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:地球からの木星の見かけ上の大きさが太陽や月に匹敵するほどになり、その表面にジェネシック・ガオガイガーのようなオーロラが浮かぶ。その後木星から異常電磁場「インビジブルバースト」が継続して発生するようになり、地球は壊滅的な被害を受けた。そして木星浮かぶ幻影は「[[覇界王ジェネシック|覇界王]]」と呼ばれるようになった。
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:実はインビジブルバースト発生以来6年の歳月をかけて、覇界王の幻影によって質量はそのままに分子間距離を圧縮し続けており、[[ブラックホール]]化したことでワームホールが開き、トリプルゼロと覇界王本体を呼び込んだ。しかし覇界王自身がワームホールを維持するシステムだったので、覇界王が倒されたことでワームホールは閉じられ、ブラックホールは木星の公転軌道で安定した。
 
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:原作では木星ではなく月の調査だったが、『新』の世界観では月は開拓済みなので、設定が変更された模様。
 
:原作では木星ではなく月の調査だったが、『新』の世界観では月は開拓済みなので、設定が変更された模様。
 
;[[スーパーロボット大戦30]]
 
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:太陽系のマップとして組み込まれている。
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:太陽系のマップとして組み込まれている。流石にブラックホールにはならず、覇界王が倒された直後にザ・パワーの力で時間が巻き戻り、元の大きさに戻った。
  
 
== 関連人物 ==
 
== 関連人物 ==

2022年3月30日 (水) 23:02時点における版

木星
英語表記 Jupiter
分類 太陽系第5惑星(木星型惑星)
軌道長半径 5.20260 AU
離心率 0.04851
衛星の数 79(イオガニメデ etc)
直径 142,984km
半径 69,911 ± 6km(平均)
表面積 6.21796 × 1010km2
体積 1.43128 × 1015km3
質量 1.8986 × 1027kg
平均密度 5.515 g cm−3
重力 2.34G(地球での平均基準)
公転周期 11.86155年
自転周期 9時間55.5分
テンプレートを表示

木星(Jupiter)とは、太陽系第5惑星。

概要

太陽から5番目に位置する、太陽系最大の惑星。厚い大気を持つガス型惑星で、その大半が水素で構成されているため、「(質量が足りず)太陽になりそこねた星」と言われることもある。イオガニメデを始めとするおよそ60以上もの衛星を有する。

その巨大な質量ゆえに重力も非常に強く、地球の約2.4倍。接近してくる隕石や彗星のほとんどは木星の重力に引きこまれていく。ロボットアニメ、小説漫画においてもこの木星の強い重力を機体等の設定に生かしている事がある(メッサーラクロスボーン・ガンダム等)。ガスを主成分とする木星型惑星であり、まともな地面すら無く到底生物が住めるような場所ではない。人間が居住している作品であっても、大抵の場合は過酷な環境とされている。

なお、高重力環境が必要な何かをしにいく場合を除けば、宇宙世紀において木星に行く目的はほぼ「核融合エンジンの動力源となるヘリウム3(ヘリウムの同位体)の採集」[1]。である。ヘリウム3を使う核融合は現実でも理論は確立されており、廃棄物の少なさ・反応開始条件の緩さなど総合的に見て最もバランスが良い反応と目されているが、燃料となるヘリウム3が地球上にほぼ存在せず、人工的な精製も極めて困難と言う問題がある。これを採取しに木星まで行くのである[2]

ロボットアニメ作品における木星(およびその衛星)に関しては、地球人等の行為によって変容あるいは破壊される等、太陽系の惑星の中でも受難が際立つ傾向にある。地球、そしてその間の宙域が大部分である宇宙世紀においては最遠の辺境[3]である。

宇宙世紀ガンダムシリーズでは木星でニュータイプに覚醒する人物が多い。長谷川裕一氏の漫画『機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス』(SRW未参戦)においては、それに関する答えが出されている。同作設定によれば、作中に登場する作家「ヨシユキ・トミノ」こそが地球人類最初の木星帰りであるとされている。 宇宙世紀の木星圏においてはニュータイプ能力に関しても早い段階から超能力として研究されていたようで、木星出身のパプテマス・シロッコが地球圏の人間が単にプレッシャー等の曖昧な表現をする現象を「サイキック・インプレッション」「サイコ・ヒット」と言及しており、後の時代には同じく木星帰りのフォンセ・カガチがサイコミュに適性のある人間を「サイキッカー」として政治・軍事両面で利用している。

銀河旋風ブライガー』においては大アトゥーム計画の要として爆破された。木星の残骸を材料とする多くの新天体が地球軌道上に創造された事により、後のJ9シリーズは「太陽系内に多彩な有人惑星が存在する」という独特の世界観となっている。

木星が登場する作品

ガンダムシリーズ

機動戦士ガンダム
ジオンニュータイプ戦士シャリア・ブルが木星帰り。また、レビル将軍の乗艦には木星の衛星である「アナンケ」の名前が付けられている。
機動戦士Ζガンダム
パプテマス・シロッコが木星帰り。
機動戦士ガンダムΖΖ
最終回でジュドー・アーシタルー・ルカが旅立っていった。
機動戦士クロスボーン・ガンダム機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人
本作品の敵である木星帝国の本拠地。前者は前半の舞台で、後者は終盤の舞台になる。
機動戦士Vガンダム
ザンスカール帝国フォンセ・カガチが木星帰り。また、ザンスカールの艦船には主に木星の衛星の名前(アマルテアアドラステア他)が用いられている。
機動戦士ガンダムSEED
ファーストコーディネイターであるジョージ・グレンはかつて木星探査に参加し、地球外生物の化石「エヴィデンス・ゼロワン」を発見した。
機動戦士ガンダム00
西暦2110年頃、木星探査計画が行われた。真の目的はガンダムの動力源「GNドライヴ」の開発であった。
また、劇場版では木星宙域にELSの大群が出現した際に、木星の衛星イオおよびガニメデが破壊され消滅している。
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
主人公三日月・オーガスが所属する鉄華団が事実上の傘下に入る事になる巨大複合企業体テイワズの本拠地[4]

リアル系

機動戦艦ナデシコ
木連の本拠地。
宇宙戦艦ヤマト2199
ガミラスの前線基地が設置されていた浮遊大陸に波動砲を初めて使用、大陸そのものを消滅させてしまう。
銀河機攻隊 マジェスティックプリンス
地球人類がウルガルとのファーストコンタクトを果たした。

スーパー系

宇宙大帝ゴッドシグマ
厳密には木星ではなく、衛星のイオが舞台として登場する。
六神合体ゴッドマーズ
地球防衛軍のガリレイ基地が存在したが、マルメロ星が差し向けた偽ゴッドマーズの攻撃で壊滅した。
後に今度はギロン軍の攻撃を受けて制圧された。
銀河旋風ブライガー
ガリレオ・コネクションの本拠地として登場。最終的にヌビア・コネクションカーメン・カーメン大アトゥーム計画の一環として木星の爆破を実行。後の『銀河疾風サスライガー』では木星の残骸から生まれた新惑星「サン・ノブ・ジュピター」が登場。ヌビア教徒の聖地となっていた。
トップをねらえ!
宇宙怪獣殲滅の為、バスターマシン3号のコアとなる
闘将ダイモス
全てが終わった後、リヒテルが自身の罪を償うため身を投げた場所。
宇宙戦士バルディオス
第29話「地球氷河期作戦」冒頭で、アルデバロン軍の支配下になっていることが語られる。
また同エピソードで、衛星ガニメドがアルデバロンの作戦に利用される。
勇者王ガオガイガー
ザ・パワーが眠っている。機界31原種との最後の決戦場。
覇界王 ガオガイガー対ベターマン
地球からの木星の見かけ上の大きさが太陽や月に匹敵するほどになり、その表面にジェネシック・ガオガイガーのようなオーロラが浮かぶ。その後木星から異常電磁場「インビジブルバースト」が継続して発生するようになり、地球は壊滅的な被害を受けた。そして木星浮かぶ幻影は「覇界王」と呼ばれるようになった。
実はインビジブルバースト発生以来6年の歳月をかけて、覇界王の幻影によって質量はそのままに分子間距離を圧縮し続けており、ブラックホール化したことでワームホールが開き、トリプルゼロと覇界王本体を呼び込んだ。しかし覇界王自身がワームホールを維持するシステムだったので、覇界王が倒されたことでワームホールは閉じられ、ブラックホールは木星の公転軌道で安定した。
真ゲッターロボ 世界最後の日
コーウェンスティンガーによって木星がゲッター太陽化し、寄生されてしまう
勘違いしやすいが、真ゲッター1真ドラゴンのファイナルゲッタートマホークで真っ二つにされたのは木星ではない。
無限のリヴァイアス
尾瀬イクミの故郷。小説版では、ゲドゥルト内で活動するための耐圧服産業でも有名とされている。
GEAR戦士電童
機械帝国ガルファとの最終決戦の際に木星圏で交戦。螺旋城3機が木星に墜落した。

登場作品

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
ジュピトリアンの本拠地。木星繋がりで、シロッコカガチが所属している。
スーパーロボット大戦α外伝
新西暦世界でカーメン・カーメン大アトゥーム計画の準備のために、木星へ向かって大アトゥームの秘術で眠りにつく。その後、未来世界にて目覚め、計画を実行に移そうとする。
第2次スーパーロボット大戦α
木星帝国の本拠地。主人公の中ではアイビス・ダグラスのみ序盤の展開で木星に行くことになる。
第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
機界31原種との決戦が行われる他、後半でバスターマシン3号となる。
なお、『クロスボーン』が参戦していないため『第2次α』に登場していた木星帝国に関する言及は無い。

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
離脱ルートの2部隊がそれぞれ謎の力で並行世界の銀河中心部から木星付近にワープし合流する。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦D
インベーダーゲッター太陽を目論んだ事で、インベーダーを殲滅すべく、真ドラゴンバトル7ブルー・スウェアが派遣された。流石に真っ二つにはされず、ゲッター太陽化も阻止される。
スーパーロボット大戦W
機界31原種との決戦が行われる。
スーパーロボット大戦UX
シェリルの依頼で木星圏でバジュラに襲われたギャラクシー船団の難民船を助けに行く。そこで融合前のELSと初遭遇する。
スーパーロボット大戦BX
原種とも交戦するが、原種との決着は惑星ランプレートへと持ち越される。原種を退けた後、ELSとの決戦となる。

VXT三部作

スーパーロボット大戦V
新正暦世界では、ヤマトが初のワープで火星から木星への転移に成功する。その後、木星帝国のバイオ脳研究基地でアマクサとの戦いになる。
さらに現地にいたキンケドゥの情報で『宇宙戦艦ヤマト2199』の原作通りガミラスの浮遊大陸攻略戦の流れになる。
スーパーロボット大戦T
宇宙怪獣インベーダー原種という数多くの人類の敵との決戦の場となる。

単独作品

新スーパーロボット大戦
エイジジュリアの父であるケン・アスカは、木星調査の際に遭難し、バルマー軍に助けられた事になっていた。
原作では木星ではなく月の調査だったが、『新』の世界観では月は開拓済みなので、設定が変更された模様。
スーパーロボット大戦30
太陽系のマップとして組み込まれている。流石にブラックホールにはならず、覇界王が倒された直後にザ・パワーの力で時間が巻き戻り、元の大きさに戻った。

関連人物

ガンダムシリーズ

シャリア・ブルパプテマス・シロッコフォンセ・カガチ
宇宙世紀における木星船団の所属。
クラックス・ドゥガチ
宇宙世紀で木星圏に国家を創り上げた。
ジョージ・グレン
機動戦士ガンダムSEED』シリーズ(コズミック・イラ)における人類初の木星の到達者。

スーパー系

オオタコウイチロウ
カルネアデス計画の発案者。
獅子王絆
墜落事故により木星の中にて藻屑となったが…?

リアル系

ビシャス
内戦中のタイタンでスパイ活動を行なうべく義勇軍へと参加していた時期が有る。

関連用語

ブラックホール爆弾
木星をコアとした移動航行艦、別名「バスターマシン3号」。その名の通りブラックホールを発生させる爆弾である。
ザ・パワー
木星に存在する超エネルギー。
コスモザウルス
エルダー軍の主力兵器で、木星の大赤斑を利用して生み出す。
木星帝国
長年にわたりクラックス・ドゥガチによって木星開発が進められてきたが、地球に憎悪を抱く彼によって木星帝国が建国される。
木連
木星を本拠地に持つ勢力…なのだが、流石に人が居住しているのは木星圏の衛星や小惑星と、その周りに浮かぶ市民船に限られる。
ジュピトリアン
木星に本拠地を持つザンスカール帝国原作ではサイド2に所在)を中心とした勢力。
大アトゥーム計画
カーメン・カーメンが企てた「木星を核融合爆発させ、それで生じた破片とガスを使用してヌビア教徒の新天地となる数十個の地球型惑星を創造し、それ以外の人類の抹殺を図る」計画。
GNドライヴ
私設武装組織ソレスタルビーイングが保有する機動兵器ガンダムの動力源。木星といった高重力下の環境でしか製造ができない。

メモ

  • その巨大な姿から、最初に発見された太陽系外惑星は木星と同じガスジャイアント惑星だったが、公転軌道が水星よりも恒星に近い軌道に存在するという従来の天文学の常識を粉砕する代物だった。
    • 後に、これらの木星型惑星は「ホットジュピター」と名付けられ、発見した天文学者は2019年にノーベル賞を授賞している。

脚注

  1. ちなみにヘリウム3採取船「ジュピトリス」は全長2km。
  2. しかし、これらの設定が作られた時よりももっと後に、ヘリウム3は月面上に豊富に存在する事実が明らかになっており、今から新しい世界観の設定を作るのであれば、核融合の燃料は月面基地にでも行って採取すれば済む為、木星まで行く必要性は特に無い
  3. SRW未参戦の『クロスボーン・ガンダム ゴースト』作中(宇宙世紀150年代)においては木星圏の人々を中核とする一団が土星圏まで到達している。
  4. 正確に言えば、木星付近に建造したコロニー歳星(さいせい)がテイワズの本拠地である。