はあの子達のものなのだから」 | ;「ギルバート…もう終わりにしましょう」<br />「未来は私達のような大人ではなく、彼らの様な若い子達が作るべきよ」<br />「大人はその手助けをするだけ…。道を決めるべきではないわ。未来はあの子達のものなのだから」 | ||
− | : | + | :Lの第33話シナリオエンドデモにて、[[ギルバート・デュランダル|デュランダル]]に対して。『Zガンダム』終盤の[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]([[シャア・アズナブル|シャア]])の名台詞のオマージュともとれる台詞であり、それをシャアと同じ声であるデュランダルに向けて言っている事を考えると、一層感慨深い台詞である。 |
== 余談 == | == 余談 == | ||
− | *タリア・グラディス役の[[声優]]の小山茉美氏は、他の[[ガンダムシリーズ]]作品では『[[機動戦士ガンダム]]』の[[キシリア・ザビ]]、『[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊]]』の[[カレン・ジョシュワ]] | + | *タリア・グラディス役の[[声優]]の小山茉美氏は、他の[[ガンダムシリーズ]]作品では『[[機動戦士ガンダム]]』の[[キシリア・ザビ]]、『[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊]]』の[[カレン・ジョシュワ]]も演じている。 |
**タリアとカレンの両名共にガンダムのある部隊に配属されており、[[主人公]]をサポートする立場にある。また、両名共に既婚者である。 | **タリアとカレンの両名共にガンダムのある部隊に配属されており、[[主人公]]をサポートする立場にある。また、両名共に既婚者である。 | ||
*タリアを演じた小山茉美氏は、インタビューなどで冗談混じりに「最後はデュランダルの顔をバズーカで吹き飛ばしたい」(=「初代ガンダムのキシリア役として、池田氏のシャアにリベンジしたい」)と語っていた。 | *タリアを演じた小山茉美氏は、インタビューなどで冗談混じりに「最後はデュランダルの顔をバズーカで吹き飛ばしたい」(=「初代ガンダムのキシリア役として、池田氏のシャアにリベンジしたい」)と語っていた。 |
2013年10月9日 (水) 02:45時点における版
タリア・グラディス(Talia Gladys)
- 登場作品:機動戦士ガンダムSEED DESTINY
- 声優:小山茉美
- 種族:地球人(コーディネイター)
- 生年月日:C.E.44年4月8日
- 年齢:29歳
- 身長:170cm
- 体重:52kg
- 星座:おひつじ座
- 血液型:A型
- 所属:ザフト→ザフト特務隊(FAITH)
- 階級:白服
- キャラクターデザイン:平井久司
ザフトの新鋭艦ミネルバの艦長を務める女性士官。的確な指揮で幾度無く艦の危機を救った優秀な艦長。ほぼ単独行動で、戦力もまま成らないまま、最後まで戦い続けた。
最高評議会議長のギルバート・デュランダルとは恋人関係にあったが、子供ができないという理由から別れた。しかし、ミネルバにアスランが合流して自身もFAITHに任命されると、この頃から彼女はデュランダルの意図を理解しかね、疑問視する傾向になり始める。その後も、彼への疑念は深まっていった。
最終局面でミネルバがアークエンジェルの攻撃で航行不能になると、クルー全員に退艦命令を出し、アーサーに後の事を全て任せると、タリアは一人、デュランダルの元へ向う。しかし、デュランダルはレイに撃たれてしまう。そして、その場にいたキラに「子供がいる。いつか、会ってやってほしい」というマリューへの伝言を残し、彼女はデュランダルとレイと共に自分が欲しかった「家族」の一員として轟沈するメサイアと運命を共にした。
なお、彼女の子供の性別は男の子。デュランダルと別れた理由は「子供が欲しかった」からである。しかし、息子が生まれてからもデュランダルとの肉体関係は続いている事が見受けられる描写があり、諦めようとする為の言い訳に過ぎない可能性が高い。終盤における上記の行動は、かつての自分の選択がデュランダルの道を誤らせた事による責任や、色々な複雑な事情があったと思われる。
また、結果的に「幼い実子を残したまま死ぬという行動は、母親としてはどうなのか?」という事で議論を呼んだ。タリア役の声優である小山茉美氏もまた、それについて同じ趣旨のコメントをされている。もっとも、小説版ではタリア自身が「身勝手な女」である事を自覚していたことが記されている。
スパロボシリーズにおいて
キラ達アークエンジェル側が視点の作品では敵として登場するため、味方としての運用はできず原作同様に死亡する。逆にシン達ミネルバ視点のZ・Lでは、自軍部隊のまとめ役の一人として序盤から終盤まで活躍する。また、Zでは条件次第で死亡回避が可能であり、Lでは無条件で最後まで生存する。
登場作品
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- 味方が完全なアークエンジェル視点なので影が薄い…。このゲームでは自分の機体を自分で動かせるためミネルバは落とされやすいだろう。
- スーパーロボット大戦Z
- 序盤から登場。味方だが、終盤に自軍を抜けて敵となる。ただし、Ifルートに行くと、条件次第でレイと共に戻ってくる。とりあえず、1周目はどちらのルートに行くか分からないので、あまりミネルバを改造しない方がいい。2周目では彼女がIfか原作ルートに行くかを決める選択肢を持っている。Ifルートに行った場合、非常に男前な彼女を拝むことが出来る。原作では特に巨乳キャラ扱いはされていないが、タンホイザー使用時のカットインで何故か乳揺れ描写あり。
- 第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇
- 特に何も言われないが、レイが生きているので彼女も生存しているはずである。
- スーパーロボット大戦K
- 今回は敵のみで、原作通り死亡してしまう。
- スーパーロボット大戦L
- プロローグから何度か味方として登場し、序盤終わりごろには正式に仲間となる。CEROへの配慮からか、原作におけるデュランダルとは特に不倫関係にあるような描写はなく、元恋人の関係に落ち付いている。
- 早くからデュランダルの意図に懸念を抱く様子が見られ、離脱することはないため無条件で生存する。ミネルバも旗艦の一つとなるため前作と比べるまでもなく活躍の機会に恵まれている。
パイロットステータスの傾向
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
小隊長能力
- Z
- 隣接する味方のダメージ-10%
パイロットBGM
人間関係
- ギルバート・デュランダル
- 上司。昔の恋人で、現在も不倫関係。最期まで彼に付き添った。
- アーサー・トライン
- ミネルバの副長。よくタリアに叱責されていたが、次第にそれなりに成長していき、オペレーション・ラグナロクでは、艦長席に座って指揮をとっている。
- マリュー・ラミアス
- アークエンジェル艦長。同じ女性艦長として尊敬にも近い念を持っているが、敵として何度も戦う事となり、最終的には戦闘経験の差で敗北する形で終わった。
- ZやLでは、彼女とは最終的に和解を果たし、共闘することになる。
- アスラン・ザラ
- 部下。彼を信頼していたが、優柔不断な面が目立ってきた彼に釘を差す場面もある。後に、ザフトを抜けた彼と敵対することになる。
- シン・アスカ
- 部下。兵士としての能力は優秀な反面、精神的に未熟である為に勝手な行動を取られる事も多く、タリアの悩みの種の一つになっている。
もっとも彼への指導をアスランに一任していたのもあるが、彼の問題行動を咎めたのはステラを返還した一件のみであり、大きく絡むことは少ない。 - ルナマリア・ホーク
- 部下。
- メイリン・ホーク
- 部下。
- レイ・ザ・バレル
- 部下。その最期にはデュランダルを撃ってしまい泣きじゃくる彼を母親のように抱きしめて運命を共にした。
- タリアの息子
- デュランダルと別れた後に結婚した男性との間にもうけた子供。メサイアに乗りこんできたキラに対して、「いつか、息子に会ってほしい」と遺言した。原作およびSRW未登場。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- クワトロ・バジーナ(シャア・アズナブル)
- Zではタリアの心情を色々と理解しており、心配していた。なお、デュランダルと声が同じで、タリアとは年齢(クワトロは27歳)が近い。
- ブライト・ノア
- Zでは序盤から共に自軍部隊の首脳となり、活躍する。
- カミーユ・ビダン
- Zでは、彼がシンの親友と同時に抑え役としての務めも果たしているので、頼もしい部下といった存在。直接ではないが、彼の実力も認めている。
- メイリンの口伝に「ザフトのアカデミーを卒業したら、間違いなく赤を着られた」とタリアの言葉に同意しながら賞賛していた。
アナザーガンダムシリーズ
- 張五飛
- SC2ではデュランダルやレイと運命を共にする事を選んだタリアの姿をそっと見送った。
リアル系
- ホランド・ノヴァク
- Zでは度々彼を諌める場面も。ホランドはタリアの真面目さを少し迷惑がりながらも、心配していた。
スーパー系
バンプレストオリジナル
名台詞
- 「おかしいのはあなたよ!! いい加減にして!! これは命令なのよ! 見たくなければ、部屋に篭もっていなさい!」
- エンジェルダウン作戦の際に作戦の中止を要請するアスランに対して。たとえ、作戦内容に疑問を抱くことがあっても、トップであるデュランダルの決定である以上、命令されたタリアに中止が出来るはずも無いのだが、殆ど周りが見えていないアスランは食って掛かってくるので、さすがのタリアも我慢の限界を迎えてしまった様である。
- もっともアスランにしてみれば、この作戦はいずれは本物のラクスに協力してほしいと言っていたデュランダルを信じる根拠を根底から覆すものなので、冷静ではいられるはずもないが(この時点でアスランは「いまだにラクスがアークエンジェルに乗っている」と思っていた)。
スパロボシリーズの名台詞
- 「シン、レイ、ルナマリア…。あなた達は自分で自分の戦う相手を決めなさい」
「コーディネイターだから、ザフトだからではなく、あなた達は自分の意思で戦いなさい」
「これは命令ではなく、一人の人間としての私の願いです」 - Zifルート第51話にて、ザフトに帰還する際にシン、ルナマリア、レイに対してかけた言葉。タリアのこの言葉を受けたレイはタリアと共にザフトに戻ることを選んだが、シンとルナマリアは…。
- タリア「ブライト艦長、クワトロ大尉。シンとルナマリアをお願いします。 なお、去っていく身でありながら、一つだけお願いがあります。アークエンジェルとアクシズの言葉に耳を傾けてください」
クワトロ「………」
タリア「確かに私達は堕天翅となったシリウスが言うように愚かで醜い生き物かもしれません… だけど、私達は人間です。困難を乗り越える想いと力があるはずです」
マリュー「グラディス艦長…」
タリア「偏見や憎しみや過去に囚われて未来を閉ざす前に言葉でお互いの想いを伝えてください。それをやっていれば、もしかしたらアークエンジェルとも戦う必要がなかったのかも知れません」
クワトロ「わかった…。彼らと話をしてみよう」
マリュー「グラディス艦長…あなたは…」
タリア「私は私の戦いをします。結果として、あなた方の進む道とは分かれてしまいましたが…」
ブライト「総員、グラディス艦長とミネルバのクルーに礼を以て送れ」
タリア「ありがとう、ブライト艦長。あなた達と過ごした日々を忘れません」 - Zのifルート第51話にて、彼女がZEUTHと別れる前に交わした会話。アークエンジェルと戦わせる等、これまでの戦いの中でZEUTHがデュランダルのエゴの為に利用されていた事実を薄々と感づいていたタリアは、過去を理由にアークエンジェルと分かり合えないまま終わってしまう最悪の結末だけでも避けるべく、この言葉を残して去っていった。
ifルートにおける最大級の名台詞でこの言葉はZEUTHメンバーだけでなくクライン派の心を打った。 - 「来たわね、レイ。悪いけど、ギルバートの計画は阻止させてもらうわ」
「私の息子にも未来を自由に選ばせてあげたいの」 - Lの第33話にて、レイと戦闘した時の台詞。コロニーにいるであろう息子のために、ギルバートとレイに敵対するのであった。
- 「ギルバート…もう終わりにしましょう」
「未来は私達のような大人ではなく、彼らの様な若い子達が作るべきよ」
「大人はその手助けをするだけ…。道を決めるべきではないわ。未来はあの子達のものなのだから」 - Lの第33話シナリオエンドデモにて、デュランダルに対して。『Zガンダム』終盤のクワトロ(シャア)の名台詞のオマージュともとれる台詞であり、それをシャアと同じ声であるデュランダルに向けて言っている事を考えると、一層感慨深い台詞である。
余談
- タリア・グラディス役の声優の小山茉美氏は、他のガンダムシリーズ作品では『機動戦士ガンダム』のキシリア・ザビ、『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』のカレン・ジョシュワも演じている。
- タリアとカレンの両名共にガンダムのある部隊に配属されており、主人公をサポートする立場にある。また、両名共に既婚者である。
- タリアを演じた小山茉美氏は、インタビューなどで冗談混じりに「最後はデュランダルの顔をバズーカで吹き飛ばしたい」(=「初代ガンダムのキシリア役として、池田氏のシャアにリベンジしたい」)と語っていた。
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