「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」の版間の差分

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;「その名はマフティー・ナビーユ・エリン」
 
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:ゲーム作品において使用されるBGM。『V』にて採用。
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:ゲーム作品において使用されるBGM。『V』にて採用。疾走感の中に悲壮さが混じった曲調は原作の雰囲気とマッチしているとして人気は高い。『閃光のハサウェイ』が登場するガンダムゲームではほぼ確実に使われており、現在でもΞガンダム&マフティーのテーマ曲として完全に定着している。
 
;「キルケー部隊(キルケーユニット)」
 
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:Gジェネシリーズにおける連邦軍戦闘BGM。
 
:Gジェネシリーズにおける連邦軍戦闘BGM。

2017年3月10日 (金) 03:02時点における版

概要

富野由悠季監督による小説オリジナルの宇宙世紀ガンダムシリーズ作品。『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のノベライズ『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』の続編に当たる作品であり、設定[1]もそちらから引き継いでいる。

『逆襲のシャア』の映画版又は徳間文庫より発売された小説の方とは微妙に時事が異なる部分もある作品なのだが、F90やシルエットフォーミュラの電撃コミック版の宇宙世紀年表には本作品で起こった事件が記載されている。また『機動戦士ガンダムUC』の公式Twitterでは「このΞガンダムが登場する「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」は、時代的にはガンダムUCの約9年後となる宇宙世紀105年が舞台。ep7では、これくらい先の時代への布石となるようなものも登場する予定です。(公報いぬ)」とのアナウンスがあった。実際に本作を出典とするグスタフ・カールが登場した。

登場人物

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

主要人物

ハサウェイ・ノア(マフティー・ナビーユ・エリン)
主人公。ブライトミライの息子。シャアの「人類を産んだ地球を滅亡させてはならない、保全すべきだという」思想に共感し、地球連邦政府の中央閣僚から世襲と血縁による体制を揺さぶるため、政府高官を狙ったモビルスーツを使ったテロ行為に参加する。
ギギ・アンダルシア
ヒロイン。大保険会社の創業者の愛人で、ハサウェイの正体を見抜く鋭い感性を持った女性。
ケネス・スレッグ
キルケー部隊の指揮官。ハサウェイのライバルにして、もう一人の主人公的な存在。
レーン・エイム
キルケー部隊所属で、ペーネロペーのパイロット。

マフティー

エメラルダ・ズービン
マフティーに所属する女性パイロット。
ガウマン・ノビル
マフティーに所属するパイロット。
レイモンド・ケイン
マフティーに所属するパイロット。エメラルダとは恋人同士の仲。
シベット・アンハーン
マフティーに所属するパイロット。

地球連邦軍

ブライト・ノア
ハサウェイの父。『逆襲のシャア』と『UC』に引き続いてラー・カイラムの艦長を務める。
中巻の挿絵や『Gジェネレーション』シリーズの顔グラフィックでは口髭を生やしている。本作では軍を退役し政治に出馬することを考えていた。そして政治家になるための社会勉強としてまずレストランをやろうと考えていたのだが…。

民間人

ミライ・ノア
ハサウェイの母。

その他

クェス・パラヤ
既に故人だが、ハサウェイの夢の中で登場。

登場メカ

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

マフティー

Ξガンダム
ハサウェイの乗機となるガンダム。機体に装備したミノフスキーエンジンにより、疑似反重力推進を可能としている。
メッサー
マフティーの主力量産型モビルスーツで、ジオン軍の設計思想を色濃く残した機体。

地球連邦軍

ペーネロペー
レーンの搭乗機体。大出力のミノフスキークラフトを装備しており、大気圏内のモビルスーツの運用を一変される機種として期待されている。
グスタフ・カール
キンバレー部隊の主力量産型モビルスーツで、ジムジェガンなどの設計思想の延長線上に位置する汎用型。なお、『UC』のOVA版7巻で運用試験機として先行登場している。

戦艦・その他

ラー・カイラム
本作では第13独立艦隊の母艦としてビーム・バリアーを装備して地球に降下。

用語

マフティー動乱
宇宙世紀0105年に勃発したハサウェイ率いるマフティーと地球連邦軍との間の戦争。
アデレード

楽曲

「その名はマフティー・ナビーユ・エリン」
ゲーム作品において使用されるBGM。『V』にて採用。疾走感の中に悲壮さが混じった曲調は原作の雰囲気とマッチしているとして人気は高い。『閃光のハサウェイ』が登場するガンダムゲームではほぼ確実に使われており、現在でもΞガンダム&マフティーのテーマ曲として完全に定着している。
「キルケー部隊(キルケーユニット)」
Gジェネシリーズにおける連邦軍戦闘BGM。

登場作と扱われ方

正式な初参戦を果たしたのは『V』だが、それ以前より『逆襲のシャア』絡みで小ネタが挿まれることが幾度かあった。

第4次』ではエンディングに表示されるハサウェイの「その後」が植物観察官と明らかに本作を意識したものとなっており、また『Z』『第3次Zでも会話の小ネタ程度に本作について触れられている。

単独作品

スーパーロボット大戦V
初参戦作品。機体のみの参戦と告知されていたが、作中のキャラクターであるレーンも登場。

余談

  • ニュータイプ1990年8月号のガンダムF91特集で、「先ごろ完結した「閃光のハサウェイ」は、映像化を前提としないノベライズオンリーの作品。当然ながら、映像より、さらにシビアな現実がそこには描かれている。」と書かれていた。この記事を元にして、本作は原作者の富野由悠季が映像化に許可をしないからアニメ化しないのだとインターネットなどで永らく語られていた。
    • しかし、ザ・スニーカー03年06月号のインタビューによれば「『~ハサウェイ』の経緯は覚えてないし、とくになにもなかったと思います。映像とのタイアップみたいなものもなにもなかった。」と綴られているので、単に執筆当時に映像化の企画が持ち上がらなかっただけで、原作者の富野が映像化を禁じているという噂はデマであろう。
  • 第4次スーパーロボット大戦』の没データにおいて本作に登場するΞガンダムのデータが存在している。
  • 富野氏が手掛けた『逆襲のシャア』小説には他にも、徳間書店より刊行された『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(2002年に復刊したバージョンは『機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー』)があり、こちらは『閃光のハサウェイ』に比べて映像作品の補完的な内容を加えたノベライズとなっている(「閃光のハサウェイ」との繋がりは復刊バージョンの3シャア編のインタビューで物語的な繋がりはないと語られている)。

脚注

  1. 本編と異なる点の一例を挙げると、「ハサウェイが本意ではないにせよクェスを手に掛けている」等。

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