枢木スザク
枢木スザク | |
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読み | くるるぎ スザク |
外国語表記 | Suzaku Kururugi |
登場作品 | |
声優 |
櫻井孝宏 渡辺明乃(幼少時代) |
デザイン |
CLAMP(原案) 木村貴宏 |
種族 | 地球人(日本人) |
性別 | 男 |
生年月日 | 皇暦2000年7月10日 |
年齢 |
17歳(第1期) 18歳(R2) |
身長 | 176 cm |
体重 | 65 kg |
血液型 | O型 |
所属 | 神聖ブリタニア帝国(名誉ブリタニア人) |
役職 |
騎士(第1期) ナイトオブセブン→ナイトオブゼロ(R2) ゼロ |
軍階級 |
一等兵→准尉→少佐(第1期) ナイトオブラウンズ(R2) |
概要
『コードギアス 反逆のルルーシュ』のもう一人の主人公。
日本の名家・枢木家出身。その後「ブリタニアを中から変えていく」と考え、自ら名誉ブリタニア人に志願し、ブリタニア軍に入隊。偶然ルルーシュと再会した直後に、特派にスカウトされてナイトメアフレームの実験機『ランスロット』のパイロットとなる。
人物
幼少期はやんちゃで乱暴者な性格であったが、自らの浅はかな行動によって日本がブリタニアの制圧下に置かれてしまったのを機に、「間違ったやり方で何かを得ても意味がない」という考えに至り、結果より過程を重んじ、性格も温厚かつ生真面目になった。
ただし、その振る舞いは、ゼロを演じるルルーシュの様に、ある意味で「仮面を被った演技」とも言え、物語が進んでいくにつれ、本来の苛烈な面が見える様になっていった。
人死にを嫌いながらも人を殺さない訳にはいかない軍隊に所属しているという矛盾を持っており、ロイドからも指摘されたことがある。さらに「ブリタニアを内部から変える」と言っているが、まったくそれを成し遂げていないうちから本人はすぐに自分を死に追いやろうとすることも矛盾の一つといえる。また、過剰なまでに自分の決めた理念に拘り、それを時には他人にまで強制する事もあるが、スザク自身はカレンに反発されるまで気付けなかった。
同胞である日本人からはブリタニア側についたことにより「裏切り者」として、ブリタニア人からは元イレヴンという理由で軽蔑の対象になっている。その後、ユーフェミアの騎士に任命されたことでブリタニアに恭順する日本人には希望の象徴になり、ブリタニア人からも一目置かれる存在になっているが、ブリタニアを憎む日本人からは「奴隷の平和だろう!枢木のやっていることは!」と批判されてもいる。
R2では虐殺を引き起こしたユフィの騎士だったということから彼女に媚を売って従っていたと誤解され、さらにゼロを皇帝に引き渡してナイトオブラウンズに出世したのでますます日本人からは敵視されるようになり、暗殺されかかったこともあった。さらに、ナイトオブラウンズへの出世後は非情で手段を選ばない面も見せるようになり、捕虜となったカレンにリフレインを使用してルルーシュがゼロであるのかを吐かせようとした事もあり、本人に自覚は無かったが、ブリタニアの思想に染まりつつあった節がある。しかし、他者から非難されても仕方のない手段を取ってまでもブリタニアで自身の出世を図った理由は、後述のR2編での来歴にもあるとおり、ブリタニア皇帝からエリア11を賜って日本を解放するためであった。
ルルーシュが基本的に結果を重視しているのに対し、スザクは模範的で過剰なまでに過程に拘るなど、親友同士でありながらも、ルルーシュとは対極的な位置にある存在である。また、ルルーシュは後方から指揮する軍師タイプであることに対し、スザクが前線で戦う戦士タイプであること。ルルーシュが作戦立案能力には優れていても予想外の出来事に致命的に対応できないことに対して、スザクがいかなる戦場でも臨機応変に戦えるが常時は優柔不断な性格が垣間見えることなども、二人が真逆な存在であることを更に強調している(ただし、やることなす事が裏目に出やすいのはルルーシュと同じと言える)。能力上、ルルーシュはナイトメアに乗って活躍する事が少ない半面、スザクは超人的な身体能力(ドラマCDのセシルの回想ではランスロットの足を素手で持ち上げていた)と卓越したKMF操縦能力を持ち、ナイトメアで戦場を駆け回る事が非常に多い。
ちなみに、基本的にスザクの使う一人称・二人称は「僕」「君」だが、感情が高ぶるか怒りに駆られると「俺」「お前」になる。
来歴
第1期
幼少期はブリタニア人の事を嫌悪していたが、父親によって日本に送り込まれたルルーシュ、ナナリーの兄弟と出会った事で彼らと友人関係になる。しかし、日本がブリタニアの侵攻を受けてルルーシュ達と離れ離れになり、この後、ブリタニアへの徹底抗戦を唱えていた内閣総理大臣の父・枢木ゲンブを殺害してしまう。それによってブリタニアと日本が戦う事は無くなると信じていたが、その浅はかな考えと行動は、日本がブリタニアの猛攻を受けて完全支配下に置かれるという、最悪の結果を招いてしまった[1]。この事に責任を感じたスザクは、内部からブリタニアを変える為に、名誉ブリタニア人としてブリタニア軍に入隊する。
特派配属後も、第三皇女であるユーフェミア・リ・ブリタニアの専属騎士に本人から任命されるなど、ナンバーズ及び名誉ブリタニア人としては極めて異例な出世を遂げていく事になる。階級も最初は一等兵だったのが、ランスロットの専属パイロットで准尉、ユーフェミア専属騎士で少佐と、驚異的な昇進をしている。しかし、行政特区日本の記念式典当日、ユーフェミア自身がギアスに支配されたことで日本人の虐殺を実行してしまった後、ゼロにユーフェミアを殺害されてしまったことでそれまでのゼロの行為に対する憤りは憎悪と怒りへと変わった。そして、V.V.から聞かされたギアスの存在と事実を知る。神根島にて、カレンの前でゼロがルルーシュである事を暴露し、流体サクラダイトの脅しにも屈する事無く、ゼロの存在そのものを否定して捕縛する。
R2
ルルーシュを捕獲した功績をもとにナイトオブラウンズへの加入を要求し、ナイトオブセブンに任命される。その目論見はナイトオブワンに昇格し、その権限である「任意のエリア一つの支配権」を得る事で日本を解放することである。そのため世界各国の紛争に積極的に介入する。搭乗機であるランスロット・コンクエスターと合わせて、「ブリタニアの白き死神」として、内外で恐れられるようになった。
後にナナリーの補佐役としてエリア11へ赴任した。同じくラウンズであるジノとアーニャと行動を共にする。復活したゼロ=ルルーシュではないかと疑っていたが、周到な隠蔽工作のおかげで確信できなかった。その後ルルーシュが自らゼロであることを明かし、恥も外聞も捨ててまでナナリーを守ってくれと懇願する姿に心を動かされ、和解しかける。だが、シュナイゼルの介入によって罠を仕掛けたと誤解され、完全に決裂してしまう。
直後に起きた第2次トウキョウ決戦ではカレンの駆る聖天八極式に追い詰められ、第1期でルルーシュがかけた「生きろ」のギアスの力で、半ば暴走してしまう形でニーナがコンクエスターに搭載していたフレイヤを発射してしまう。結果トウキョウ租界は焦土と化し、大勢の犠牲者を出してしまった。そのため、自らが出した犠牲に見合う結果を出さねばならない、という強迫観念にとりつかれ、「必要なものは過程ではない、結果だ」と、以前の信念を捨てる決意をする(奇しくもこれはルルーシュの信念と同じ)。そしてシュナイゼルのクーデター計画に乗ってナイトオブワンになるべくシャルル暗殺に向かう。
だが、向かった先の神根島でシャルルのアーカーシャの剣を使った計画の全容とルルーシュの戦いの切っ掛けとなったマリアンヌ暗殺事件の真相を知り、その場にいたルルーシュと共に計画を阻止する。そして混乱しきった世界に収拾をつけるためにルルーシュの立案した「ゼロレクイエム」計画に協力を決意する。
ラウンズ以上の権限を持った皇帝ルルーシュの専任騎士「ナイトオブゼロ」となったスザクは、最新型のKMFランスロット・アルビオンを駆り、自らを「ルルーシュ皇帝の剣」と称した。更に「生きろ」のギアスの効果を「生きるためにあらゆる手段を尽くす」と捉えて、超人的な反射神経・動体視力を発揮する手段とし、それに基づく戦術とアルビオンの圧倒的性能により、反旗を翻したビスマルク・ヴァルトシュタイン率いるナイトオブラウンズも単機で壊滅。
ダモクレス攻防戦では、黎星刻の神虎に深手を負わせ、藤堂の斬月も撃墜。ダモクレスにてジノのトリスタン・ディバイダーも撃墜し、カレンの紅蓮聖天八極式と壮絶な激突を繰り広げ大破に追い込む。しかし、カレンの攻撃がコックピットに直撃して自機も爆散して公式記録では「枢木スザクは、ダモクレス攻防戦にて自機の爆発に巻き込まれて戦死」となった(劇中では彼の墓標が建てられている)。
その後、実際には脱出していたスザクは「ゼロレクイエム」の仕上げとして、ゼロに扮装して「世界の憎しみを背負った独裁者ルルーシュ」を討つ。ルルーシュの最後のギアス(願い)を涙ながらに承り、新たなブリタニアの代表となったナナリーの補佐となって、新しい世界をゼロとして導いていくことになった。
その他
ドラマCD「枢木の里・悪霊の宿・本当にあった怖いギアス」では適当な儀式で呼び出した悪霊にジノ達共々ナイトメアで突っ込んで速攻で撃破され、挙句ルルーシュと女性陣に忘れ去られたまま助けに来てもらえなかったというあまりにも悲惨すぎる(原作も大概だが)結末を迎えるハメになっている。また、DSゲーム版では選択次第では「仲間になれ」というギアスをかけられる事となる。
枢木一族とギアス
スザクの出身である枢木家一門は、実はギアスとある関わりを持っている。古代においてコードユーザー(つまりはギアスユーザー)を生み出してきた「王の一族」が存在し、枢木一族がこれに連なっている。現在では本家が絶えており、スザクの世代では「王の一族」の分家である「守護者の一族」に連なっている。
その「守護者」に連なるスザクが、ギアスに翻弄されながらも廻り巡って最終的には「王の力」を持つ「皇帝」ルルーシュの騎士となったのは皮肉、あるいは何かしらの運命とも言えよう。
登場作品と役柄
もう一人の主人公という立場ではあるのだが、スパロボでは大ボスクラスの敵への戦闘前会話は殆ど用意されていない。
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 初登場作。立場上、基本的に全編通して敵として登場。序盤に味方としてスポット参戦するほか、第30話から第33話まで自軍に参加。改造費は帰ってくるので削り役としては優秀。離脱時点で撃墜数が一定量に達していれば強化パーツを貰えるため、雑魚掃除やサブオーダーである程度は撃墜数を重ねておきたい。
- 第48話では再び敵として登場するが、ユフィを殺された恨みからか性格が「超強気」になり、レベル9の底力とEセーブが追加されているなど、かなりの強敵となっている(ついでに言えば、カットインも凶暴な顔つきになっている)。今作ではちょっと長いスポット参戦程度の扱い。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- プロローグで『破界篇』終盤仕様で現れた後、『R2』の設定込みで参戦。今作でも敵として登場し、序盤からブリタニアやアロウズの手先として出てくる。最速の登場はクメンルート第7話「暗転」。乗機や自身の能力もあり、侮れない強敵。
- 仲間になる前は地球連邦(アロウズ)の掲げる歪みきった恒久和平に染まっており、その為か原作以上に非情な面を見せ、沙慈を黒の騎士団員では無いかと疑ったり(更にこの時点で「世界の平和に必要なら不正も見逃す」(意訳)と、自分の信念すら捻じ曲げている有様)、ルルーシュがゼロであるのかを確かめる為に、テロリストに傷付けられそうになったシャーリーを見過ごそうとする場面もあった(ルルーシュがシャーリーを身を挺して庇った事で、何とか事無きを得た)。
- それ故に、敵対する立場にある自軍部隊のメンバーから非情な言動を批判される一幕も存在する。しかし、その一方で非情な行動を取るスザクの内面について描写されたり、原作よりも良い方向に補正されている描写[2]も存在している。
- 終盤で自軍に加入するが、ゼロレクイエムルートでは原作通りに敵として登場し、ギアスシナリオ終了後の第57話に入ってくるのでラスト3話しか使えず非常に遅い。また、黒の騎士団ルートでは世界の情勢を顧みず、私情に任せて敵対するが、自身もその行為に迷いを抱えていたため敗北。シャルルとマリアンヌ封印後もその態度を変えず、和解せずにプトレマイオス2の独房に入れられてしまう(黒の騎士団に「日本の裏切り者」としてスザクのことを恨んでいる多くの日本人との衝突を避ける為、「イカルガに置いていくわけにはいかない」というゼロの判断でもある)。しかし、次のステージでブシドーとルイスを迎撃するためスメラギに釈放され(彼との戦いにて「ナイトオブゼロ(ここでは国も主君も何もない騎士の意)」を名乗る)、そのまま自軍参入。
- EDでは原作同様表向きは死んだことにされ、ゼロとして生きることになったルルーシュと共に行動している。世界を変えるためとは言え、最終的には親友を殺すことになった原作と比べ、ルルーシュと和解でき、更に騎士団ルートではユフィも生還し、トランザムバーストでルルーシュの考えと想いを理解することで完全に和解する、というゼロレクイエムルートと比較してかなり救いのある結末となっている。エンディングではゼロレクイエムルートでは表向き死亡、黒の騎士団ルートでは行方不明ということになり、いざ危機が訪れればナイトオブゼロとして起つことを決意している。
- ルルーシュがヒイロや五飛、トレーズなど『ガンダムW』勢とよく絡むのに対し、スザクはブシドーやルイス、沙慈など『00』勢とよく絡む。また、前作では穏やかな表情や笑顔の顔グラが用意されていたが、本作ではそういった表情の顔グラが殆ど無く(何と一つだけ)、基本は常に険しい表情の顔グラが多い。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- やはりというかなんというか、ゼロを差し置いてPV1とオープニング戦闘デモに登場。本編では第35話で参戦となる。
- ゼロレクイエムルートが正史であり、ADWの人間には「ゼロの騎士」即ちナイトオブゼロの名前で知られている。顔グラは『破界篇』同様穏やかなものが多くなり、物腰も原作序盤の丸いものに変わっている。
- 能力はとがった部分こそないものの全体的に高いバランスで安定しており、参戦即戦力として使っていける。
- 本作ではルルーシュやカレンらと比較して、スザクは(スポットが当たる場面もあるにはあるが)影が薄い。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 序盤の蒼の地球、日本ルートにてカレンと共に加入。やはり目立つ場面は少ない。
単独作品
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 第1章時点では追加ミッション「白き騎士」に登場。ロイドやセシルと共に、OE世界とは別の地球から惑星Ziのガイロス帝国領に飛ばされた模様。『ゾイド -ZOIDS-』の人物達との絡みが多い。
- 盗賊の襲撃にあった村を守り戦っていたところで、駆け付けたシュバルツ少佐と共闘。戦いの後、事情を知ったシュバルツ少佐の元に身を寄せることに。第3章最終戦でシュバルツを救出した後、彼の頼みによりコネクト・フォースに合流し、ゼロと休戦した(二人の関係は第1期時代のもの)。このためか、使用できる期間は第2次Zに比べると圧倒的に長い。
- ギアスの呪いが気力制限なしで発動する完全回避系能力として採用され、非常に強力。また無頼 (特殊技能)も有しており、生存能力は非常に高い。そのため、敵として登場する第2章では必中掛けでも当たらない場合がある(むしろ、ギアスの呪いは相手の命中率が高いほど発動率が上がるという仕様になっているため、必中をかけるとギアスの呪いが発動しやすくなる)厄介な相手に。ただしダ・サイダーとは違い、敵仕様でも二連撃を修得していない。
- Zシリーズと違い、戦闘前会話でゼロ共々主人公扱いされている。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- シナリオ序盤から登場。原作同様ブリタニアの軍人として登場する……が、本作ではブリタニアが日本占領を完遂しておらず、現在進行形で侵略を進めている所を迎撃する形になっているため、スザクが文字通りの「裏切り者」という少々笑えない事態に。シャルルとの決着後は改心してルルーシュと和解、カイルスに参加する。
- スーパーロボット大戦X-Ω
パイロットステータス設定の傾向
能力値
原作中での暴れっぷりそのままに、バランス良く高い能力値を持つ。『破界篇』では正式参入しないので十分に育成できないのが惜しい。『再世篇』でも原作の立ち位置が立ち位置だけに、敵である期間のほうが長め。ただし、参入後は機体の性能と高い能力を生かして大暴れしてくれる。
精神コマンド
- 第2次Z破界篇
- 集中、加速、必中、不屈、突撃 、熱血
- 十分に前線で戦えるだけのコマンドが揃っている。熱血は習得レベルの高さから多少やり込まないと習得は厳しい。敵時は熱血が魂に変化し、攻撃的になる。消費量も熱血と同じ40と低コスト。
- 第2次Z再世篇
- 集中、加速、必中、不屈、突撃 、魂
- 『破界篇』の敵版と同じ。
- 第3次Z時獄篇
- 集中、必中、不屈、突撃 、魂
- 倍率の問題で火力自体は大して変わっていないので、切り込みにくくなった分弱体化したともいえる。
- OE
- 集中、加速、熱血、閃き
特殊技能(特殊スキル)
- 第2次Z破界篇
- 見切り、サイズ差補正無視、闘争心、ブロッキング 、底力L9、Eセーブ
- サイズによる高い回避率を更に向上させる見切り、機体の弱点を補うサイズ差補正無視、シールドでダメージを抑えるブロッキング等のラインナップ。最終決戦時には底力L9とEセーブが追加され強敵に。ちなみにこの底力はなんとパイロットレベル1の状態から既にL9になっている。ちなみに『再世篇』第18話「アッシュフォード・ラプソディ」でのスポット参戦時のデータもこれ。
- 第2次Z再世篇
-
- 正式加入時
- ギアスの呪縛、見切り、サイズ差補正無視、闘争心、カウンター
- 目玉はやっぱり凶悪な専用スキル「ギアスの呪縛(底力L9取得+最終与ダメージが1.1倍)」だろう。さらにデフォで習得している見切りとの相乗効果で、ギアスの呪縛発動中にHPが10%以下になろうものなら鬼のような強さになる。よって、てかげんMAPWでHPをわざと減らす運用も十分あり。なお、スザクへの底力育成は完全に無駄なので注意。
- ギアスの呪縛については「常に底力L9の効果」と解釈の余地が分かれる文で説明されている事から、ここでの底力が通常と同じくHPを減らして発動する事に対する批判の声もあるが、仮に常時底力L9が最大効果で発動なら確実にゲームバランスが崩壊する(見切りとの同時発動で命中回避+55%・装甲+90%・クリティカル率+82%)ので妥当な扱いである。
- ゼロレクイエムルート敵時、第56話スポット参戦時
- ギアスの呪縛、極、サイズ差補正無視、闘争心、カウンターL6、ダッシュ、気力+ボーナス
- いわゆる原作仕様ナイトオブゼロ。恐るべき事に見切りが極へと変貌を遂げている。呪縛の底力L9もあって厄介な敵。極を持ったまま、自軍に加入してくれたら…と思わずにはいられないが、上記の見切りを習得した状態ですら底力L9との相乗発動であの補正値なので極がなくなるのは当然と言える(極と同時発動してしまうと命中回避+75%・装甲+90%・クリティカル率+102%)。
- 第3次Z
- ギアスの呪縛、見切り、サイズ差補正無視L1
- 最低限必要なものが揃っているため、後はダッシュとEセーブが欲しい。全体攻撃化したエナジーウイングを活かすならマルチターゲットも。サイズ差補正無視もL4まで上げておきたい所。
- OE
- 底力:回避、ギアスの呪い、無頼
エースボーナス
- 気力130以上で、与ダメージ1.2倍
- 『第2次Z破界篇』で採用。要するにアタッカーであり、乗機の性能と相まって攻撃力が非常に高くなる。惜しむらくはスポット参戦であること。
- 命中率+25%
- 『第2次Z再世篇』での参入前。周回プレイをすると第18話のスポット参戦時に習得している。
- 「ギアスの呪縛」が常時発動状態になる
- 『第2次Z再世篇』正式参戦後および『第3次Z』で採用。結果的に攻撃力が下がってしまっているのが痛いが、同時発動の底力L9もあるので上手くHPを減らそう。
- なお、ラジオにて、杉田智和氏から『再世篇』で一番使えないエースボーナスの烙印を押されてしまった(その理由として、「普通に気力上げる」と発言している。実際、終盤故に熱血突撃ラブハート一発で発動してしまう)。
- 攻撃(気力130以上で攻撃+20%)
- 『OE』で採用。
パイロットBGM
- 「COLORS」
- 第1期前半OPテーマ。『第2次Z破界篇』で採用。『第2次Z再世篇』では黒の騎士団ルートで強制出撃した際にかかる。
- 「O・2~オー・ツー~」
- 『R2』前半OPテーマ。『第2次Z再世篇』ではこちらだが、黒の騎士団ルートでは参戦時に「COLORS」がかかるため、そちらをBGMにしてしまうかもしれない。
- 「WORLD END」
人間関係
- ルルーシュ・ランペルージ(ゼロ)
- 親友。役職上、お互いに正体を知らずに対峙する事も多い。「初めて殺した人物が肉親である」という共通点がある。彼の場合は義兄のクロヴィス。また、お互いに同胞達から見れば「裏切り者」と評価されるような立場であることも共通している。
- 終盤までは最大の仇敵として戦い続けるが、真意を知った後は彼の剣として「ゼロレクイエム」を遂行。涙ながらに彼を「ゼロ」として討ち、託された思いを胸に生きていく事になる。
- 『第2次Z再世篇』黒の騎士団ルートではユフィの生存によって確執の最大の原因がなくなり、トランザムバーストで真意を互いに理解したことで関係が完全に修復される。
- ナナリー・ランペルージ
- 親友の妹。幼少期は彼女とも仲良くなっており、スザクの生存を知った時は喜んでいた。ナナリー自身はスザクを異性として思いを寄せているが、スザク自身はその事に気づいていない。
- 『R2』では、新総督になったナナリーの補佐を務める事になるも、彼女に協力する意思の無いローマイヤとは対立する事が多く、思うように補佐が出来ないでいた。最終的には、「ゼロ」として新たなブリタニアの代表となったナナリーを支えていく事になる。
- ロイド・アスプルンド
- ランスロット開発メンバーの一員であり実質的な上官。絵に描いたようなマッドサイエンティストであり、スザクを実験対象として扱うような素振りを見せることもあるが、時にはありがたい忠告も。後にゼロレクイエムの同志となる。
- セシル・クルーミー
- ランスロット開発メンバーの一員。ロイドと違い、スザクには優しく接している。後にゼロレクイエムの同志となる。
- ユーフェミア・リ・ブリタニア
- ブリタニア帝国第3皇女。偶然出会い、後に彼女の騎士となり、やがて互いに惹かれあっていく。しかし、2人には悲劇が待っていた。
- 『第2次Z再世篇』黒の騎士団ルートでは、敵味方とはいえ再会が実現。
- 枢木ゲンブ
- 父親で、故人。かつての日本最後の内閣総理大臣であり、そしてスザクが最初に殺した人物でもある。
- TV版では未描写だが、スザクが父を殺すに到った要因は小説版・漫画版などで幾つかの解釈がされている。
- 皇神楽耶
- 親戚同士にあたる。幼少期には婚約者でもあったが現在は解消。ブリタニア軍に入隊した事が原因で嫌われている。もっとも、彼女からは幼少期に後述されるえげつない仕打ちを喰らっている間柄。
- 藤堂鏡志朗
- 幼少期に藤堂道場の門下生として通っていた。しかし、成長してからは敵対することに。
- 紅月カレン
- 同じ学園に通う生徒同士でありながら敵対関係、という緊張感漂う間柄。本編では彼女の駆る紅蓮弐式と幾度となく激闘を繰り広げる。神根島で一度邂逅しており、その時に自分自身の矛盾を痛烈に批判される。ゼロレクイエムでは彼女と紅蓮聖天八極式に、相打ちに近い形で敗れる。
- 上記のとおり、原作においては両者が分かりあう展開は無かった。だが、『第2次Z再世篇』終盤のルートによっては彼女と共闘が実現する。
- 玉城真一郎
- スザクを「祖国を裏切った者」と敵視する日本人の一人。そのため、戦場ではスザクに対して真っ先に挑んでくる。
- しかし、原作終了後の『第3次Z天獄篇』では、和解した関係になっている。同胞から始終敵視された原作を思えば、スザクにとっては救いとなる展開であろう。
- ミレイ・アッシュフォード、シャーリー・フェネット、リヴァル・カルデモンド
- アッシュフォード学園生徒会メンバー。「イレヴン」であるスザクにも、分け隔てなく接する。同じように生徒会に属することになったスザクは彼女たちとの友情を育み、ミレイの卒業式ではハプニングによる出動だったとはいえ、彼女の卒業に立ち会うことができた。
- ニーナ・アインシュタイン
- アッシュフォード学園生徒会メンバー。メンバーの中では唯一スザク(というよりイレヴン全体)に対して怯えていた。しかし、後に紆余曲折を経てゼロレクイエムにおける同志となる。
- ジェレミア・ゴットバルト
- スザクをクロヴィス殺害の容疑者に仕立て上げる。もっともその後、ルルーシュら黒の騎士団の活躍により事なきを得るのだが。その後粛清されそうになった彼を救うのが、いかにもスザクらしい。
- 紆余曲折の末に彼とは、ゼロレクイエムの同志となる。そして『R2』最終話では、ゼロレクイエムを完遂させるため彼に全力で見逃される。
- アーサー
- 後に生徒会で飼われる事になる野良猫。何故かスザクに対して容赦なく牙を剥く。スザク自身は彼(?)と仲良くなりたいと思っているようだが…。
- なお、『R2』最終話ではスザクが公式記録上戦死したことになったので、建てられた彼の墓標の前に佇んでいた。
- マオ
- ナナリーを誘拐した男。彼のギアスによって自らが過去に行った罪を全てルルーシュに暴露され、更には自らの行動が全て「自己満足の死にたがり」である事実を突き付けられた事で、ショックのあまり絶叫する。
- V.V.
- 謎の少年。ユーフェミアの死後、何故彼女が虐殺命令を出したのか理解できず部屋でうなだれていた際にスザクと接触し、ギアスの存在と事の真相を伝える。
- ジノ・ヴァインベルグ
- ナイトオブラウンズとなってからの同僚。人懐っこい性格で、イレヴンという出自で差別することはなくスザクと接している。
- アーニャ・アールストレイム
- ナイトオブラウンズとなってからの同僚。絡みは少ないが、彼女が何故ルルーシュが写った写真を所持していたのか疑問に思っていた。
- ビスマルク・ヴァルトシュタイン、モニカ・クルシェフスキー、ドロテア・エルンスト
- ナイトオブラウンズでの同僚。ナイトオブゼロとなった際に襲撃してきた彼らを返り討ちにした。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
- ゼクス・マーキス
- 『第2次Z破界篇』では彼と共にサンクキングダムに向かい、ZEXISと合流。そのままインペリウムとの戦闘に突入する。
- 『第2次Z再世篇』原作ルートでもルルーシュの命によって、彼と共に対イノベイドの決戦に参加する。
- リリーナ・ドーリアン
- 『第2次Z破界篇』では彼女もアッシュフォード学園の生徒会メンバー。
- シャーリーの父親が死んだ後、原作どおりスザクはゼロと黒の騎士団の行為を否定するが、彼女に「ブリタニアに虐げられるナンバーズの人々はどうすればいいのか?」と問われ、明確に答えることができなかった。
- デュオ・マックスウェル
- 『第2次Z破界篇』で彼にゼロに正義があると思うかどうかを問いかけ、無いと答えた彼になぜゼロに協力するのかをさらに問うが、「正義が無いのはブリタニアも同じだ」と断言される。
- グラハム・エーカー(ミスター・ブシドー)
- 『第2次Z破界篇』では彼やゼクスの凛とした佇まいが、武道の精神に通ずるものがあると評し、敬意を払っている。『第2次Z再世篇』でも同僚だが黒の騎士団ルートでは対峙する事になり、彼の「武士道」と激突する。
- ちなみにこちらのルートでは「ナイトオブゼロ」の呼び名をつけたのは彼。原作では「ラウンズ(=最高位がナイトオブワン)を超えるラウンズ」という意味だったが、こちらでは「国も主君も、『何もない』騎士」という意味らしい。
- 『第3次Z天獄篇』DLC「その背に未来を」では「心のどこかに負い目があり、いつもそれに責められている者」「迷いを見せず、自らの使命に向かって一途に進むことが求められている」として、自分とグラハムとゼクス、そして刹那の共通項を見抜いた。
- シン・アスカ
- 『第2次Z破界篇』中盤でZEXISに編入され、居心地が悪そうな様子だったスザクを気遣いコミュニケーションを図る。後にスザクがZEXISと敵対した際には、彼はスザクに対してZEXISに刃を向ける理由を必死に問うがユフィを殺されゼロに対する憎しみに心を支配されたスザクは聞く耳を持っていなかった。その時のスザクの姿は、まさにかつて前作でステラがキラに討たれた事で、キラへの憎しみに心を支配されてしまった時の彼の姿と同じだった。
- 『第2次Z再世篇』でも、シンは何かとスザクを気遣っており、序盤に対峙した際にはスザクもまたシンに投降するように説得するなど、お互いに友情を感じている描写が見られる。
- 刹那・F・セイエイ
- 『第2次Z破界篇』では遠まわしに立場上、孤立化しているスザクに対してZEXISメンバーが溶け込もうとしていることを告げる。
- 『第2次Z再世篇』ではガンダムエクシアリペアに搭乗している彼を撃墜しようとした場面も。黒の騎士団ルートでは彼の起こしたトランザムバーストのおかげで、ルルーシュと完全に和解する事に。
- 沙慈・クロスロード、ルイス・ハレヴィ
- 『第2次Z破界篇』ではアッシュフォード学園の生徒会メンバーとなっているため、スザクとも仲が良い。
- しかし、沙慈に対しては『第2次Z再世篇』で再会した際、親友であったルルーシュに裏切られたことで猜疑心が強くなっていた上、彼と同じくブリタニア人と日本人の混血であるカレンが黒の騎士団に所属していたため、彼も黒の騎士団と関わりがあるのではないかと疑った。
- 黒の騎士団ルートに進んだ場合、ルイスを救おうとする彼に発破をかける場面がある。特に第57話でのカレン、ゼロを加えた3人で後押しをする場面は必見。
- 一方、ルイスと再会するのは終盤になってからだが彼女がアロウズに所属していることを知るのは序盤であり(どちらも敵軍として同ステージで自軍と敵対しているが直接会話はしない)、なぜ彼女がアロウズにいるのかわからず、驚愕していた。
- シャア・アズナブル
- 『第3次Z時獄篇』ではマリーメイアの決起終結後、ゼロおよび五飛と共に彼のもとに赴き、クロノについての調査を依頼されている。
リアル系
- 早乙女アルト
- 『第2次Z破界篇』終盤で国連軍の一員としてZEXISに敵対行動を取るスザクの真意が分からず、憤りの表情を見せた。
- カール・リヒテン・シュバルツ
- 『OE』にて、盗賊団に襲われた村を守るために彼と共闘し、戦闘後は彼の部下となり、第三章のラストでは彼の命令を受けてコネクト・フォースに出向する。
- バン・フライハイト
- 『OE』にて、最初は敵対していたがルルーシュや彼と共に共闘し、デスザウラーにとどめを刺した彼に驚愕する。
- ギュンター・プロイツェン
- 『OE』にて、激しい怒りを露わにした相手。ドス黒いエゴを持つ彼に対して「最低の人間」と断じている。
- リノン・トロス
- 『OE』にて彼女の救出作戦を参加したか、彼女の破天荒さに驚愕する。なお、原作主人公「ビット・クラウド」の担当声優はスザクと同じである。
- ヒルツ
- 『ゾイド -ZOIDS-』のラスボス。こちらも担当声優がスザクと同じで、『OE』では戦闘前会話が用意されている。
- ゴステロ
- 『OE』にて敵対。原作通り「白兜」と呼ばれる。
- 相良宗介
- 『第3次Z時獄篇』にて共演。AGに対して「僕の夢」と語るなど、自分に出来なかった戦いから日常への回帰を成そうとしている彼に期待をかけている様子。
スーパー系
- 兜甲児
- 『第2次Z破界篇』中盤、ZEXISに編入された事でカレンとの間に生じる恐れがあるトラブルの仲裁役を買って出た彼からの気遣いに感謝する。
- 明神静子
- 『第2次Z破界篇』では彼女を救出する為、ギシン星人相手に白兵戦を展開する。
バンプレストオリジナル
- クロウ・ブルースト
- エスター・エルハス
- 『第2次Z再世篇』の序盤で、彼女の実力を「未熟」と断じる。しかし、終盤ではユフィの生存によりゼロとの確執の最大の理由が無くなったことによってスザクが困惑しているところに、エスターから「怒る理由がないなら、怒るのをやめればいい」と諭された。
名台詞
第1期
- 「間違った方法で手に入れた結果に、意味は無いと思うから…」
- ゼロ(ルルーシュ)からの誘いを拒絶し、みずから死刑を受けいれると言った時の台詞。
- スザクの性格や思考、あるいは呪縛を象徴する台詞である。しかし、後にゼロにこの価値観の根幹を追及され、動揺する。
- 「彼等の言う悪ってなんだい? 何を基準にしているかもわからないじゃないか。一方通行の自己満足だよ」
- ルルーシュに向けて言ったゼロと黒の騎士団への批判の言葉。しかし、客観的に見ればこの言葉はスザク自身にも当てはまっている。彼がルールに厳格に従うように誓ったのはかつての自分の凶行とそこに至った浅はかさを悔いているからだがその事情を知らないブリタニアに虐げられている日本人にはブリタニアの作ったルールへの順守は押し付けに感じるだろう。後に自分の心を読んだマオにも「お前のやっていることは自己満足なんだよ!」と言われて動揺している。
- 「ゼロは僕の父と同じだ。世界は自分を中心に存在していると思っている。だから、多くの人の血が流されることを承知で…」
カレン「だから今を受け入れろって? そんなのが平和なの? 命より大事なものってあるでしょ!」
「諦めろと言うつもりはないよ。でもね、僕は知っているんだ。間違った方法で得た結果が何を残すか。行き場のない虚しさと後悔だけだって」 - 神根島で邂逅したカレンに語ったゼロ批判。しかし、その後自らの矛盾も指摘される。
- 「うるさい! 知ったことか、そんなもの! 俺は生きなきゃいけないんだ!」
- ゼロに「生きろ!」というギアスを掛けられ、命令を無視して離脱した際の言葉。「そんなもの」とは「ゼロと共に死ね」という命令のこと。
- ルールを破るよりは死んだほうがいいとまで言っていた彼にとっては到底有り得ない発言であり、記憶に残っていないこの発言を音声記録で聞かされた際は唖然としていた。
- 余談だが、この命令を下した式根島の司令官はR2終盤にルルーシュにギアスをかけられ、皇帝シャルルに反逆を行なってしまったため、そのまま戦死したか処刑されたものと思われる。
- 「ユフィ、行政特区は……大成功だ! みんなとても喜んでいたよ、日本に……」
- 瀕死のユフィに「行政特区日本はどうなったか? 自分はうまくやれたか?」を聞かれての返答。救おうとしていた日本人を逆に殺めてしまった上にそのことを覚えてすらいないユフィに真実を伝えられるはずもなくスザクは咄嗟に嘘をついたのだった。
- その後ユフィは息を引き取り、直後スザクはある人物によって真実を知ることに…。
- スザク「ルルーシュ。君は殺したいほど憎い人がいるかい?」
ルルーシュ「ああ。いる」
スザク「そんな風に考えてはいけないと思っていた。ルールに従って戦わなければそれは只の人殺しだって。でも、今僕は憎しみに支配されている。人を殺すために戦おうとしている。みんながいるトウキョウの空の上で、人殺しを。だから!」 - ブラックリベリオン直前にルルーシュと通話しているときの言葉。それまでは治安や規律を守るために戦っているのであって、ルールを破ってまで敵と戦ったり積極的に殺したりはしないスザクだったが、ユフィを無残に殺されたことでそうした理性はなくなりかけていた。
- この言葉を言っている際に、かつて自分を銃弾から守ってくれた父の懐中時計を銃弾で命を失ったユフィの遺体にささげていることを視聴者に映像で示された。
- 皮肉にも親友のルルーシュがゼロとして戦っているときの感情をかつての彼と同じ心境に陥ったことで理解したと言える。この後、ルルーシュは「憎めばいい」と返答した。
- 「ゼロはどこだぁぁッ!? 俺はゼロをぉぉぉぉッ!!」
「みんな馬鹿だ!! 君も日本人もあんな男に騙されてっ!!」 - 上はブラックリベリオンにて戦場に現れた際の、下は戦場で遭遇したカレンに対しての台詞。事前にV.V.から真相を聞かされたスザクはユフィを虐殺者に仕立て上げた上に彼女を殺したゼロに激しい憎しみを抱いている。
- そして、真相を知らずにゼロを英雄視し、ユフィを虐殺者として憎悪するようになったカレンや日本人たちにやり場のない怒りもぶつけている。
- 「ここから先の事はお前には関係ない!!」
「お前の存在が間違っていたんだ!! お前は世界から弾き出されたんだ!! ナナリーは俺がっ!!」 - ユフィを始めとして多くの人々を死なせる惨事を引き起こしておきながら後悔する素振りも詫びることもせず、自分に共闘や取引を持ち掛けてくるルルーシュに激昂して。
- 「お前の存在など彼女には!!」
- 小説版では上記の台詞の最後にこれが加わる。直前のモノローグでも、ナナリーやユフィにルルーシュの存在は必要ないと断言しているほどルルーシュの存在を全否定している。
- 「ルルーシュゥゥッ!!」
- 第一期最終話ラストの叫び。ルルーシュの存在を否定し、銃口を向ける。ルルーシュも同様に「スザァァァク!!」と吼える。この場面と響く銃声を最後に物語は『R2』へと続く。
- (憎い憎い憎い憎い憎い…)
- 小説版における神根島におけるルルーシュとの対峙時におけるスザクの心の声。ユフィの死を肯定したルルーシュの発言からの流れであり、この時、スザクの前にいたのはただの「仇敵」。そこには憎しみしかなかった……。
R2
- 「こいつはルルーシュだ! 日本人を、君を利用した男だ!! そんな男を守りたいのか、君はっ!!」
- 正体を知ってもなお、ルルーシュを「ゼロ」として守ろうとしたカレンを遮って言い放った言葉、事実が事実である為に、ゼロを最も信奉していたカレンですらも、混乱のあまりゼロを見捨ててしまった。
- 「違う! 強いから守るんだ! そうじゃないと僕は……ゼロになる……」
- 「いや、流石は陛下だ。僕に相応しいよ。大勢殺して、裏切って……」
- ピクチャードラマにて、戦場でのスザクの働きをシャルルが「鬼神の如し」と評したことを聞いて。この時の彼は自分が討った兵士の娘から怒りをぶつけられており、そちらの意味での「鬼」と取ったのだろう。
- 「僕に助けられたと知ったら、彼女は僕を憎むこともできなくなる。憎めるだけでも、救われると思うから……」
- 去り際にセシルに対して。懸命にゼロの在り方から遠ざかろうとしているが、皮肉にもその考えは根の部分がゼロに似ていた。
- (何を笑ってる…ルルーシュはユフィを…)
- 第13話にて。ルルーシュに釣られる形で笑みが溢れるが、即座に正す。ルルーシュとの確執が根深いことが伺える独白。そしてこの様子を見たシャーリーはルルーシュに味方がいない事を悟る。
- 「犯人は…ルルーシュだ!」
「全ての証拠が、ルルーシュはシロだと言っている。でも、僕の心はずっとルルーシュが犯人だと、ゼロであると」
「もういいんだ! これ以上悲劇を繰り返さないためにも、手段にこだわってはいられない。だから、このリフレインで!」 - 第14話にて。シャーリーが不審死した原因はルルーシュにあると思い、この件には無関係であるカレンに対しリフレインを使おうとする。
- しかし、直後にやっている事がルルーシュと同じだと悟り、結局使う事はなかった。この後、さらにカレンに謝罪するものの、何回も殴られる羽目になる。
- なお、『第2次Z再世篇』第40話においても同様の展開があるが、スザクはカレンに対してリフレインではなく自白剤を使用しようとしていた。未遂に終わったとはいえ、薬物投与は(CERO的な意味で)マズいとスパロボの製作者側から判断されたためであろう。また、カレンから殴られることも無い。
- (その目、知っている。秘密をしまい込んで罰を受けている目だ)
「嘘だ。ルルーシュ、君の嘘を償う方法は唯一つ。その嘘を本当にしてしまえばいい。君は正義の味方だと嘘をついた。だったら、本当に正義の味方になってみろ。吐いた嘘なら、最後まで!」 - 第17話にて。ナナリーを助けるためにスザクを頼りに来たルルーシュに対して、ルルーシュが嘘を重ね続けてきた事を悟り、上記の台詞を説いた。ようやく二人が和解した瞬間、かと思いきや…。
- (そうだ……受け入れるしかない……これが償いなんだ……俺は……ここで……)
「お、俺は……」
「……生きる!」 - 第18話でのトウキョウ租界での戦闘時。カレンの駆る聖天八極式に追い詰められ、死を意識してしまったことでギアスが発動。そして、惨劇が……。
- 「この、惨劇……僕が…やったのか…?」
- フレイヤを撃ってしまい、一部のトウキョウ租界を壊滅させ、大勢の犠牲者を出してしまったスザク。何もなくなった租界のクレーターの中、擱座したランスロット・コンクエスターから這い出して呟く。そして…。
- 「フフフ…ハハハ…ハッハハハハ! ハハハハハハハハ……!!」
- 何もかもを否定するように、あるいは肯定するように哄笑する。そこにいたのは、かつて他ならぬスザク当人が誰より憎んだゼロと同じ「殺戮者」だった……。櫻井氏による渾身の高笑いは必聴。
- 「人を殺めるということが自分の業ならば、ジノ、僕はこれを認めよう……」
「必要なのは……結果だ!」 - シュナイゼルのクーデターに賛同し、ジノに向けて言い放つ。ここに来て、スザクは今までルルーシュの結果を優先する持論を否定していたが、フレイヤでトウキョウ租界に壊滅的な被害をもたらした事で、自分もルルーシュと何も変わらない事を悟ったのか、逆に肯定する事になった。
- 「こんな事は誰も……ユフィも望んではいなかった!」
マリアンヌ「ユフィと話をさせてあげるために助けたのに!」
「それを押し付けというんだ!」 - アーカーシャの剣にて、ルルーシュが集合無意識にギアスをかけている最中に邪魔をしようとしたマリアンヌに対して。
- 他人の意思を無視し、自分達だけの都合や考えで世界を作り変えようとする事を「善意」と信じるシャルルやマリアンヌの傲慢さには、スザクもルルーシュと同様、我慢がならなかったと思われる。
- ルルーシュ「スザク。予定通り、この映像は世界中に流している」
「ああ、ゼロレクイエムのためにも……負けるわけにはいかない!」
ルルーシュ「だからお前は、生きろ!」
「イエス! ユア・マジェスティ!」 - 対ビスマルク戦にて。「未来を読む」ギアスの前に思わぬ苦戦を強いられたスザクだったが、このやり取りでギアスの呪縛を逆用し、予知を超えた高速戦闘でギャラハッドを両断。
- 皇帝ルルーシュの絶対性証明を成し遂げ、ゼロレクイエムは第二段階へ進む……。
- 「ルルーシュ……!」
「戦略目的は変わらない……ナナリーが生きていたからと言って、立ち止まることは出来ない!! 何のためのゼロレクイエムだ!?」
「約束を思い出せ……!」 - ナナリーを擁するシュナイゼルからの宣戦布告を受け、狼狽するルルーシュに対して。立ち上がらせた彼を投げつけるようにして放り出し、部屋を後にする。
- 「僕は彼の剣だ……彼の敵も弱さも、僕が排除する」
「だからC.C.。君は盾になってくれ。守るのは君の役目だ」
「ルルーシュは君の共犯者なんだろう……?」 - 追って来たC.C.に対して。
- 「届かない……!? ギアスの呪いを使っているのに……カレン、何て強さだ……!!」
- 最終話より。ダモクレスにてカレンが駆る紅蓮聖天八極式との最終決戦。一方のカレンは「機体のスペックは、こっちの方が上なのに…!」と焦りを滲ませる。
- パイロットの技量および搭乗する機体のスペックを含めて両者の実力は、互角であった。そして…。
- 「いや……届いているよ、カレン……」
- 激闘の末、ランスロットの攻撃で紅蓮を大破に追い込んだものの、紅蓮の左拳がランスロットの胸部を直撃していた。スザクが呟いた直後、ランスロットはその場で爆散する……。
- 『第2次Z再世篇』ではカレンでトドメを刺した際の台詞として採用される。
- 「その願い……確かに受け取った……!」
- 最終話におけるゼロレクイエムの最終段階でルルーシュを殺害した際、ゼロで在り続けることを託されて。
- 「ルルーシュ……君もどこかで見てるんだろう? 一緒に上げようって言ったのに、また嘘をついて……」
「でも、ナナリーが笑ってる。カレンも、みんなも……これは、君がくれた『明日』そのものだ」
「だから……」 - ピクチャードラマにて、ゼロとしてアッシュフォード学園を訪れた際に、約束の花火が打ち上がるのを見て。
- この台詞に続き、ルルーシュやC.C.、ロロ、シャーリー、ユフィも加えた集合写真が映り、『反逆のルルーシュ』は幕を閉じる。
- なお、この一幕では「ゼロ」としてキャスティングされている。
- 「ああ、くるくるキックのこと?」
- 「キセキの誕生日」でカレンと組んでテロリストを撃退した際、回し蹴りについて「ランスロットに乗ってる時もやってた」と言われて。
- まさかの「スザクキック」の名称判明。ちなみに、名付け親は藤堂だったらしい。
- 「礼は言わないよ、ルルーシュ。君には……それだけの罪がある。だけど、今日は……」
「誕生日おめでとう、ルルーシュ」 - 「キセキの誕生日」を締めくくった一言。親友が最後に起こした「奇跡」を見送り、「ゼロ」は明日へと進む。
迷台詞
- 「似合うじゃない、カレ~ン!」
- ピクチャードラマの男女逆転祭りにて、応援団の格好をしたカレンに(スザク当人はセーラー服+カチューシャ)。妙にノリノリで楽しそうなのが印象に残る。
- ちなみに、あっさり順応した理由は「軍隊の余興でやらされたんです~」とのこと。スザクも色々と苦労したのだろう…。
- 「酷い! 女の子にブスだなんて!」
「ルル子、三股かけるなんてよくないわ!」 - そしてルルーシュを巡ってノリにノる面々の中で。カットインした絵では涙目になっており、完全に入り込んでいる。本編のシリアスさはどこへ……。
- 「神楽耶って言うんだ。いつも僕ん家に遊びに来た。『将来はお兄様の妻になって差し上げますわ!』なんていってたっけ…いろいろあったけど、それでも楽しかった」
(中略)
「それは、ある年の正月、『羽子板の羽が木に引っかかっちゃったんです。取って下さいます?』なんて頼まれた。僕は快く木に登ったよ。すると、『ひっかりりましたわね、お兄様! ほほーっほ! ほほーっほ!』次の瞬間、下から水風船がバンバン飛んできたんだ。真冬だよ? ちょっ、やめて神楽耶! 石とか混じってるし!」
「駄目だよ神楽耶! 金ダライにおもりを入れて落としちゃ、アーッ! 鉄アレイは許して! え? え? 僕を木に縛り付けてスズメバチの巣に石を投げるのはどうしてだい!? ほどいて! アーッ! 来るよ! 誰か! 誰かぁぁぁぁ!」 - ドラマCD「おでん屋ナナちゃん」にて、帰ってきたルルーシュを泣き落としにかかろうとした時の台詞。
- 一応この話はパラレルワールドなのだが、本編の幼少期を描いた「戻らない夏の日」でほぼ同等の仕打ちを受けている。
- だが、この世界のスザクには相当のトラウマになっていたらしく、水風船のことを話し始めてからうっかり自らのトラウマを刺激して自爆、カレンに制止されるまでかなりやばいことになっていた。
スパロボシリーズの名台詞
戦闘台詞
- 「見守っていてくれ、ユフィ…!」
「ユフィが望んだ未来のために!」 - 『第2次Z再世篇』での戦闘台詞。これだけなら普通なのだが、黒の騎士団ルートのダモクレス要塞相手だとツッコミ所満載になる。
- …まあ、この時点でスザクはユフィが生きている上に、ダモクレス要塞に乗っているなど夢にも思っていないのでこの台詞を使う事自体はおかしくはないのだが…。
第2次Z破界篇
- 「ゼクス特尉とグラハム上級大尉…。すごいですね、あの二人…」
「あの凛とした立ち姿…武道の達人に通ずるものがあります」 - 第20話「砂塵に舞う悪意」より。ゼクスとグラハムを見て。ゼクスはともかく、グラハムに関しては後の姿に関する前振りと言えなくもない。
- 「ルルーシュ。君はゼロなのか?」
- エンディングでルルーシュに問いかける。原作よりもゼロに接する時間が長いので、この言葉が出てきたのかもしれない。当然、ルルーシュは否定するが……。
第2次Z再世篇
- 「なりたくてこうなったわけじゃない」
- 第8話「ツインドライヴ」にて、沙慈に自分のあまりの変貌ぶりに対して「君は変わったね…」と言われたことへの返答。
- 確かにスザクにとってようやくめぐり合えた生きる希望といえるユフィが彼女の兄であり、自分も親友と信じていたルルーシュに徹底的と言っていいほど壊された後では変わらざるを得なかったといえる。
- しかし、スザク自身はその事を話すつもりはないため、事情を知らない沙慈は当惑するしかなかった。
- 「そうやって君は、永遠に過去にこだわって戦うつもりか……」
- 同じく第8話「ツインドライヴ」にて、「今までの借りを返す」と息巻くカレンに対して。
- …が、スザクもまた、過去に拘って戦っているので人の事は言えない。この言葉に対するカレンの返答は「あんたの説教なんて聞く気はない」であった。
- 「あ、ああ……」
(僕は……ルルーシュを試すためにシャーリーが傷つくのを見逃そうとした……のか……僕は……)
(すまない、シャーリー……すまない、アッシュフォード学園のみんな……)
(その罪は、こいつらを倒すことで償う……それがラウンズである自分の務めだ!) - 第18話「アッシュフォード・ラプソディ」にて。疑念を確かめるために友人を見捨てようとした自分の行動に今更のように気づき、自責の念をすべて戦闘に向ける。
- 良くも悪くも、R2時代のスザクらしい言動だが、ゼロ憎しのあまり、「人としてあるべき心」を失いかけているのだろうか。
- 「プリンセス・リリーナ……同じ学び舎で過ごした身として、不敬を承知で述べさせていただきます」
「これが世界の現実なのです」 - 第29話「戦士たちの叫び」にて、アザディスタン焼き討ちを伝えた際にリリーナに対して。完全平和主義の考えは理解しつつも、今の世界でそれを語るのは不可能であると、言外に言い切る。
- この言葉自体には一片の理も無いわけではないものの、かく言う彼もアザディスタン焼き討ちをZEXISの犯行に仕立ててマッチポンプを画策するアロウズの作戦に自ら一枚噛んでいる(スザク自身も作戦内容を理解している旨の発言をカレンとの戦闘前会話で発している)ため、説得力がまるで無い。
- 「手段を選んでいる猶予はない! これで世界が平和になるのなら…!」
- 上記のやり取りのあと、ZEXISをアザディスタン焼き討ちの犯人に仕立てて殲滅させようと企むアロウズの作戦に参加し、カレンからの戦闘前会話で「それがあんたの信じる正義か」と詰られて。
- このやりとりから、前述の通りスザクがアザディスタン焼き討ちの真相をある程度事前に知っていたことがわかる。
- また、「間違った方法で手に入れた結果は無意味」という自分の信念を完全に見失っている事を示す台詞でもある。これでは、他のキャラクターから自身の言動を非難されるのもやむを得ないだろう(もっとも、アロウズの歪みきった恒久和平に染まっている面も少なからず影響しているので、スザクもアロウズの犠牲者と言えなくはないが)。
- 「これまでの俺は甘かったんだ」
「結果より手段と言いながら、自分が大事にしていたのは理想や美学だった……」
「その結果がこれだ! トウキョウを壊滅させ、ナナリーを失った!」
「俺は戦いを……戦いを生み出すものを許さない! ルルーシュを……ZEXISを……そして、皇帝陛下を!」
「俺は全てを倒す! 人を殺めるということが自分の業ならば、ジノ、俺はこれを認めよう……」
「必要なものは結果だ!」
「俺は結果を出して見せる! このランスロット・アルビオンで!!」 - 第50話黒の騎士団ルート「超合集国決議第壱号」において増援で現れた際に、迷うジノに対して。
- 原作での台詞や心情をアレンジした台詞。罪の意識に潰されつつあるスザクは、自分が本来何のために戦っていたのか……それを見失い、信念すら曲げてなおも戦う。そのためか、このステージのスザク&アルビオンはゼロレクイエムルートほどの強さはない。
- それ以前に、本作では先に述べているように、終盤どころか序盤の時点で「結果より手段」が瓦解している(但し当人は無自覚の可能性もある)わけだが…。
- (何故だ……何故、ZEXISはゼロの正体を知りながら彼を受け入れているんだ……!?彼らも既にギアスの支配下にあるのか……!?)
- そして初戦闘時のモノローグ。ゼロ憎しのあまり、彼が仲間から信頼されているという可能性すら頭に浮かばない。
- 「俺を捕虜にして、これまでの仕返しをするつもりか?」
- 黒の騎士団ルートでゼロがブリタニア皇帝を倒し、カレン達に合流した際に。「これまでの仕返し」と言っている辺り、自分がやってきた事を彼なりに理解してはいるようだが、カレンや藤堂らからは「今はそれどころではない」といった旨の言葉を返されてしまう。
- 「…沙慈…。ルイスを救え…」
「いや…救ってくれ!」 - 第51話黒の騎士団ルート「戦乱の王ピースクラフト」にて。レグナントで戦場に現れ、半ば暴走するルイスを止めに向かう沙慈に発破をかける。
- かつて一方的に嫌疑をかけた償いもあったが、何より友として沙慈に行くように促した。
- 「その名は今の僕に相応しくない」
「もう僕には仕える主君はいない…。今の僕は空っぽの騎士だ」 - 相対したブシドーからかつての称号「ナイトオブセブン」を呼ばれ、自嘲気味に否定する。
- だが、これを聞いたブシドーは「空っぽの騎士」となったスザクのことをこう評する。「ナイトオブゼロ」と。
- ブシドー「ならば、君は何のために命を懸ける!?」
スザク「僕の信じる正義のため! それが僕の生きる意味だ!」 - 何もかも失い、それでもスザクは友のため、己が正義のために戦場に赴く。その強い意志はギアスの呪縛をも御し、空っぽだった騎士に射し込む新たな力となった。
- 「許せないことなんてない。それはきっと許さないだけ……許したくないだけ……」
ゼロ「何だ、その言葉は?」
「ある人の言葉だよ」
ゼロ「……重い言葉だな」 - イカルガの格納庫にて、ゼロと対峙して。
- スザク「全てを失った、空っぽの君と僕……」
ゼロ「だが、俺達にも残されたものはある。それは大切な人たちの願いだ」
「ナナリーとユフィの望んだ世界……そのために戦う」
スザク「いいだろう、ゼロ。その日が来るまで君と僕は同志だ」 - その続き。ユーフェミアとナナリーが望んだ世界のために、ゼロを同志として戦うことを決意する。そして、そのユフィとは思わぬ形で再開することになろうとは…。
- 「しっかりしろ、ゼロ! お前の戦いの目的は変わらないはずだ!」
「ナナリーが生きていたからといって、立ち止まることは許されない! 何のためのZEXISだ!」
「頭を冷やして来い。すぐに一週間後の決戦に向けてのミーティングを始めるぞ」 - 第52話黒の騎士団ルート「決死のエンドゲーム」にて、ナナリーが敵に回ったことを知って動揺するゼロを叱咤する。原作での台詞のIF版だが、立場が立場だけに救いが残るのが違い。
- 「ジノ、どうしても戦うというのなら……!」
- 黒の騎士団ルートでのジノとの対決時。
- (ありがとう、ユフィ…。生きていてくれて…)
(ありがとうございます、コーネリア皇女殿下。どんな形だろうと、もう一度、ユフィに会わせてくれて…) - 第52話黒の騎士団ルート「決死のエンドゲーム」のエンドデモより、ユフィとの再会を果たして。立場上は敵味方としての再会となったが、愛する人が無事に生きていた事は、スザクにとって大きな救いだった。あの頃の関係に戻る事は出来ないが、二人が真に望むものは、同じままだ。
- 「…君の言う通りかもしれない」
「…それにはまだ時間が必要だろうけどね」 - ユフィの生存で確執の原因が消え、困惑していたところにエスターから「怒る理由がないなら、怒るのをやめればいい」と言われて。この時点では、スザクにとってまだ心の整理をつける時間が必要だったが……。
- ゼロ「行くんだ、沙慈!」
「僕達が援護する!」
カレン「ルイスに見せてやろうよ、アッシュフォード学園の絆を!」 - 第57話黒の騎士団ルート「ネクスト・フロンティア」にて、ルイス救出の決意を固める沙慈に対してかけた発破。原作では最後の最後に至るまで分かり合えなかった3人で背中を押すこのシーンは、再世篇でも屈指の名場面である。
- 「…今、わかったよ。君の心の全てが」
ゼロ「俺もだ」 - 黒の騎士団ルートにて。トランザムバーストのGN粒子を浴び、互いの想いを理解しあったスザクとゼロは笑顔と共に互いを許し、子供の頃まで遡って再び友人となった。
- 「ゼロ! 僕も君と共に戦おう!」
- 最終話におけるゼロとガイオウの戦闘前会話にて。憎しみも蟠りも超え、同志として戦うその姿に、かつての迷いはもはやない。
- 「ゼロ……このハンカチを使いなよ」
ゼロ「す、すまん、スザク…」 - 黒の騎士団ルートEDにて、飲み物を飲む姿をからかわれてむせるゼロに対して。苦笑しつつハンカチを渡す姿に、かつての怒りはもはやない。
- …ところで、この時のゼロは仮面が外せないために最終的にむせたのだが、ハンカチを渡してしまったらますます仮面を外す必要に迫られるのでは……。
第3次Z時獄篇
OE
- 「プロイツェン! 国をまとめるために、お前のような人間が必要な時もある!」
「だからこそ、ルドルフ殿下はお前に実権を与え、国のために力を振るようにしたのだ!」
「その御心を台無しにしたお前は政治家としても、一人の大人としても最低だ!」 - 第3章の終盤におけるプロイツェンとの戦闘前会話。
- 性根の真っ直なスザク(プロイツェンも正直すぎると発言している)から見て、私利私欲に満ちた悪の独裁者であるプロイツェンは許せない敵であった。
CC
- 「ゼロ! カイルス! お前達のやり方じゃ、何も変えられない」
- ブリタニアと鉄甲龍に支配された地球に舞い戻ったカイルスと対峙した際の台詞。
- だが、状況が状況なだけに原作以上に説得力が無く、出撃させた機体によっては痛烈な反論を受ける事も。
スパロボシリーズの迷台詞
- 「にゃ~、にゃ~にゃ~、にゃにゃ~にゃ~!」
- 『第2次Z破界篇』の中断メッセージにてルルーシュから渡された嘘の台本を読んで。ちなみに、顔グラは真顔である。
- C.C.「ちなみに、この男の天敵は他にもいる。戦略を戦術で引っ繰り返す天然の男だ」
スザク「へぇ…そんな人がいたら見てみたいな」 - 『第3次Z時獄篇』DLC「キセキの代償」にて。自分のことだとは全く思っていないらしい。
- 「でも、僕も興味があるよ」
- 『第3次Z時獄篇』DLC「猫と仔猫のR&R」において、マオとテッサのAS勝負について。罰ゲームの内容がカミングアウトされた直後の発言なので空気を読めていない。
- 「一体何があった!?」
- 『第3次Z天獄篇』第17話宗介救出ルート「敗走」より。合流したヒビキが(冗談で)スズネを呼び捨てで呼んだことに対しクルツ、ゼロと一緒にマジ顔でツッこむ。
搭乗機体
- ランスロット
- 第七世代KMF実験機であり、実質専用機。
- ランスロット・エアキャヴァルリー
- ランスロットに飛行ユニットを追加した機体。
- ランスロット・コンクエスター
- エアキャヴァルリーのパワーアップ機体で、ナイトオブセブンの初代専用機。火力を高めた結果機動性が落ちたという本末転倒気味な機体だが、ポテンシャルは高い。
- ランスロット・アルビオン
- 第九世代KMFであり、ランスロットの後継機。ナイトオブゼロとなったスザクの最後の愛機で(当初はナイトオブセブンの2代目専用機だった)、今まで得たデータを基に一から造り上げたランスロットである。
- 二丁のスーパーヴァリスとエナジーウィングによる超高速飛行、MVSによる斬撃といった遠近戦闘を自在にこなす戦闘力は作中最強に食い込む。
脚注
余談
- キッズステーションの番組紹介では、元為政者の子である点とルルーシュとの対比を兼ねて「白の王子」と称されることもあった。
- ランスロット搭乗時に多用する蹴りは視聴者から「スザクキック」の俗称で呼ばれているが、当人は「くるくるキック」と呼んでいる。本来は藤堂譲りの武術で「陽昇流誠壱式旋風脚(ひのぼりりゅう まこといちしき せんぷうきゃく)」という名前なのだが、「子供には言いづらい」との理由でこうなった。当時は「枢木スザクのくるくるキック」だったらしい。
- スザク役の声優の櫻井孝宏氏は、『R2』最終話のエンドカードのイラストを描いている。
- ゲーム『テイルズオブグレイセス F』にて櫻井氏が演じるアスベル・ラントの衣装としてスザクの衣装がダウンロード配信された(1キャラ500円。他のメインキャラに着せられるゼロ、C.C.、カレンの衣装も配信され、勝利台詞でキャラを意識したセリフを喋る)。
- ちなみにスザクとアスベルには「幼少のころに王族と友達になる」など、ユーザーから色々共通点を指摘される。というか容姿も性格も似ているため、あまり違和感がない。
- ゲーム『テイルズオブエクシリア2』にもギアス関連の衣装がダウンロード配信され(1キャラ300円)、『グレイセス』の時とは違いパーティーキャラ全員分用意されているが、スザクの服装を割り当てられたのはジュード・マティスである(櫻井氏は演じていない)。
- イベント「コードギアス反逆のルルーシュ キセキの誕生日」にてルルーシュ役の福山潤氏、C.C役のゆかな氏らから「一番謝りたいキャラは?」という質問においてスザクが挙げられており、福山からは「何もおかしなこと言ってない」、ゆかなからは「一番かわいそうだと思う」と発言されている。ちなみにスザクを演じた櫻井孝宏氏もスザクを挙げており「俺に謝れ」とコメントしている。
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