グレンダイザー
グレンダイザー | |
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登場作品 | |
デザイン | 永井豪 |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 | フリード星防衛用スーパーロボット |
全長 | 30 m |
重量 | 280 t |
動力 | 光量子エネルギー |
出力 | 180万馬力1,323,897.75 kW <br /> |
装甲材質 | 宇宙合金グレン |
パイロット | デューク・フリード |
グレンダイザーは『UFOロボ グレンダイザー』の登場メカであり、同作の主役メカ。
概要[編集 | ソースを編集]
フリード星の守り神として、フリード星の科学力を結集して造られたスーパーロボット。支援戦闘円盤スペイザーとドッキングし、円盤型になる。ボディは宇宙合金グレン製、エネルギー源は光量子を使用している。
原作第2話での宇門博士とデュークの口振りから「ベガ星連合軍が造った機体を捕虜となっていたデュークが奪った」という異説もあるが、その前後の幾つかの描写や設定と矛盾する為、現在では「グレンダイザー=フリード星の守り神」というのが正式な設定として定着している。
スペイザーとの合体が前提である為、背中に飛行装備がなく、単独での飛行が不可能。だが、ジャンプ力は350mという凄まじい数値である。
合体方式はグレンダイザーがスペイザーの中にすっぽりと入り込むという、一風変わったものになっている。しかし、その為合体時は使えない武器も多く、その他様々な弱点を克服するために三つの地球製スペイザーが開発された。
操縦できるのはフリード星王家の者だけであり、それ以外の者は乗れないどころか自動防衛機能によって近づくと攻撃されてしまう。当初のデュークは戦いを望まない一方で、ベガ星の侵略から地球を守るためには自分がグレンダイザーに乗って戦うしかないことに葛藤し、苦しんでいた。
漫画版[編集 | ソースを編集]
桜多吾作氏の漫画版においては、元々は地球人とベガ人の祖である「シグマ文明」の守護神であり、もしも人間が地球を破滅の危機に陥れることがあれば、人類を滅亡させて地球を守るようにプログラムされていたことが語られている。
最終話ではベガ大王による地球の核爆弾の誘爆作戦と、それを迎撃しようとした各国の核ミサイル発射を受けて、人類を滅ぼすことを選択。 地球の断層を破壊して地球人類の文明を壊滅させ、デュークとマリア[1]をコールドスリープさせて永い眠りについた。
小説『スーパーロボット大戦』[編集 | ソースを編集]
TV版マジンガー&ゲッターシリーズの後日談を描いた小説『スーパーロボット大戦』(著:団龍彦)では既にデュークがフリード星に帰還していたため、登場しないと思われていたが、第2巻のラストで黒幕であるギャラハンが着こんでいた鎧の中身として姿を見せるという衝撃的な登場を果たした(ご丁寧にも、この時の挿絵は見開き2ページである)。
事の真相は、未来の世界において地球の危機にグレンダイザーで駆けつけたデュークの子孫、シオン・フリードがギャラハンと対決して敗れ、グレンダイザーはそのまま奪われてしまったというものだった。ちなみに、ギャラハンの正体の特性上、グレンの自己防衛機能は役に立たなかったようだ(尤も、鉄也や隼人は防衛機能を言及して奪われた可能性を否定した甲児に対して「そんなもの、どうにでもなる」と全くあてにしていなかった)。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
SRWではスペイザーとのドッキング形態は変形扱いである。また、スペイザー抜きでの単独飛行が可能な作品も一部ある。地球製スペイザーとの合体は『第2次G』では変形、『Z』では合体攻撃の戦闘演出、その他は合体となっている。
デューク以外に乗り換えできるのは同じフリード王家の人間であるグレース・マリア・フリードのみ。作品によってはデューク専用。
グレンダイザーの全長30mというのは、SRWだとサイズ的にMかLか微妙なライン。基本的にはMであることが多いが、一部作品ではLの場合がある。
なお、宇宙から飛来した「UFOロボ」「宇宙の王者」の異名に違わず、並居るスーパーロボット達の宇宙適性が軒並みB相当にされていた初期の頃から高い宇宙適応を持つ稀有な存在であった。『F』『F完結編』に出演出来ていたらそれなりに重宝された可能性もあるが…。
また自動防衛機能によってフリード王家の者以外は近づくことすら出来ない設定だが、SRWでは問題なく改造や強化パーツの取り付けが可能。作業中に大介やマリアが立ち会っているのだろう。
『X-Ω』までマジンカイザーと同時に出てこなかったのは偶然であるとの説が有力。その証拠に『Z』では『UFOロボ グレンダイザー』のキャラクターであるルビーナの没ボイスにカイザーの技を叫んでいるのものが存在している。
旧シリーズ[編集 | ソースを編集]
- 第2次スーパーロボット大戦
- 初登場作品。本作では三大スペイザーも変形扱いになっていた。射程1の武器しかない上攻撃力も命中率も他形態と比べて特別いいというわけではないため、この形態はあまり使われない。
- 第2次スーパーロボット大戦G
- 第15話クリア後に追加される地球製スペイザーは変形扱い。今回のスペースサンダーは本形態専用武器。反重力ストームが低燃費のため雑魚戦もこなせるが、移動力の低さとデュークが閃きを持たない事が難点。
- なお、15話クリア後に地球製スペイザーに変形可能になると、改造しても合体形態に改造が反映されないというわりと致命的なバグが存在する。避けたい場合、15話までに改造を済ませておく必要がある。
- 第3次スーパーロボット大戦
- 地球製スペイザーと合体が可能となった。攻撃力はマジンガー軍団で一番で、最強武器のスペースサンダーの消費ENが30と燃費も良い。ただしデュークに熱血がないのと、射程が短いのが欠点。後発作品のようにスペイザーと合体して弱点を克服したい。しかし、『第3次』ではサブパイロットは精神が使えないので大した強化にはならない。スーパーガンダムと同じレベル上げをサブパイロットに施せるので、いっそマジンガー系パイロットのレベル上げ専用機と割り切るのも手。
- スーパーロボット大戦EX
- リューネの章で使用可能。グレートマジンガーと同等の性能で、リューネ編ではゲッタードラゴンには及ばないものの高い火力を持つ貴重な存在。普段は反重力ストームでザコを散らし、強敵にはスペースサンダーで対抗しよう。本作ではスペイザーが基本形態になっている。また、今回は三大スペイザーが登場しない[2]ので合体は出来ない。だがそのためなのか、本作では上記の設定を無視してダイザー形態でも飛べてしまう。これではスペイザーの立場が…。
- 第4次スーパーロボット大戦
- 中盤から参戦。マジンガー系ではスペイザーとの合体もあってかろうじて終盤まで通用するが、火力はスーパー系の中では強いとは言えないので、スペースサンダーの改造はしておきたい。それでもマジンガー系お得意の鉄壁と必中による囮戦法は終盤まで有効。本機を使いこなすか否かで終盤の難易度が大きく変わると言えよう。『EX』よりも反重力ストームの燃費が悪化しているため、通常戦闘ではダブルハーケンかドリルスペイザーの武器を使うといい。ダブルスペイザー及びドリルスペイザーのビーム兵器は燃費、射程共に優秀で改造しておけば反撃効率がグッと増す。
- 本作でもダイザー単独で飛行可能だが空適応はBなので、地球製スペイザーと合体させれば空Aとなり実質能力の底上げになる(本家スペイザーへの変形ではやはり空B止まり)。なお陸はデュークの適性がBのせいで結局B止まり。
- 何故かスクリュークラッシャーの威力がグレンダイザー全形態の中で最も低い(というか本形態のみ他より低い)ため、基本的には変形ないし合体した方が強い。
- なおシナリオ「ビヨン・ザ・トッド」で、ロザミアが搭乗できるユニットが無いと、本機とΖガンダムを爆破して逃げ出すため、次のシナリオで出撃できなくなる。…スペースサンダーで攻撃されなかったのだろうか?
- 第4次スーパーロボット大戦S
- 装甲値が100アップした他、地形適応も空がBからAに、海がDからBにそれぞれ上がっている。デューク自身の地形適応が全てAになった事もあり、使い勝手が良くなった。合体後の陸適応もAとなるため、地形効果のボーナスを受けやすくなった。
- 火力面の強化も著しく、ショルダーブーメランは200、ダブルハーケン・反重力ストーム・スペースサンダーに至っては400も向上している。相変わらずスペースサンダーの燃費が悪いが、ダブルハーケンの強化のおかげで通常戦闘がとても楽になった。
- スーパーロボット大戦コンプリートボックス
- 3作全てに登場。ダイザーは『F』には登場しなかったため、リメイクされた本作ではマジンガーやグレート以上にテコ入れがなされた。概ね「『F』にグレンダイザーが参戦していたと仮定して、それを『CB』風に調整したら」という性能になっている。
- 『第3次』ではコン・バトラーVと同じくサブパイロットの精神コマンドを使えるようになり、スペイザー側にひかるやマリアを乗せれば、デュークの熱血を補いつつ幸運による資金稼ぎも可能になった。ただしサブの精神が使用可能になった半面、デュークの精神ポイントが二人乗り前提の数値に下げられており、甲児やプロとはかなりの差が付いている。また、本作の終盤は出撃枠がかなり少ないためスペイザーを出す余裕がなく、折角の仕様変更の恩恵を受けられない事も少なくない。武装面はグレート等と同じく、ショルダーブーメランやスクリュークラッシャーにP属性が付与され使いやすくなったが、スペースサンダーの燃費が極端に悪化しているという大問題がある。反重力ストームの燃費も悪化している他、何故かENも240から220に下げられており、考えなしに使っているとあっという間にガス欠を引き起こす。準最強武器で射程3のスクリュークラッシャーか、威力は劣るが命中補正+45%のダブルハーケンを改造し、雑魚戦ではそちらを使おう。
- 『第2次』では三大スペイザーへの変形がカットされたにも拘わらず、『第3次』と同じ二人乗り前提の精神ポイントのままであり、調整不足を感じさせる。甲児と違って精神コマンドを多用できないため、必中や気合の使用タイミングはよく考えたい。なお、スペースサンダーは第12話「ラサの攻防」後に解禁される。先述の通り本作のスペースサンダーは非常に燃費が悪くデュークが熱血を覚えないため、ENとサンダーには手を付けず耐久力とスクリュークラッシャーを集中的に改造し、敵陣に突っ込ませる反撃専用機に仕立てる選択も悪くない。
- 『EX』はマジンガーやグレートと同じく、SFC版と比較するとパワーダウンが目立ち、爆発的な火力を持つオーラバトラーの前にはどうしても見劣りする。ただし『第2次』『第3次』の精神ポイントの少なさは改善されており、デュークの格闘値も相変わらず高いため、気合を連発すれば序盤から高火力を発揮できる。ちなみにSFC版ではダイザー形態でも普通に飛行できていたが、本作では変形しないと飛べなくなった。これは『第2次』『第3次』も同様である。
Zシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦Z
- 今回は乗り換え不可。特殊能力にダイザーフルパワーが追加され、火力の面でマジンパワーがあるZとグレートに見劣りしなくなった。各種スペイザーとの合体は合体攻撃での演出になった。特殊トライチャージもあるため、小隊は各種スペイザーと組むのが無難。対雑魚、対ボスから援護まで何でもこなせる万能機体だが、離脱期間が長く、正式参戦が遅いのが欠点。
- なお、セツコルートで敵として登場する際は空適応がBにもかかわらず空中にいるせいで命中率が低め。とは言えランダムで必中がかかるため、その時は注意したい。
- 今回のダブルハーケンは自分と攻撃する相手の地形によって別物とも言えるほど演出が変わる(後述参照)ので必見。
COMPACTシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦COMPACT2 第2部:宇宙激震篇
- スーパー系が少ない宇宙での主力。攻撃力がZ、グレートより低いが、ダブルハーケンの燃費の良さが売り。ダブルハーケンは気力が120必要なので、普段はスクリュークラッシャーパンチで戦う事になる。どちらもENを消費するので、少しは手を加えておこう。
- スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇
- 攻撃力がグッと上がって、燃費はそのまま。嬉しい限りだが、何があったのか。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 第2部宇宙激震編の最重要ユニット。
- 今回は第1部で地上編を通った場合、キリカを追って降りてくる少しの間使用可能。すぐ宇宙に帰るがここでの改造は第2部に引き継がれる。第2部では最初からおり、この一時離脱を除いて最後まで使用可能。ベガ大王との決戦ではスペイザーからの発進ムービーも用意されている。
- 特に第2部では火力不足&耐久力命の本作における貴重なダメージソース。武器攻撃力自体はスーパー系にしては高くないが、地形が宇・月Sで、燃費はすこぶる良好、変形形態は移動力が上がる上に雑魚戦もこなせると、およそ必要な物が濃縮された優良機体。しかも装甲フル改造時の1900越えは、全機体の中でも最上位(零影も同値)でアルトアイゼン・リーゼを僅かに上回る。HPも1万を超える上位組。
- 機体性能と第2部の環境、改造引き継ぎの仕様の結果、第1部の地上ルートでフル改造すれば第2部の大半はグレンダイザーを突っ込ませるだけで無双し、楽々攻略できる。速攻攻略とボス撃破で集中力や精神力+15などの強力なスキルやパーツ、熟練度獲得にも直結するので、第2部の難易度の鍵を大きく握る。歴代スパロボでもここまで攻略に影響があるユニットは極めて稀である。第2部で楽をしたいなら地上ルートを通り、最低でも武器くらいはフル改造しよう。第3部以降もデュークの場合は鉄壁・魂を、マリアの場合は幸運・鼓舞を習得するため、最後までずっと活躍できる力がある。トリプルマジンガーが揃えば高威力の合体攻撃も可能となるが、燃費の悪さには注意。
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦A
- 中盤に登場。マジンガー系では最も堅いが、攻撃力のシステムバランスが基本的に「当たったら負け」レベルなので、あまり頼りにはならない。運用する場合は豊富な合体攻撃を生かして攻めに専念すべき。ただし地球製スペイザーと合体中は基本性能が向上する反面、合体攻撃ができなくなるので要注意。
- 本作ではLサイズ。宇宙でも地形適応が高いため後半戦でも渡り合える部類。またデュークが魂を修得するため、マジンガー系で最も重い一撃を撃てる。
- スーパーロボット大戦A PORTABLE
- 本作では装甲の初期値はかなり高いが8段階しか改造できないため伸び代が少ない。とはいえ、フル改造でマジンガー同様ダメージ30%カットがつくので充分硬くなれる。また、地球製スペイザーとの合体で二人乗り+パーツスロット4+スペイザー側のカスタムボーナスも有効+武装追加で燃費や射程が多少改善、と大幅に強化可能。きっちり投資するかどうかで使い勝手が全面に渡って大きく変わる。適性フル改造費用は両方を合わせて85万程度で、2機分の改造費としては非常に経済的。とはいえ大金であることに変わりは無いので、1周目から主力で、と言うのは少々難しいだろうか。機体・武器共に空・宇適性Sボーナスを入手出来るダブルスペイザーが特に魅力的だが、参入が遅すぎるのが難点。
- 戦闘アニメは『MX』のもの+アレンジ。最強武器のダブルハーケンは、トドメ演出にダブルハーケンストーム(MX)のフィニッシュカットが使用されている。
- スーパーロボット大戦D
- 中盤に登場。本作もLサイズ。マリアが乗る事も可能で、カットインも存在する。デュークを乗せればファイナルダイナミックスペシャルが使える。
- マジンガー系パイロットの数が豊富であり、各種スぺイザーに乗せて合体すると様々な掛け合いセリフが見られる。
- 合体攻撃の燃費が落ちたため、三大スぺイザーとの合体をメインで運用する方が活躍しやすい。敵の攻撃が激しい本作では、二人乗りを生かし鉄壁を連発できる事がかなりのアドバンテージになる。
- 一方本作のマジンパワーは強力で、それらの無いダイザーはZとグレートに火力で一歩劣る調整となっている。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦64
- 本作は合体攻撃が初採用され、マジンガー系は合体攻撃が豊富なので強力。
- スーパーロボット大戦MX
- 今回は、スーパー系第1話がグレンダイザーの原作第1話同然の為、序盤から使用可能。火力、装甲共に文句無く強力だが、パイロットのデュークがひらめきや不屈を覚えない為、ボス戦では自分から攻撃しづらいか。一応、精神コマンドの問題はダブルスペイザーとの合体で解決可能であるが、最強の合体攻撃ファイナルダイナミックスペシャルや他の合体攻撃も使えなくなるので一長一短。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2016年4月のイベント「激闘!最強の巨人」にて実装。SSRディフェンダー。同イベントシナリオではファン待望のマジンカイザーとのクロスオーバーも果たした。
- 後に大器型SSRシューターが追加され、2019年4月のイベント「スターダスト・ネビュラ」にてΩスキル搭載大器型SSRディフェンダーが追加。
- 2020年9月に極型SSRファイターが追加。
- その他、2017年1月のイベント「いつもと違う、わたしとあなた」の報酬ユニットでマリア搭乗のシュータータイプ(R・SR・SSR)が登場している。
- スーパーロボット大戦DD
- 2019年12月に追加された序章ワールド5より登場。防御・命中タイプ。後に『グレンダイザーU』版の追加参戦に伴い、本機を指す場合は(UFOロボ)と記載されるようになった。運動性は従来のシリーズのように低いのだが、今作では攻撃力も非常に低い。
- シナリオ面では豊富な武装や強さが描かれているが、訓練用の機体であるスレイプニールよりも火力が低く、アタッカーにはとてもではないが向かない。強固な装甲で敵の攻撃を凌ぎ注意を引きつつ、射程が3と長めの通常攻撃のショルダーブーメランで反撃し、ブレイクゲージの削りやSSRのデバフを狙う運用が良いだろう。ただしイベントではデバフ持ちの敵が多く、自慢の装甲が弱体化してしまうのも逆風。
- 暫く不遇が続いていたが、2024年2月に実装された「ダイザーコンビネーションアタック」で一気に評価が覆る。周囲の防御・照準を上昇させる支援効果をはじめとした有用な効果が揃い、高水準の攻撃力強化まで手に入れたことで、戦える支援役としての性能を手に入れた。必殺スロットは気力減少のある「ダブルスペイザーストーム」に、相手の弱点属性に合わせて「スペースサンダー」かSSR+へ昇格した「ショルダーブーメラン」や「ハンドビーム」が有力候補に上がってくる。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]
- パンチ
- 『X-Ω』でのディフェンダー・ファイタータイプの通常攻撃。
武装[編集 | ソースを編集]
- ダイザーパンチ
- グレンダイザー版ロケットパンチ。腕を回転させながら放つ。射出後にスクリュークラッシャーに変更可能。
- 長らく採用されなかったが、『DD』でスペースサンダーの演出に組み込まれた(後述)。
- スクリュークラッシャーパンチ
- 腕のクラッシャー部分(歯車状の紋様)を前方に展開し、回転させながら撃ち出す。飛ばさずにクラッシャー部分を回転させることで地中を掘り進むこともできる。
- 『MX』ではシールド貫通属性を持つ。『DD』では打撃属性のSR必殺技。メインアビリティは「必殺技威力・照準値アップII」で、サブアビリティは「防御力・照準値アップII」。
- SRWで移動タイプが地中になったことは無い。
- スクリューパンチ
- クラッシャー部分を半展開させて、回転させながら打ち出す。
- 単独武装化はしていないが、『Z』のマリンスペイザーストーム、『DD』のダイザーコンビネーションアタックの演出内で使用している。
- クラッシャーパンチ
- クラッシャー部分を前面に展開させた後、更に拳を包むように変形させ打ち出す。全74話中たった2回しか使用していない。
- 上記のスクリューパンチと違いSRWで演出としても登場したことはない。
- ダイザービーム
- 両眼部から発射されるビーム。
- SRWでは『DD』シナリオ上のイベントでのみ使用されており、武装として未採用。
- ハンドビーム
- 手の甲から発射する三条の光線。温度は4万度。マジンガーZの光子力ビームの2倍の威力を持つ。
- 企画段階ではミサイルになっていた。
- スーパー系のビームは大抵ビーム兵器扱いではないが、グレンダイザーも例外に漏れない。ただ、『CB』のみビーム属性が付いていた。
- 『Z』では移動後に使用可能なトライチャージ武器。
- 『X-Ω』ではシュータータイプの通常攻撃に採用。珍しく原作でよく使われた甲高い効果音が流れる。
- 『DD』ではビーム属性のR必殺技。メインアビリティは「ガードI」で、サブアビリティは「防御力・照準値アップI」。
- 反重力ストーム
- 胸部から無重力場を発生させる光線を放つ。光線自体に攻撃力はあまり無く、相手を宙に浮かしてから光線を中断して重力によって落下させてダメージを与える。
- 旧シリーズを筆頭に光線で直接ダメージを与えていることが多かった。
- 機能こそ異なるが、部位的にはブレストファイヤーにあたる武器であり、合体攻撃のマジンガートルネードでそれを実感出来る。熱線系の武装ではないためダブルバーニングファイヤーには使用不可。また、名称的にはルストハリケーンなどの突風系武装の系列も受け継いでいる。
- SRWでは必殺技と呼べるほどの威力を持つことは少なく、やや扱いに困る武器だったが、一部作品では強力な合体攻撃の使用武器となるため改造推奨な事もある。
- 『X-Ω』では通常ディフェンダー・ファイタータイプの必殺スキルに採用。
- 『DD』では特殊属性のSSR必殺技。原作同様に相手を宙に浮かせて重力落下によってダメージを与える。メインアビリティは「無重力場」で照準値が増加する。被ダメージを軽減する。必殺技命中時、相手の攻撃力を減少させる。斬撃・特殊属性の通常攻撃と必殺技のブレイクゲージ減少量が増加する。サブアビリティは「必殺技威力アップIII(特殊)」。初期威力は低いが、効果・待機アクション数・使用回数共に使い勝手のいい性能。
- スペースサンダー
- 角で発生させたエネルギーを電撃として発射する。企画段階では「サンダーフォーカス」名義だった。
- 射程1P武器、長射程非P武器、中射程P全体攻撃と作品によって扱いがバラバラであり、最強武装として扱われたこともある。
- 『X-Ω』ではシューター・[Ω]ディフェンダータイプの必殺スキルに採用。
- 『DD』では特殊属性のSSR必殺技。本作では両腕のダイザーパンチで攻撃した直後にスペースサンダーで攻撃する連続攻撃で、マジンガーZのロケットパンチ・コンビネーションに近い物になっている。
- メインアビリティは「光量子エネルギー」で、自分のアクション毎に攻撃力・照準値が増加する。被ダメージを軽減する。スペースサンダー命中時、運動性が減少する弱体効果を敵ユニットに付与し、自分に「根性」を発動する。サブアビリティは「タイプ強化IV・攻撃・防御(防御・命中)」。
- 鎌
- 両肩に装着した三日月型の刃。
- ショルダーブーメラン
- 鎌を飛ばす。有効射程距離12km。肩から射出するか手で投げるかのバリエーションがある。
- が、SRWでの演出は肩から射出するものが多い。
- 『DD』では斬撃属性の通常攻撃及びR必殺技。メインアビリティは「重装甲I」で、サブアビリティは「防御力・照準値アップI」。
- シングルハーケン
- 鎌に柄が付き手持ち武器としたもの。
- 武装としては未実装だが、『D』や『IMPACT』でシングルハーケンで切ってからダブルハーケンに移行するという演出や、『D』のダブルマジンガーブレードでダブルハーケンに合体させない演出で採用された事はある[3]。
- ダブルハーケン
- 2つのシングルハーケンを左右結合させ完成する武器。グレンダイザーを象徴する武器。射出時に2つ三日月を想起させる演出が逸品。投げても切っても強い。
- 旧シリーズなどの1990年代は無消費・低威力武器という扱い。SFC版『第3次』までは立ち絵で所持していたが、『EX』以降の戦闘アニメでは武器グラフィックが表示されることがほとんどなくなってしまった。『64』で武器グラフィックが復活。『COMPACT2』以降はエネルギーを消費する高威力武器という原作での活躍に見合ったポジションに置かれている(ダブルハーケンとスペースサンダーはとどめを刺した数は同じである)。
- 『Z』では地形によって演出が大きく異なり、地対地ではデュークの勢いあるカットイン、地対空ではスペイザーの機動力を活かした連携攻撃が付くが、空中から攻撃した場合は投げつけるだけだったり自由落下で斬るだけだったりと地味になってしまう。機体の空適応は陸より低いため、この演出差はダメージにも直結していたりする(ただし得意とする宇宙戦での演出も地味バージョン)。
- 『X-Ω』ではディフェンダー・ファイタータイプの必殺スキルに採用。
- 『DD』では斬撃属性のSSR必殺技。メインアビリティは「フリード星の守護神」で、照準値が増加する。さらにHPが25%減少する毎に、攻撃力・防御力が増加する。サブアビリティは「防御力・照準値アップIII」。
必殺技[編集 | ソースを編集]
- ダブルハーケンブーメラン
- ダブルハーケンを投擲する。
- 『X-Ω』ではシュータータイプの必殺スキルに採用。実装初期は「ダブルハーケンストーム」名義だったが、後に修正が入った。
- ダブルハーケンストーム
- 『MX』で初実装。反重力ストームで敵を空に打ち上げ、ダブルハーケンブーメランで追撃を与える技。MXスタッフの『グレンダイザーの必殺技はダブルハーケンだ』という拘りから実装された技。
- 『X-Ω』では[Ω]ディフェンダータイプの必殺スキルとして採用。
- ダイザーコンビネーションアタック
- 『DD』で特殊属性のSSR必殺技として登場。飛び蹴り、スクリューパンチ。そして戻ってきた拳で相手を貫き、貫いたまま敵内部でクラッシャーを回転させる。そこから更にダブルハーケンブーメラン、シングルダブルを使い分けたハーケンでの連続斬りに繋げ、トドメに反重力ストームで浮かせた敵に両拳のハンドビームの一斉射撃を浴びせる。
- 原作で行っていた珍しい攻撃演出を複数繋げた連続攻撃パターン[4]。
- メインアビリティは「宇宙合金グレン」で、攻撃力・防御力・照準値が増加し、気力が10上昇する毎に、攻撃力・防御力・照準値が増加する。周囲4マス内の味方ユニットの防御力・照準値が増加する。斬撃・特殊属性全ての攻撃のブレイクゲージ減少量が増加し、気力130以上のとき、全ての攻撃の与ダメージが増加する。ダイザーコンビネーションアタック命中時、装備中の使用回数が消費されている精神コマンドの中からランダムで1枠の使用回数を1回復する。サブアビリティは「タイプ強化IV・ダメージ増加・ダメージ軽減(防御&命中)(デューク・フリード)」。
召喚攻撃[編集 | ソースを編集]
- ダブルスペイザーストーム
- 『DD』で特殊属性のSSR必殺技として登場。ダブルスペイザーと合体、ハンドビーム→ダブルカッターの連続攻撃からスペースサンダーとサイクロンビームの一斉射撃に繋げる。
- メインアビリティは「光量子エネルギー(WS)」で、攻撃力・防御力・照準値が増加する。気力が10上昇する毎に、攻撃力・防御力・照準値が増加する。ダブルスペイザーストーム命中時、敵ユニットの気力を減少させ、敵ユニットに「挑発」を発動する。斬撃・特殊属性の全ての攻撃のブレイクゲージ減少量が増加する。フィールド上に味方の兜甲児、剣鉄也のいずれかがいるとき、攻撃力・防御力・照準値が増加する。サブアビリティは「タイプ強化IV(攻撃&防御)(兜甲児、剣鉄也)」。
- 3章Part2ではダブルスペイザーにOVA版甲児が搭乗し、同シナリオ中でのみ甲児とデュークが掛け合う専用の戦闘ボイスが使用される。以降のダブルスペイザーは無人操縦という扱いになるため、武装の使用に関して甲児の出撃の有無は関係しない[5]。
合体攻撃[編集 | ソースを編集]
作品によってどの合体攻撃が実装されているかは異なる。殆どの場合、スペイザーに変形すると使用できない。
本来は、マジンガーZは18mないしは25m、グレートマジンガーは25mの設定なので、30mのグレンダイザーは一回り以上大きいロボットなのだが、リアル頭身寄りの攻撃アニメーションでもマジンガーZやグレートと近いサイズに演出されがちになる。
中威力の胸部光線、必殺技の斬撃武器と他のマジンガーとは武装のバランスが異なるため、同じ合体攻撃でも攻撃力の変動が起きることもある。
マジンガー系[編集 | ソースを編集]
- ダブルマジンガーパンチ
- マジンガーZ、グレートマジンガー、量産型グレートマジンガー、ミネルバXのいずれかと共に拳を撃ち出す。
- トリプルマジンガーパンチ
- ダブルマジンガーと共に拳を撃ち出す。
- ダブルマジンガーブレード
- マジンガーZかグレートマジンガーとの同時斬撃。
- トリプルマジンガーブレード
- ダブルマジンガーと繰り出す刃の技。グレンダイザーはダブルハーケンで攻撃に参加。マジンガー系3機の主役機による合体攻撃としては、SRWで最も登場頻度が高い。
- 『MX』では3体でのカットイン後スペイザーと合体し敵の上空に飛行、ダブルマジンガーブレードで串刺しにして持ち上げた敵をダブルハーケンの自由落下斬りで一刀両断する。
- マジンガートルネード
- 反重力ストーム、マジンガーZのブレストファイヤー、グレートマジンガーのブレストバーンを同時に放つ。
- ダブルライトニングバスター
- グレートマジンガー、量産型グレートマジンガー、ブラック・グレートのいずれかの機体で可能。スペースサンダーとサンダーブレークを同時に放つ。
- マリンスペイザーストーム
- 『Z』で登場。マリンスペイザーと合体して攻撃。海適応がSだが、海中に潜る敵は殆どいない。
- ドリルスペイザーストーム
- 『Z』で登場。ドリルスペイザーと合体して攻撃。陸適応がS。
- ダブルスペイザーストーム
- 『Z』で登場。ダブルスペイザーと合体して攻撃。空適応がS。
ダイナミック系[編集 | ソースを編集]
- ファイナルダイナミックスペシャル
- ゲッターロボ系まで含めた、ダイナミック企画の各主役級ロボットによる合体攻撃。作品により機体の組み合わせが異なる。
- なお、『MX』『A PORTABLE』では反重力ストームで攻撃しているにも関わらず、攻撃後に佇む演出で使ってもいないダブルハーケンを持っている。
特殊能力[編集 | ソースを編集]
- 変形
- SRWでは、フリード製スペイザーとの合体は変形扱い。『第2次G』では地球製スペイザーとの合体も変形扱い。
- 合体
- マリン、ドリル、ダブルの各地球製スペイザーと合体する。『MX』ではダブルスペイザーしか登場せず、『Z』では合体攻撃の演出のみ。
- ダイザーフルパワー
- 『Z』で追加。マジンパワーと同じく、気力が130以上になると最終ダメージが1.25倍になる。
- 剣装備
- ダブルハーケンで切り払いを発動する。
移動タイプ[編集 | ソースを編集]
- 陸
- 飛行できる場合でも陸の方が適応が高い事がある。
サイズ[編集 | ソースを編集]
- M
- 大多数の家庭用作品。『DD』。
- L
- SFC版『EX』、『第4次』、『第4次S』、携帯機シリーズ、『X-Ω』。
カスタムボーナス[編集 | ソースを編集]
- 超合金Z
- 『第2次G』で採用。装甲+100。
- 受けるダメージ-30%
- 『A PORTABLE』で採用。
機体BGM[編集 | ソースを編集]
- 「とべ!グレンダイザー」
- 「宇宙の王者グレンダイザー」
- 「いざゆけ!ロボット軍団」
- なお、歌詞に「科学と夢と情熱と 日本の頭脳が生み出した」とあるが、グレンダイザーはフリード星で作られたスーパーロボットである。地球製のスペイザーも含めてならギリギリ間違ってないこともないが。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
- グレンダイザー対グレートマジンガー
- 劇場版より。新たな敵バレンドス親衛隊長は兜甲児から無理矢理聞き出した情報を元にグレートを強奪、かつて世界を守った偉大な勇者が地獄の使者として宇宙の王者と激突する。激闘の末に甲児の活躍もあってグレートを奪還、2体の共闘によりバレンドスを撃破する。
- それまでの劇場版マジンガーシリーズは「ヒーロー対ヒーロー」というタイトルでも「多少の対抗心はあれど基本的に正義の味方同士は戦わない」のがお約束であった。しかし、「敵に奪われたロボット」という流れによって新旧の主役ロボット同士の対決というシチュエーションが実現。以後の多くのクロスオーバー系作品にも影響を与えることとなる。
関連機体[編集 | ソースを編集]
- マリンスペイザー
- 地球製スペイザー2号機。
- ドリルスペイザー
- 地球製スペイザー3号機。
- ウルトラサブマリン
- アニメ第67話に登場。マリンスペイザーが潜れない深海でも活動可能になるグレンダイザー用水中バイク。SRW未登場。
他作品の関連機体[編集 | ソースを編集]
- グレンダさん
- グレンダイザーの擬人化キャラクター。
- グレンダイザー (U)
- 『グレンダイザーU』に登場するグレンダイザー。
余談[編集 | ソースを編集]
- 劇場作品『宇宙円盤大戦争』(SRW未参戦)における主役ロボ「ロボイザー」が原点とも言える存在。支援円盤との合体能力や搭乗者の名前など多くの共通点を持つ。
- 『UFOロボ グレンダイザー』の企画が立ち上がる前に『グレートマジンガー』の続編として企画されていた『ゴッドマジンガー』の主役ロボ「ゴッドマジンガー」の腕はグレンダイザーのスクリュークラッシャーパンチの原型になっている。
- 『マブラヴ オルタネイティヴ』の前作『マブラヴ』のファンディスク『マブラヴ サプリメント』には、御剣冥夜の師匠としてグレンダイザーをパロディした紅蓮醍三郎(ぐれんだいざぶろう)というキャラクターが登場している。名前と髪型の時点で直球パロディだが、技の名前も反重力乃嵐(反重力ストーム)、宇宙乃雷(スペースサンダー)とモチーフが明確である。
- マンガプロダクションがサウジアラビアの首都リヤドに、現地の企業と協力して全長33.7mの立像を制作。世界最大の架空のキャラクターの金属製彫刻としてギネス世界記録に認定された。(サイズだけなら2017年完成の上海のEVA初号機像の40mが勝るが、EVA像は片膝をついているので頭頂高は25mとなっている)
- 2023年に発売されたゲーム『UFOロボグレンダイザー:たとえ我が命つきるとも』では、グレンダイザーの単独の武器はほとんどが何らかの形で再現されている。上記の武器のうち再現されていないのはダイザービームとクラッシャーパンチだけ。ちなみにダブルハーケンをブーメランのように投げる攻撃の名称は「ダブルハーケンストーム」となっている。
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ 地中に潜るグレンダイザーをドリルスペイザーで追いかけて搭乗している。
- ↑ 正確には名前のみ登場するが、グレート修理のためにパーツを抜き取られたため運用ができない。
- ↑ トリプルマジンガーブレードではダブルハーケンに合体させるのでダブルマジンガーブレードのみ
- ↑ 寺田貴信の2024年2月28日のポスト
- ↑ 寺田貴信の2022年12月30日のツイート、Twitter
商品情報[編集 | ソースを編集]
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