タリア・グラディス

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タリア・グラディス(Talia Gladys)

ザフトの新鋭艦ミネルバの艦長を務める女性士官。的確な指示で幾度無く艦の危機を救った優秀な艦長。ほぼ単独行動で、戦力もまま成らないまま、最期まで戦い続けた。

最高評議会議長のギルバート・デュランダルとは恋人であったが、子供ができないという理由から別れた。しかし、ミネルバにアスランが合流し、自身もFAITHに任命されると、この頃から彼女はデュランダルの意図を理解しかね、疑問視する傾向になり始める。その後も彼への疑念は深まっていった。

最終局面でミネルバがアークエンジェルの攻撃で航行不能になると、クルー全員に退艦命令を出し、アーサーに後の事を全て任せると、タリアは一人、デュランダルの元へ向うが、しかし、デュランダルはレイに撃たれてしまう。そして、その場にいたキラに「子供がいる。いつか、会ってやってほしい」というマリューへの伝言を残し、彼女はデュランダルとレイと共に自分が欲しかった「家族」の一員としてメサイアと運命を共にした。

なお、彼女の子供の性別は男の子。デュランダルと別れた理由は「子供が欲しかった」からである。しかし息子が生まれてからもデュランダルとの肉体関係は続いている事が見受けられる描写があり、諦めようとする為の言い訳に過ぎない可能性が高い。また、終盤における上記の行動は、かつての自分の選択がデュランダルの道を誤らせた事による責任や色々な複雑な事情があったと思われるが、結果的に幼い実子を残したまま死ぬという行動は母親としてはどうかという事で議論を呼び、小説版でも自身が「身勝手な女」である事を自覚していた。

スパロボシリーズにおいて

キラ達アークエンジェル側が視点の作品では敵として登場するため味方としての運用はできず原作同様に死んでしまうが、逆にシン達ミネルバ軍視点のZ・Lでは自軍部隊のまとめ役の一人として序盤から終盤まで活躍する。またZでは条件次第で死亡回避が可能・Lでは無条件で生存した。

登場作品

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
味方が完全なアークエンジェル視点なので影が薄い…。このゲームでは自分の機体を自分で動かせるためミネルバは落とされやすいだろう。
スーパーロボット大戦Z
序盤から登場。味方だが、終盤、自軍を抜けて敵となる。しかし、Ifルートに行くと、条件次第でレイと共に戻ってくる。とりあえず、1周目はどちらのルートに行くか分からないので、あまりミネルバを改造しない方がいい。2周目では彼女がIfか原作ルートに行くかを決める選択肢を持っている。Ifルートに行った場合、非常に男前な彼女を拝むことが出来る。原作では特に巨乳キャラ扱いはされていないが、タンホイザー使用時のカットインで何故か乳揺れ描写あり。
第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇
特に何も言われないが、レイが生きているので彼女も生存しているはずである。
スーパーロボット大戦K
今回は敵のみで原作通り死亡してしまう。
スーパーロボット大戦L
プロローグから何度か味方として登場し、序盤終わりごろには正式に仲間となる。デュランダルとは特に不倫関係にあるような描写はなく、元恋人の関係に落ち付いている。早くからデュランダルの意図に懸念を抱く様子が見られ、離脱することはないため無条件で生存する。ミネルバも旗艦の一つとなるため前作と比べるまでもなく活躍の機会に恵まれている。

パイロットステータスの傾向

精神コマンド

ZL
必中加速信頼鉄壁

特殊技能(特殊スキル)

底力援護攻撃指揮官

小隊長能力

Z
隣接する味方のダメージ-10%

パイロットBGM

人間関係

ギルバート・デュランダル
上司。昔の恋人で、現在も不倫関係。最期まで彼に付き添った。
アーサー・トライン
ミネルバの副長。よくタリアに叱責されていたが、次第にそれなりに成長していき、オペレーション・ラグナロクでは、艦長席に座って指揮をとっている。
マリュー・ラミアス
アークエンジェル艦長。同じ女性艦長として尊敬にも近い念を持っているが、敵として何度も戦う事となり、最終的には戦闘経験の差で敗北する形で終わった。
アスラン・ザラ
部下。彼を信頼はしていたが、優柔不断な面が目立ってきた彼に釘を差す場面もある。
シン・アスカ
部下。能力は優秀な反面、精神的に未熟である為に勝手な行動を取られる事も多く、タリアの頭痛の要因の一つになっている。
もっとも彼への指導をアスランに一任していたのもあるが、彼の問題行動を咎めたのはステラを返還した一件のみであり、大きく絡むことは少ない。
ルナマリア・ホーク
部下。
メイリン・ホーク
部下。
レイ・ザ・バレル
部下。

他作品との人間関係

ガンダムシリーズ

宇宙世紀ガンダムシリーズ

シャア・アズナブルクワトロ・バジーナ
Zではタリアの心情を色々と理解しており、心配していた。
ブライト・ノア
Zでは序盤から共に自軍部隊の首脳となり、活躍する。
カミーユ・ビダン
Zでは、彼がシンの親友と同時に抑え役としての務めも果たしているので、頼もしい部下といった存在。直接ではないが、彼の実力も認めておりメイリンの口伝にザフトのアカデミーを卒業したら、間違いなく赤を着られたとタリアの言葉に同意しながら賞賛していた。

アナザーガンダムシリーズ

張五飛
SC2ではデュランダルやレイと運命を共にする事を選んだタリアの姿をそっと見送った。

リアル系

ホランド・ノヴァク
Zでは度々彼を諌める場面も。ホランドはタリアの真面目さを少し迷惑がりながらも、心配していた。

スーパー系

藤原忍
SC2ではユニウスセブンの除去作業で共闘。彼から「一緒に酒を酌み交わしたい」と誘われるが、後に皮肉にも刃を交える事に。

バンプレストオリジナル

ミスト・レックス
メサイアからの脱出を呼びかけられるが、タリアとデュランダルは死を選ぶ。その姿に、ミストは再び地球人への不信感に取り憑かれる。

スパロボシリーズの名台詞

「シン、レイ、ルナマリア…。あなた達は自分で自分の戦う相手を決めなさい」
「コーディネイターだから、ザフトだからではなく、あなた達は自分の意思で戦いなさい」
「これは命令ではなく、一人の人間としての私の願いです」
Zifルート第51話にて、ザフトに帰還する際にシンルナマリアレイに対してかけた言葉。タリアのこの言葉を受けたレイはタリアと共にザフトに戻ることを選んだが、シンとルナマリアは…。
タリア「ブライト艦長、クワトロ大尉。シンとルナマリアをお願いします。 なお、去っていく身でありながら、一つだけお願いがあります。アークエンジェルとアクシズの言葉に耳を傾けてください」
クワトロ「………」
タリア「確かに私達は堕天翅となったシリウスが言うように愚かで醜い生き物かもしれません… だけど、私達は人間です。困難を乗り越える想いと力があるはずです」
マリュー「グラディス艦長…」
タリア「偏見や憎しみや過去に囚われて未来を閉ざす前に言葉でお互いの想いを伝えてください。それをやっていれば、もしかしたらアークエンジェルとも戦う必要がなかったのかも知れません」
クワトロ「わかった…。彼らと話をしてみよう」
マリュー「グラディス艦長…あなたは…」
タリア「私は私の戦いをします。結果として、あなた方の進む道とは分かれてしまいましたが…」
ブライト「総員、グラディス艦長とミネルバのクルーに礼を以て送れ」
タリア「ありがとう、ブライト艦長。あなた達と過ごした日々を忘れません」
Zのifルート第51話にて、彼女がZEUTHと別れる前に交わした会話。アークエンジェルと戦わせる等、これまでの戦いの中でZEUTHがデュランダルのエゴの為に利用されていた事実を薄々と感づいていたタリアは、過去を理由にアークエンジェルと分かり合えないまま終わってしまう最悪の結末だけでも避けるべく、この言葉を残して去っていった。
ifルートにおける最大級の名台詞でこの言葉はZEUTHメンバーだけでなくクライン派の心を打った。
「来たわね、レイ。悪いけど、ギルバートの計画は阻止させてもらうわ」
「私の息子にも未来を自由に選ばせてあげたいの」
Lの第33話にて、レイと戦闘した時の台詞。
「ギルバート…もう終わりにしましょう」
「未来は私達のような大人ではなく、彼らの様な若い子達が作るべきよ」
「大人はその手助けをするだけ…。道を決めるべきではないわ。未来はあの子達のものなのだから」
Lの第33話シナリオエンドデモにて、デュランダルに対して。『Zガンダム』終盤のクワトロ(シャア)の名台詞のオマージュともとれる台詞であり、それをシャアと同じ声であるデュランダルに向けて言っている事を考えると、一層感慨深い台詞である。

余談

タリアを演じた小山茉美氏は、インタビューなどで冗談混じりに「最後はデュランダルの顔をバズーカで吹き飛ばしたい」(=「初代ガンダムキシリア役として、池田氏のシャアにリベンジしたい」)と語っていた。