ガンダムAGE-1グランサ

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当記事では補足も兼ねて、ガンダムAGE-1についても記述する。

AGE-1G ガンダムAGE-1 グランサ(GUNDAM AGE-1 GLANSA)

三世代編に登場。アセム編から運用されているガンダムAGE-1 フラットを改修し、増加装甲を施した機体(いわゆるフルアーマー形態)。

攻撃力と防御力の強化に重点を置いており、それをカバーするだけの機動力も有する。装甲はパージも可能。

ルナベース奪還戦およびラ・グラミス攻防戦において投入され、フリットの高い戦闘技量と相まり、ロールアウトから既に半世紀近く経っているにも関わらず、目立った損傷もなく終戦まで戦い抜いた。

背部にグラストロランチャーを装備した形態は『ガンダムAGE-1 フルグランサ』と呼ばれている(小説版では最初からグラストロランチャーを装備しており、終始グランサのまま呼ばれている)。

終戦後に建造された「ガンダム記念館」では、AGEシステムを戻されたガンダムAGE-1 ノーマルの状態で展示保存されている。

AGE-1 ガンダムAGE-1 ノーマル(GUNDAM AGE-1 NORMAL)

グランサの素体である地球連邦軍が開発した戦闘用モビルスーツ。フリット・アスノが所持していたAGEデバイスの中にあった設計データを基にスペースコロニー・ノーラのアリンストン基地で7年の歳月をかけて完成させた劇中における「始まりのガンダム」でもある。その名前と姿は伝説のモビルスーツ「ガンダム」に由来している。

性能は当時の主力MSであったジェノアスよりも非常に高く、UE(ヴェイガン)に対する決定打も欠けていた連邦軍の貴重な戦力として重宝され、コウモリ退治戦役を始めとする多くの戦乱において活躍する事となる。なお、本来はラーガン・ドレイスがパイロットとなる予定であったがノーラ襲撃時の騒動においてラーガンが負傷したため、以後はパイロットをフリットに譲っている。

アセム編においても、AGE-2完成前となる学生時代のアセムの愛機として登場しヴェイガンの尖兵をいくつか跳ね除けた。

最大の特徴としてAGEビルダーとの連携による戦闘学習システム「AGEシステム」と四肢換装システム「ウェアシステム」が搭載されており、戦闘でデータを収集する事によってAGEビルダーが換装パーツ「Gウェア」や追加武装を設計してくれる。

コクピットにAGEデバイスをセットする事で起動し、この機能は後継機へと受け継がれている。

AGE-1F ガンダムAGE-1 フラット(GUNDAM AGE-1 FLAT)

アセム編から登場。AGE-2の配備以後、AGEシステムを撤去された形態。胸部のコアユニットに蓋がされている他、頭部カメラ類の色が白に近い黄色へと変わっている。

AGEシステムの代わりに指揮管制システムを搭載しており、指揮官機として高性能を発揮する事が可能。

胸部の蓋の部分はプラモデルでも発売時点から既に付属しており、再現が可能。

登場作品と操縦者

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦BX
初登場作品。
参戦は終盤。フラット及びフルグランサ仕様は戦闘演出扱いとなっている。
破格の攻撃力を備える一方で、フリットがディーヴァのサブパイロットに居座る都合上撃墜数0で参戦時のレベルもディーヴァ時のままなので、下手をするとレベル差20なんてこともあるので注意。
キャンペーンマップ「Brand new X」では、その火力が並み居るボス戦の鍵となるまさに「救世主」である。

装備・機能

武装・必殺武器

シールドライフル
両腕に装備された攻防一体の武器。射撃用のドッズライフルとビームサーベル発生器、シールドの機能を纏めている。
ビームダガー / ビームサーベル
両腰部に1基ずつマウントされている接近武装。刃を調節する事で出力・長さを変えられる。
ミサイルランチャー
両肩と両脚部に6門が搭載されたミサイル。
グラストロランチャー
大型ビームキャノンとスラスターが一体化した追加武装。アセム編にてガンダムAGE-1フラットに装備されたゼフルドランチャーの発展型。なお、小説版ではゼフルドランチャーに搭載されていた前線指揮統制能力も使用可能。
プラズマダイバーミサイル
連邦軍の大量破壊兵器の試作型。本編での威力は未知数だが、小説版の設定だとプラズマフィールドを形成し特定の細胞組織(人体など)をマイクロ波で焼き尽くす、言わば携帯用ジェネシスとなっている。本編では攻撃目的での使用は未遂に終わっている。その為BXでは、使用できるのも原作再現終了後…だが、シナリオの都合上東京等の人口密集地でも使用可能となっている。
グランサをパージしてフラットになり、画面外から専用のランチャーを運んできてミサイルを射出する。攻撃力はどちらも驚異の表示上カンストの10000越え(BXは攻撃力が9999までしか表記されない為、実数値は不明で)。MAP兵器と通常武器の両方が存在するが、弾数共用である点に注意。「圧倒的な火力を持つ禁断の破壊兵器」と言う立ち位置は、第4次スーパーロボット大戦時代のアトミックバズーカを思い出させる所。
またMAP兵器版は敵味方の識別は無い為、何も考えずにぶち込んで味方に大損害を与えないように注意。とはいえ、着弾指定型なので非常に使いやすいことに変わりはない。
BXでのMAP兵器版はイデオンガンの威力を持つ相転移砲といったところだが、雑魚を纏めて撃墜する程度なら相転移砲の威力(こちらもかなり高い部類)でも十分なのでEN式かつ自力で複数回撃てるナデシコに殲滅力という点では一歩譲る。仕様により初期値の低いフリットの撃墜数を稼ぐのには良いが、やはり真価は圧倒的な対ボス攻撃力だろう。覚醒・再動・補給と言ったサポートを優先的に回していきたい所。
また、通常武器版はこの威力で援護攻撃を撃てる、受けられるという合体攻撃には無いメリットがある。

必殺技

フルバースト
フルグランサ状態になり、シールドライフルとグラストロランチャーを一斉射する。

合体攻撃

トリプルジェネレーション
同機とガンダムAGE-2ダークハウンドガンダムAGE-FXとの合体攻撃。

特殊能力

剣装備、銃装備
切り払い撃ち落としを発動。
分離

移動タイプ

宇宙
飛行可能。

サイズ

M

対決・名場面

救世主ガンダム
『AGE』1話より。ノーラを襲撃したUEに対してフリットはAGE-1で出撃し、UEのMSを撃破する。かくしてフリットとガンダムの長きにわたる「救世主」となるための戦いが始まった。
壮絶トリプルガンダム
長き旅の終わり
過去との対峙
小説版より。セカンドムーンのヴェイガンを殲滅せんとするフリットのAGE-1グランサの前に、それを否定し止めようとするキオのAGE-FXが飛び込んでくる。発動したFXバーストモードの光の中、精神世界へ誘われたフリットは、ユリンやウルフ、グルーデック、ドン・ボヤージら失った者達の意志と邂逅する。しかし、彼らの言葉を受けてなお、フリットはヴェイガン殲滅の意志を頑なに貫こうとする。全てが終われば、大量虐殺者の自分を若者が討って平和を取り戻せばいいと、なろうとしたはずの「救世主」すらかなぐり捨てて。
その時、AGE-1グランサの前に、フリットを否定する叫びと共に一機の白いモビルスーツが現れる。今や懐かしいその名は、ガンダムAGE-1。それを操るのは、他でもない、記憶の彼方に消えたはずの少年時代のフリット自身だった。
憎むべき敵のやって来たことと、今自分がやろうとしていることは、何も違わない。AGE-1同士の激突の中でその事実を突きつけ、救世主になることすら諦めようとしている未来の自分を断罪する少年のフリットは、怒りを込めた一撃で虐殺の装備に身を固めたグランサを撃墜する。そして、現実へと立ち返ったフリット・アスノは、あの日、自分がどうして助かったのか、なぜ今まで生き延びてこられたのかを知った。それは、フリットの中の英雄が、真に目覚めようとする証だった。

関連機体

換装形態

ガンダムAGE-1 タイタス
肉弾戦による近接格闘形態。
ガンダムAGE-1 スパロー
手持ちナイフ「シグルブレイド」による高速戦闘形態。
ガンダムAGE-1 レイザー
ゲーム版と外伝『UNKNOWN SOLDIERS』に登場。4振りの大剣「レイザーブレイド」による攻撃重視形態。
ガンダムAGE-1 ソーディア
ゲーム版と『MEMORY OF EDEN』に登場。中世の騎士のような姿をした形態。

後継機・関連機

ガンダムAGE-2ガンダムAGE-3ガンダムAGE-FX
後継機。
アデル、アデルマークII
AGE-1の簡易量産機で、同様にウェア換装機能を持つ。
『BX』では、マークIIがユニットアイコンのみ登場。
ガンダムAGE-1 2号機
外伝『UNKNOWN SOLDIERS』に登場。余剰パーツで作られたAGE-1で、量産型のアデル及びウェア換装システムとは別の機体拡張システム「アサルトジャケット」のテストヘッドとして運用された。実質、グランサのプロトタイプとも呼べる機体でもある。
ザ・ガンダム
AGE-1を開発する際に参考にしたアスノ家に飾られていた「救世主」と呼ばれた肖像画のMSを、各種文献やフリットの生前の証言などを参考に復元したMS。
ガンダムAGE-1(トレジャースター)
フリット編最終盤を舞台とした外伝コミックス『トレジャースター』に登場するダイキ・リュウザキの機体。フリット編の6年前には既に存在していたが、これは開発者がキオ編の時代からタイムトラベルして来た未来人であるため。

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