「MSV」の版間の差分

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2013年3月1日 (金) 22:19時点における版

MSV(Mobile Suit Variation)

ガンダムシリーズ』の劇中に登場しない設定のみのモビルスーツ群。

今ではプラモデル誌とのタイアップで、TVと並行して新機体が出る事が多いが、始まりは『機動戦士ガンダム』終了後に複数のモデラーが、劇中に登場しなかった一年戦争時代のMSを自作した事である。この案は、今なら非公式となるものだが、過去ガンダムシリーズの設定は白紙で懐が広く、様々な設定を取り入れていく過程にあったため、当時ガンプラの発売を行っていたバンダイが中心となり、これらのMSは実際にプラモデルとして発売されるに至った。

それぞれのプラモデルのハンドブックには、そのMSの活躍などが書かれており、これが所謂「外伝」作品の走りとなった。これらの外伝はガンダムシリーズをより奥深いものにするとして、ファン、製作会社のサンライズ双方に好意的に受け入れられる事となる。結果、その人気から、『機動戦士ガンダム』の後番組の企画案まで生まれたが、続編機動戦士Ζガンダム』の製作が決定されてしまったため、アニメ化は幻となって立ち消えてしまった。しかし、一部の案はΖガンダム劇中でも採用されており、アニメでその姿を見る事が出来る。

近作では外伝作品の増加やその扱いが良くなったこともあり、MSVではなく外伝作品を出典とするMSとして扱われることが多い。また、MSVで設定された後に外伝等に登場することがあり、外伝出典とされることも。

また、MSVを設定するにあたって名前のあるパイロットが作られることがある。表に出なかった機体を駆り活躍するという性質上、エースとして設定されることが多い。作品によっては主人公やライバルを上回る活躍が設定されていることがあり(例として、一年戦争時のアムロの撃墜数は連邦軍中2位、シャアにいたってはジオン軍中9位以下である)、後付設定などとして批判されることがある。有名なパイロットとしてはジョニー・ライデンやシン・マツナガなどがいる。ガンダムシリーズのゲームで何度も登場するなどして有名になっている人物もおり、世界観を広げるための重要な要素である。

SRWシリーズではアニメ中に登場するMSの改造・後継機として本来乗らないパイロットに与えられるケースや、名ありのパイロットの専用機として登場するケースが多い。逆にこれを出典とする人物は少なく(正史では出会わない事がほとんどなので当然といえば当然か)、機動戦士ガンダムSEEDシホ・ハーネンフースくらいである。

スパロボに登場したMSVの機体

MSV(機動戦士ガンダム

G-3ガンダム
フルアーマーガンダム
高機動型ザク
ガルマ専用ザク
アッグガイ

Ζ-MSV(機動戦士Ζガンダム

百式改
ΖII
ディジェSE-R
ガンダムMk-III

CCA-MSV(機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

Hi-νガンダム
ナイチンゲール

M-MSV(大河原邦男コレクション)

フルアーマー百式改
量産型νガンダム

機動戦士ガンダムSEED MSV(機動戦士ガンダムSEED

機体以外にもシホ・ハーネンフースがMSV出身のキャラである。なお、現時点では『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』名義で登場(ASTRAYにも登場している機体が多いため、全くの間違いでもない)。

ライトニングストライクガンダム
ストライクガンダムI.W.S.P.
ソードカラミティ
ダガー
ガンバレルダガー
ミゲル専用ジン
ジン・ハイマニューバ
シグー・ディープアームズ

この他にも、ジョニー・ライデン少佐専用機やジム・ライトアーマーパーフェクトジオング等が有名(全てSRW未登場)。

資料リンク