「シャリア・ブル」の版間の差分
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*劇場版では登場しないが、これは尺の都合によるものと安彦良和氏の「シャリア・ブルのエピソードは不要」という進言があったためとされる。 | *劇場版では登場しないが、これは尺の都合によるものと安彦良和氏の「シャリア・ブルのエピソードは不要」という進言があったためとされる。 | ||
**また氏の執筆した漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』においては、登場こそするもののTV版の温厚な人柄とは全く異なり、プライドの高い傲慢な人物して描写されており、ギレンに対して一歩距離を置いていたアニメとは違い、強烈なギレン派としても描かれている。戦闘でも常時冷静にアムロの力量を見決めていたTV版と比較して、こちらは戦闘中に逆上したりするなど冷静さを失う場面も。結果的に撃墜された際には実験動物みたいな扱いを強要したギレンに対する嘆きとも恨み言とも言える絶叫を残して戦死。シャアからも「この程度の男」と酷評されることになる。TV版で登場した時期は丁度安彦氏が入院中で、氏が製作にタッチしていないキャラであるという事とは恐らく無関係ではあろうが、何故か安彦氏絡みでことごとく扱いが悪くなっている。 | **また氏の執筆した漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』においては、登場こそするもののTV版の温厚な人柄とは全く異なり、プライドの高い傲慢な人物して描写されており、ギレンに対して一歩距離を置いていたアニメとは違い、強烈なギレン派としても描かれている。戦闘でも常時冷静にアムロの力量を見決めていたTV版と比較して、こちらは戦闘中に逆上したりするなど冷静さを失う場面も。結果的に撃墜された際には実験動物みたいな扱いを強要したギレンに対する嘆きとも恨み言とも言える絶叫を残して戦死。シャアからも「この程度の男」と酷評されることになる。TV版で登場した時期は丁度安彦氏が入院中で、氏が製作にタッチしていないキャラであるという事とは恐らく無関係ではあろうが、何故か安彦氏絡みでことごとく扱いが悪くなっている。 | ||
+ | **元々、オリジナルのTV版が話数短縮されず予定通り全50話で製作されていた場合、彼の出番はもっと長く大きいものと予定され、[[アムロ・レイ|アムロ]]のニュータイプ覚醒にも大きな役割を果たすという、ニュータイプ版[[ランバ・ラル]]のような立ち回りになる筈であったという。1stガンダム事実上の[[打ち切り]]の被害を最も被ったキャラクターなのかもしれない。 | ||
== 資料リンク == | == 資料リンク == |
2017年7月21日 (金) 04:28時点における版
シャリア・ブル | |
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外国語表記 | Challia Bull |
登場作品 | |
声優 | 木原正二郎 |
種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
所属 | ジオン公国軍 |
軍階級 | 大尉 |
概要
木星帰りのニュータイプにして、ガンダムシリーズに初めてニュータイプとして登場したキャラクター。
キシリア・ザビに対する牽制という思惑を秘めたギレン・ザビ直々の命令で、キシリア配下のニュータイプ部隊に配属となり、ブラウ・ブロに乗ってホワイトベース隊と戦ったが、ニュータイプとして成長しつつあったアムロ・レイのガンダムによる攻撃を受けて戦死する。
若年層に多く発生例が見られたニュータイプとしては例外的な中年男性。また情緒不安定なキャラが多いニュータイプとしてはこれまた例外的に、落ち着きのある謹厳実直な人柄である。
登場作品と役柄
驚異的なスピードで2回行動が可能だったり、ゲーマルクやα・アジールといった、原作では搭乗する事の無かった後世代のニュータイプ専用機に乗り換えていたり……と、出番は少ないが優遇されている。史上初のニュータイプの面目躍如といったところか。
旧シリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦
- DC所属。ルートによっては中盤で登場し、レベル35にして2回行動可能という凄まじいインパクトを与える。
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- ノイエDCの一員だが、宇宙マップの「強襲!阻止限界点」でブラウ・ブロに乗って1度登場するのみ。
- ニュータイプ技能を持ち、ブラウ・ブロの性能とあわせて強敵の部類に入る。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 今回から声が入った。DCルートではDCとの決戦シナリオで出るので分かりづらいが、ポセイダルルート「砂上の楼閣」ではマ・クベと一緒に出てくるのでザビ家派だったようだ。後にハマーン派に粛清されたのかそこで戦死したのか、以降は出てこない。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 今回はギレンに仕えている。α・アジールに乗って1話のみ登場。
パイロットステータス設定の傾向
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
人間関係
- ギレン・ザビ
- キシリアの元に行くように命じた。
- ララァ・スン
- 自分と同じニュータイプ。彼女を一目見て「何か力の様なものを感じる」と評した。
- シャア・アズナブル
- キシリアの元で同僚となる。
- シャアはシャリアと出会い「また友人が増えたようだ」と微笑んで見せたが、後にシャリアを殺したガンダムへの追撃をララァが進言した際にはそれを退け、「ギレンとキシリアの間で上手く立ち回れぬ自分を知っていた不幸な男」「潔く死なせてやれただけでも彼にとっては」と評している。
名台詞
- 「わたくしには閣下の深いお考えはわかりません。しかし、わかるように努力するつもりであります」
- 勘が良すぎるためにギレンから直接言及される前にキシリアの元へ行けという指示を先読みしてしまい、ギレンから「私がなぜ君をキシリアのもとにやるかわかるか?」と言われた際の返事。「ギレンが期待する事についてはきちんと実行してみせるが、ギレンとキシリアの間の確執については、あくまで自分と無関係の事で関与する気は一切ないし、建前上は気付いていない事にする」と言外に意思表示し、それに対しギレンも「人の心を覗きすぎるのは己の身を滅ぼすことになる」と釘を刺した上で彼の内心については容認している。「大人」なやり取りである。
- 「私は大佐の様な方が好きです。お心は大きくお持ちいただけると、ジオンの為に素晴らしいことだと思われますな」
- ララァから「力の様なもの」を感じたと発言した後、シャアから「私から何を感じるかね?」と尋ねられた際、ギョッとしたような表情を浮かべ、取り繕うようにこう発言した。
- この時点では、シャアは自分がニュータイプだとは自覚していなかったが、シャリアはシャアの持つニュータイプの片鱗を感じ取ったようである。
搭乗機体
スパロボでの搭乗機体
余談
- 劇場版では登場しないが、これは尺の都合によるものと安彦良和氏の「シャリア・ブルのエピソードは不要」という進言があったためとされる。
- また氏の執筆した漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』においては、登場こそするもののTV版の温厚な人柄とは全く異なり、プライドの高い傲慢な人物して描写されており、ギレンに対して一歩距離を置いていたアニメとは違い、強烈なギレン派としても描かれている。戦闘でも常時冷静にアムロの力量を見決めていたTV版と比較して、こちらは戦闘中に逆上したりするなど冷静さを失う場面も。結果的に撃墜された際には実験動物みたいな扱いを強要したギレンに対する嘆きとも恨み言とも言える絶叫を残して戦死。シャアからも「この程度の男」と酷評されることになる。TV版で登場した時期は丁度安彦氏が入院中で、氏が製作にタッチしていないキャラであるという事とは恐らく無関係ではあろうが、何故か安彦氏絡みでことごとく扱いが悪くなっている。
- 元々、オリジナルのTV版が話数短縮されず予定通り全50話で製作されていた場合、彼の出番はもっと長く大きいものと予定され、アムロのニュータイプ覚醒にも大きな役割を果たすという、ニュータイプ版ランバ・ラルのような立ち回りになる筈であったという。1stガンダム事実上の打ち切りの被害を最も被ったキャラクターなのかもしれない。
資料リンク
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