「リボーンズガンダム」の版間の差分

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=== 開発経緯 ===
 
=== 開発経緯 ===
元々は[[イノベイド]]による武力介入を前提に開発された専用MS「1ガンダム(アイガンダム)」と「GNキャノン([[ガンキャノン]])」という別のモビルスーツとして開発されていたものを、リボンズがそれらを一つにまとめ、「リボーンズガンダム オリジン」として一旦設計。スパイである[[アニュー・リターナー]]から齎されたツインドライヴシステムとトランザムを実装し、現在の形に至った。
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元々は「1ガンダム(アイガンダム)」と「GNキャノン([[ガンキャノン]])」という別のモビルスーツとして開発されていたが、リボンズがそれらを一つにまとめ、「リボーンズガンダム オリジン」として一旦設計。スパイである[[アニュー・リターナー]]から提供されたデータを基に[[ツインドライヴシステム]][[トランザム]]を実装し、現在の形に至った。
  
 
本来はもう一つ、地上戦砲撃形態「リボーンズタンク」があったのだが、オリジンから再設計する際に外されている。
 
本来はもう一つ、地上戦砲撃形態「リボーンズタンク」があったのだが、オリジンから再設計する際に外されている。
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=== 機体概要 ===
 
=== 機体概要 ===
両肘に疑似GNドライヴ ([[GNドライヴ[Τ]]])を搭載しており、[[ツインドライヴシステム]]と[[トランザム]]も実装されている。
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両肘に[[GNドライヴ[Τ]]](疑似太陽炉)を搭載。[[ダブルオーガンダム]]([[ダブルオーライザー]])のツインドライヴシステムの問題点となった太陽炉同士の同調率から引き起こされるシステムの不安定な稼働を解決している。
[[ダブルオーガンダム]]([[ダブルオーライザー]])のツインドライヴシステムの問題点となった太陽炉同士の同調率から引き起こされるシステムの不安定な稼働を解決している。
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ダブルオーガンダムは[[オーライザー]]と[[合体]]しないとシステムを安定稼動できないのに対し、本機は擬似太陽炉を搭載しているので常に安定している。
 
ダブルオーガンダムは[[オーライザー]]と[[合体]]しないとシステムを安定稼動できないのに対し、本機は擬似太陽炉を搭載しているので常に安定している。
  
1ガンダムをベースにした汎用性の高い「ガンダムモード」を基本形態とし、GNキャノンをベースとした砲撃戦用の「キャノンモード」に変形可能。二機の機体を一つにまとめた弊害か、各モードの一部性能は1ガンダムやGNキャノンに劣っているものの、状況に合わせた変形により高い戦闘能力を発揮する。
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1ガンダムをベースとした汎用性の高い「ガンダムモード」を基本形態とし、GNキャノンをベースとした砲撃戦用の「キャノンモード」に変形可能。二機の機体を一つにまとめた弊害か、各モードの一部性能は1ガンダムやGNキャノンに劣っているものの、状況に合わせた変形により高い戦闘能力を発揮する。
 
 
独自の操縦サポートシステムが組み込まれており、[[ヴェーダ]]のバックアップ無しでも問題なく戦闘が可能。このような仕様になったのは、[[リボンズ・アルマーク]]が他の[[イノベイド]]を全く信用していなかったためである。
 
  
また、各ガンダムや[[イノベイター]]独自のデータをフィードバックして、機動力と火力の双方を両立させた高性能機である。
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独自の操縦サポートシステムが組み込まれており、[[ヴェーダ]]のバックアップ無しでも問題なく戦闘が可能。このような仕様になったのは、リボンズが他の[[イノベイド]]を全く信用していなかったためである。
  
なお、[[GNフィールド]]を搭載していないのはリボンズ自身がパイロットとしての自信に満ち溢れた故にあえて搭載しなかったと思われる。
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なお、[[GNフィールド]]は搭載していない。オリジナルGNドライヴを使用していないこととの関係は不明。
  
搭乗者であるリボンズの名前がついており、視聴者からはその点をネタにされることが多いが、実際の意味は'''「再生」'''あるいは'''「再誕」'''。普通に自身の名から引っ張った可能性もないではないが、真相はリボンズ本人しか知らない。
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設計者・搭乗者であるリボンズ自身の名前が付けられており、視聴者からはその点をネタにされることが多いが、実際の意味は'''「再生」'''あるいは'''「再誕」'''。普通に自身の名から引っ張った可能性もないではないが、真相はリボンズ本人しか知らない。
  
 
==== リボーンズキャノン ====
 
==== リボーンズキャノン ====
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=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇]]
:最終局面で原作通り、リボンズ機として登場。[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]当人の高い能力と相まって、命中と回避が際立っている。[[2回行動]]からの[[マップ兵器]]連発が怖いので、できれば[[刹那・F・セイエイ|刹那]]単独で戦いたい。幸いにも刹那しか狙わないルーチンを利用し、刹那の[[エースボーナス]](ガンダム及び太陽炉搭載機体への与ダメージ1.5倍)があれば、さほど怖い相手ではない。
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:最終局面で原作通り、リボンズ機として登場。リボンズ当人の高い能力と相まって、命中と回避が際立っている。[[2回行動]]からの[[マップ兵器]]連発が怖いので、できれば[[刹那・F・セイエイ|刹那]]単独で戦いたい。幸いにも刹那しか狙わないルーチンを利用し、刹那の[[エースボーナス]](ガンダム及び太陽炉搭載機への与ダメージ1.5倍)があれば、さほど怖い相手ではない。
  
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
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:背部に装備された高出力[[ビームサーベル]]。大型の名の通り、通常のGNビームサーベルより長い刀身を誇る。キャノンモードでも使用可能で、敵の意表を突く使い方が可能。
 
:背部に装備された高出力[[ビームサーベル]]。大型の名の通り、通常のGNビームサーベルより長い刀身を誇る。キャノンモードでも使用可能で、敵の意表を突く使い方が可能。
 
;GNバスターライフル
 
;GNバスターライフル
:基本装備で、通常の[[ビームライフル]]より高出力かつ連射も可能。腕の[[GNドライヴ[Τ]|擬似太陽炉]]から直接[[GN粒子]]を供給する。キャノンモードでは前腕部に固定されるため射角が制限されるが、擬似太陽炉と直結する事により威力が増す。
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:基本装備で、通常の[[ビームライフル]]より高出力かつ連射も可能。腕の[[GNドライヴ[Τ]]]から直接[[GN粒子]]を供給する。キャノンモードでは前腕部に固定されるため射角が制限されるが、GNドライヴ[Τ]と直結することにより威力が増す。
;小型GNフィンファング
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;GNフィンファング
:シールドと腰に設置された小型の[[オールレンジ攻撃|遠隔誘導端末]]。計8基装備。ビームサーベルを発生させて[[突撃]]させる事で攻撃するほか、シールドに設置されたものについてはマウントしたままだとビーム砲としても機能する。小回りが利き変則的な軌道を取ることが可能で、[[超兵]]である[[アレルヤ・ハプティズム|アレルヤ]](ハレルヤと融合した)でさえも完全に[[回避]]し切れなかった。
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:[[ガンダムスローネツヴァイ]][[アルケーガンダム]]に搭載された[[オールレンジ攻撃|GNファング]]の発展型。バックパックに大型を4基、シールドと腰に小型を計8基装備。
:再世篇では[[MAP兵器]]版GNフィンファングや[[トランザム]]発動の演出に使用している。
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:元ネタは[[νガンダム]]の「フィン・ファンネル」。翼状に配置されていることから[[Hi-νガンダム]]のイメージに近い。また、'''蒼月氏はやはり「フィン・ファング!」を叫びたがった'''という逸話があり、実際リボンズが登場する他作品では使用時にしっかり叫んでいる。
;大型GNフィンファング
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:再世篇では自機中心型の[[マップ兵器]](全周囲8マス)であり、黒の騎士団ルートでは迂闊に戦力を割くと一網打尽にされてしまう。「[[トランザム]]発動」の演出にも登場。
:[[ガンダムスローネツヴァイ|スローネツヴァイ]]や[[アルケーガンダム|アルケー]]に搭載されたGNファングの発展型。従来のものより大型化している。バックパックに4基装備。
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:;小型GNフィンファング
:自機中心型の[[マップ兵器]](再世篇では全周囲8マス)であり、黒の騎士団ルートでは迂闊に戦力を割くと一網打尽にされてしまう。
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::小型のフィンファングはビームサーベルを発生させて[[突撃]]させることで使用するほか、シールドに設置されたものについてはマウントしたままだとビーム砲としても機能する。小回りが利き変則的な軌道を取ることが可能で、[[超兵]]である[[アレルヤ・ハプティズム|アレルヤ]](ハレルヤと融合した状態)でさえも完全に[[回避]]しきれなかった。
:元ネタは[[νガンダム]]の「フィン・ファンネル」。翼状に配置されていることから[[Hi-νガンダム]]のイメージに近い。また、'''蒼月氏はやはり「フィン・ファング!」を叫びたがった'''という逸話があり、実際[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]が登場する他作品では使用時にしっかり叫んでいる。
 
 
:;GNキャノン
 
:;GNキャノン
 
::キャノンモード時、大型GNフィンファングは主砲として機能し、収束させることで威力が向上する。また、ガンダムモードでもファングをマウントしたままで背後の敵に意表を突いた攻撃が可能。劇中では、今までほぼ無傷だった[[ダブルオーライザー]]の右脚を吹き飛ばしており、リボーンズガンダムの手強さを視聴者に印象付けている。
 
::キャノンモード時、大型GNフィンファングは主砲として機能し、収束させることで威力が向上する。また、ガンダムモードでもファングをマウントしたままで背後の敵に意表を突いた攻撃が可能。劇中では、今までほぼ無傷だった[[ダブルオーライザー]]の右脚を吹き飛ばしており、リボーンズガンダムの手強さを視聴者に印象付けている。
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==== 必殺技 ====
 
==== 必殺技 ====
 
;トランザム発動
 
;トランザム発動
:擬似太陽炉のツインドライヴもあり、[[トランザム]]の維持可能時間は長い。ただし、[[ダブルオーライザー]]の様な[[分身|未知現象]]は起きない。
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:擬似太陽炉のツインドライヴもあり、[[トランザム]]の維持可能時間は長い。ただし、[[ダブルオーライザー]]のような[[分身|未知現象]]は起きない。
:再世篇ではGNバスターライフルを乱射しつつ、小型・大型GNフィンファングによる[[オールレンジ攻撃]]の後、背後から斬り付け、〆にフィンファングによる一斉攻撃を仕掛ける演出となっている。攻撃の終わりにはリボーンズガンダムと[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]の[[カットイン]]が挿入される。[[射程]]の問題で、反撃にはこれかキャノンを使ってくる。
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:再世篇ではGNバスターライフルを乱射しつつ、小型・大型GNフィンファングによる[[オールレンジ攻撃]]の後、背後から切り付け、〆にフィンファングによる一斉攻撃を仕掛ける演出となっている。背後からの切り付けではリボーンズガンダム、最後の一斉攻撃の直前ではリボンズの[[カットイン]]がそれぞれ挿入される。[[射程]]の問題で、反撃にはこれかキャノンを使ってくる。
  
 
=== [[特殊能力]] ===
 
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:[[切り払い]]、[[シールド防御]]を発動。
 
:[[切り払い]]、[[シールド防御]]を発動。
 
;[[EN回復]](中)
 
;[[EN回復]](中)
:[[ツインドライヴシステム]]の恩恵で[[EN|エネルギー]]が回復する。[[GNドライヴ[Τ]|擬似太陽炉]]二つなのに、[[GNドライヴ|純正太陽炉]]二つの[[ダブルオーライザー]]より効果が上。何故だ。
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:[[ツインドライヴシステム]]の恩恵で[[EN]]が回復する。[[GNドライヴ[Τ]|擬似太陽炉]]二つなのに、[[GNドライヴ|純正太陽炉]]二つの[[ダブルオーライザー]]より効果が上。何故だ。
  
 
=== 移動タイプ ===
 
=== 移動タイプ ===
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== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
 
;リボーンズキャノン登場
 
;リボーンズキャノン登場
:2nd第24話Cパートのラストに登場。そこに現れたMSは'''[[ガンキャノン]]に近い機体'''であった為、ラスボスは「まさかのガンキャノンか?」と話題となった。
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:2nd第24話Cパートのラストに登場。そこに現れたMSは'''[[ガンキャノン]]に近い機体'''であったため、「ラスボスはまさかのガンキャノンか?」と話題となった。
:…「どうせ変形するだろ」、「[[ラッセ・アイオン|ラッセ]]が乗り捨てた0ガンダムに乗り換えるに違いない」という声もあったのも事実だが。
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:…「どうせ変形するだろ」「[[ラッセ・アイオン|ラッセ]]が乗り捨てた0ガンダムに乗り換えるに違いない」という声があったのも事実だが。
 
;人類を導くガンダム
 
;人類を導くガンダム
:2nd最終話。リボーンズキャノンとの戦いの中で、[[刹那・F・セイエイ|刹那]]は衝撃的な光景を目にする。リボーンズキャノンの背面が[[変形]]し、真の姿―――リボーンズガンダムがその姿を露にした。
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:2nd最終話。リボーンズキャノンとの戦いの中で、刹那は衝撃的な光景を目にする。リボーンズキャノンの背面が[[変形]]し、真の姿――リボーンズガンダムがその全容を露にした。
:[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]は、リボーンズガンダムの[[オールレンジ攻撃|遠隔誘導兵器]]GNフィンファングや、リボーンズキャノン形態の砲撃を駆使して刹那を追い詰めていくが、刹那が純粋種の[[イノベイター]]の力を発現させると、今度はリボンズの方が追い詰められていく。最終的に、刹那とリボンズは互いの機体を[[トランザム]]させて勝負に出るが、両機は共に損傷し、戦闘不能状態になった。
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:リボンズはGNフィンファングやキャノン形態での砲撃を駆使して刹那を追い詰めていくが、刹那が真の[[イノベイター]]としての力を発現させると、今度はリボンズの方が追い詰められていく。最終的に、刹那とリボンズは互いの機体を[[トランザム]]させて勝負に出るが、両機は共に損傷し、戦闘不能状態になった。
:その後、それぞれの「[[ガンダムエクシア|はじまりの]][[ガンダム|機体]]」に[[乗り換え|乗り換えた]]刹那とリボンズとの真の最終決戦の幕が上がることになる。
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:その後、それぞれの「[[ガンダムエクシア|はじまりの]][[ガンダム|機体]]」に[[乗り換え]]た刹那とリボンズの、真の最終決戦の幕が上がることとなる。
  
 
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
 
;リボーンズガンダム オリジン
 
;リボーンズガンダム オリジン
:初期設計時の姿。上述の通り、ガンダム・キャノン形態の他にタンク形態を取る事が可能。なお、[[ツインドライヴシステム]]と[[トランザム]]システムは搭載されていない。SRW未登場。
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:初期設計時の姿。上述の通り、ガンダム・キャノンに加えてタンク形態にも変形できる。[[ツインドライヴシステム]]と[[トランザム]]は搭載されていない。SRW未登場。
 
;1ガンダム、1.5ガンダム
 
;1ガンダム、1.5ガンダム
:1をアルファベットのI(アイ)に見立てて「アイガンダム」と読む。リボーンズガンダムのベースとなった機体。第一世代「0ガンダム」をベースに開発された[[イノベイド]]専用の機体。外見が全くの瓜二つである。[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]も搭乗経験がある。後に改修が行われ「1.5(アイズ)ガンダム」となった。両機ともSRW未登場。
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:リボーンズガンダムのベースとなった機体。1をアルファベットのI(アイ)に見立てて「アイガンダム」と読む。外見は全くの瓜二つである。
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:第1世代「0ガンダム」をベースに開発された[[イノベイド]]専用機。リボンズも搭乗経験がある。後に改修が行われ、「1.5(アイズ)ガンダム」となった。両機ともSRW未登場。
 
;GNキャノン
 
;GNキャノン
:[[ガンキャノン]]」と読む。リボーンズキャノンのベースとなった機体で1ガンダムの支援機。太陽炉で動く他、膨大な粒子消費量に対応すべく大容量のGNコンデンサー(貯蔵タンク)を積んでいる。SRW未登場。
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:リボーンズキャノンのベースとなった機体。「[[ガンキャノン]]」と読む。
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:1ガンダムの支援機。太陽炉で動く他、膨大な粒子消費量に対応すべく大容量のGNコンデンサーを積んでいる。SRW未登場。
 
;[[ガンダムエクシア]]<br />[[ガンダムヴァーチェ]]
 
;[[ガンダムエクシア]]<br />[[ガンダムヴァーチェ]]
 
:それぞれガンダム・キャノン形態にデータが使われている。
 
:それぞれガンダム・キャノン形態にデータが使われている。
 
;[[アルヴァアロン]]
 
;[[アルヴァアロン]]
:1ガンダムを元にして開発された[[モビルスーツ]]。ある意味、アルヴァアロンはリボーンズガンダムとは兄弟機であるとも言えなくはない。
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:1ガンダムを元にして開発された[[モビルスーツ]]。ある意味、アルヴァアロンとリボーンズガンダムは兄弟機であるとも言えなくはない。
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*『[[機動戦士ガンダム00]]』の裏テーマとして「[[ガンダムシリーズ]]のオマージュ」というものがあり、このリボーンズガンダムもその一つ。『[[機動戦士ガンダム]]』劇中における「[[V作戦]](スタッフの案は'''『ひとりV作戦』''')」で開発された[[ガンダム]]、[[ガンキャノン]]、[[ガンタンク]]を一つに纏めたものである。
 
*『[[機動戦士ガンダム00]]』の裏テーマとして「[[ガンダムシリーズ]]のオマージュ」というものがあり、このリボーンズガンダムもその一つ。『[[機動戦士ガンダム]]』劇中における「[[V作戦]](スタッフの案は'''『ひとりV作戦』''')」で開発された[[ガンダム]]、[[ガンキャノン]]、[[ガンタンク]]を一つに纏めたものである。
 
**ちなみに、'''『ひとりV作戦』を提案したスタッフの正体は蒼月昇こと古谷徹氏'''とも言われている。
 
**ちなみに、'''『ひとりV作戦』を提案したスタッフの正体は蒼月昇こと古谷徹氏'''とも言われている。
**しかし、演出に無理があると同時にプラモデル化前提という理由で、ガンタンク形態はプラスチック形状の支障を来すとして廃案。已む無くガンダムをベースに、ガンキャノンのギミックを生かしたものにしている。なお、タンクモードの廃止は機体設定の中に組み込まれている。
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**しかし、演出に無理がある上、プラモデル化前提という都合上、タンク形態はプラスチック形状の支障を来すとして廃案。ガンダムをベースに、ガンキャノンのギミックを生かした形態としてまとめられ、タンク形態の廃止は機体設定の中に組み込まれている。
*2017年8月に配信された『ガンダムビルドファイターズ バトローグ』第1話にて、リボーンズガンダムのカスタムガンプラである「リバーシブルガンダム」が登場。原型では廃止されたタンクモードへの変形も可能となっている。
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*2017年8月に配信された『ガンダムビルドファイターズ バトローグ』第1話にて、リボーンズガンダムのカスタムガンプラである「リバーシブルガンダム」が登場。原型では廃止されたタンクモードへの変形も可能となっていた。
**劇中では歴代ガンダム作品に登場したパイロットの疑似人格AIを使っているという設定からリボンズが搭乗していたが、途中でプログラム変更でアムロに入れ替わっている。'''EDクレジットでは「アムロ・レイ 古谷徹」「リボンズ・アルマーク 蒼月昇」とわざわざ別々に表記されるという芸の細かさであった'''
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**劇中では歴代ガンダム作品に登場したパイロットの疑似人格AIを使っているという設定からリボンズが搭乗していたが、途中でプログラム変更でアムロに入れ替わる。'''EDクレジットでは「アムロ・レイ 古谷徹」「リボンズ・アルマーク 蒼月昇」とわざわざ別々に表記されるという芸の細かさ'''であった。
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==

2018年6月23日 (土) 18:54時点における版

リボーンズガンダム
外国語表記 Reborns Gundam
登場作品

ガンダムシリーズ

メカニックデザイン 海老川兼武
分類 イノベイド専用可変モビルスーツ
生産形態 専用機
型式番号 CB-0000G/C
頭頂高 23.3 m
重量 79.1 t
動力・推進機関 GNドライヴ[Τ]×2
エネルギー GN粒子
装甲材質 Eカーボン
バックアップシステム 独自のバックアップシステム
開発者 リボンズ・アルマーク
所属 イノベイド
パイロット リボンズ・アルマーク
テンプレートを表示

概要

リボンズ・アルマークが自身専用に開発したモビルスーツ。砲撃戦形態の「リボーンズキャノン」に変形可能。

開発経緯

元々は「1ガンダム(アイガンダム)」と「GNキャノン(ガンキャノン)」という別のモビルスーツとして開発されていたが、リボンズがそれらを一つにまとめ、「リボーンズガンダム オリジン」として一旦設計。スパイであるアニュー・リターナーから提供されたデータを基にツインドライヴシステムトランザムを実装し、現在の形に至った。

本来はもう一つ、地上戦砲撃形態「リボーンズタンク」があったのだが、オリジンから再設計する際に外されている。

また開発の際にガンダムエクシアのデータが流用されており、その意味では兄弟機に当たる。また、リボーンズキャノンにはガンダムヴァーチェのデータを使用し、センサーにはGN-X IIキャノンと同系統の物を使っている。

機体概要

両肘にGNドライヴ[Τ](疑似太陽炉)を搭載。ダブルオーガンダムダブルオーライザー)のツインドライヴシステムの問題点となった太陽炉同士の同調率から引き起こされるシステムの不安定な稼働を解決している。

ダブルオーガンダムはオーライザー合体しないとシステムを安定稼動できないのに対し、本機は擬似太陽炉を搭載しているので常に安定している。

1ガンダムをベースとした汎用性の高い「ガンダムモード」を基本形態とし、GNキャノンをベースとした砲撃戦用の「キャノンモード」に変形可能。二機の機体を一つにまとめた弊害か、各モードの一部性能は1ガンダムやGNキャノンに劣っているものの、状況に合わせた変形により高い戦闘能力を発揮する。

独自の操縦サポートシステムが組み込まれており、ヴェーダのバックアップ無しでも問題なく戦闘が可能。このような仕様になったのは、リボンズが他のイノベイドを全く信用していなかったためである。

なお、GNフィールドは搭載していない。オリジナルGNドライヴを使用していないこととの関係は不明。

設計者・搭乗者であるリボンズ自身の名前が付けられており、視聴者からはその点をネタにされることが多いが、実際の意味は「再生」あるいは「再誕」。普通に自身の名から引っ張った可能性もないではないが、真相はリボンズ本人しか知らない。

リボーンズキャノン

前後反転して変形する砲撃戦形態。武装の配置が変わることにより射撃武器の性能が向上する。

なお、キャノン時に後ろから見るとガンダムの頭が見えてしまっている

登場作品と操縦者

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇
最終局面で原作通り、リボンズ機として登場。リボンズ当人の高い能力と相まって、命中と回避が際立っている。2回行動からのマップ兵器連発が怖いので、できれば刹那単独で戦いたい。幸いにも刹那しか狙わないルーチンを利用し、刹那のエースボーナス(ガンダム及び太陽炉搭載機への与ダメージ1.5倍)があれば、さほど怖い相手ではない。

単独作品

スーパーロボット大戦X-Ω
敵ユニットとしてはストーリークエストで登場していたが、2018年2月のイベント「策謀渦巻く宇宙」で自軍ユニットとして実装。大器型SSRシューター。

装備・機能

武装・必殺武器

武装

GNバルカン
キャノンモード時のマニピュレータにそれぞれ3基、左右で計6基搭載。
エグナーウィップ
キャノンモードのみに装備。腕部アンカー部に装備された電磁ワイヤーで、エンプラスに装備されていたものの強化版。また、指先からもワイヤーを発射できる。
大型GNビームサーベル
背部に装備された高出力ビームサーベル。大型の名の通り、通常のGNビームサーベルより長い刀身を誇る。キャノンモードでも使用可能で、敵の意表を突く使い方が可能。
GNバスターライフル
基本装備で、通常のビームライフルより高出力かつ連射も可能。腕のGNドライヴ[Τ]から直接GN粒子を供給する。キャノンモードでは前腕部に固定されるため射角が制限されるが、GNドライヴ[Τ]と直結することにより威力が増す。
GNフィンファング
ガンダムスローネツヴァイアルケーガンダムに搭載されたGNファングの発展型。バックパックに大型を4基、シールドと腰に小型を計8基装備。
元ネタはνガンダムの「フィン・ファンネル」。翼状に配置されていることからHi-νガンダムのイメージに近い。また、蒼月氏はやはり「フィン・ファング!」を叫びたがったという逸話があり、実際リボンズが登場する他作品では使用時にしっかり叫んでいる。
再世篇では自機中心型のマップ兵器(全周囲8マス)であり、黒の騎士団ルートでは迂闊に戦力を割くと一網打尽にされてしまう。「トランザム発動」の演出にも登場。
小型GNフィンファング
小型のフィンファングはビームサーベルを発生させて突撃させることで使用するほか、シールドに設置されたものについてはマウントしたままだとビーム砲としても機能する。小回りが利き変則的な軌道を取ることが可能で、超兵であるアレルヤ(ハレルヤと融合した状態)でさえも完全に回避しきれなかった。
GNキャノン
キャノンモード時、大型GNフィンファングは主砲として機能し、収束させることで威力が向上する。また、ガンダムモードでもファングをマウントしたままで背後の敵に意表を突いた攻撃が可能。劇中では、今までほぼ無傷だったダブルオーライザーの右脚を吹き飛ばしており、リボーンズガンダムの手強さを視聴者に印象付けている。
GNシールド
左腕に装備したシールド。小型GNフィンファングをマウント。

必殺技

トランザム発動
擬似太陽炉のツインドライヴもあり、トランザムの維持可能時間は長い。ただし、ダブルオーライザーのような未知現象は起きない。
再世篇ではGNバスターライフルを乱射しつつ、小型・大型GNフィンファングによるオールレンジ攻撃の後、背後から切り付け、〆にフィンファングによる一斉攻撃を仕掛ける演出となっている。背後からの切り付けではリボーンズガンダム、最後の一斉攻撃の直前ではリボンズのカットインがそれぞれ挿入される。射程の問題で、反撃にはこれかキャノンを使ってくる。

特殊能力

SRWでは特殊能力としての変形は持っていない。

剣装備、盾装備
切り払いシールド防御を発動。
EN回復(中)
ツインドライヴシステムの恩恵でENが回復する。擬似太陽炉二つなのに、純正太陽炉二つのダブルオーライザーより効果が上。何故だ。

移動タイプ

宇宙
飛行可能。

サイズ

M

対決・名場面

リボーンズキャノン登場
2nd第24話Cパートのラストに登場。そこに現れたMSはガンキャノンに近い機体であったため、「ラスボスはまさかのガンキャノンか?」と話題となった。
…「どうせ変形するだろ」「ラッセが乗り捨てた0ガンダムに乗り換えるに違いない」という声があったのも事実だが。
人類を導くガンダム
2nd最終話。リボーンズキャノンとの戦いの中で、刹那は衝撃的な光景を目にする。リボーンズキャノンの背面が変形し、真の姿――リボーンズガンダムがその全容を露にした。
リボンズはGNフィンファングやキャノン形態での砲撃を駆使して刹那を追い詰めていくが、刹那が真のイノベイターとしての力を発現させると、今度はリボンズの方が追い詰められていく。最終的に、刹那とリボンズは互いの機体をトランザムさせて勝負に出るが、両機は共に損傷し、戦闘不能状態になった。
その後、それぞれの「はじまりの機体」に乗り換えた刹那とリボンズの、真の最終決戦の幕が上がることとなる。

関連機体

リボーンズガンダム オリジン
初期設計時の姿。上述の通り、ガンダム・キャノンに加えてタンク形態にも変形できる。ツインドライヴシステムトランザムは搭載されていない。SRW未登場。
1ガンダム、1.5ガンダム
リボーンズガンダムのベースとなった機体。1をアルファベットのI(アイ)に見立てて「アイガンダム」と読む。外見は全くの瓜二つである。
第1世代「0ガンダム」をベースに開発されたイノベイド専用機。リボンズも搭乗経験がある。後に改修が行われ、「1.5(アイズ)ガンダム」となった。両機ともSRW未登場。
GNキャノン
リボーンズキャノンのベースとなった機体。「ガンキャノン」と読む。
1ガンダムの支援機。太陽炉で動く他、膨大な粒子消費量に対応すべく大容量のGNコンデンサーを積んでいる。SRW未登場。
ガンダムエクシア
ガンダムヴァーチェ
それぞれガンダム・キャノン形態にデータが使われている。
アルヴァアロン
1ガンダムを元にして開発されたモビルスーツ。ある意味、アルヴァアロンとリボーンズガンダムは兄弟機であるとも言えなくはない。

余談

  • 機動戦士ガンダム00』の裏テーマとして「ガンダムシリーズのオマージュ」というものがあり、このリボーンズガンダムもその一つ。『機動戦士ガンダム』劇中における「V作戦(スタッフの案は『ひとりV作戦』)」で開発されたガンダムガンキャノンガンタンクを一つに纏めたものである。
    • ちなみに、『ひとりV作戦』を提案したスタッフの正体は蒼月昇こと古谷徹氏とも言われている。
    • しかし、演出に無理がある上、プラモデル化前提という都合上、タンク形態はプラスチック形状の支障を来すとして廃案。ガンダムをベースに、ガンキャノンのギミックを生かした形態としてまとめられ、タンク形態の廃止は機体設定の中に組み込まれている。
  • 2017年8月に配信された『ガンダムビルドファイターズ バトローグ』第1話にて、リボーンズガンダムのカスタムガンプラである「リバーシブルガンダム」が登場。原型では廃止されたタンクモードへの変形も可能となっていた。
    • 劇中では歴代ガンダム作品に登場したパイロットの疑似人格AIを使っているという設定からリボンズが搭乗していたが、途中でプログラム変更でアムロに入れ替わる。EDクレジットでは「アムロ・レイ 古谷徹」「リボンズ・アルマーク 蒼月昇」とわざわざ別々に表記されるという芸の細かさであった。

商品情報

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