マゼラン改級戦艦は『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場する軍艦の艦級。
概要
宇宙世紀0083に就役していた地球連邦軍の宇宙艦艇。
マゼラン級を改修した艦であるが、モビルスーツ運用能力は持っていない。武装面を大幅に強化したサラミス改級 (0083)巡洋艦と比較して外見上では何が変わったのかがパッと見ではわからない程度の改修しかされていない。
劇中ではコンペイ島の観艦式やアイランド・イーズの追撃などでその姿が確認されている。
宇宙世紀0153年でも現役で長寿を保ったサラミス改級巡洋艦と比較して本級やMS搭載改装を施した艦は登場の機会には恵まれておらず、サラミスほどに長く運用はされなかった模様。理由は不明だが、サラミスより船体改装に余裕がない可能性。また、バーミンガム級宇宙戦艦、アレキサンドリア級重巡洋艦、ドゴス・ギア級大型戦艦、ラー・カイラム級機動戦艦など宇宙世紀0093年までに後継に当たる旗艦級、準旗艦級の艦艇が多数建造されていたため、更新がサラミスよりも順調に行われた可能性も残る。
同型艦
- ツーロン
- コンペイ島守備艦隊の旗艦として運用されている。鎮守府司令ステファン・ヘボン少将が座乗艦として乗艦し、デラーズ・フリートに強奪されたアイランド・イーズを追撃していた。
登場作品と操縦者
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 初登場作品。ティターンズ残党や、月ルート34話でシャアに賛同した連邦軍部隊の艦として登場する。
- ロボット大図鑑では登場作品が『機動戦士Ζガンダム』となっているが、これは誤り。なお本作発売後に公開された劇場版ではレーダー画面にのみ登場した。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- リアル系ルート2話のテロリストの母艦として登場する。
装備・機能
- メイン・メガ粒子主砲
- 2連装砲塔を艦首上下に2基、艦中央上部と左右に3基、艦後方左右に2基の計7基14門装備。
- SRWでは全体攻撃武器。
- 対空レーザー砲
- 各部に連装のものを16基装備。
- ミサイルランチャー
- 各部に複数装備。
- SRWでは未採用。
移動タイプ
- 空
- 飛行可能。
- 2L（LL）
関連機体
- マゼラン級（SRW未登場）
- 一年戦争で連邦宇宙軍の主力艦の一つだった元型。
- マゼラン改級戦艦(ガンダム・センチネル)
- 艦首部のメガ粒子砲二基を撤去して、代わりにカタパルトデッキ（艦の上下二基）とMS格納庫を搭載したもので、Z以降のサラミス改級巡洋艦と同じようにそれなりのMS運用能力を持つ。