ディビニダド

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EMA-10 ディビニダド(Divinidad)

木星帝国が切り札として開発した超大型モビルアーマー。そのサイズは地球連邦軍クラップ級を体当たりで破壊してしまうほど。

機体の各部には過剰なほどの核武装がなされ、さらに全身には幾つもの核融合炉が搭載されていると推測されており、1機でも地上で誘爆を起こせば即、核の冬が到来することは確実で、言うなれば本機そのものが「動く核爆弾」。これに比べればガンダム試作2号機のアトミックバズーカなど、まだ可愛い方である。

「ディビニダド(divinidad)」がスペイン語で意味するものはそのものズバリ「神」。翼を生やした白い巨体と、そこに秘めた圧倒的な破壊力はまさに破壊神と呼ぶにふさわしい。

全部で8機が確認されており、クラックス・ドゥガチの人格をコピーされたバイオ脳が制御している7機を囮としてドゥガチ本人が搭乗した1機が地球へ降下。それを察知したトビアクロスボーン・ガンダムX3と大気圏突入後海上で交戦し、相打ち同然の状態で大破。最後はキンケドゥクロスボーン・ガンダムX1改によってコクピットを破壊され、海中に没した。残りの7機も宇宙で地球連邦軍とコロニー軍の連合軍によって全機が破壊された。

原作最終巻のメカニック解説によれば、8機全てが地球へ降下を試みていれば防ぐ手立てはなかったかもしれないが、あくまでも自らの手で地球を破壊することにドゥガチがこだわったことによる采配ミスと解説されている。

原作から20年後の世界「機動戦士クロスボーン・ガンダムゴースト」において、まさかの再参戦をした。 本機は「衛星イオでの囮とエレゴレラのパイロットの2体のコピーにもディビニダドが用意されていた」という木星圏内で実しやかに噂される都市伝説的なもので存在しないと思われていたものであったが、その内の1機をサーカスが極秘裏に回収していたのである。これに関してサーカス内でもごく一部の者しか知らない。キゾ中将が率いるザンスカールに対して造反した軍との戦闘でサーカスの団長であるクォ・グレーが死亡後はバイラリナを失ったコーシャが独自の判断で使用している。 なお、核ミサイルは搭載されておらず、かつてのような破壊力は無いとの事(核ミサイル無しでも、充分すぎる火力はある筈だが…)。

その他、長谷川裕一氏が同人媒体で展開した漫画『長谷川裕一ひとりスーパーロボット大戦 大外伝』ではトビア達の記憶から「神」によって再現された機体が出現、スーパーロボット軍団に立ちはだかっている。

登場作品と操縦者

αシリーズ

第2次スーパーロボット大戦α
本人搭乗がHP180000、クローン搭乗がHP33000。武装は共通で、本人搭乗がやや強化されている。また、全機が「マップ兵器無効」の能力がある。クローン搭乗はそこ等の雑魚モビルアーマー程度の強さで、本人搭乗がそれより1割強くしたくらい。なお、拒絶ルートでは勝利条件が時間内全滅なので、手際良く撃破していこう。
敵の機体では唯一 CGモデルでオープニング、エンディング共に登場するが、オープニングでは顔のアップ、エンディングでは海底に沈んだ姿の上にスタッフロールが被さっており、全体像がよく見えない。

装備・機能

武装・必殺武器

クロー
両腕部に装備。戦艦のブリッジ並に大きい。
中型メガ・ビーム砲
フェイス部の左側に内蔵されている武装。これだけでも複数の敵機をまとめて撃破出来る。出力が余りにも高いためか、水中での使用も可能なようだ。
超大型メガ・ビーム砲
頭頂部に内蔵された超大型のメガ粒子砲。クァバーゼに装備された頭部メガ粒子砲と同様に木星帝国特有の武装。トビアとの戦闘で使おうとしたところにX3がIフィールドを全開にして突っ込み、発射したビームを押し戻されてしまった。
フェザー・ファンネル
羽の形をした背部コンテナに搭載されているサイコミュ誘導兵器。ビームを発射するだけでなく、ファンネルそのものを敵にぶつけて撃墜することも可能。従来のファンネル搭載機と比べ桁違いに端末の数が多く、その手数の多い攻撃を避けきるのは並のパイロットでは不可能に近い。第2次αではニュータイプ技能なしで使えるようになっている。
核ミサイル
胸部に内蔵している。数も10基と異常に多い。地上に降りたドゥガチが発射しようとしたが、X3のムラマサ・ブラスターで弾頭部分だけを切り落とされて無効化された。
ビームシールド
両腕部に1基ずつ装備。

特殊能力

Iフィールド
本来は搭載されていないが、スパロボやGジェネなどではよく搭載されている。
EN回復(大)

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

LL

機体BGM

「最終決戦」
第2次αにて採用。元はF91のBGMであるが、木星帝国のラスボスに相応しい。

対決・名場面

vsクロスボーン・ガンダムX3

資料リンク