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2014年6月20日 (金) 23:19時点における版
三輪防人(みわ さきもり / Sakimori Miwa)
- 登場作品:闘将ダイモス
- 声優:大木民夫
- 種族:地球人(日本人)
- 性別:男
- 所属:国連地球防衛軍太平洋本部
- 役職:司令長官
- 階級:准将(第4次のみのオリジナル設定)
- 年齢:45歳
- キャラクターデザイン:金山明博、聖悠紀(原案)
『闘将ダイモス』に登場する国連地球防衛軍の長官。
かなりの軍国主義者。作中ではバーム星人を完全に敵視し、その抹殺のために彼らが無抵抗であっても平然と銃を向けた。バーム星人を打倒するためとはいえ、味方の軍や民間人を巻き込む非情な作戦をも平然と採ることが多い。本来ならば守るべき存在である民間人に対しては、非戦闘員ということで「無駄飯食らいで犬以下の存在」とまで言い放つ非情かつ傲慢な性格で、軍人至上主義者ともいえる人物。
その行動理念は地球をバーム星人の手から守ろうとする愛国者故ともいえなくないが、自分だけが地球を救う英雄になろうとする野心で動いている面が強い。当然一矢を始めとしたガードダイモビックの面々とは完全に相容れずに対立関係となり、『闘将ダイモス』の物語において、バーム内部の敵がオルバン大元帥であるなら、彼は地球内部の敵に位置する人物といってよい。
当初は、バーム軍の侵攻で多大な被害が出たことによる地球側の反バーム感情も手伝って、徹底抗戦を主張する彼の方針は強く支持されていた。第39話では、自分の息のかかった五大国の国連代表と結託して、一矢をダイモスのパイロットから更迭することを謀るが、失敗に終わって逆に司令官の座を剥奪されてしまう。次の第40話では、浮上した海底城に対し独断で攻撃するが、無謀な攻撃をしたために部下の信望を完全に失った。さらには、無抵抗のバーム星人を無差別に射殺したことで、完全に一矢の怒りを買って完膚なきまでに殴られる。これまでの行動を問われ、国連から逮捕状が出て完全に失脚。そのまま物語の舞台から姿を消した。
その後は登場しないが、元々予定されていた最終回の構想は、一矢とエリカが参加する火星開発団の出発のセレモニーの陰で、廃人となった三輪がおもちゃの銃を振り回すという内容であった。自業自得といえばそれまでだが、憐れみを感じずにはいられない。
過激な発言でただのヤバい人に思われがちだが、 軍事面での功績は評価されているようで、国連エール勲章なるものを貰っている。しかし、作中では三輪の勝手な行動のせいで地球側が窮地に陥ることもあり、バーム軍からも無能呼ばわりされている等、決して指揮官としては有能という訳ではない。権力やコネ、あるいは手柄の横取りなどで受勲したのではないかと勘ぐってしまう。その究極といえる暴挙はバーム星人に地球人への強い不信感を抱かせる大きな原因となっていた。物語の戦争は発端こそオルバン大元帥らの謀略であったが、長引いてしまったのは彼の数々の所業のためといっても過言ではない。
また、一部の視聴者からは戦い以外の解決手段を見つけられないその姿勢から逆に「哀れ」とみなされることもある。実際、『闘将ダイモス』のロマンアルバムでは「戦うことしかできないあわれな人だった」と表記されていた。数々の暴言や差別用語を作中で連発したため、『闘将ダイモス』の映像ソフトがDVD-BOX発売まで至らなかった(VHS・LDでは未発売)のは、この人が理由だと言われるぐらいである。
スパロボシリーズにおいて
基本的には連邦軍等の軍幹部として登場するが、軍規に厳しく融通が利かず、そのくせ立場を盾にした言動や命令の朝令暮改を繰り返すなど自分に甘い人間として、民間人の協力者が多いプレイヤー部隊の人間と規律や言動を巡りしばしば衝突し、忌み嫌われることが多い。また、バーム星人をはじめとした異星人のみならず、原作には登場しないスペースノイドやコーディネイター等の地球外に居住する人間勢力にも敵意を抱いており、彼らの殺害や拷問には躊躇がない。
ゲームでは「権力を笠に着た無能」あるいは「敵よりも邪魔な味方」と、軍事面でも無能というイメージが強く、SRWシリーズにおける「敵よりも邪魔な味方サイドの人物」の代名詞的存在。自軍の大半のキャラクターからは同じ軍人からですら終始大いに嫌われているのがお約束となっている。
そして最終的にはプレイヤー部隊と決裂、最後は原作通りに哀れかつ自業自得な末路を迎える、というより死亡するまでに至るという原作以上の展開になることが多い。通常、スパロボでは原作で死亡した者には何らかの生存処置がとられることが多いのだが、三輪は逆に原作で死亡していないキャラが死亡するという設定のキャラである(このような扱いを受けるキャラクターは主に主人公の敵となったパイロットだが、NPC(第4次以外)として登場するキャラクターで死亡するパターンは稀である)。その強烈かつ無茶苦茶なキャラクターはもはやネタキャラの域に達しており、一部スパロボ攻略本では「名物ならぬ迷物キャラ」とされている。
余談だが、『闘将ダイモス』参戦時のSRWには、大木氏が他作品のキャラで収録に参加しているケースが多く見られる(大木氏は『トップをねらえ!』のタシロ艦長や『交響詩篇エウレカセブン』のケンゴウなどの担当声優として出演している)にもかかわらず、現時点では一度も彼に声がついたことはない。『第4次』以降は単純に戦闘要員としての登場がないという理由もあるのだろう。
登場作品と役柄
登場すれば毎回毎回色々な意味で大活躍(?)する。『ダイモス』参戦の度に、彼の言動や行動に期待するプレイヤーは決して少なくない。
旧シリーズ
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- 初登場作品。地球連邦軍環太平洋第2師団長官という役職であり、階級は准将で獣戦機隊を昔指導したことになっていた。
最初は味方NPC(非戦闘員)で強引にロンド・ベルに同行するが、エリカのみならずポセイダル軍からの投降者であるレッシィをもスパイ扱いし、捕虜のサラを勝手に逃がしたカツは軍規に従い銃殺刑にするべきだと主張する等、過激な言動をたびたび行い、指揮権のあるブライトからしばしば咎められる。一方で、ジャミトフ・ハイマンからの(私兵ティターンズのための)機動兵器接収の命に対しては、軍事面で優秀なロンド・ベルを上官であるはずのジャミトフに抵抗して必死に擁護する場面もあり、原作に比べて遥かにまともな軍人として描かれている。
最終的にはティターンズの台頭によって連邦軍を離れ反逆者となるロンド・ベル隊と袂を分かち、ティターンズに移る。最期はダカールにてダブデに搭乗しロンド・ベルに挑むも、撃墜されるとそのまま死亡する。
経験値は名有りパイロットとしては最低で、敵としてはあまり強くはなく、精神コマンドは根性・ド根性・威圧・激怒・自爆といかにも三輪らしいが、性格は弱気である。
なお、なぜかパイロットとしての名前は「三輪」ではなく「三輪長官」となっている。
αシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 行方不明の岡長官の後任として極東支部長官に赴任。他の作品同様、スペースノイドを侮蔑するティターンズのような人物として描写され、人質がいるマシーンランドに毒ガスを仕掛けようとしたりと、そのやり方は当然αナンバーズの面々に反感を抱かれる。一方で、主人公によっては序盤、アデナウアーに「ジムの部隊を回すから大空魔竜を宇宙に回せ」と命令される場面がある。この瞬間、誰もがジム部隊が壊滅すると予想したであろうが、意外にもしっかり耐えてみせた。ミケーネ帝国 or ゾンダーとの最終決戦で、エリカとリリーナを殺そうとするが、ヒイロと一矢が駆けつけてきて、またボコボコにされた。結局、終盤逮捕される(逮捕状を持ってきたのは岡長官)という原作同様の自業自得の結末を迎えるが、続編でまた登場することに。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 前作『第2次α』で失脚していたところをアズラエルに拾われて復権し、ブルーコスモスの一員としてαナンバーズの前に立ち塞がる。前作の恨みで一矢を一方的に殴打する等、前作同様の悪行を行うが、一方でアズラエルの暴挙の数々にドン引きするなど、常識的な一面も垣間見られた。最期はヤキン・ドゥーエの攻防線にて多数のクラップ級を引きつれアズラエルの救援に来たものの、ジェネシスの第1射を受け艦ごとあっけなく死亡した。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A(A PORTABLE)
- 唯一、死亡しない作品。ロンド・ベル隊に指令を与える人物としてゲーム序盤から登場する。ナデシコやザンボット3を強引に接収させようとしたり、異星人には南極条約は関係ないとしてロンド・ベルに核装備のガンダム試作2号機を配備しようとするなど、似たような危険人物としてバスク・オムが引き合いに出されるほど強引な手法をとる人物だが、戦時下ではそれが頼りになるらしく連邦軍内部では彼のシンパが結構いるらしい。独自に行動するナデシコの撃墜を主張したり、一矢やシローをスパイ扱いし、2人の仲間に反論されると「教育がなっとらん」と上司のブライトを殴打したため、ロンド・ベルの面々からは反発されるが、ブライトや主人公に言いくるめられるなど、良く言えばどこかコミカル、悪く言えば間抜けな場面もちらほら。後半、原作通り一矢にボコボコにされた挙句、逮捕されてしまう。殴打されただけで死んではいない、と書くと手ぬるいように感じるが、実際は空手の達人である一矢に何度も(会話シーン内で、殴打する音が確認できるだけで6回も響く)、かつその一撃一撃が急所を的確にとらえたものなので、死亡こそしていないものの、おそらく無事で済んではいない模様(後に一矢も『やりすぎた』と反省している)。
ちなみに、核装備のガンダム試作2号機を開発・配備したのは今作では彼の指示によるものだが、その結果原作同様、機体はガトーに奪われ、核攻撃に使われてしまったため、結果論ではあるがこれら一連の問題の大元の原因は彼のせいであるといえなくもない(一応南極条約が異星人に適応されないこと、異星人から見れば地球人同士の条約なんて知ったこっちゃないので、2号機開発自体は間違ってはいないが)。
単独作品
- スーパーロボット大戦MX
- ダイモスが原作終了後の設定のため、当初は原作同様に失脚しており、一色真の横暴な態度を京四郎がかつての三輪になぞらえていたりと過去の存在として会話に出てくるだけであったが、ストーリー終盤にゼーレの子飼いとしてネルフ攻撃の指揮を執るというまさかの登場を果たし、次のシナリオでギルガザムネに乗ってくる(操縦するのは捕虜となったギガノス兵)。バーム戦争長期化の原因という、オルバン達と同様に元凶扱いとなっており、彼を知る一矢達は、彼の性根が全く変わっていない上に、世界の終末が近づく中で自分の復権と怨恨を理由に敵対するという、むしろ悪化した身勝手さに更なる怒りと失望を深めることとなった。撃墜すると脱出を試みるもギガノス兵は先に死亡してしまうため、脱出装置が作動せずそのまま死亡する。ギルガザムネはダイモスを狙って移動してくるが、硬いだけなので大したことはない。三輪本人はともかく、巻き添えになったギガノス兵が憐れである。なお本作においては愛称が「三輪防人」とフルネーム表記になっている(恐らく、名字が同じ三輪忍がいるための措置)。
人間関係
地球
- 竜崎一矢
- 旧知の間柄である竜崎博士の息子であるが、三輪にとってはバーム星人打倒のための道具としか考えていない。数々の暴挙を否定されたため完全に対立し、後半はダイモスのパイロットから降ろすべく国連の決議にかけるが失敗。最終的には、負傷して無抵抗であったバーム星人を射殺したことが彼の逆鱗に触れ、激しく殴打される。
- 夕月京四郎
- 一矢と同様に対立し、彼からも殴打されている。
- 和泉振一郎
- 旧知の間柄であるが、常に一矢を擁護し、また三輪の方針を批判したために対立した。
- 和泉ナナ
- 彼女からも嫌われており、逆に「三輪は子供」と切り捨てていた。
- 竜崎勇
- 第1話での司令室では彼の写真が飾られており、台詞から旧知の間柄であることがわかる。ただし、あくまでもバームとの友好を考えていた竜崎博士とは考え方の隔たりがある。
- 五大国代表
- SRW未登場。国連の主導権を握る大国の代表達。反バームの方針が一致しており、三輪は彼らと結託して軍の立場を強めた。
- カーク・スクエア
- 長谷川裕一による漫画作品『ゴッドバード』の登場人物で、国連軍の幹部。三輪を信奉しており、国連刑務所に投獄されていた三輪を脱獄させ、共に武力によって他種族の支配を企てる。
バーム
- エリカ
- 作中ではスパイとして拷問し、その後も憎むべきバーム星人の一人として殺そうと謀った。
- バルバス
- 35話で彼を殺そうとするが、一矢に阻止される。
- リヒテル
- 三輪にとっては憎むべき敵の司令官であり、36話では彼を殺そうとした。
- ライザ
- リヒテル同様に殺そうとした。
- ゲロイヤー
- 一矢をダイモスのパイロットから更迭しようとする三輪の行動に付け込んで一矢をスパイ疑惑を深める策略を行い、一時的に更迭させることを成功させてしまう。また、三輪を無能と評していた。
他作品との人間関係
SRWシリーズにおいても最終的に敵対するため、他作品のキャラ(主に地球側の統一政府や軍の敵側キャラ)との絡みも割と多い。
とかくほとんどの主人公格を始めとした味方サイドにとことん嫌われている。
長浜作品系
- 葵豹馬
- 第2次αではたびたび喧嘩していたらしく、そのために一時的に極東支部から追い出している。
- 四ッ谷博士
- 第2次αでは勝利に固執して市民の避難誘導を行わない三輪の行動を非難、岡長官よりも付き合いが短いとはいえ「あんた」呼ばわりする等、三輪に対する不信感を強く露わにしていた。
- 剛健太郎
- 何度か三輪に対して諫言しているが、異星人のため彼を全く信頼せず、諫言をことごとく無視している。
- 剛健一、剛日吉
- 異星人とのハーフというだけで、「貴様ら親子は敵対分子」と三輪から暴言を吐かれ、悲しみと憤りを抑え切れなかった。さらに健一はその三輪に不快感を露わにしていた。
- 岡防衛長官
- 第2次α、第3次αで競演。共に長浜作品の長官ポジションであるが、原作・SRW含めて周囲の評価や方針が対照的な人物。それ故に仲が悪く、双方の口振りからしてαシリーズでは初共演する第2次α以前から激しい対立をしていたと思われる。なお、第2次αの終盤では一度彼に逮捕される。
- バラオ
- スパロボでは未だに接点はないのだが、『ゴッドバード』では三輪が新たなバラオとなって復活する。
スーパー系
ダイナミック系
- 兜甲児
- 三輪が登場している作品には全て登場しているが、αシリーズやA等では三輪の傲慢で差別的な態度に対して常に強い反感を持っている。
- 剣鉄也
- Aでストーリー序盤、研究所防衛を理由にロンド・ベルへの参加を見合わせた鉄也とジュンを「戦いから逃げる臆病者」と身勝手な批判をしたり、第2次αで苦悩の末、人質の弓・早乙女両博士に自ら手を下そうとする彼の決断を空気を読めずに独りで盛り上がり称賛する等、ほとんど自身の勝利の道具としか考えておらず、鉄也もその態度に強い反感を抱いた。
- 弓弦之助、早乙女博士
- 第2次αで二人がミケーネ帝国の人質となった際、彼らの科学者としての功績を認めつつも、勝利のために平然と犠牲にしようとした。
- 流竜馬
- 第2次αでは武蔵が死亡した際、その死を悼むことなく武蔵に替わる補強はあるのかと述べただけであったので竜馬の激怒を招き、彼に殴られそうになる。ちなみに一矢と同じ声の人。
- 神隼人
- 第2次αで武蔵が戦死した際に冷たい態度をとった三輪に対して竜馬と同様に激怒し、彼に面と向かって「クズ」呼ばわりされた。
- 司馬宙
- 第2次αにてαナンバーズの敗戦に激怒して彼らを「役立たず」と罵倒してしまった際、彼に面と向かって「能無し」呼ばわりされる。
ガイナックス系
- 惣流・アスカ・ラングレー
- MXではNERV攻撃の際、半ば廃人状態だった彼女をEVA弐号機もろとも殺そうとしたが、復活した彼女によって返り討ちに遭う。
- 葛城ミサト
- MXでは彼女にも軽蔑されており、「あの男」呼ばわりされている。ゼーレの尖兵と化してNERVを攻撃する三輪に対して「ゼーレに利用されているだけだ」と言うが、それを知りながらも世界の終局などそっちのけで異星人の殲滅と自身の復権に固執する三輪に激怒する。第3次αでは特に触れてはいないのだが、αナンバーズの面々の評価を考えれば確実に軽蔑していたと思われる。
- 碇ゲンドウ
- MXでは終盤にネルフを攻撃した際に彼に降伏勧告するが突っぱねられる。三輪に降伏したところで、無駄だと解り切っていたからだろう。
- キール・ローレンツ
- MXでは彼らゼーレに拾われ、彼らの尖兵として塞臥と共にNERVを攻撃する。三輪本人は利用されていることを知りながら、自分も彼らを利用しているつもりだったらしいが。
その他のスーパー系
- 獣戦機隊
- 第4次および第3次αで競演。どちらにおいても獣戦機隊の面々が嫌っていた存在となっており、第3次αでは三輪が対立した忍達をダンクーガ不参戦だった第2次αの時期にアフリカ支部へ左遷していた事実が明らかとなっている。
- 大文字洋三
- αシリーズで競演。第2次αでは立場上三輪の指揮下となるのだが、彼の行動にひたすら辟易していた。
- 大河幸太郎
- αシリーズで競演。第2次αでは大文字博士やシナプスらとともに彼の無謀に対抗し、続く第3次αでも彼に対抗した。
- 獅子王麗雄
- 四ッ谷博士と同様に「あんた」あるいは「あの男」呼ばわりする等、三輪に対して不信感を持っており、ブライトや大文字博士とは違いガオガイガーを使いこなすことができないとも評している。
- 火麻激
- αシリーズで競演。大河長官や獅子王博士と同じく三輪のやり方を快く思っていない。
- スーグニ・カットナル
- 第3次αでは地球安全評議会の一員となり、αナンバーズを擁護した彼を元ドクーガの一員であることを理由に激しく非難。対するカットナルも三輪のことを「戦犯でありながら、だれぞのコネで出所した」と非難する。
- 塞臥
- MXでは共にゼーレに拾われ、彼らの尖兵と化す。なお、彼にはタメ口かつ呼び捨てで呼ばれている。
- 神ファミリー
- Aにてザンボット3を接収しようとする三輪を迷惑がっていた。
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- アムロ・レイ
- Aではエースパイロットとして高く評価しているが、シローのスパイ疑惑の件で彼に反論されたために、部下の教育がなっていないという理屈でブライトを殴打する。
- ブライト・ノア
- 何度か競演し、立場的に三輪の指揮下となる事もあるのだが、どの作品でもその行動にブライトは辟易し、諫言する。Aに至っては三輪に殴打されることに。
- シロー・アマダ
- Aで競演。当然の如くアイナとの絡みの一件でスパイ扱いし、ガンダム試作2号機が奪われた際も「情報を漏らした」と疑って厳しく追及した。
- エイパー・シナプス
- 第2次αではブライトや大文字博士同様に振り回しており、彼からは「放っておけば、ティターンズの再編をしかねない男」と評されている。事実、後の第3次αでティターンズ残党と共にブルーコスモスの傘下に加わった。
- カミーユ・ビダン
- 第4次でカツがサラを逃がした際、カツに修正を加えながらも、銃殺刑にしようとする三輪に対してはやりすぎだと非難した。また、第2次αで武藏が死亡した際、戦闘後に来て前線で戦っていたと見せかけようとした三輪の行動を看破した。
- カツ・コバヤシ
- 第4次では勝手にサラを逃がした彼に怒って銃殺刑だと騒ぐ場面も。
- ジャミトフ・ハイマン
- 第4次で競演。三輪の階級は第4次では准将だが、ジャミトフは中将であるためか彼に頭が上がらず、最終的にはジャミトフ側についてロンド・ベルと対決することになる。ちなみにティターンズ関係では歴代シリーズで競演したことは無いものの、Aではバスク・オムが残虐な軍人の代表格として三輪と共に挙げられていた(MXでは京四郎が『ラーゼフォン』の一色真を三輪と同類だと断じている)。
- アデナウアー・パラヤ
- 第2次αで競演。共に厄介な味方内ポジションであるが、立場としては政府高官のアデナウアーの方が上で、文官と武官との違いもあってかアデナウアーおよび政府の方針に反発することも。
アナザーガンダムシリーズ
- ドモン・カッシュ
- Aではブライトに彼を「コロニーから駆けつけた有志」と嘘の紹介をされ、大喜びして彼を激励する場面も。
- ヒイロ・ユイ
- Aでは不正を暴かれて半ば錯乱して銃を構える三輪に対して銃を向ける。第2次αでは怒ってリリーナに銃を向けようとした際に彼に阻止されてしまう。
- デュオ・マックスウェル、カトル・ラバーバ・ウィナー、トロワ・バートン
- Aでは彼らに不正を暴かれてしまう。
- 張五飛
- Aでは、身勝手な「正義」を振りかざして自身を正当化したため、「お前が正義を口にするな」と怒りを買う。
- ゼクス・マーキス
- Aでは暴走っぷりを彼によって連邦上層部に上奏され、逮捕されてしまうことに。
- リリーナ・ドーリアン
- Aでは「タカ派とハト派を揃って屈服させる」との名目で、彼女と共にマリーメイア軍に人質に取られる。なお、第2次αでは「異星人は全て敵」と決めつけるやり方を彼女に非難された際、彼女に銃を向けようとするも、ヒイロに阻止されてしまう。第3次αでも対立する立場にいた。
- マリーメイア・クシュリナーダ
- Aでは「タカ派の代表格」と認識され、「ハト派の代表格」リリーナと一緒に彼女に人質に取られてしまう。
ガンダムSEEDシリーズ
- ナタル・バジルール
- 第3次αで競演。アズラエルに絡む人間同士として後半は同じ陣営に属する。本人同士に強い接点は無いが、αナンバーズの一部からは軍事中心の物言いを悪く取られ、同類扱いされている。もっとも彼女の場合は三輪のように私利私欲で動くことはないが。
- フレイ・アルスター
- 直接絡む描写は無いが、第3次αではザフトに父親を殺されてに軍に所属している彼女を軍のプロパガンダに利用しようと考えていた。
- ムルタ・アズラエル
- 第3次αで競演。共に行動するが、アズラエルに無能扱いされて内心切れたり、逆にアズラエルの無茶苦茶振りにドン引きする場面も見られる。
- パトリック・ザラ
- 第3次αにて彼の発射したジェネシスに焼かれて絶命している。
リアル系
- シーラ・ラパーナ、エレ・ハンム
- 直接的な絡みはないが、第4次にて三輪がジャミトフの命令を遵守してロンド・ベルと袂を分かった際に味方になっているどちらかが、軍人主義を貫いた三輪を憐れむ言葉を言う。
- ダバ・マイロード、ミラウー・キャオ、ファンネリア・アム、ガウ・ハ・レッシィ
- 第4次では異星人という事で彼らにもスパイ嫌疑をかけた。
- ミスマル・ユリカ
- Aでは当初は彼女達を核でナデシコごと吹っ飛ばそうとしていた。
- ミスマル・コウイチロウ
- 競演したAとMXでは直接会う場面はないのだが、ミスマルはAでは彼を良く思っていないらしく、MXでは問題視していたようである。
- チーフ、イッシー・ハッター、フェイ・イェン
- 第3次αでチーフからはαナンバーズの独立部隊としての特殊性を鋭く指摘され、ハッター&フェイの漫才に毒気を抜かれるなど、流石の三輪もバーチャロイドの存在には面喰らっていた模様。
- ギガノス兵
- 名も無きギガノス兵。MXの終盤に三輪に無理矢理ギルガザムネで出撃させられ、「マグネイト・テンの面々を倒したら解放してやる」という条件で戦わされるかわいそうな人。共にギルガザムネに同乗しているのだが、操縦は彼に任せっきりで、彼に命令するだけである。
バンプレストオリジナル
- アクセル・アルマー、ラミア・ラヴレス
- Aでは彼らにもスパイ嫌疑をかけ、処刑しようともした。スパイだったのは事実ではあるが。ちなみに二人とも上手いこと言い包めて難を逃れた。その後も度々三輪を言い包めてトラブルを回避している。
名(迷?)台詞
前述の通りの傲慢かつ非情で非常識な人間性ゆえ、口を開けば嫌味か暴言か世迷い事か、といった感が強い。
- 「非国民が!」
- 彼の代表的な台詞で基本的に三輪から見て自身の意に沿わない行動をした部下等を罵倒するのに使われるが、かなり過激な台詞である。そもそも「非国民」は「国民らしからぬ」者に対して使う用語であり、地球対バーム星人という構図の「ダイモス」作中では時代錯誤も甚だしい。ちなみに「非国民」は現在、差別用語だとして放送禁止用語に指定されているが、彼はことあるごとにこのような危険な台詞を口にしており、前述のDVD化がなかなか実現しなかったのが彼のせいだという説も妙に頷けるというものである。ちなみにSRWでも無論、差別用語としてこの台詞は使われない。
- 「頼む!一刻も早く地球に戻ってくれ…!」
- 第1話でバーム星人の攻撃により地球防衛軍が壊滅状態になり、まだ地球に帰還していないガードダイモビックに頼らざるを得ない状況での台詞。第1話に限れば三輪もまだまともな軍人に見えるのだが…
- 「だがこの非常時に戦いの他に関心を持って貰っては困る。ダイモスを操縦する君の双肩には四十一億地球人の命が懸かっているのだ!」
- 第3話で記憶喪失のエリカをダイモビックで引き取る事に反対した際の台詞。三輪の軍国主義的な思想が現れ始めた一場面。
- 「戦いの勝利は多数の犠牲の上にのみ成り立つ。個人の甘い感傷なぞ、弾丸の一発ほどの役にも立たん!」
- 第3話にて作戦会議に遅れた一矢に対しての台詞。後半は正しいのだが、前半は犠牲を抑えるべき軍司令官としては問題がある。
- 「しかし、なんだな…。エリカさんはもう少しで敵の手に落ちる所だったというではないか。」
「捕らえられたら一大事。死んだ方がマシかもしれん。」 - 第6話でエリカが崖から落ち、ガードダイモビックの面々が悲嘆に暮れる中で言い放ったあまりにも空気が読めていない台詞。特に目の前で崖から落ちるのを見てしまった京四郎が激怒して三輪に殴りかかる。
- 「う~ん立派!さすが男だ!あれぞ戦士の鑑…」
- 上の台詞を受けて三輪に京四郎が殴りかかるのを止め、今は戦うしかないと決意し、失意のまま部屋を去る一矢を見ての台詞。しかし、完全に激怒した京四郎に殴られることになる。
- 「ダイモスの操縦者たる貴様が敵と通じているとは!お前は人類を裏切るつもりか!」
- 第10話でマルガレーテと会っていた一矢の事を知り、彼をスパイ扱いした台詞。同話では銃を一矢に突きつけ、さらに自身に反論した和泉博士の解任を求めてガードダイモビックを自身の軍で包囲し、攻撃も辞さない態度を示す等の暴挙をやらかしている。
- 「その甘さがあいつの命取りとなる。戦いとは殺すか殺されるかだ。殺し損ねた奴にはいずれ自分が殺される。」
- 12話より。前回の苦戦したシーンを見て一矢を「訓練が足りない」と批判し、さらに8話でバーム星人ハレックにとどめを刺さなかったことを引き合いに出して和泉博士へ言った一矢の批判。軍人としては一理あるのだが、作中における三輪の無茶苦茶な言動からしてあまり良くは感じない。
- 「いいか竜崎、考えてみろ!お前が救ったのは戦いには何の役にもたたん非戦闘員、つまり足手まといだぞ!連中にできる事といったらせいぜいベットを塞いで無駄飯を食う事だけだ!」
- 第12話で民間人を庇ったために戦闘ロボを取り逃がした一矢への追及。民間人を守るということを無視し、さらに彼らを侮蔑する三輪の言動は軍の指揮官としては明らかに問題で、三輪の身勝手で歪んだ軍人主義と勝利至上主義が強く表れた台詞といえる。
- 「何を抜かすか侵略者め!お前達バーム星人達は我々地球人を何万、いや何十万人も殺したのだぞ!わしはその人たちの敵討ちをする責任がある!」
- 18話でエリカに拷問を加えた際、「地球人のやることか」と言うエリカに対する三輪の反論。確かに作中冒頭ではバーム軍の攻撃で主要都市が壊滅し、他の話でも多数の死亡者が出て、バーム星人に憎しみを持つ民間人も登場しているのも事実で、言葉だけ見れば三輪長官にも理が全くない訳ではないが、その一方で同胞である地球人に対し、自分の意に沿わなければ一方で役立たず扱いする態度を示しているという矛盾があり、全く説得力はない。
- 「まさに撃ちてしやまん。断固、バームの犬共を撃退して一握りの土といえども彼らに与えてはなりません。我が地球防衛軍は速やかに軍を再編成並びに核兵器増産をすべきだという事をここに進言したします!」
- 第20話での国連会議での演説。撃ちてしやまんとは、太平洋戦争当時のスローガンの一つで、敵を討ち滅ぼすまで徹底的に戦うことを意味する。いかにも三輪らしい過激論であるが、この時点では国連内部では反バームの風潮が強く、多くの国の代表から賞賛を受け、これに対抗した和泉博士の和平論は逆に批難される始末であった。
- 「総長!ダイモスが到着するまで40分かかります。その間に70万人が殺されるのです。いますぐ避難命令を出し、20分後に水爆を投下すれば半数の35万人は助かります!」
「どうせ放って置いても敵に殺されるのです、仕方ありません」 - 第28話で国連本部があるスイスにバーム軍が攻撃してきた際に国連事務総長に対して水爆の使用の許可を要請した台詞。この時点では許可を貰うが、この後、間に合ったダイモビック側の要請に応じた事務総長に水爆の使用停止を命じられる。しかし、ダイモスに手柄を立てさせたくはないという理由で命令を無視して撃とうとする暴挙に出る。言っていること自体は「苦渋の選択」とも取れるが、ダイモス嫌いの三輪の自分勝手な対抗心と功名心のために殺される民間人はたまったものではないだろう。
- 「あああ…く、勲章が…」
- 間一髪で水爆の発射を阻止した京四郎によって、さらに三輪の髭と同話冒頭で授与された国連エール勲章を斬られた時に発した情けない台詞。
- 「勝手に地球を侵略しておきながら平和共存とは笑わせる!貴様らバーム星人は地球の敵だ!一片たりとも地球の土地をやる事はならん!」
- 地球人とバーム星人との平和共存勢力を攻撃した際、リーダーであるバーム星人バランドークが攻撃中止を求めるため三輪の下へ出向く。ところが、三輪は地球人とバーム星人との共存する事実を信じず、全く聞く耳を持たない。そして、この台詞を言い放ち、部下に彼を撃たせて致命傷を負わす。彼は結局同話で死亡してしまった。三輪がしでかした数多くの悪行の中でも最悪の部類に入り、三輪の狭量さが強く出ている。
- 「人の命だと?戦う気の無い人間などに生きる資格も無い。そんな奴ら何千何万くたばろうと構わん!ふやけた人間など、犬にも劣る存在!抹殺されてしかるべきだ!」
- 38話で主要拠点を守るために近くの街を攻撃するバーム軍を敢えて放っておき、疲弊したところを攻撃するという作戦を立てた三輪を京四郎が批判した際に言い放った台詞。三輪の非戦闘員軽視、ここに極まれり。
- 「たとえ一兵になろうとも戦うのだ!たとえ引くな!一歩も引くな!」
- 40話で海底城を攻撃した際、海底城の武装に全く歯が立たずに部隊が次々と壊滅していく中、前線の状況を理解しようともせず安全な後方で言い放った台詞。
- 「よし!今からワシが指揮を取る!さっさと負傷者は船底へと放り込め!戦闘の邪魔だ!」
- 上記の行動の後、一矢の勧告に従って撤退した部下達を責めるが、逆に反発されて階級章を引きちぎるという行動に出た際の台詞。この期に及んでまで部下を単なる駒としかとらえておらず、完全に部下の信望を失うことになる。
- 「うるさい!バームは敵だぞ!敵を殺してなぜ悪い!?」
「一矢、いくら敵の本拠地を潰したからといって、奴らを根絶やしにしなければ勝利したとは言えん!」 - 海底城での戦いに勝利した後に海上で漂流していた無抵抗のバーム星人を無差別に射殺した行為を一矢に非難された際に三輪が返した反論。
- 「バン!バン!!バームチェイジンヲコロセ!バームチェイジンハミナゴロシダ!!バン、バン!!」
- 長浜監督が語った、監督の本来の構想における『闘将ダイモス』の最終話での三輪の台詞。全てを失い、浮浪者となり、廃人と化した状態で、火星開発団の出発セレモニーの最中におもちゃの銃を振り回しながら呟く台詞である。片言になっている時点で既に精神が崩壊していることが窺い知れる。自業自得ではあるが、どこか哀れで非常に後味の悪い場面である。
スパロボシリーズでの暴言・迷言集
スパロボに登場する度にブッ飛んでいて暴走した暴言・迷言が炸裂。彼の暴言・迷言に苛立ちを覚えるプレイヤーもいれば、逆に一種の楽しさを覚え、どのような暴言・迷言が炸裂するのか楽しみにしているプレイヤーもいることだろう。
第4次
- 「お待ちください、閣下!今は非常時ですぞ!もしロンド=ベルなかりせば、DCや異星人どもとの戦いが苦しくなるのは必定!どうかご再考を!」
- 第4次より。ロンド・ベルを政治的な理由でダカールに呼びつけようとしたジャミトフへの反論で、後のスパロボにおける三輪と比べると数少ないまともな意見。しかしこの主張は通らず、結局は上官であるジャミトフの命に従うべきと主張し、ロンド・ベルと敵対する事態になってしまう。
- 「だまされるな!!あいつらは反逆者だ!」
「ジャミトフ閣下が、そのような事をされるはずがない!!すべてやつらのでっち上げだ!ロンド=ベルこそ異星人と手を組んでおるのだ!!」
「異星人と密通しておる男や、異星人のスパイがうようよいるロンド=ベルなど、たたきつぶしてしまえ!!」」 - 第4次より。ダカールでエゥーゴがティターンズを糾弾する演説を行ったところ、ティターンズの援軍として現れロンド・ベルに戦いを挑んでくる。「異星人と密通しておる男」=一矢、「異星人のスパイ」=ダバやレッシィを指しているのであろうが、三輪の視野の狭さを感じさせてくれる台詞である。
- 「バ…バカなっ!この私が…正義が敗れるとは…バカなァァァッ!」
- 第4次より。上記の戦闘で撃墜されると、この台詞を残して死亡する。原作で生き残ったキャラが死亡するというスパロボでも珍しいケースで、以後の作品でも採用されることとなる。なお同マップでは三輪の登場以前に敵を全滅させてもクリアにはならない為、三輪は嫌でも殺さなくてはならない。
A
- 「通信終わり!」
- スパロボAにおける三輪の口癖。自軍に対して延々とまくし立てては一方的に通信を打ち切り、ブライトたちを困らせる。
- 「有志…なるほど!すばらしい!スペースノイドなど、地に足のつかないフヌケばかりだと思っていたが、君のような男がいたとは!がんばってくれたまえ!」
- Aにてトリントン基地でロンド・ベルのメンバーと出会った際、ブライトにまだ会っていなかったドモンの正体を聞いた際、彼に「コロニーから駆けつけてくれた有志」と聞き、大喜びして。Aの三輪長官は滅茶苦茶な行動や言動も多いが、このようにどこかコミカルな場面もある。
- 「立派だ、あれぞ男の姿だ!」
- Aの序盤、バーム軍に勇敢に立ち向かう一矢の姿に感心・感動して。三輪長官の台詞の中では珍しく爽やかな熱血台詞である。
- 「もともとは対異星人用に開発されたものだ。南極条約は地球人にのみ適用される!異星人には何発撃ち込もうと、関係ない!」
- ガンダム試作2号機について。異星人相手にならいくらでも核を使っていいという、彼の思想がよく表れている。実際、異星人が南極条約の存在なんぞ知らないし、南極条約自体、連邦とジオンの戦闘にしか意味を持たないものなのでこの時点では正しいといえるのだが…
この後さらに、テストとして地球人が乗るナデシコに核を使えと言い出すあたり、そもそも南極条約を守る気すらない模様。 - 「黙れ、竜崎!なぜ奴らの肩を持つ!わしはお前がバームのスパイでないということを信用したわけではないのだからな!」
「それにアクセル(ラミア)もだ!これが終わったら、シャドウミラーのスパイとして処断してくれる!」 - A30話エンドデモにて、平和解放軍の処刑の決定を聞き、三輪に詰め寄るブライト達だったが、返ってきたのは「決定事項だ」の一言であった。一矢は「急にそんな決定が議会から降りるはずがない!」と食い下がるが、聞く耳持たんとばかりに一矢を糾弾し、主人公にまでその矛先を向ける。これに対してアクセルは「俺はあの組織とはもう関係ない」と返し、ラミアは「まだそんな事を言っていたとはな」と呆れ返るのだった。
- 「上層部の決定だ!」
- 降伏したバーム星人やマリーメイア軍の関係者の処刑を宣告し、例によって自軍の面々から猛反発を喰らった際に。普段は独断ばかりのくせに、こういう時だけ上層部の決定を盾にしようとするところに、彼の卑劣さが現れている(ちなみに、この決定も独断であった)。しかし直後、デュオ達によって不正を暴かれてしまう。
- 「う、うるさいっ! 決定は決定なのだ! 地球侵略を企んだ輩を信用できるか! これが一番、確実なのだ! わしが正しいッ!」
「黙れ!これは命令だ!わしのやることに口出しするのは許さんっ!処刑は予定通り、とりおこなうッ!わしが正義なのだ!」 - Aにて、不正を暴かれてもなおも自分の正義に固執するが、直後に五飛に「お前が正義などという言葉を口にするな…!」と言われてしまう。
- 「げ…げぶ…」
「…ご…あ…」 - 上記のやり取りのあと、完全にキレた一矢にフルボッコにされて。顔面を殴られたのか、もはやまともな声すら出ない模様。
なお、負傷の度合いは詳しくは語られないが、トロワ曰く「急所のみを確実に打っている」うえ、今作の一矢の一撃はガンダムファイターのドモンをして「当たればやられる」と言わしめた程なので、並大抵の怪我では済んでいないようだ。それでも死亡せずに済んだのは、彼の悪運が強いからか…何にせよ、三輪の暴言にイラついていたユーザーにとっては、溜飲の下がる場面だろう。
第2次α
- 「黙れ!大の虫を生かすためには小の虫を殺すことも必要なのだ!」
- 第2次αより。火山活動により街にマグマが迫っているにもかかわらず救援に向かわず極東支部の防衛を優先させた時の台詞で、勝利のためには平然と一般人の命を軽視する三輪を象徴している。
- 「フン…これだから、民間人は話にならん。戦場で兵士が死ぬのは日常茶飯事なのだぞ」
- 第2次αにて、武蔵の戦死の際に彼に哀悼の意を示さず、戦力の補強の事を述べてしまい、竜馬達に激怒される。めったに味方の死ぬことのない(死ぬ描写のない)αナンバーズと、何度も部隊の壊滅などに立ち会ってきた三輪の感覚の違いというか、間違ってはいない。だが、大切な仲間を失い悲観に暮れた状況の中において、その発言はあまりにも空気が読めてない事に変わりなく、竜馬達の逆鱗に触れたのもまた事実である。
- 「フィフス・ルナ落下阻止失敗に続き、この極東支部の盾となる科学要塞研究所をあっさりと明け渡すとは…」
「地球圏最強の特務部隊が聞いてあきれるわ!この役立たず共めが!」 - αナンバーズの大敗に激怒して、彼らを激しく罵倒して。直後に宙に面と向かって「能無し」呼ばわりされ、彼らから次々と批判されてしまう。ただ、この時は京四郎が「今度ばかりは奴に一理ある」と言って三輪を庇っている。
- 「よく言った、剣鉄也!お前こそ地球を守る真の戦士だ!」
- 第2次αにて、弓教授と早乙女博士が乗ったマジンカイザーと真ゲッターロボを破壊する決意を固めた鉄也に対して。上と似たようなことを言っているが、このときは三輪の作中における印象と味方との最悪な関係によって雰囲気は違っており、鉄也の怒りを招く結果となってしまう。
第3次α
- (武器商人の青二才めが…!言わせておけば…!)
- 第3次αにて。アズラエルに無能扱いされた際には、流石に内心では腹立たしく思っていた。
- (この男、一体どれほどの影響力を軍内部に持っているのだ)
- 上記のやり取りの直後、アズラエルがシナプスを処刑させると発言したことに驚愕する。
- 「お、おまちください!アズラエル理事!!核兵器の使用は、南極条約で固く禁じられております…!」
「しかし、理事…。核の使用は世論や安全評議会が…」 - 第3次α後半、プラントに対して核攻撃を図るアズラエルへの讒言。原作やSRWにて民間人を見下していることを考えれば、世論を気にするのもやや違和感があるのだが、アズラエルの狂気にはさすがについていけなかった模様。
- 「全軍、攻撃準備!相手は我らと同じ人類ではない…敵対する以上、バケモノと同じだ!」
「徹底的に叩き潰してやれ!!」 - 月から総司令部の直轄艦隊を率いてアズラエルの援軍に駆けつけ、コーディネイターの殲滅を声高に叫ぶが…。
- 「う、うおおおっ!?うわあああああっ!!」
- 断末魔。ジェネシスの光に焼かれ、三輪は第3次αの舞台から文字通り姿を消す。その呆気ない最期に、一矢も呆然とするしか無かった。
MX
- 「利用だと?フフフ、確かにそうかも知れん…だが、ワシもまた奴らを利用しておるのだ。ここで貴様ら反逆者を始末し、その功績を以ってワシはかつての立場へ返り咲く。そして、今度こそ異星人を…!あのバーム星人共を我らの太陽系より駆逐するのだ!!」
- MXの終盤、ゼーレの尖兵と化してネルフ本部を攻撃し、ネルフのメンバーに降伏勧告を突きつけた際、ミサトに「お前はゼーレに利用されているだけだ」と言われて。
- 「殺せ!破壊しろ!!」
「悪魔共を抹殺しろ!皆殺しにするのだ!!」
「わはははは!殺せ!殺せ!!殺せぇっ!!!」 - MXの終盤、ネルフを攻撃し、動けないEVA弐号機に容赦ない攻撃を浴びせて。ノリノリで大暴れするが…。
- 「そうだ!反逆者どもを許すわけにはいかんのだ!」
「当然だ!サードインパクトで世界を滅ぼそうとする貴様らを放置しておけるものか!」
「竜崎一矢…!ワシは貴様から受けた仕打ちを忘れておらんぞ…!そこにいる反逆者もろとも、このギルガザムネで…ワシ自らの手で貴様らを始末してくれる!」 - MXの第54話で塞臥の雷のオムザックと共にギルガザムネで現れて。今まさにリリスと二体の真聖ラーゼフォンという三柱の神々が降臨し、世界が多元世界補完計画によって終局に向かおうとしている最中、あまりにも唐突かつ場違いな彼の登場。ギャグみたいなこの展開である。
ちなみに「ワシ自ら」と言ってはいるが、実際にギルガザムネを操縦するのは同乗しているギガノス兵で、撃墜すると彼は三輪より先に戦死してしまう。 - 「ええい、黙れ!貴様らのような連中がいるからこそ、地球は数々の脅威にさらされるのだ!何よりもこの状況がそれを証明しておるではないか!!」
「無論だ!ここで貴様らを倒し、今度こそ地球圏に巣食う異星人共を皆殺しにしてくれる!!」
「貴様ら全てがワシの敵だ!地球人類の敵なのだ!!」 - 上記の台詞の後の台詞。世界が終局に向かおうとしている状況の中、この期に及んで私怨剥き出し、かつ相変わらずの異星人殲滅に拘るという空気読めなさ過ぎな台詞で、突っ込みどころ満載である。正気の沙汰ではなく、ある意味彼の存在に限ってはギャグ全開な展開に思えなくもない。もっともこの時点での残りの名有りの敵は久遠を除けば、ゼオライマーを倒して自分が冥王になるなどとのたまう塞臥と私怨(それも逆恨み)で綾人を討とうとする鳥飼、むちゃくちゃな理由(ルー曰く、『ワガママ』)で世界を滅ぼそうとするエルデと私怨や私情にまみれたキャラばかりなのだが。
- 「ば、馬鹿な…!ワシが死ぬというのか!?司令であるこのワシが!?ワシがいなければ、地球は異星人共の手に渡ってしまうのだぞ!!そうだ!ワ、ワシが死ねば、この地球は…この地球はァァァァッ!!」
- MXでの最期の台詞。最後の最後まで自分こそが地球を救う救世主だと妄信した断末魔だが、むしろ三輪がいない方が、バーム星人を初めとする異星人との友好が円滑になるのは間違いないだろう。
余談
聖悠紀氏によるラフスケッチでは迷彩服を纏っており、決定稿以上にアグレッシブな印象を与える反面、顔つきは幾分柔和に描かれている。