Ex-Sガンダム

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MSA-0011[Ext] Ex-Sガンダム(Ex-S Gundam)

  • 登場作品:ガンダム・センチネル
  • 分類:試作型可変モビルスーツ強化装備形態
  • 型式番号:MSA-0011[Ext]
  • 全高:25.18m
  • 頭頂高:21.73m
  • 本体重量:69.24t
  • 全備重量:162.5t
  • 動力:核融合炉
  • ジェネレーター出力:12250kW(Gクルーザー形態)、7180kW(MS形態)
  • スラスター推力:1182000kg
  • 推力重量比:7.27
  • センサー有効半径:18800m
  • 装甲材質:ガンダリウムγコンポジット
  • 開発:アナハイム・エレクトロニクス
  • 所属:地球連邦軍α任務部隊
  • 主なパイロット:リョウ・ルーツ

機体概要

アナハイム・エレクトロニクス社が開発した地球連邦軍の試作型モビルスーツSガンダムに追加パーツを取り付けた機体で、名称は「イクスェス・ガンダム」と読む。正式名称は「Extrordinary-Superior GUNDAM(エクストローディナリー-スペリオル・ガンダム)」。

Sガンダムにおける変形時の強度不足の解消と総合的な攻撃力・防御力の強化を図っており、その結果として機体が大型化しているものの、主要部位への装甲追加とプロペラント及びスラスターの追加(これに伴い、バックパックも大出力のブースターユニットに換装される)、Iフィールドジェネレーターやリフレクターインコムの搭載など、性能が強化されている。また、長距離航行形態であるGクルーザーに変形が可能(ノーマル状態では変形できない)。ただし、実情は逆で、GクルーザーがMSに変形した姿がEx-Sガンダムというのが正しい。つまり、この追加パーツを取り付けた機体は通常形態がGクルーザーである。

月面都市であるエアーズ市の攻略戦に投入され、ニューディサイズのガンダムMk-Vと交戦。圧倒されるものの、人工知能「ALICE」の覚醒により、Mk-Vを撃破している。

本機は敵をして「なんでもかんでもくっついていやがる」と言わしめた、まるで武器の見本市のようなMSとなっている。…もっとも、こんなものはまだ序の口で、Sガンダムには「ディープ・ストライカー」という動く武器庫…というかGP-03デンドロビウムの様になった形態が存在する(原作未登場)。なお、GP-03もディープ・ストライカーのデザインもカトキハジメ氏が担当している。なお、ディープ・ストライカーについてはSガンダムの項を参照されたし。

スパロボシリーズにおいて

第4次(S)でのみ登場。Sガンダムと同様の理由により、以降の作品には登場していない。未参戦作品も参照のこと。

登場作品と操縦者

第4次スーパーロボット大戦S
機体のみ参戦。オールドタイプに乗せる機体としては最高クラスの能力を持つが、SガンダムをEx-Sにするにはフォウを犠牲にしなければならない罠。ロザミィが好きなら問題ない。コウとの相性は抜群である。
スーパーロボット大戦F
Sガンダム同様、没データとしてのみ存在する。

装備・機能

武装・必殺攻撃(MS形態)

射撃兵装

バルカン砲
側頭部に固定装備された4門の60mm炸裂弾。
インコム・ユニット
頭部に1基装備され、1度の射出ごとに3発まで発射が可能。出力は低く、同じくガンダムタイプであるガンダムMk-Vとの戦闘においては、装甲表面を傷付ける程度の威力しか発揮できなかった(相手が悪かったとも言えるが…)。敵機の想定外の方向から攻撃が加えられるという点では、有効な武装である。
大腿部ビーム・カノン
腰部左右に装備されている。通常のビーム・ライフルより射程が長く、命中精度が高い。さらに両腕をフリーにする事ができ利点が多い。Sガンダムではビーム・スマートガン使用時は、長大なスマートガンを保持するためのサブアームを装着する必要があったが、Ex-Sではスマートガンは腰部に接続されるため併用可能。SRWでは背部と大腿部、どちらのビーム・カノンが採用されているのかは不明。
背部ビーム・カノン
背部をブースターパックに換装しているEx-Sはバックパックに2対、計4門装備。SRWではどちらのビーム・カノンが採用されているのかは不明。
ビーム・スマートガン
Sガンダムのオプションにして最大の外部兵装。発射するビームの軌道の偏向も可能となっている。取り扱いしやすい分、メガ・バズーカ・ランチャー程の威力はないが、かなり高威力な兵装である事には相違ない。SRWでは何故か、それほど強力な武器として扱われていない。
テール・スタビレーター・バルカン
テールスタビレーターに内蔵された武装。背後の敵に対してだけでなく、Gクルーザー形態時にも使用可能。SRW未実装。
ミサイル
本来本機の兵装ではないがSRWでは実装されている。分離形態のGコアのミサイル・ランチャーが採用された可能性が高い。
リフレクター・インコム
換装されたニークラッシャーに装備されている武装。それ自体に攻撃力は無いが、Iフィールドを発生させる事ができ、自らが発射したビームをこれで反射する事により疑似的なオールレンジ攻撃を仕掛けることが可能。

格闘兵装

ビーム・サーベル
近接戦闘用の武器。膝部のニークラッシャーに内蔵されている。

武装・必殺攻撃(Gクルーザー形態)

射撃兵装

テール・スタビレーター・バルカン
テールスタビレーターに内蔵された武装。SRWでは未実装。
ミサイル
ビーム・スマートガン
変形後も本武装は使用可能。Zガンダムで言う所の、メガランチャーを装備する位置に懸架される。
背部ビーム・カノン
バックパックに2対、計4門装備。またMS時の大腿部ビームカノンも前方を向いており使用可能。SRWではどちらが採用されているかは不明。

特殊能力

剣装備
切り払いを発動。
Iフィールドジェネレーター
胸部に追加搭載された装備。全身を覆うほどの出力はないため、バイタルエリア(コクピット付近)にビームが着弾するとALICEが判断した場合のみ、瞬間的にIフィールドを発生させるようになっている。
変形
MS形態⇔Gクルーザー形態に変形する。本編中ではMSへの変形時にGクルーザー形態時の部品(肩から吊り下げられたプロペラントタンク)を投棄する必要がある(投棄しなくても変形可能)が、無くても変形可能でmk-Vとの戦闘後月面からの離脱時に変形している。

移動タイプ

MS形態

Gクルーザー形態

飛行可能。

対決・名場面など

対ガンダムMk-V
ブレイブ・コッドのガンダムMk-VとSガンダム(R&R)との死闘。3機のFAZZによる弾幕をかいくぐり、圧倒的な力量差を見せつつ撃破したガンダムMk-Vと、意趣返しに燃えるR&Rとの死闘。ほとんどの武装を失いながらも、最後はALICEの手により決着が付いた。当のリョウ・ルーツの活躍に関しては、是非とも本編書籍を参考されたい。
対ゾディ・アック
ALICE覚醒
大気圏に突入する本機であったが「ALICE」が覚醒し、リョウ達の乗ったGコアを逃がすかのように強制排除して、再びAパーツ及びBパーツのみで合体しゾアンを撃破し、そのまま大気圏突入時の摩擦熱によって本機は燃え尽きた。


関連機体

Sガンダム
Ζガンダム
ΖΖガンダム

商品情報

長らく非可変の小スケールキットのみ発売されていたが、MGのEx-Sガンダムで初めて変形を実現した。発売後数年を経ても全く色褪せる事のない、空前絶後の怪物キットとして現在も語り草となる傑作である。