「闇の帝王」の版間の差分
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:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』第51話で先に[[ブラックノワール]]を撃破した場合の台詞。真の神たる自分は「神を自称するシステム」などとは違う、と豪語するが…。 | :『[[スーパーロボット大戦V|V]]』第51話で先に[[ブラックノワール]]を撃破した場合の台詞。真の神たる自分は「神を自称するシステム」などとは違う、と豪語するが…。 | ||
:実際、[[剣鉄也 (真マジンガー)|鉄也]]の「強い言葉を使わなければ自分を鼓舞出来ないのか」という挑発を受けて言葉に詰まっており、少なからず動揺していた模様。 | :実際、[[剣鉄也 (真マジンガー)|鉄也]]の「強い言葉を使わなければ自分を鼓舞出来ないのか」という挑発を受けて言葉に詰まっており、少なからず動揺していた模様。 | ||
− | ;「こ、これは…!?」<br />「だ、駄目だ、勝てぬ! 因果の果てに待つのが、こいつ等では 絶対に勝てぬ!!」<ref> | + | ;「こ、これは…!?」<br />「だ、駄目だ、勝てぬ! 因果の果てに待つのが、こいつ等では 絶対に勝てぬ!!」<ref>マジンガーZEROを相手にすれば因果律兵器で敗北が確定し、ゲッターエンペラーに至っては攻撃どころかゲッターチェンジをされた時点で終わってしまう。'''以上から、闇の帝王は二体の間に入れるだけの能力が何一つとして無い。'''それ以前に因果の果てにいるこの二体に、'''見向きすらされないのである'''(しかし、決して闇の帝王に限った話ではない)。</ref><br />「ぬああああああっ!!」 |
:『V』での断末魔。自軍の全力をもってしても完全に滅ぼせない闇の帝王はいずれ復活すると予言する。しかし、消える寸前にある光景を垣間見てしまう。 | :『V』での断末魔。自軍の全力をもってしても完全に滅ぼせない闇の帝王はいずれ復活すると予言する。しかし、消える寸前にある光景を垣間見てしまう。 | ||
:それは、因果の果てに待ち受けるモノ。宇宙の法則を呆気無く書き換えてしまう[[ゲッターエンペラー|ゲッターの皇帝]]と、遍く世界そのものを容易に作り替えてしまう[[マジンガーZERO|全てを無に還すマジンガー]]……宇宙を消滅させる機械のバケモノ達の前では、闇の帝王など取るに足らない存在でしかなかった。生きて戦っても、どう足掻いても最後の最後には必ず負けてしまう絶対の運命がそこにはあった。 | :それは、因果の果てに待ち受けるモノ。宇宙の法則を呆気無く書き換えてしまう[[ゲッターエンペラー|ゲッターの皇帝]]と、遍く世界そのものを容易に作り替えてしまう[[マジンガーZERO|全てを無に還すマジンガー]]……宇宙を消滅させる機械のバケモノ達の前では、闇の帝王など取るに足らない存在でしかなかった。生きて戦っても、どう足掻いても最後の最後には必ず負けてしまう絶対の運命がそこにはあった。 |
2017年6月6日 (火) 02:45時点における版
闇の帝王 | |
---|---|
外国語表記 | Emperor of darkness |
登場作品 | |
声優 |
柴田秀勝(グレート) 内海賢二(真マジンガー) |
種族 | 精神エネルギー、思念体など(作品によって異なる) |
性別 | 男 |
年齢 | 3000歳以上 |
所属 | ミケーネ帝国 |
称号 | 帝王 |
概要
グレートマジンガー
ミケーネ帝国の支配者で、三千年前にアレス王国を征服し、そこで得た人材を活用してミケーネ王国をも支配し、一大強国「ミケーネ帝国」を作り上げた。闇の帝王が姿を現したのは、第21話「怒りの指令!! 姿を見せた闇の帝王!!」から。その姿は、巨大な火炎に顔の模様がある。
闇の帝王の力とカリスマは絶対的であり、かつて敵対した暗黒大将軍や地獄大元帥さえも従えるほど。7つの軍団を率いて地上支配に乗り出した。しかし、グレートマジンガーとマジンガーZによって軍の中枢を担う将軍や長官が全滅したため、自身は地上へと通じる通路を塞いで眠りに就いた。
その後
『グレートマジンガー』本編では闇の帝王との決着が付く事はなく、その後続編として検討されていた『ゴッドマジンガー』(1980年代のアニメ作品とは別)の企画段階で闇の帝王と決着を付けるはずだった(その決着は兜甲児とマジンガーZの後継機による)が、この案はなくなった。また、企画段階における闇の帝王の正体は「宇宙人の子孫である科学者の集団」という設定だった。
団龍彦氏による小説作品『スーパーロボット大戦』での本名は「ギャラハン」。精神エネルギー体で、未来でデューク・フリードの子孫であるシオン・フリードが操縦するグレンダイザーを倒し、機体を乗っ取った。ネットワークシステムをハッキングして地球征服を成し遂げるが、マジンガーチームへの復讐心を忘れておらず、さらに過去のミケーネへと戻るためにタイムマシンを求めて、未来の世界で暗躍する。そして、望みどおりに時間を渡る能力を手に入れるが、それによって過去から来たマジンガーチームの兜甲児と剣鉄也と、ゲッターチームの流竜馬らに追い詰めらて過去に逃亡。Dr.ヘルの自我が目覚めたデビルマジンガーの暴走でグレンダイザーが倒され、自身の精神エネルギーをエネルギー吸収能力で吸われて呆気なく死亡した。なお、一応死亡したのは未来の次元の闇の帝王なので、現在の闇の帝王は健在と思われるが、「甲児達が未来を知った事によって、ネットワークへのハッキングによる世界征服は不可能となる」事がエピローグで示唆されている。
桜多吾作氏の漫画版『UFOロボ グレンダイザー』においても序盤で登場。地球を襲撃してきたベガ星連合軍に対抗する為、デュークに共同戦線を持ちかけるが、それに応じてデューク達が来訪した際にベガ星連合軍の襲撃を受け、「闇の帝王の本体である『脳と心臓が入った培養ケース』を安全な場所へ運び出そうとした際に、甲児がうっかり落としてしまった所為で死んでしまう」という、なんとも情けない最期を遂げてしまった。ただし、甲児はかつての敵であるミケーネとの共同戦線には難色を示しており、闇の帝王の事も父と鉄也(桜多吾作版では前作のラストで死亡)の仇と憎んでいた。そのため、「甲児はうっかりを装って甲児が意図的に闇の帝王を殺した」と受け取る事も可能であり、甲児自身もまた「本当にうっかりだったのか、闇の帝王を自らの意思で抹殺したのか」は自分でも判断が付かなかった。
漫画『デビルマン対闇の帝王』では、「混沌の次元」にて魔神と戦っている冥府の神「ハデス」として登場。冥府へと攻め入り、妻ペルセフォネを殺害したデビルマン=不動明を憎悪するが、後に部下である地獄大元帥が大敗したとの報を受け、彼を利用して魔神とぶつけようと策略を巡らす。
真マジンガー 衝撃! Z編
これまでの設定とは異なり、古代においてゼウスに敗北した冥府の王ハーデスが、後に闇の帝王として復活することが示唆されている。
真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍
物語後半に驚くべき正体が発覚する。
登場作品と役柄
原作では決着がつかなかったが、『第2次スーパーロボット大戦α』において、剣鉄也との完全決着が為された。なお、前述の小説作品で因縁を持つグレンダイザーとは、現時点では共演した事はない。
αシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 鋼鉄ジーグの体内に隠された銅鐸に記してある「地獄の帝王」(の片割れ)として扱われており、女王ヒミカの力で復活、ミケーネ帝国の支配者として登場する。復活時に何故か最終シナリオのマップBGM「バラルの園」がゲーム中で初めて流れる。
- 闇の帝王本人の能力値はHP200000、HP回復(大)、EN回復(大)、分身、撃墜数"666"と、その名に相応しい能力値。分身するので精神コマンド必中は絶対必要。全力で相手にしよう。
- また、闇の帝王本人は超能力&底力を持ち、地形適応が「S」、サイズ差補正無視持ち、回復能力のおかげでサザビーよりも厄介である。全体攻撃の「ダークネスファイヤー」が射程1~10と強力である。
- さらに、特殊技能のおかげでメリメリ気力が上がるので、脱力で分身を封じるよりも、スーパーロボットの熱血・必中・覚醒コンボによる波状攻撃で短期決戦を狙おう。下手に長引くと詰みかねない。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 地球・宇宙ルート第48話「失われた者たちへの鎮魂歌」で、ムゲ・ゾルバドスにより復活。能力値はHP70000と低いが、分身と、ダークネスファイヤーが精神コマンド禁止の追加効果があるので、真っ先に倒そう。
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z(時獄篇/天獄篇)
- 本人が登場しているわけではないが、ハーデス神が撃破されると肉体を失ってエネルギー体になるという演出になっており、このエネルギー体が闇の帝王の姿をしている。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- 本作でも戦闘を行うことはないが、本作のキーワードであるゼロポイント・ブレイクの影響を身をもって体感している重要な存在。
- 本作において、ミケーネ帝国の存在する世界は時間経過速度の低下による「時間死」が目前に迫っており、それがためにこの世界に侵略を開始したという設定。一度目の侵攻失敗から再侵攻の開始までの三千年のブランクはこの現象の影響ということになっている。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦R
- ストーリーの序盤からミケーネ帝国を支配していた。ラウンドナイツを倒すため、他の組織に一時休戦を提案し賛同を得る。
- 第24話「怒りの火山島基地!」で本拠地の火山島を動かして決着を図るが、ラウンドナイツにより壊滅し、火山島基地を爆破して原作通り眠りに付く。今回は敵ユニットとしては登場しない。
単独作品
- スーパーロボット大戦V
- 本作では『真マジンガー』設定でまさかの登場。マジンガーZEROに倒されたハーデス神の復活した姿。第51話で本格的に自軍と激突することになる。
- 倒すとまた復活の時が訪れると予言するも、最期の瞬間に視たのはスパロボ史に残る絶対的な悪夢であった……。絶望的な光景を前に身も心も完全に折られる様は哀愁しかない。
- なお担当声優の内海賢二氏は既に死去しているが、東映版の担当声優である柴田秀勝氏の代演ではなく、収録済みのハーデス神の音声を流用している。
装備・機能
武装・必殺武器
- アイビーム
- 胴体の顔のような部分の目から放つ火炎放射に近い怪光線。
- 『第2次α』では射程1~4の単体攻撃だが、単機小隊相手か「ダークネスファイヤー」がガス欠になるまではまず使ってこない。
- ダークネスファイヤー
- 全身を激しく震わせて燃え盛る火炎弾を飛ばしてくる。
- 『第2次α』では射程1~10の全体攻撃。『第3次α』では射程3~9だが、「精神コマンド禁止」の特殊効果がある。どちらにしろ強力な攻撃には違いない。
- 地獄の業火
- 『V』で使用する攻撃。
特殊能力
- HP回復(小)
- EN回復(大)
- この能力のお陰で必殺技を無限に放ってくる。小隊員も精神コマンドを使用しなければ、無事ではすまないだろう。『 V』でもこれらは健在。
- 分身
- 決戦時にはほぼ間違いなく気力が150になっているので、かなりの頻度で完全回避されてしまう。必中や感応などで対策して、早期撃破を狙おう。
- オールキャンセラー
- 指揮系統中枢
- 『V』では分身を失ったものの、この二つの能力が備わった。前身であるハーデス神と同じく自軍の命中率を底上げし、特殊効果による能力減退も期待できない。
移動タイプ
サイズ
- 2L(LL)
パイロットステータス
能力値
ミケーネの元締めだけあり、どの能力も高水準。耐久力もさることながら、機体の方の分身や特殊技能の超能力と相まって見た目とは裏腹な回避力を発揮してくる。『第2次α』はもちろん、再登場した『第3次α』でも最大級の強敵。
『真マジンガー』設定で参戦した『V』においても、ラスボスに匹敵する能力値を持ち、間違いなく最強クラスの敵であるのだが、あまりにも相手が悪すぎた。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
- 第2次α
- 底力L9、戦意高揚、気力+(ダメージ)、Eセーブ、超能力L9
- 超能力と底力の強力な補正が非常に厄介。超能力の補正自体はニュータイプ等に比べると低めだが、闇の帝王の高い能力がそれを感じさせない。
- これで最終命中を強化する技能があったら、ラスボス以上にヤバイ強敵に成りかねなかったが、幸いなことに『第2次α』では最終命中を強化する技能がまだ存在していない。それだけが救いか。
- V
- 2回行動、底力L5、極、闘争心L3、ガードL2、精神耐性、プレッシャーL4、気力限界突破L2
- ハーデス神と基本的には同じだが、ガード以外は強化されている上に気力限界突破が追加。より頑強になり、危険度も増した。
小隊長能力(隊長効果)
- 命中率+30%、ダメージ-10%
- 『第2次α』で採用。
固有エースボーナス
- 気力140以上で、周囲10マス以内の敵対軍勢の格闘・射撃・技量・防御・回避・命中の能力値を-20する。
- 『V』で採用。『Z』のオーバーデビルを彷彿とさせる凶悪なエースボーナスで、ハードモードにて実装される。
人間関係
- 暗黒大将軍
- かつて敵対したアレス王国の将軍である彼を戦闘獣に改造した。
- 地獄大元帥
- かつてのDr.ヘル。絶対能力を持って服従関係となるが、団龍彦氏の小説『スーパーロボット大戦』では結果的に彼に討たれてしまう。
- あしゅら男爵
- 同じく小説『スーパーロボット大戦』において手下としていたが、後に反旗を翻させられる。
- 剣鉄也
- 原作では(小説版も含めて)彼自身と決着をつける事は無かったが、『第2次α』では雌雄を決する事に。
- 生田信一郎
- ヤヌス侯爵に紹介され、会見する。うまいこと言いくるめて戦闘獣に改造する。
- ハーデス神
- 『真』では、彼の後の姿という設定。
- 勇者ガラダブラ
- 『真』での部下。
他作品との人間関係
スーパー系
- Dr.ヘル
- 後の地獄大元帥。小説『スーパーロボット大戦』では、彼の脳髄が組み込まれたデビルマジンガーに倒される事となった。
- プリンス・ハイネル
- 『R』では同盟相手。タメ口を聞かれる。
- 女帝ジャネラ
- 『R』では同盟相手。ハイネル同様タメ口を聞かれる。第24話「怒りの火山島基地!」にて、共にラウンドナイツへ決戦を挑む。
- バット将軍 (OVA)
- 『R』では同盟相手。
- ヒミカ
- 『第2次α』では、彼女の儀式によって復活させられることに。
- ムゲ・ゾルバドス
- 『第3次α』にて彼に復活させられる。
- エルンスト・フォン・バーベム
- 『SC2』ではMUと起源を異にする異次元空間からの来訪者ということで、彼からも警戒されていた。
- しかし、闇の帝王の世界は時間経過速度の低下が極度に進行していることを悟って以降、眼中に無くなったようで、闇の帝王の出番もそこで終了となった。
- ブラックノワール
- 『V』の第51話では彼(彼女)と共に地球艦隊・天駆の前に立ちはだかる事に。
ガンダムシリーズ
- リリーナ・ドーリアン
- 『R』では和平の交渉に訪れる。意外にも、彼女の話を真面目に聞いている。
バンプレストオリジナル
- ラリアー
- 当初は単に「キャンベル星人との仲介者」と見なしていたが、宇宙用の機動兵器を持っていることに目を付け、宇宙攻撃隊長への就任をチラつかせる。結局は、地上から引き上げるドサクサに、量産型グレートマジンガーの設計図を持ち逃げされる。
名台詞
- 「我が名は闇の帝王、ミケーネ帝国の支配者なり!」
- 「フ、それは私にもわからぬのだ。なに、知ったことか。過去の私が邪魔するつもりなら、叩き潰すまでよ。たとえ過去の私であろうとも、目の前に立つことは許さぬ。なぜならば私はこの世の王! 永遠不滅の皇帝なのだからな!」
- 団龍彦氏の小説『スーパーロボット大戦』より。弓さやかからタイムパラドックスによる矛盾を指摘されるも、異常なまでの権力欲に満ちた強引な理屈でねじ伏せた。
- 「お、おお!?」
「なんだ? これはなんだ? 我が身が、我が身が――!?」
「やめろ! やめろ! やめろーっ!!」
「グアアアアーッ!!」 - 同じく小説『スーパーロボット大戦』において、デビルマジンガーに吸収された際の断末魔。この直前、闇の帝王との決着を付けようとしていた鉄也は、このあまりにも呆気ない宿敵の死に呆然としていた。
- 「ぐわっ」
「ぎゃああああ」
「う、あ、あ、あ」 - 桜多吾作氏の漫画版『UFOロボ グレンダイザー』より。
- 甲児のうっかりによって、「闇の帝王の本体である脳髄と心臓が入った培養ケース」が破損。その所為で、上記の断末魔の後に闇の帝王の本体である脳髄と心臓が活動を停止し、最期を迎えた。
スパロボシリーズの名台詞
- 「…暗黒大将軍は敗れた。だが、見事な最期だった。我がミケーネの将軍にふさわしい勇猛ぶりを見せてもらった。残念ながら、これまでの戦いによって、我々は貴様ら人間どもに戦いを挑む力を失ってしまった」
「確かに、此度の戦いはお前たち人間の勝ちだ。それは認めよう。だが、暗黒大将軍の死を無駄にはせぬぞ。必ずや世界制覇を成し遂げてみせる!…人間どもよ、しばしの安息を楽しむがよい。そう、我らが再び力をつけるその日までな。さらばだ、ラウンドナイツ。さらばだ、グレートマジンガー…」 - 『R』第24話「怒りの火山島基地!」クリア時。戦力を失った闇の帝王は再び地下に戻り、宿敵たちに一旦の別れを告げて姿を消した。
- なお、この後の時代においてミケーネ帝国との決着がついたのか否かについては語られない…。
- 「調子に乗るなよ、人間ども!あのような偽神とは格が違う、我が力を恐れるがいい!」
- 『V』第51話で先にブラックノワールを撃破した場合の台詞。真の神たる自分は「神を自称するシステム」などとは違う、と豪語するが…。
- 実際、鉄也の「強い言葉を使わなければ自分を鼓舞出来ないのか」という挑発を受けて言葉に詰まっており、少なからず動揺していた模様。
- 「こ、これは…!?」
「だ、駄目だ、勝てぬ! 因果の果てに待つのが、こいつ等では 絶対に勝てぬ!!」[1]
「ぬああああああっ!!」 - 『V』での断末魔。自軍の全力をもってしても完全に滅ぼせない闇の帝王はいずれ復活すると予言する。しかし、消える寸前にある光景を垣間見てしまう。
- それは、因果の果てに待ち受けるモノ。宇宙の法則を呆気無く書き換えてしまうゲッターの皇帝と、遍く世界そのものを容易に作り替えてしまう全てを無に還すマジンガー……宇宙を消滅させる機械のバケモノ達の前では、闇の帝王など取るに足らない存在でしかなかった。生きて戦っても、どう足掻いても最後の最後には必ず負けてしまう絶対の運命がそこにはあった。
- 今も尚進化を続ける最強にして最凶の二体のロボットを前にして、闇の帝王は完全に心を挫かれてしまうのであった。そして、直後にミネルバXが現れ「もう眠りなさい」と告げていった……。
- これはひどいとしか思えない悪夢(一応、二体とも味方サイドに属してはいるのに)で、言ってみれば闇の帝王は生まれる前から敗ける事が確定しているようなものである。存在否定よりも酷いこの末路には「こんな光景を見たら、誰だって心が折れる」と同情を隠せないプレイヤーもいただろう。合掌……[2]。
脚注
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