ドロスは『機動戦士ガンダム』の登場メカ。
概要
ジオン公国軍が建造した宇宙空母。
カタパルトを7基装備しており、モビルスーツを182機搭載可能。モビルアーマーも運用できる。火力は高く、単艦で戦線を維持できる程の能力を持つが、反面機動性は低く、移動要塞としての運用が主であった。
ア・バオア・クー攻略戦時にギレン・ザビが指揮を執り、Nフィールドの防衛に当たっていたが、ギレンがキシリア・ザビに暗殺されると指揮系統が混乱し、その隙を突いた地球連邦軍の攻撃で撃沈された。
漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、チベ級を艦載出来るほどの巨艦になっており、もはや移動要塞とも言えるほどの規模となっている。単艦でワッケイン率いるマゼラン級を多数含む艦隊を殲滅している事から常識はずれの射程と打撃力を有している。最終的にはシャア・アズナブルがキシリアが座乗する脱出艇の艦橋をバズーカで破壊後、制御を失った脱出艇がドロス内部へと突入し誘爆、そのままア・バオア・クーの上部建造物を巻き込んで爆発した。そのまま要塞内部が広範囲で延焼するという事態にまでなり、文字通り壊滅的な被害となってしまった。
パラレル設定の漫画/OVA『機動戦士ガンダム サンダーボルト』(SRW未参戦)では水中要塞として登場している。
登場作品と操縦者
- 第3次スーパーロボット大戦
- 桁外れの耐久力と、脅威の命中率を誇るホーミングミサイルにより苦戦を強いられるユニット。特にシナリオ「ゼダンの門」では三隻も出現。ギレンとキシリアが乗り込んでくる上、α・アジールなど取り巻きのユニットによりシナリオの難易度は歴代SRWでも五指に入る。
- スーパーロボット大戦F完結編
- ギレン、キシリア、ドズルの三隻が登場するが、戦うのはギレン艦とキシリア艦のみ。やはり耐久力の高さは厄介だが、此方にはイデオンという化物が入るので、『第3次』のように苦戦はしない。
- スーパーロボット大戦α
- ギレン艦のみ登場。やっぱり耐久力は高いが、此方も強力なユニットが揃っているので苦戦しない。イベントでキシリアに撃沈されたくなければ速攻で潰すことを勧める。倒せばサイコフレームが手に入る。
装備・機能
- 2連装対空機銃
- 2基装備。
- 2連装メガ粒子砲
- 両側面に8基装備。
- ホーミングミサイル
- 『第3次』ではこの武装の命中率が200と、避けるのが至難。原作では搭載していない。
移動タイプ
- 空・宇
- 飛行可能。
- LL
関連機体
- ドロワ
- ドロス級の2番艦。未完成の状態でソロモンに配備されたが、ソロモン攻略戦で残存兵力と共に脱出した。その後、ア・バオア・クーのSフィールドに配備され、Nフィールドに配置されたドロワと共に、要塞の心臓部を前後から固める鉄壁の布陣で殺到する連邦軍艦隊を迎え撃ち奮戦したが、撃沈された。SRW未登場。
- ミドロ
- 小説版『機動戦士ガンダム』に登場した宇宙空母で、ドロスの同型艦と言われている。ソロモン艦隊に所属しており、連邦軍の艦隊と交戦して撃沈している。なお、一説には本艦がドロス級の2番艦で、ドロワはドロス級の3番艦であるとも言われる。