フェルナンド・アルドゥク

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フェルナンド・アルドゥク(Ferdinand Arduk)

修羅に所属する上級修羅の一人で、フォルカ・アルバークの義弟。フォルカと同じ流派「機神拳」の使い手である。

幼い頃からフォルカとは互いに友として繋がっており、また武術の腕を磨き合うライバルでもあった。だが彼は御前試合でフォルカと戦い敗れ、修羅の掟に忠実な彼は死を望むも、フォルカに情けをかけられ命を永らえさせられてしまう。この事がきっかけでフォルカとは袂を分かち、彼に憎しみを抱くようになる。

だが、フォルカは戦いに疑問を抱いて修羅を脱走、その後に出会った地球人との交流により心技とも強くなる一方で、フェルナンドはフォルカへの憎しみを募らせ、それによって闇雲に力を奮うことしか出来なかったため、その後も敗北を喫し続ける。挙句には自身の強さへの欲求とフォルカへの憎悪を「軍師」ミザルに利用され、半ば彼の精神支配を受けたような状態となってしまう。尤も、その結果として自身の乗機ビレフォールを「神化」させることに成功するのだが、同じく乗機ヤルダバオトを「神化」させていたフォルカを超えることはできず、完全敗北する。

またしても敗れたフェルナンドは屈辱に甘んじるもののフォルカの実力を認め、フォルカ達がミザルと遭遇した際には彼らと協力し、兄・アルティスの仇であるミザルを打倒する。しかし、その直後に現れた修羅王アルカイドは、彼らの戦いに対する姿勢の不甲斐なさに激昂。フェルナンドはフォルカ達を逃がす隙を作るため、メイシス共々アルカイドに挑み、その命を散らすこととなった。

スーパーロボット大戦OG外伝』でもフォルカとの確執に至る流れは概ね同一であるが、今回はビレフォールを神化させることには失敗している(技の使用時には一瞬神化した形態が映るが)。その代わり、今回はアルカイドとの戦いが先になるため、ハガネやヒリュウ改の面々と共闘して彼を打ち倒すことに成功、このため命を落とすことはない。そして全ての争覇に決着がついた後には、命を奪うことを否定するフォルカの生き様を認めつつも、いつか彼を打ち倒すという目標を抱いて共に歩む形になっている。

先述の通りOG外伝の段階ではビレフォールの神化に失敗したまま終了となったが、或いは今後のOGシリーズで修羅がいるだけ参戦にならない為に残された伏線のひとつ(あと1つは『もう一機の天級修羅神』)なのかもしれない。その辺は今後に期待のかかる所である。

登場作品と役柄

スーパーロボット大戦COMPACT3
「フェルナンド・アルバーク」という設定(ゲーム中での名称は『フェルナンド』のみ)で登場。パイロット能力だけ見れば、概ねフォルカと対等の実力を持つ。
スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATIONS
本作からフォルカとの設定が義弟に改められたため、苗字が置き換えられている。2.5版ではフォルカ・アルバークと共に顔見せで登場。
スーパーロボット大戦OG外伝
前述の通り、彼とフォルカを巡る展開は概ねCOMPACT3と同じだが、今回はアルカイド戦の最中に仲間として加入し、以後自軍の一員として操作が可能となる。
今回ビレフォールの神化は「真覇機神轟撃拳」のみで見られる。


パイロットBGM

「機神乱舞 」
OGSでは此方を採用。
「抗うべき宿命」
OG外伝では此方を採用。

人間関係

フォルカ・アルバーク
義兄。幼き頃より共に歩んできたのだが、戦いの掟に対する姿勢の違いから、次第に確執が表面化。彼が修羅界を離反したことで関係が一層悪化する事になる。
アルティス・タール
義兄で、フォルカのこと以外では彼に逆らうことはできない間柄。フォルカ共々、フェルナンドの行く末を案じていた。
アリオン・ルカダ
内心ではフォルカとの関係を気にしてはいたのだが、立ち入った事にまでは踏み込まないという距離感を維持し、敢えて不干渉の立場を取っていた。フェルナンドは飄々とした彼の態度に苛立つ事もあるが、時には共闘するなど関係はそれほど悪くはない。OG外伝では共に仲間となる。
メイシス・マルク
COMPACT3ではアルティスの仇を取るために彼女と共闘。OG外伝でも最終的には協力関係となる
マグナス・アルド
フォルカに対して敗北を重ね、ビレフォールの神化にも失敗したフェルナンドを露骨に見下している。
ミザル・トゥバル
自らが修羅王の座に着くべく策謀を重ね、フェルナンドもその心の憎しみに付け込んで利用した。最終的には彼やフォルカの逆襲を受け、討たれる。
アルカイド・ナアシュ
修羅の絶対者「修羅王」として彼らの前に立ち塞がり、最終的に対峙することとなる。その後の生死が作品によって異なる点は何度も繰り返し記載している通り。
アイビス・ダグラス
シャイン・ハウゼン

名台詞

搭乗機体・関連機体

ビレフォール
ビレフォール・神化


資料リンク